カタツムリのように中々読了出来ないで困っています。 (9263) |
- 日時:2018年04月23日 (月) 23時44分
名前:中仙堂
このような極端な苦悶の中で、仁斎はやっと重要なことに気がづく、朱子学は孔子の開いた儒学の伝統を受け継いで「八条目」の世界を作り上げたとよく言われるが、しかし先聖の孔子の残した『論語』や孔子と列ぶ亜聖・孟子の『孟子』など、儒教の最初の経典を上から読んでも下から読んでも朱子のいう「格物致知」も「誠意、正心、修身」も「斉家」も「治国平天下」も何一つ書いていないではないか。ましてや孔子や孟子は「存天理、滅人欲」のような過激な言葉を発したことは一度も無く、人間味に溢れるそれらの先聖はただ、人間が豊かな人生を送るためにはどうすればよいかを淡々と語っているだけではないか。 つまり、朱子学の唱える峻烈な原理主義とその実践法は、儒教の創始者たちの考えとは全然違うのではないか、と仁斎は気が付いたのである。 そこから、仁斎の朱子学に対する彼自身の離反が始った。 (石平氏著 『なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか』引用)
私がこの書を購入して読了に矢鱈に時間がかかって、中々ご紹介に至りませんでしたが、此処を読んで何処かのお話しに非常に酷似していると思いませんでしょうか。
このような極端な苦悶の中で、○○はやっと重要なことに気がづく、現教団はは尊師の開いた光明思想の伝統を受け継いで「今の教え」の世界を作り上げたとよく言われるが、しかし尊師の残した『生命の實相』など、生長の家の全ての経典を上から読んでも下から読んでも○○のいう「環境問題」も「右脳、左脳」も「ノーミート」も「凡庸」も何一つ書いていないではないか。ましてや尊師は「右翼的」な過激な言葉を発したことは一度も無く、人間味に溢れるそれらのみ教えはただ、人間が豊かな人生を送るためにはどうすればよいかを淡々と語っているだけではないか。 つまり、三代目の唱える峻烈な原理主義は、生長の家の創始者の考えとは全然違うのではないか、と○○は気が付いたのである。 そこから、我々の教団に対する離反が始った。
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