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革マル派がついに国会で表に出てくる … 青山繁晴 「虎ノ門ニュース」 (7970)
日時:2017年10月24日 (火) 09時26分
名前:童子

■10/23放送 DHCシアター「真相深入り!虎ノ門ニュース」


(居島一平: 終わりましたね。 昨日の台風の影響で、一部地域でまだ開票がっていう所もありますが、大勢はもう判明したということで…)


 自由民主党がどうこうというより、敗戦後の日本社会の歪んだ部分が、枝野新党の異常な拡大ね、空っぽですからね。 ただ左翼っていうだけですよね。 それも革マル派の影響も指摘されてるし。

(居島一平: 3倍増ですもんね)


 それから、正直、もともと当てにしてないし、テレビのことなんですけど、当てにしてないし、あんまりひどいからほとんど見てないけど、あんまりにも昨日の報道めちゃくちゃでしょ。


(居島一平: ああ、あの特番のね…)


 たとえば、自分で安倍総理に、森友・加計はまだだ、国民は疑惑でいっぱいですみたいなこと聞いて、安倍総理が、いや、国会審議ではこうでって言ったら、そこで切っちゃうでしょ。 暴力ですよね。


 だから今の政権が安泰でっていうことじゃなくて、敗戦後の72年間、どれぐらいおかしな○○、○○○が積もってきたのかっていうことをね、実感してるんですね。 僕は安倍総理と憲法改正について意見が違うし、胃が痛む心境ですよね。


 (1) 自公300台  安倍政権継続 衆院選


 全国、北海道から福岡まで、応援して歩いたわけですけど、但し、自由民主党から指示されて動くってことは一切しなかったです。 自分で考えて、というか有権者の立場に立って考えて、実際にこの人は国会に戻ってこなきゃいけないと、特にこの時だから帰ってこなきゃいけないと、友だちっていうことよりも…。


 自分で判断して、だから応援演説の中身も候補者と1秒も打ち合わせせず、日本と世界とアジアのために必要だと思うことを話したんですけど。 政治部の記者やってましたから、選挙はたくさんいろんな立場で携わってきたんですけど、一言で言うと、のけぞるような選挙で。


 まず、政策論争が実はほとんどない。 自由民主党の現職議員だから誤解を招かないようにしなきゃいけないけれども、具体的な政策っていうのは、自公の側にしかないんですよ。


 ずっと選挙戦の最中に一緒にいたのに、論争がないというのは、具体的な公約であれ、あるいは祖国のあり方をこうしましょう、教育をこうしましょうって話は、公平に言って、ほとんど自由民主党だけに聞こえたわけです。


 公明党の方々の演説聞いてないので良く分からないんですけど、公明党の方って、自由民主党の候補者の支援に来られてても、慎み深くて、公明党はこうなんだっていうの、僕は一回も経験しなかった。



 ただ、枝野新党や小池新党の側の演説は、無理をしてでもなるべく聞くようにしてたが、これは 「安倍一強政治を許さない」 って、それ政策ですか?


 だいたい安倍一強なの? それ自体が変だし、安倍一強政治を許さないとか、森友・加計のもやもやを今後も追及しますって…。 しかし、もし総理が犯罪犯してるんだったら追及するのは当然、司法機関であって…。


 僕は正直ね、あなたは、憲法の一番大事な部分、護憲派って言ってるけど知らないんですかと。 立法と司法と行政と、三権分立になってるのが、一丁目一番地で。 で、国会が立法を怠って、司法の真似事してるっていうのは、おかしいに決まってるじゃないですか。


 それはイデオロギーとか、あるいは森友学園事件、それから加計、僕は冤罪だと言ってますけど、要するに加計がどうしたこうした、本当は加計じゃなくて獣医師の問題。


 で、そういうことを追及するっていうのは、国会の審議時間はいくら延ばしても、国会延長しても、それから閉会中審査やっても限られてるから、立法の仕事怠るってことに過ぎないし。


 それから昨日、地上波のテレビで安倍総理も、もっとはっきり言った方がいいと思うけど、あれだけやりながら、ご自分が具体的にどういう犯罪犯したかとか関わったかとかは、前川さんといえども誰も言えなかったってことをおっしゃってたけど、それが、いや、これからも犯罪として追及したいって言うなら、これは司法権の侵害ですよね。


 だから、たとえば憲法を守るっていうのはいちおう政策って言ってもいいのかもしれないって、僕は妥協しながら言ってるんですよ? 僕は政策と思わないんですけど。


 日本国憲法は103条もあるが、その中には96条に改正条項が入ってる。 この改正条項を一切使うなというのは、これは明らかに護憲派じゃないですよね。


 憲法の大事な部分は、96条に改正の手続きを定めてるってことは、当然人間が作ったものですから、瑕疵、つまり傷もあれば、場合によってはもちろん欠陥もあり得るし、何よりも時代が変わり、世界が変化するので、変えて下さいって意味ですよね、96条っていうのは。 変えろとは書いてないけども、変えることが前提になってるわけですよ。


 それが、北朝鮮がここまで脅威が膨らんでいようが、ここまでAIをはじめとしてテクノロジーが変化しようが、それから僕たち、秋を失ったでしょ、四季を失って、環境がここまで激変してる。


 なのに、何があろうが、槍が降ろうが、憲法は一字一句変えちゃいけないって言うならば、憲法96条をないがしろにしてるんで、これ全く護憲派じゃないわけですよ。


 だから、憲法とは何かっていう、それこそリーガルマインド、遵法精神からして全く分かってない話だから、もう政策以前なんですよ。 でも、まあそこも妥協して、いや、野党のおっしゃることちゃんと聞きましょうって言うんであれば、憲法9条を、僕は安倍さんとも意見違うんですけど、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない、国の交戦権はこれを認めないという状態で、じゃあ朝鮮半島で有事になった時に、安保法制でやっと自国民を救出できることになってるけれども、じゃあ朝鮮人民軍がそれを邪魔した時にどうするんですかっていうね、それが政策論争でしょう?


 それ全くないんですよ。 とにかく、憲法を守ろう、安倍一強政治を許すな、森友・加計を追及しろ。 これはいったい選挙と言えるのかなっていうのが、一番僕は、ショックだったんです。


 だから自由民主党が300台と書いてるけど、もっともっと多いですよね。 投票日直前の情報機関の予測は313だったんです、自公。 ほぼそれぐらいですよね。


 それだから良かったねとか、ましてやめでたいなんてことは全く思えなくて、日本の政治、特にメディアの腐り方が、ここまで来たのかっていうね。


 たとえば枝野新党が、公約ももう一度見てほしいんですけど、政策と呼べるもの、ほとんどないんですよ。 小池新党ももちろんのこと、消費増税凍結、じゃあたとえば僕と意見が違う安倍さんや、渡海紀三朗さんっていうね、この番組で学習指導要領のことをお話しした代議士いらっしゃいますよね (17/6/26参照)。


 (居島一平: 元文科大臣…)


 渡海さんは、兵庫県の選挙演説で半分強ぐらいは、増税必要だって話をされて、応援に行ってる僕は、消費増税反対という話をしてて。 当然、選択に困るっていうメールもいただいたんですけど、それがまさしく大事なので。


 たとえば、お互いにそういう論争をするってことが与党の中ではあるのに、与野党でないんですよ。 だから今、こういう状態 (下向き) になってるんですよ。


 自公が313プラスアルファだという問題じゃなくて、祖国のために自由民主党も公明党も安倍政権もあるんであって、問題は祖国の状態なので、これをもうこう (上向きに) させないといけない。 いったん底を打って、もう一度上げなきゃいけないんで。 ということは、これからの国会審議なんですよ。



 だからどうしても、たとえば獣医師の問題、加計ってほんとは獣医師の問題やるならば、これ共産党の議員にもお話ししたんですけど、衆議院の人は (選挙で) いないから、参議院の人にお話ししたんですけど、選挙後の国会、ひょっとしたら臨時国会やらないかもしれませんけれども、まさしく戦争危機と、それから外交日程が立て込んでるからできないかもしれないですね。


 でもいずれにしろ、明けて1月からは通常国会100%、法の定めによりやらなきゃいけないので、その時にまたそれやるんだったら、必ず加戸守行前愛媛県知事に、共産党も聞いて下さいと。 明らかに避けてますよね? と。 避けてないっていう返事が返るのかと思ったら、返事なかったんですよ。 一生懸命違う話をされようとするんですよ。


 だからどうしてもやるんだったら、そういうふうに堂々としていただきたいんですよ。

 
 それと、これは選挙中に、意外かも知れないけど、小池百合子さんがちらっとおっしゃってたんだけど、僕は今回の総選挙で、小池さんが言った唯一まともなことだと思うんだけど…。 いや、但し、ごまかしの話のために使ったんですよ。 本当は小池さんは総理になりたかった。
 

 だからもともとの原案では、キボウノミクスだった。 これは僕は民進党に友だちも多いですから、これ知った時には、これやばいと思いましたよ。 アベノミクスよりもいいもん、キボウノミクスって言われると。


 中身をその当時の民進党の人に聞いたら、何もなかったんで、これ僕はゼツボウノミクスになっちゃうって言って、言い合いになるかと思ったらならないんですよ。 向こうもそう思ってるので。
 

 で、それが次はコイケノミクスになって、小池さんの正体がちょっと出てきたと思ったら…。 そこまでなんですよ、協議は。 落選した若狭さんも含めて。 ほとんど若狭さんは協議してないけど、辛うじて協議して多のはそこまでです。


 それで10月10日の公示の4日前の10月6日の、政権公約発表する記者会見で、突然、ユリノミクスとでも申しましょうかと言っちゃったんですよね。 僕の知る限り、誰も聞いてないわけですね。


 これは、『月刊Hanada』 にそのように書いたんですけど、これは衆議院に出たいからです。 どうしても名前を刷り込みたいんです。 これはね、政治部記者時代から気がついてるのは当然なんですけど、特に衆議院議員にこの癖は強いんですよ。 参議院はやっぱり6年に1回でしょ。
 

 衆議院はよく常在戦場って言ってるでしょ。 常に国のことを考えてくれてると善意に解釈してる人がいるけど、違うんですよ。 いつ解散になってもおかしくないから、ずっと選挙という戦場にいるという、自分の話なんですよ。 でもこれは衆議院議員の癖になってる。


 すると参議院議員以上に名前を売り込むから、小池さんは自分が総選挙に出ようと思ってると、やっぱり百合子っていうのを売り込みたいから、ユリノミクスになった。
 

 それを追及されるのを交わすために、テレビの取材で、日本の総理大臣なんて酷使されすぎで、私はなりたくないわみたいなことをおっしゃった。


 だから本心を隠すために、嘘を言うために取って付けた話だけど、日本の総理大臣が国益にそぐわないことをたくさんやらされてるのは事実なんです。
 

 その最たるものが、立法府の僕があえて言いますが、国会に縛りつけすぎなんですよ。 世界にないんですよ。 ものすごく小さい国は知りませんが、主要国では全くないんですよ、それ国益に反するから。


 だからもしも通常国会であれ、臨時国会であれ、あるいは特別国会延長する方法もありますが、そこで森友・加計をもう一回やるんだったら、これ総理の出席より何より、特に加計については野党が今まで質問してない加戸守行参考人に申し訳ないけどもう一度来ていただいて、もちろん前川さんにも来ていただいて、そういう質疑をやるべきです、どうしてもやると言うなら。


 今後のことは、実はこれ以外に話すことはほとんどないんですよ。 なぜかというと、まず組閣は、安倍総理は昨日もちろん明言されてませんけど、人事はこれから考えるとおっしゃってたけど、仕事師内閣を組閣して、北朝鮮危機に対応するためやむをえず、戦争にならないのは今だけだから、トランプさんが11月5日に来る前だけだから、だから仕事師内閣が仕事する時間がないまま、解散総選挙で膨大な時間を費やしたんですから、当然組閣は同じメンバーで行くべきです、よっぽど特段の事情がない限り。 ということは、人事ももうテーマじゃないんですよ。



 で、自公連立のあり方も、改憲の時にたとえば小池新党を入れるのかどうか、っていうのはあるけど、実はもう明々白々に言うと、でかいのは自由民主党だけで、公明党も実は今回は縮んだし、枝野新党は爆発的に増えたって言うけど、もとが15〜6しかいないんだから、増えたってせいぜい50ちょいなわけでしょ。


 自由民主党の圧倒的な、絶対安定多数を、全ての衆議院の委員会を全部過半数も握って委員長も出せるっていうところを、もう自由民主党単独で超えてるんだから、だから本当は勝負にならないわけですよ。 だから今度は自由民主党の内部になるんですよ。



 これは安倍総理は昨日のテレビインタビュー、途中で切られたりしながら…、まあ本当に総理大臣って我慢強くないと…。 っていうかね、やっぱりはっきり抗議した方がいいと思うよ、僕は。


 なぜ私の話を途中で切るんですかって。 だって質問してるんだから、そっちが。 でも、切られたりしながら…、あ、ちなみに言うと、枝野さんはもう300議席取ったんじゃないかってぐらい、ずーっと、ね。


 だって聞くことほとんどないんですよ、政策ないんだから。 いや、これは客観的に言って、政策らしい政策、具体的には何もないんですよ。
 

 だって、立憲民主党と言ってるけど、そして石原慎太郎さんが枝野は男だっていう、考えられないことを、小池さんに意趣返しのつもりなのか、とんでもないことをおっしゃってる。
 

 何をおっしゃってるんですか。 前原誠司さんが民進党の両院議員総会やった時に、枝野さんも辻元清美さんも菅直人さんも長妻さんも、みんなOKして、で、小池さんに排除って言われて、出て行かざるを得ないから作っただけであって。


 だから何が立憲主義なのか、何が民主主義なのか、哲学がそもそもこんな状態 (あっちこっちに飛んでるようなジェスチャー) だし、本当は。 過激派に近いんじゃないかって方から、全然そうじゃないって人も実はいらっしゃるし。


 だからこうやって膨れ上がってるだけだから、具体的な政策言えないってことは、中身がないってこと以前に、これはだから旧民進党と全く同じで、これ言ったら要するに誰が納得するか納得しないのかも分からない状態、星雲状態のまま国会に来るわけですよね。


 で、従って、今後の政局は、まずもちろん憲法改正になるんですよね。 逆に言うと、これから2年間、国政選挙ないんですよ、補選は別ですが。


 そして安倍総理が急いでやろうとした、とにかく自衛隊を合憲だけにするっていうのも、朝鮮半島危機におそらく間に合わないんですよ。 これも言い切れませんよ?


 これから、水面下の交渉もありますから、ずるずる半島危機の解決に何年もかかるってこともあり得ますが、基本的には、それだとこんな大急ぎにトランプさんも来ないので。


 これは誰にも分からないので、専門家のはしくれだから、逆にはっきり言っとかなきゃいけないんですけど、まだ確定したもの何もないけど、どうも間に合わない可能性があるから、そうするとむしろ腰を据えようかって雰囲気が少しありました、安倍さん。


 で、しきりに安倍総理も、主要な政治家も、国会の憲法審査会ってことをおっしゃるけど、憲法審査会で議論を煮詰めてっておっしゃるけど、これは安倍総理の物言いと僕は意見が違うというか、もう適当なこと言わないでほしい。


 じゃあ憲法審査会で議論を煮詰めていったら、枝野新党が9条改正してもいいとか、歩み寄りが出てくることあり得るんですか? あり得ないですよ。
 

 熟議とか議論が噛み合うってことはないんですよ。 あるんだったらこの総選挙で、憲法守りましょうって話だけにならずに、憲法96条を活用してどこを直すのかって、そういう話に一切ならずに…。


 しかも憲法は、第1条から第8条という一番大事なスタートのところに全部、天皇陛下のことが書いてあるのに、天皇陛下のご存在を本当は認めない共産党が護憲政党と言ってると。 で、共産党は今回、枝野新党にすり寄って、何とか院内会派で勢力を保持しようとしてるでしょ。


 だから護憲じゃないのに護憲と言ってる共産党。 天皇陛下を完全に認めない限りは、護憲政党とは全く言えないわけですよ。 枝野新党も96条の改正条項を事実上認めないわけだから、これも護憲政党とは言えないでしょ。 そうすると議論が煮詰まるわけがない。


 話を元に戻すと、だから安倍総理も、夕べのインタビューで憲法審査会で詰めてっていう趣旨をおっしゃったけど、これ煮詰まらないんですよ。


 どこで煮詰めなきゃいけないかというと、自由民主党の中の、憲法改正推進本部の議論で、これ解散になる前に、安倍総理が、しかも党の会合でも国会でもなく、突如として、ビデオメッセージで、9条2項そのままで自衛隊合憲を付け加えるとおっしゃって、で、憲法改正推進本部の会合が開かれました。


 佐藤正久さん、西田昌司さんが、賛成意見を述べられて、僕は絶対反対ですと申し上げて、全体としては反対意見が少数だった。 あのままの勢いで押し切ることも可能だったと思うが、それしなかった。


 まだ分かりませんが、昨日の安倍総理の雰囲気、電話とかしてませんから、雰囲気だけですが、もう一度振り返って考えようという雰囲気があるんですよ。

 なぜかというと、さっきの、僕の話は例によって全部つながってるんですけど、北朝鮮 (危機) にはもう間に合わないんじゃないか、そこで将来に禍根を残すような改正、拙速な改正じゃなくて、2年間国政選挙がない、安定してやれるから、じゃあ2項どうするか、もう一回考えようって雰囲気が安倍総理にありました。


 というのは、安倍総理はわざわざテレビで、インタビュアーが何も聞いてないのに、自由民主党はもともと2項を削除するって案がありましたと。 最近言わないようにされてたのが、おっしゃってたんですよ。これは総理の発言としては重要。


 だからまず自由民主党の、しかも保岡さんっていう仕切り役が引退なさって、そして高村正彦さん、安倍さんの自衛隊合憲だけくっつけようという案の本当は推進者です、ずっとそうです、高村さんは。


 僕これ意見違うんですけど、長い長い、僭越ですけど友情があるんですが、そこは意見違うんですよ。 その高村さんも引退なさって、息子さんに世襲なさった。 でも引退した高村さんなのに、副総裁に留まってくれと安倍さんが要請されて。 だからその頃はまだ加憲案だけで行こうという考えだったと思うんですよ、安倍さんは。


 ところがこうやって勝ってしまって、枝野新党は膨らんだように見えるけど、はっきり言うと希望の党、この名前言いたくないんですけど、希望って言葉を私たちに取り戻したいから、そことどんぐりの背比べみたいになってるわけですよ。


 ばらけた状態になってるから、そうするとムキになって、拙速でやるよりは、もう一度自由民主党らしく党内で議論しようということなんですよ。

 だからこの総選挙を受けた焦点というのは、3つぐらいしかなくて、まず、自由民主党の中の議論がどうなるか。参議院含めて。
 

 それから枝野新党が拡大を図る。 というのは、これ枝野さんはやっぱりこかで説明なさるべきだと思います。 たとえば北海道で昨日ね…。


 昨日、まず、台風直撃で最初は出足が悪くて、情報機関が、これ滅多にないと思うけど、投票所まで人を出して、アルバイトとかじゃないですよ? 情報機関の正式な国家公務員を出して、投票の出足を見てですね、で、僕のとこにも要請あったんですよ、すごく悪いと。


 これどこに有利って話じゃなくて、投票率を下げるっていうのはよくないから、青山さんも努力すべきだと。 僕もそう思ったから、ブログに書いたり、あちこち電話したりして、低いけれども、史上最悪の投票率になることは避けられましたね。
 

 その後、情報機関がどこに着目したかというと、出口調査。 情報機関は出口調査は一切行いません。 推測するだけ。 本当はもうちょっと具体的な手順があるけど、今は伏せておきましょう。


 で、その時に、北海道で、比例の投票先が枝野新党が第一党になったんですよ。 最終結果がどうなったかは僕も知らないんですけど、少なくとも投票所から出てきた方々、それも早い時間に行ってる意識の高い方々は、枝野新党が、比例の投票先は北海道では第一位だった。 自由民主党より上で、他はもう全然少なかった。



 これは実は、JRの労働組合と関係があるんですよ。 JR北海道っていうね。

 それからJR東日本、こういうところは革マル派の、革マル派って別に蔑称じゃなくて、ご自分たちとして、革命的共産主義者同盟、革共同の革命的マルクス主義派って自分で名乗ってらっしゃるわけですよ。
 

 そこと対立するのが中核派なわけですよね。 で、中核派は街頭運動というのか、暴力も含めて、あるいは学生運動に食い込むこと、ずっと目立つことをやってきたんですよ。
 

 で、最近、東大・京大をはじめとして、大学でまた中核派の活動が活発になってるんですけど、革マル派は組織の温存をずっと図ってきたんですよ。

 
 で、北海道で昨日開いたのが、たまたま 「ぼくらの国会」 で、地元の北海道だから申し上げたんですが、JR北海道でいろいろあったでしょ、2011年を中心に。 JRになる時、国鉄を民営化する時に、中曽根政権ですよね、意外にスムーズに行ったんですよ。


 それどうしてですかと、JR北海道の問題で苦しんでる北海道民にお聞きしたら、みんな、うーん、どうしてだろうと。 年配の方は特にね。スムーズに行った気がすると。 そういえば、どうしてだろうと。 これどうしてか知ってる?


(居島一平: 労働組合が極左系の組織に乗っ取られてるっていうことですか)


 それだとどうしてスムーズに行くんですか? 民営化が。 逆に、行かないはずでしょ? 鉄労っていうね、いわば労働運動の中で右派と呼ばれる、そういう、ありますが、そこが主流だったら民営化スムーズに行くはずじゃないですか。
 

 革マル派は道労って言われた、一番、スト権ストとか、そういうのを積極的に打って、乗客がみんな苦しんだ、道労ってかつてあったでしょ。

 で、今は道労は組織の名前変わってるんですけど、それ基本的に革マル派がこう組織を温存していくノウハウに長けてるから、中核派みたいに…、これ何か過激派の名前はもうはっきり言ってどうでもいいんだけど、ブントとかそういう所はワーッと活動するばっかりで、それこそ全共闘はまた違うけど、その典型ですよね。


 革マル派は、組織を脈々と作ることってことをやってきた。 これで分かりません?

 だから実は国鉄の民営化がスムーズに行ったのは、自由民主党の中曽根政権が、革マル派と手を握ったんですよ、実質的に。


 一番過激な所、過激と言いつつ組織の温存を図る、そういう所は、ま、悪魔とも手を組みますよ。 もちろん革命的マルクス主義派から見たら、中曽根総理は、戦後政治の総決算と言ってたから、悪魔に見えるでしょ。
 

 こういう所とは手を組むんですよ。 僕これ全部悪いって言ってるんじゃないですよ? これは政治のひとつの手法ですけど。 そのために革マル派は、旧国鉄、現JRの北海道、東日本の、労働組合の中に、大きな勢力を保持してるから、資金力もあるから、そこから援助を受ける政治家も、実は、さすがに自由民主党にはいないですよ?中曽根派とかそういう所に援助があったわけじゃないけど、その時は手を組んだんですよ。


 それに激しく抵抗したのが、JR東海の葛西さん。 僕は葛西さんと会ったことない。 葛西さんは大学の非常勤講師をなさってたことがあって、革マル派に襲撃されてるんです。


 こういう歴史は、今ほとんど語られないから、知られてない。 メディアはまずこんなこと報じないですけど、実はそこから始まってるわけですよ。 だからずっと国会進出を目指してきたとも言えるわけですよ。


 中核派とかブントとか、ましてや全共闘とか、国会進出なんていうのは想像したこともないわけだけど、おそらく…、いや、それは言いすぎですね、僕はその中にいないから、対極ですから。
 

 でも革マル派はずっと営々とそれを通じて、自由民主党の中に革マル派の議員がいるわけじゃないけど、手を組むノウハウも持ってるわけです。 それもトップと。


 だからついにそれが、今回の国会で出てくるわけです、表に。 だから実はメディアはそこを今後も報じないので、立憲民主党だ、枝野さんだって言ってる、一番の力の根源はそこなんですよ。

 

 それで、僕、何でこの話したかというと、革命的マルクス主義派、通称革マル派は、組織の温存・拡大に長けてるから、院内会派も、たぶん小池新党とか、それから政治家は… (目隠しのジェスチャー)、衆議院もまたいつ解散あるかしれない、実はないけど、当分ないけど、あるかもしれないってことをやっぱり思うから、僅差で落選した奴なんかはもう早くあってほしいと思ったりするから、だから今こう枝野新党が盛り上がって、昨日のテレビ報道でも、もう枝野さんは素晴らしい、保守を名乗ってきた石原慎太郎さんが、枝野は男だと、全然事実に反することを…。


 普通にみんな知ってますよ、この枝野さんも前原さんに乗っかって、小池新党に行こうとしてたじゃないですか。 でもこうやってもてはやされてるでしょ。


 そうすると小池新党からも、他の所からも、なんせ共産党まで今、秋波を送ってるわけですから。 だって志位委員長が、自分の所が食われて、共産党が大敗してるのに、普通だったら委員長クビですよ。
 

 でも共産党は、何が何だか分からないから、誰がどこで決めてるか分かんないから、委員長が今後どうなるか分かりませんけど、委員長が立憲民主党が勝ってうれしいと言ってるのは、個人の感想のわけがない、もちろん。


 共産党の内部から、言えと言われて、言うのが、基本的に民主集中制の日本共産党だから。 だから共産党がこう行ってるでしょ、小池新党がこう行くでしょ (画面に映ってないので分からないが枝野新党に寄っていくジェスチャー?)、社民党ってもうほとんどないけど、でも一定の労働組合の勢力があるでしょ。


 すると抵抗するのは、革マル派ってことを知ってる連合だけですよね。 でも連合の中にも、他の過激派と違って手を入れてるのが、革マル派ですから。


 だからこれは、大仰に考えすぎることはない。 自由民主党が圧倒的な議席を持ってて、他はどんぐりの背比べ。 でもどんぐりを集めていって、栗金時ぐらいにするわけですよ。


 そして、だから僕は冒頭、共同通信出身の僕、メディアの手の内を知ってるから、皆さんにアラームを鳴らしてるのは、昨日の一晩の、一夜のことじゃないですよと、この歪んだ報道が。 今後メディアは枝野新党と手を組みますよと。


 そして国政選挙ないって言ったけど、たった2年後に実は参議院選挙が来て、そこでたとえばねじれが起きると、この回復に12年とか24年かかって、今回の自公300台、こんなの全部吹っ飛ぶような、憲法改正も吹っ飛ぶような、そういうのが眼前に迫ってるんですよ。


 だから僕は、何かもう冗談言う気にもなれないですよ。



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