尊師谷口雅春先生・谷口清超先生共著 <苦難と恐怖の克服法>(人間救いの原理)③ (3911) |
- 日時:2016年10月31日 (月) 07時02分
名前:平賀玄米
ハードマン博士の教会で、どういう祈りをやっているかと云うことは、次に掲ぐる博士のメンタルサイエンス・インスチュート主催の1946年1月20日ブロードウェー劇場に於ける日曜礼拝大会の順序書きを見ればわかるでしょう。 序曲の次に左の如き讃歌が楽音なめらかに流れ出ます。
HYMN――Softly and Tenderiy Softly and tenderiy love now is healing. Healing both you and me, Stand at the portal of thought ever knowing Love cares for you and me. CHORUS–Dear one, believe and know, Ye who are doubting believe and know. Earnestly, Love now is healing. Healing both you and me. O know the peace and the love of our Father, Promised for you and for me; Tho’ we have doubted God’s wonderful power, He bless you and me. 讃 歌 やさしくも、いとやさしくも、 やさしくも、いとやさしくも、 愛は今いやしたまえり、 いやしたまえり ともども 我らを、 つねに知らざるところなき 心の門にたちたまい、 神の聖愛(みあい)はみまもれり、君と我とを。 合 唱 愛する者よ、信ぜよ、知れよ。疑う汝ら信ぜよ知れよ。たゆむことなく、いとやさしくも、 愛の癒しは今もつづけり、愛の癒しは君と我とに。 あわれ知るべし、父が我らに 約束したまう平和と愛を、 不可思議力を疑うとても 神は吾らを祝福したまう。 (この讃歌を静かに心の中で瞑想し、やがて心の中にその応答として次の如く念ずるのである。瞑想語英文省略) 「吾は神の無限の愛と無限の智慧とをもって安全に包まれているのである。 吾は神の無限の愛と無限の智慧とをもって安全に包まれているのである。 神の愛が、神の愛が、無限の愛が、そして智慧が・・・」(谷口雅春・概訳)
上記の讃歌と瞑想の語とを見ると、全く生長の家の神想観に於いて念ずる言葉と酷似していることを見出すのである。生長の家の信者たちも、この通り念ぜられても好いし、英語を知っている人は、英文のまま以上の讃歌を心に念ぜられるも好いことです。
何故なら、あまり念ずる言葉が毎回同一であって、心がその言葉に慣れ過ぎてくると折角の思念の言葉も感銘が薄れて来、心に眞に念ぜずしてただ機械的にある言葉を繰り返している事、恰も慣れた歩行が何ら心に歩行を思わずに行われるのと同様になるからです。
静かに呼吸をしながら「やさしく、いとやさしく、いとやさしく神の愛が流れ入って、今自分をそして諸君を癒し給いつつある」と念ずることや「神の無限の智慧と愛とが、自分を一ぱいに包んでいる」と念ずることなどは、身近に神の生命を、息吹を、愛を、保護を、智慧の導きを感ずる事になりますから、二つの心、「個」としての「表面の心」と「我に宿る天の父」としての「内部の心」との融合に最も妙なる結果を齎すことになるのであります。
つづく <平成28年10月31日 謹写> ありがとうございます
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