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[Name] winbee [Title]
[882]

今回の題材は私好み(笑)のものでありながらもコメントが頭の中でなかなか纏まらずこれまで機会を逸してきました。

またまた取りとめない話になりそうですがご容赦ください。

 私の80年代当時の愛読誌に「ビデオコレクション」(TVガイドの東京ニュース通信社のビデオ専門誌)と言うのがありましたが、あるタイミングからOVA作品が五月雨式に増えてゆくのには当時凄く驚きました。
 「キャプテンハーロック」の頃から大御所の東映動画ですら国内で製作体制が取れないほどのオーバーフロー状態だったのに毎月10本も20本もリリースする余力がどこにあったのか不思議でした(今はもっと凄いですが)

 東映や東宝などの映画大手やビクター、キングなどのレコード会社系が次々に名乗りを上げて参入していたせいか、同誌の広告はOVAの花盛り状態でとてもすべてを把握しきれない感じでした(当時同志を購読していた理由の一つに「アニメ雑誌が取り上げないアダルト系も網羅していた」というのがありましたが、これも入れるとますます凄い事にw)

 前のコメントで出ていました「バビ・ストック」ですが発表当初「全26本リリース」という空前のキャッチフレーズだったと記憶していますが結果は2本で打ち切り。当時のOVAの問題である「タイトルから中身が類推不能」と言う欠点がもろに響いた印象があります。
 原作が有名か、既放映のTVの番外編または続編な場合(これは今でもDVDのおまけレベルで現在も存続していますが)は別として企画段階からオリジナルと言うのはそれ自体が大きなハンデなので余程広告力に頼らなければ売る事が難しい点で、金が有り余っていたバブル時代の申し子の様に感じています。

 当時はバブルの最中だったのに金欠状態が続いていた私は大枚はたいてOVAを買う余裕が無かったのですが、90年代前後からテレ東やキー局の深夜枠、或いはローカル局の日曜昼間の埋め草に何本かOVAが掛かる様になりそれなりに渇は癒されました。

やはり印象的なのはメジャーどころで評価も高かった「エリア88」とか「ゴーショーグン・時の異邦人」辺りでしょうか。
 後者についてはテレ東はよくこれをゴールデンタイムにやったものだと感心しましたが。

 バンダイ系の「トワイライトQ」「アーバンスクエア」辺りは日曜昼の埋め草扱いでしたが、正直「買わないでよかった」と言う感想しか(笑)

 今回そちらで取り上げられたサードパーティ系のOVAは殆ど広告でしか知らなかったものばかりなので非常に参考になりました。

 あの当時のOVAは玉石混交というよりも砂場の砂の中から砂金一粒を見つけるレベルに近かった感じもありますが、隠れた佳作が次回にまた取り上げられる事を期待して筆を擱きます。

2017/11/26/(Sun) 21:47:37


[Name] 管理人mvunit [Title] 昭和オリジナルビデオアニメの風景
[883]

winbeeさん、書き込み有難うございます。
昭和という時代で絞り込んで今回作ったページですが
ОVAという、当時海のものとも山のものとも解らない代物を
どう調理したものか試行錯誤していた時期、いろんなものが
各社から発売されていましたね。1980年代中期以降は家庭用VTRが
そろそろ全世帯の半分近くにまで普及してきた頃で、
デッキも10万切る値段のものが出始め、
テープも一本1480〜1980円くらいまで下がってきたので
ここが商機!と踏んだのかもしれませんね。
1983年頃は愈々ソフトメーカーが「収録時間60分・価格9800円」と
いった低価格設定で攻勢をかけてきた時期でもありましたし
EMOTION(現・バンダイビジュアル)がその値段で
「マクロス」「ミンキーモモ」「怪奇大作戦」「マイティジャック」を
販売し始めて当時話題になりましたね。
(それ以前は、30分9800円がやっと。
1980年ごろだと東宝ビデオが「モスラ対ゴジラ」を
90分50000円で売ってましたね…。
学研のビデオ「日本万国博」なんか20分で20000円!)
普及につれて大量生産でコストが下がり、
ソフトの値段も一気に入手しやすいものに
なったわけで、1988年頃になると1980円のビデオソフトまで出る始末。
(大陸書房とかね)
この10年間の価格の下落具合は目を見張るものがあります。

話がやや逸れましたがOVAに戻しますと、
当時レンタルビデオ店が日本中に普及し始めていた時期で、
(チェーン店舗より、まだ個人経営の店が割合的に多い時代。)
私もOVAは結構レンタルで観ました。とはいえ当時(1984〜6年)は
レンタル料金も高くて。
二泊三日で一本2000円取られました。(新作は+1000円)
故に結構選って選って、悩んで悩んで。友人と金を出し合って借りて
家で鑑賞会やってたりもしましたね。ましてやOVAは事前情報が
専門雑誌チェックしないと解らないもんで、
アニメ雑誌の批評家の点数とかよく参考にしつつ借りていました
(それが絶対的評価でも無かったのですが)。
あとパッケージに騙されたり。パッケージがすごく扇情的なヤツで
実際観てみると「なんじゃこれ」ってのも当時よくあって。
あと、有名アニメーターの初監督作品、というのも
よく騙されて(苦笑)。

アーバンスクエアは当時EMOTIONが期待のOVAとして
「強殖装甲ガイバー」「ブラックマジックM―66」と共に
大きく宣伝していた作品でした。
アメリカン風味の本格ハードボイルドアニメというふれこみで
うる星の高田明美がキャラを描いている(作画監督は本橋秀之)と
いう事で期待させられましたが…
たしかに銃や車は細かく描いてるし、
実物主義のマニアにはタマラン作画と思うのですが
なんか食傷気味というか、撃ちまくる銃撃戦&派手なカーチェイスばかり
目に付いて、ハードボイルドというか、アメリカを舞台に日本の石原プロの
刑事モノを見せられてるような感じに終わっちゃいました。
ただ、当時のOVAでは作画はハイレベルだし、
ストーリー的にも破綻は無いので良心的な作品とは思います。
アニメだから派手なカーチェイス&銃撃戦は入れないと、と
いうコトだったのかも知れませんが、結果的にそれが
ノリとして浮いている、そんな作品だった印象です。

トワイライトQは第一作の「時の結び目」はなんというか、
「世にも奇妙な物語」あるいは
「週刊ストーリーランド」のノリでしたね。
オーパーツの謎を追う少女のお話で、個人的には可も無く不可も無く。
問題は二作目の「迷宮物件」。ああ、モロに押井哲学劇場。
派手で印象に残るシーンは
冒頭のジャンボが錦鯉にメタモするシーンくらいで
あとはひたすら夕暮れの文化住宅でオヤジと幼女の怠惰な日常を
モノローグで語り続ける作品。
押井ファンにはたまらない作りなんでしょうけど。
結果6本作る予定だった「トワイライトQ」はこの2本で打ち切り。

エリ8もゴーショーグンもTVで放映してくれたので
チェックしました。エリ8はあれが初映像化だったのかな?

一般向きのOVAですら網羅しきれない膨大な数があるのに
この上にアダルトOVAも含めるとこれはもう…。
ただ、当時一応チェックを入れておりまして(学術的意味で)、
大小様々なメーカーの作品を視聴したしましたが…
はっきり言って、黎明期の多くのアダルトアニメは
作画・動画・演出的にどーしようもない残念な仕上がり。
限られた予算と時間とスタッフで何とかやりくりすると、どうしても
クォリティ的に破綻をきたすのは自明の理と言いましょうか。
当然そんなものが30分9800円という、当時的にも割高な値段で
売られるのですから更に売れず。
(1986年当時、AVは60分9800円位が普通)
結果、多くのビデオ会社やアニメスタジオが連鎖倒産。
なかなか鉱脈なんて掘り当てられるものでは無いようです。
今改めてみるとその変な作画や、ありえない超絶展開に
思わず「面白いかも?」と言ってしまう自分が可笑しくなります。
今の感性ならこんな発想やストーリーには絶対ならない、と。
そういう意味でもこういうアダルトアニメもまた
「昭和の忘れ形見」と言えるのかも知れません。

現在年末の更新に向けて製作中です。
またご意見ご感想等お寄せ戴ければ幸いです。

2017/12/04/(Mon) 21:26:20




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