虫プロの「哀しみのベラドンナ(1973年)」を最後に消滅してしまった日本のア○ルトアニメーション。もう、二度と現すことなく消えて行くのかと思いきや、1984年、ビデオが販売される時代となった頃、「劇場でもダメならばビデオでやればよい」と考え一番手のワンダーキッズが最初のア○ルトアニメを2本販売するのですが…、1970年代の古臭い劇画調では当然売れず、1980年代のアニメ寄りのデザインにした第3作目の「仔猫ちゃんのいる店」は大ヒットとなり、ワンダーキッズの3作品(変奏曲、サーフドリーミング、シーサイドエンジェル MIU)発売した、「日本のア○ルトアニメビデオのとして役目を終えた」と言って、ワンダーキッズは戦線離脱宣言をして引退。2番手の創映新社/フェアリーダストは「くりいむレモンシリーズ」に関しては最初、2話収録でエ○シーンをメインで発売しようとしたが、ビデ倫は「これでは売れんから日常場面をつけろ」と言われて日常場面のAパートを追加して分割販売した結果、亜美シリーズの第1作目とエスカレーションの第1作目は大ヒットし、エ○+ファンタジーのラルシリーズ、有名アニメーター参加のポップチェイサーでヒットを飛ばします。この創映新社のヒットを見た他のビデオ会社たちも参入(オレンジビデオハウス、ジャパン・ホーム・ビデオ、レッツ、映研、にっかつビデオフィルムズ、オールプロダクツ、富士アート、白夜書房、パル企画、SHOWA、宇宙企画)等も参入致しますが…、光っていたのはオレンジビデオハウスの「ドリームハンター麗夢」、白夜書房の「魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく」、宇宙企画の作品群だけで他は…なんか…「くりいむレモンシリーズ」に便乗した物が多く、創映新社の「くりいむレモンシリーズ」の牙城を崩すに至らず…。最後の西崎義展のJ.A.V.N.(ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク)から発売された「超神伝説うろつき童子シリーズ」は…、「くりいむレモンシリーズ」とは大きく異なった別路線で挑んだことで大ヒットしました。創映新社/フェアリーダストは「くりいむレモン」シリーズをリニューアルさせて、姉妹作的な形「ミッドナイトアニメ レモンエンジェル」で更なるファンの獲得を狙おうとするも…1989年にある事件が…(以下略)。
結構、1973年をもって一旦途絶えた、日本のア○ルトアニメ作品群は家庭用ビデオの登場で再び脚光を浴びる事になり、1980年代中期はア○ルトアニメ作品戦国期に入ったものの、1989年にあの事件が発生した事によって終焉を迎えてしまう事になります…。
結構、エ○くてごめんなさい…昭和期ア○トアニメの作品も結構埋もれてしまった作品がいくつか存在するので…(こんな事を書く自分はどうかと…)。