『新朝鮮戦争』 前夜! 8/14放送 DHCシアター 「真相深入り! 虎ノ門ニュース」 (7360) |
- 日時:2017年08月15日 (火) 00時11分
名前:童子
(★)オープニング
今日はこれ全部 (ボードに貼られたニュース項目のうち左側全部)、誤解しないで聞いてほしいんですけど、戦争前夜というニュース。
僕は 「新朝鮮戦争」 と呼んでますけど、必ずなるってわけじゃないですよ? だから不安になりすぎたりしないでほしいけど、でも、ある種の戦争前夜なんです、これ全部。
これ (中国船が鹿児島沖領海侵入 初確認) もそうです、本当は。 で、日本だけこういう呑気な話 (民進代表選や「日本ファースト」) になってるわけですけど。
今日、「虎ノ門ニュース」終わったら、そのままアメリカに出発です。 主としてハワイ真珠湾のアメリカ大平洋軍司令部、PACOMに。
5月2日にトップのハリス太平洋軍司令官と1対1でお会いして話し合いましたが、それから3カ月経って、8月14日から。 事前に申し上げられないことが色々あるんですけれども、「新朝鮮戦争」 がもしあるとしたら、PACOMがそのまま司令部です。
ワシントンというよりは、ここです。 というのは、太平洋軍の管轄地域が、朝鮮半島、中国、そして我が日本列島。 ロシアは欧州軍の管轄。
司令官のハリスさんが一番上にいて、その下に陸軍、海軍、空軍、海兵隊と四軍ある。 それぞれ司令官クラスの人がいて、実はここ (ハリスさんの横) にこういう感じでいるのが作戦部長で、非常に大事。 こういう方々とそれぞれ1対1で今回お会いする方向です。
但し、朝鮮半島で動きがあると、さすがに僕と協議できる状況じゃなくなるだろうから、行って全く無駄足になることもあるかもしれません。
僕が民間人の時代からPACOMは受け入れてくれてきた、かれこれ10年以上前から。 民主党政権時代にも行ったが、駐車場に車止めて横断歩道渡って、門の前まで行ってドタキャンになったことが。
こっちは日本から来てるのに、中止だと言われて。 その後いろいろ調べたら、民主党政権への不信感。 当時は僕は自由民主党とも民主党とも関係ないが、僕のことを調べて、いろいろ行ってると。 それで万々一、民主党に漏れるのを警戒して。
PACOMという所が、どれぐらいピリピリしてるか。 今日これから行くが、1941年に真珠湾攻撃があったが、その時以来の緊張感かなと。
(1)日米が対北朝鮮結束確認へ 役割分担協議
(今日から、ギャラリーの注目の度合いが高い場合、『注目!!』カードを上げてもらうシステムに)
定例通り、淡々と堅苦しく書いてあって、緊張感もよく伝わらないニュース。
キーワードが2つ出てきた。
「2+2 (ツープラスツー)」 と 「共同対処」。
日米は戦争の準備をしてる、戦争になるとは限りませんが。 日本は敗戦後そういう役割は何もないと、日本国民が危機に陥れられようとも何もできないってことだったのが、共同で対処すると。 左傾化した共同通信の記事にすら、それがすらっと出てくるという。
「2+2」 のおさらいをすると …
日本の外相のカウンターパートナーが、アメリカだと国務長官。 これと一緒に、防衛相のカウンターパートナーが、アメリカだと国防長官。 普段は一緒には会談しない、役割違うから。
この2人と2人が一緒に会談するのが 「2+2」。 日米がこれを開催するようになって長い。 日米安保条約を支える仕組みと言ってもいい。
この 「2+2」 に一度も参加したことのない人がやって来る。 さっきPACOMの話をしたが、あの中の重要人物が今回ここに加わる。 誰かは言えません。
したがって僕の会談予定もそれでずいぶん変更になりました。 現地入ったら、実は真珠湾に自衛隊がいます。 知られてないですよね。 連絡役で、陸海空の自衛隊の中で優秀な人たちが、PACOMに詰めてます。 そういう人たちとも僕は協議しますけども。
そのPACOMから 「2+2」 に史上初めて行くんですよ。
で、ここまではギリギリお話しすることを決心して、今したんですけど、何のことかというと、さっきお話しした戦時体制ですよね。 もうここに直接的な軍の、それも 「新朝鮮戦争」 があるとしたら、アメリカ軍が先に仕掛けるのか、北朝鮮がもう耐えきれなくなって仕掛けてくるのか、どっちか分かりません、中国も今そこに注目してるんですけれども、いずれにしてもPACOMに初めて軍の司令部機能が加わるというのは、つまり戦時体制なんですよね。
もう一回言いますよ、本当にそれで戦争になるのかどうかは別ですが、体制としては史上初めての戦時体制が組まれるということ。
共同通信の記事も含めて、アメリカのメディアも含めて、こういうところに気がついてるのがまだないんですよ。
このために僕の会談予定、会談相手が変わっていく。 誰がハワイに残るのか、誰がワシントンに行くのか。 で、僕は今回ワシントンに追いかけていくことはしません。 あくまで最前線は実は真珠湾なので。 それで僕も情報として把握できて。 だから夕べからずっと相手方とも具体的に協議しながら、協議の上で今、言える範囲のことをギリギリ申しました。
なぜこれを申し上げたかというと、イラク戦争とかそういう戦争と決定的に違うのは、これは事実上、日本のテリトリーで起きる。
日本のテリトリーというのは、たとえば敗戦後、話がねじ曲げられてるけれども、朝鮮半島というのは当然、日本にとっては地政学的に生命線。
かつてはソ連、ロシアがそこから下りてこようとして、それでぶつかって、そのぶつかることを一番懸念したのがむしろ朝鮮半島の人々、特に大韓帝国の皇帝陛下であって、それで日韓併合になった。
で、誤解を招かないようにもちろん話さなきゃいけないが、いずれにせよ朝鮮半島が他人事であるという時代はないわけです。 隣で起きるというよりは、一緒に生きてる、共存してる朝鮮民族と大和民族、そのテリトリーで事実上起きる戦争、もし起きるとしたら。 しかも、人類史上初めて、核保有国同士の戦争。
それもあって、この 「2+2」 にPACOMの指導部が行くわけです。 PACOMは普段そういう顔を見せてないが、実際は核戦力を動かしてますから、それは空母群もそうですが、特に原子力潜水艦も含めて、あるいは航空機も含めて。
北朝鮮にとっては核兵器というのは弾道ミサイルだけですけど、米軍は船も飛行機も全て核戦力が中に組み込まれてるわけですから。
そういうことも、これはまだ決まってないと僕は…。 夕べもずっと電話をしてて、1秒も寝ない状態で今日来てるんですけど…。
つまりアメリカはいちおうテーブルに核兵器の使用も載っけてる。 但し、大型の戦略核ではなく、戦術核。 僕は使わないだろうと思ってますけど、使わない可能性の方がやや高いと思ってるけど、テーブルに載っけてます。 それでアメリカが少し安心してるのは、日本の新しい布陣、防衛大臣の小野寺さんも外務大臣の河野太郎さんも、アメリカは信頼してますから。
河野太郎さんは、お父さんである河野洋平さんと全く考えが違います。 河野太郎という人は、いわば親に寄り添って議員になった世襲議員ではない。 親の言うことを聞くように見えて…。
河野洋平さんという人は本当はものすごく独断的な人です。 もっと言うと、一種、独裁者になりかねないような人が、河野太郎さんや安倍晋三さんじゃなくて、河野洋平さんです。 だから、あの宮沢内閣の官房長官だった河野洋平さん、いわゆる慰安婦について河野談話を発表したんですが、その官房長官談話、紙を見て読まなきゃいけない、義務として。
書いてないんですよ、日本軍の強制連行っていうのは。 だからそれがまとまったわけです。 それなのに、記者から 「日本軍が朝鮮女性を強制連行したってことですか」 と、質問も質問ですけど、そしたら 「そうです」 って言ったんですよ、勝手に。 まさしく独断で言ったわけです。 それが日本をずーっと苦しめてる、あるいは将来にわたって苦しめる。
そういうやり方と、いわば、ぎりぎりせめぎ合ってきて、自分を貫いてきたところが河野太郎さんにはある。 僕は原発めぐって全く意見違いますけれども、他にも意見の違いは多々あれど、そういう人であるのは間違いない。 河野太郎さんは大学、アメリカですから、まともな米語をお話しになるから、アメリカの特に議会に知り合いが多い。
で、小野寺さんは防衛大臣になってすごく努力されましたから。 ここ (外相と防衛相) が信用できるので。
こっち (アメリカ側) がやや弱いんですよね。 マティス国防長官はすごく強いけど、ティラーソン国務長官は今、苦しみの中にあって、あまりにも苦悩されてて、一説には辞めるんじゃないかと。 それビジネスマンから見たら、この戦争なんてとんでもないんですよね。 だから、もうかなり引いてるわけですね。
でもそこにあえて、軍が 「2+2」 に入って、これまだ決まってない、今朝の段階までで、米側も言ってましたが、核兵器を使うかどうかを、この日本側の大臣がいる所で議題にすることもあり得ると。
つまり日米同盟を支えていくためには、被爆国日本の感情がどうなるかと。 あるいは核兵器をもし使用した場合は、北朝鮮に捕らわれたままの拉致被害者の方々にどんな被害が及ぶのかと、いうようなことまで。
だからさっき僕は、隣で起きる話じゃないと申し上げたんです。 お話しすればするほど、今日からの半月、8月いっぱいがどれだけ重大な時期かというのを、お分かりいただけると思います。
(2)米大統領 北朝鮮に軍事的対応警告
トランプ大統領と金正恩委員長が子供の口喧嘩をしてるようにも見えるわけですよね。
日本の報道は特に金正恩委員長はきれいに触らず置いておいて、トランプさんの発言けしからんとやってますし、アメリカもCNNが連日トランプさん攻撃。 但し、日本の新聞、通信、テレビと違って、CNNの番組には必ずトランプ派も出てくる。
トランプさんが言った 「Fire And Fury」、Furyは普通の怒りじゃなくて、本当に叩きつけるような、日本語で言えば憤怒、よりもっと強い。
これがまた言いすぎだとか色々言われてるんですが、分かるでしょ? つまり、Fireは普通の戦争を言ってるが、Furyは核攻撃もあり得ると言ってる。
すごく子供っぽい言い方してるようで、トランプさんの話にはきちんとメッセージを含んでいる。
しかも共同通信によると 「金委員長は逃げおおせることはできないと強調」。 どういうことかというと、いざ米軍が作戦発動させた時には、必ず殺害するぞと。 要するにオペレーションの中に、あなたの殺害は必ず含まれていると。 逃げおおせるというのは亡命のことを言ってるんじゃなくて、地下に逃げるということ。 金正恩委員長はすでに地下に入っている。 推定の深さが150m前後。 蟻塚にそっくりだと言われてきたが、最近、実際に蟻塚を参考に作ったんじゃないかと。 地下を全部追っていって焼き尽くすという、地下貫通型核爆弾。
余談だが、長崎の浦上天主堂が敗戦後だいぶ経ってからわざわざ壊された。 広島の原爆ドームと並んで、保存されなきゃいけないのに。 それはいろんな説があるが、僕はアメリカの圧力ということを確信してます。 つまり、あれカトリックの教会ですから。 そこを原爆で破壊した。 これキリスト教徒というかキリスト教原理主義者もいっぱいいるアメリカで、こればれるとまずいので。
核兵器は本当の姿をまだ見せてない。
広島・長崎でどういう人体実験したかも。 今回、アメリカ軍の苦悩のひとつが、現代の朝鮮半島で少しでも使用すると、核兵器がどれぐらい無残な兵器かと…。 北朝鮮も大半は普通の人ですから。 そういう人々に、赤ちゃん、高齢者、病気の人々、拉致被害者がどういう被害を受けるのかというのが、現代に使うと、全部バレバレに。 さかのぼって、広島・長崎の再検証に及びかねない。 日本の世論はどうなるか。
アメリカは核を使うかどうかをずっと考えてる、苦悩しながら。 トランプ大統領がおっしゃった 「逃げおおせることはできない」 というのは、地中貫通型。
金正恩委員長を殺害した場合は、遺体を必ず見せなきゃいけないというのが米軍のミッション。 影武者が間違いなくいるので。 お父さん、お祖父ちゃんの代からいます。 金正恩のDNA、かつて留学していたヨーロッパまで手を伸ばして確認材料を見つけようとしてる。 ということは殺害が前提になってる。
北朝鮮は情報国家で、残念ながらスパイ防止法がない日本では特に情報活動をさんざんやってる。 ということは北朝鮮はやっぱり正確に情報を取る努力をずっとしてる。 このアメリカ大統領の 「Fury」 が何を意味するかも分かるし、「金委員長は逃げおおせることはできない」 というのも、トランプさん適当にバーッと子供のケンカのように言ってるように見えて、そういうのが実はちゃんと伝わるようなメッセージにしてある。 さすがだと思う。
今の2つのニュースだけでも、日本で今、表面に出てるニュースではほとんど実態が分からないってことは、残念ながらお分かりいただけると思う。
(3)中四国4県にPAC3展開 北朝鮮ミサイルに備え
[朝日新聞 2017年8月12日03時00分]
まず与太話から行くと、北朝鮮は 「島根」 「広島」、瀬戸内海を渡って 「高知」 だと言ってる。
すると、「愛媛」 はどうなったのかと。 愛媛県をぐにゃっと回避して飛んで行くことになるが、もちろんそれは北朝鮮が単に間違ってるだけ。 こういうルートだと間違いなく愛媛県を通るので、そこにもPAC3を展開した。
メディアは言わないけど、客観的に言うと、僕が自由民主党の議員だから言うんじゃないけど、決断が早い。 よく素早い決断したと思いますよ。
なぜいつも撃たれっぱなしで迎撃しないのかと、僕のところにも質問をよくいただく。
基本的なことを確認しておきたいが、これいつもドンガラですから。 北朝鮮が撃った全てのミサイルは、爆弾は入ってません。 模擬弾です。 重さや密度は計算して本物に近い物にしてあるが、着弾しても爆発はしない。
だから北朝鮮はこの頃言わなくなったけど、前は、宇宙ロケットで平和利用だと。 これを迎撃すると、国際法上問題なしとも言えない。 北朝鮮も国連加盟国ですから。
したがってそれを日本もアメリカも撃ち落とさなかったと。 これは間違いなく正しいこと。
今回は、PAC3は迎撃するものだが、実際はほとんど起きないと思われるが、北朝鮮の技術が未熟で間違って落ちてくると、模擬爆弾であっても着弾場所には大きな被害が出る。 入ってる燃料も非常に有害。 したがって落ちてくる前に破壊しなければいけない。 今、ネット上とかで、破壊すると破片が落ちてきて危ないから、これ有害だと言ってる人たちがいる。 これがそのまま落ちてくるのと、破片で全く被害出ないとは言えないけれども、それは根本的に違う話で、だからやっぱりネットの話は玉石混交。 これ間違って落ちてこようとしたら、被害を及ぼす前に破片にするというのは正しい。
その上で、実はこのニュースに出てこない自衛隊の動きが本当の動き。
それは最初のニュースでキーワードが2つあると言ったうちの、共同対処。
どれぐらいアメリカ軍の空母打撃群、あるいは原潜の、攻撃型の軍事力、それと自衛隊が史上空前の協力をしてるかと。 僕は諸手を挙げて賛成ですが、これが閉会中審査にならずに、もりそばかけそば (森友・加計) というのは…。 本来、こういう話をすべき。
共同対処って何気ない言葉なんですが、僕はこれ全部賛成ですけど、今までの自衛隊の動きと違います。 これをシビリアンコントロールの観点から、防衛大臣や内閣総理大臣や防衛省の内局がより正確に把握する必要は僕はあると思ってます。
で、みんなが思ってるより、前線ではもともと、特に海上自衛官たちと米海軍の人々は、ものすごく絆が深いです。 ひとつは実は、帝国海軍は解体されてません。 帝国海軍を解体しようとした時に、朝鮮戦争にもうなっちゃったから。
機雷を取り除くという高い技術力、米海軍には無理で、我が帝国海軍が世界最高の能力を保持したままだったから、そのまま帝国海軍の部隊が実質動く形で。 名前は海上保安庁でしたが、自衛隊まだできてませんから。 掃海活動をして、実は戦死者も出たわけですね。
そこから、というかその前から、連合艦隊がアメリカ大平洋艦隊に正面から戦いを挑んだ時点で、実は戦った相手だけどアメリカ人というのは、何か不正があった時にパンチを出してくる相手を尊敬するんであって、揉み手する人は絶対信用しない。
だから僕は今日からPACOM行くけど、下手に妥協して、拉致被害者はしょうがないかな … って言うわけないけど、ちょっとでもそうなったらお終い。 「この野郎」 で行かなきゃいけない。 アメリカの国益とぶつかろうとも。
前に小池さんについて申しましたよね、都知事選の時に。 非難囂々でしたが、その通りの展開になってますよね、今。 それはほんとに鋭く見抜く目をしてて、知ったかぶりとか相手にお追従を言うとか、おもねるとか、自分の愛する人々、家族とか国民を大事にしないとか、気がついた瞬間に、アメリカ人、特に軍人は、腹の中で本当に軽蔑する。
《※青山さんが小池百合子さんと一緒にカタールの国際戦略会議に行った時、小池さんが知らないことまで知ってると言ったことで、米国防省、国務省の人たちの評価が厳しかったという。 16/7/14放送分を参照。》
逆に言うと、真っ直ぐ正面から向かってきた連合艦隊をもともと尊敬してて、それが戦争で滅茶苦茶になった状態で、アメリカ海軍が朝鮮戦争で活動できたのは、帝国海軍のおかげって意識がすごくあって。 ものすごい信頼関係なんですよ。
普段から、たとえば太平洋で演習やる時、報道されてるのと違って、本当に一体になって動いてる。
正直、これ言うとまた非難来るでしょうが、日本国憲法の縛りは最前線では …。
だって陸海空軍その他の戦力はこれを保持しないとか、武力使うだけじゃなく威嚇するだけでもダメだとか、相手が国だったら戦っちゃいけません=国の交戦権はこれを認めない、そんなのしてたら、共同対処どころか訓練もできませんから。
憲法の平和を守るって精神をむしろ実現するために、戦争を起こさせないために、北朝鮮も中国も情報取ってることを見ながら、最前線では非常に進化した訓練を今までやってきた。 これ今、さらに生々しく、実は訓練やってます。
したがってPAC3だけ見ると、日本はこんなことしかできないのかと思う方が多いと思いますが、違います。 本当は、メディアも知らない前線では、アメリカ軍は実質、日本の自衛隊の支えがないと作戦全部は展開できないと思ってます。
(4)習主席が米朝に自制要求 米中首脳が電話会談
このニュースだと、わざわざトランプ大統領が、安倍総理じゃなく、中国の主席に電話をして会談したところ、習主席はとにかくアメリカ軍が軍事力を行使するのはけしからんで終わったとなってるが、違います。
実際の中身は、僕も多少びっくりしたんですが、もしも先に北朝鮮がやって戦争になった場合は、中国軍は1ミリも動かないと。 1ミリもという言い方はしてませんが、アメリカの受け止めはそうです。 これは史上空前のメッセージ。
逆に北朝鮮が自制的、つまり口だけで、ミサイルもドンガラだけの場合に、つまり北朝鮮から先制攻撃何もしてないのに、アメリカが全ての力を使うってことは北朝鮮がなくなるってことだから、中国は北朝鮮の所に親米政権が作られるのは許さないってこと。
全体を通じて言うと、条件付きで、つまり北朝鮮にやられるだけの理由があったらしょうがないと言いつつ、本音はそういうことより、戦争になった後、親米政権じゃなくて中国の影響力がちゃんと残るんだったら、中国の利益になるようにするんだったら、つまり中国は手を下さずに金一族がいなくなるという、中国にとっても都合のいいことだったら、受け入れる用意はなくはないかもしれない、みたいなことになってるわけです。
それが事前に把握できたから、トランプさんはわざわざ電話をしたわけです。
(5)北朝鮮情勢巡り電話会談 米仏首脳
何で危機が迫った時に、フランスのマクロン大統領と電話で話さないといけないのか。
トランプさんはよく考えた動きをしてて、北朝鮮の制裁破りは中国がいつも悪者になるが、ちゃっかり商売してるのはフランスだと。 イギリスは案外、こういう時にそういうことをしない。
と同時に、戦争に備えた体制だと言ったことにも関係があって、アメリカはいざとなったらやりますよと、P5 (国連安保理常任理事国) には表から了解を取り付けるという運動。
そういう意味でも実は臨戦態勢を固めつつある。 戦争やると決まったわけじゃないが、もしやらざるをえない時には瞬時にできるように、マクロンさん、習主席、水面下で安倍総理、イギリスのメイ首相に話しておきましたと。 プーチンさんとは合意ができてない。
(6)「グアムは観光客10倍に」 トランプ氏が知事に
これも例によってトランプさんの問題発言だとされてるが、(北朝鮮のミサイルで) グアムが危ないんじゃないかというので観光客が減るということが懸念されてるから、トランプさんはそれをカバーしようと発言したんで、適当にデタラメ言ったわけじゃないと思います。
ハワイがよく言われるが、グアムが実際はアメリカにとって生命線だということは、確かに注目度が上がってて、やがてこの朝鮮危機もどういう形か分からないけど、いつか終わる日が来ますから、その時にはグアムは、ハワイの陰に隠れてたのが、前に出たじゃないですかと。
僕はトランプさんに極めて批判的だが、日本だけじゃなくてアメリカや世界全体が暗黒社会になるのはどうかと思うので、これはグアムの観光客が減る危機を見かねての発言だということは申しておきます。
(7)日米がサイバー攻撃へ対処強化
ギャラリーの注目度が一番多いんじゃないですか。 その通りで、例によってニュースを見ただけでは分からない記事になってるが、本当はどういう意味かというと…。
米軍のDIA (国防情報局)、CIAが動いてて、北朝鮮の動きをよく調べていくと、グアムに撃つ可能性はあります。 可能性が実際出てくるのは8月21日以降。 で、31日までの11日間、米韓合同軍事演習やるので、それに合わせてというか、アメリカが予定通り演習始めたら撃ってくる可能性あるんですが、まずその時に同時に、北朝鮮が姿を見せないでサイバー攻撃を実際に行う懸念がある。
今月の最後の10日間はGPSが狂ったり、ネット空間おかしくなったり、あるいはもっと深刻な、原子力発電所を含めたエネルギーに関わるイントラネット、本来は入らないようにしている所に入られて、そこのコントロールがおかしくなったりということがあり得るんで、そこを初めてきっちり事前に備えようとしてるわけです。
もし戦争になっちゃった場合はもっと本格的なサイバーアタックがあり得るんで、極端なことを言うと、停電したり、あるいは社会的インフラのある所で避難命令が出たり、新幹線が運行できなくなったり、飛行機はもちろんそうです。
そういう場合にも、日本経済や国民生活は備えなきゃいけないということです。
(8)潜水艦ミサイルの実験兆候 北朝鮮
わざとらしいニュースでしょ。 映してもらえることを前提にわざわざ網を被せてる。 実際に準備をしてると思われるが、追い詰められ感が迫ってくる。
米韓合同軍事演習をやめたりしてくれない限りは、撃たないといけない。 その時に、アメリカにやられるんじゃないかと。
アメリカにやられて北朝鮮がなくなっても、潜水艦は海の中にいて、アメリカに撃ち込むぞと何とか脅しをかけて、攻撃やめて下さいというサイン。
(10)前原氏と枝野氏が一騎打ちへ 民進党代表選
ある意味分かりやすい代表選になる。
未だに示唆するに留めてるけど、共産党とは連携しない考えの前原さんと、いや共産党と組むんですという枝野さんが、真っ二つで戦うのは分かりやすくなっていいと思いますよ。
共産党はたとえば農業運動にも激しく浸透してて、一部保守の人でも、種子法というのが廃止されて、モンサントという、要するに穀物メジャーを中心に、日本の農産物が侵されると言ってる人がいるが、事実に反してる。
実際、農業運動でそうやって動いてるのは、基本的に共産党系。
実は種子法は規制法じゃないので、今まで外資を止めてたわけじゃない。 モンサントって、僕は、彼らが破壊した農園を、実際にメキシコにも見にいってるし。 少ない品種で大量に売るって商売。
日本は南北に長くて、気候が全然違う。 これは日本文化の神髄なんですが、同じお米でもそれぞれの地域で種子が変わる。 そんなもの穀物メジャーは商売にならないから、やらなかったというだけのことなんです。
でもそれが、共産党が農業運動に入って行くと、これは安倍政権が日本の農産物や安全を切り崩してるんだと、穀物メジャーに全部開いてるんだと。
そういう話になると、保守も一部乗っかっちゃうから、話が作られてるわけです。 そうやって本当の問題がすり替えられる。
その共産党と組むか組まないのかは、非常に大事だから、民進党の代表選っておかしな点もあるが、これは大事な問題提起にはなってると思います。 正々堂々、その路線を説いてほしい。
(12)中国船が鹿児島沖領海侵入 初確認
非常に深刻なニュース。
第一の意味は、チャイナが、アメリカは実際に朝鮮半島で戦争始める可能性があると考えてる。 と同時に、ハリス司令官は5月に日本に来られて、自衛隊全部のトップと河野統幕長と与那国島に行って、中国にプレッシャーをかけた。
朝鮮戦争やるとしても、それを機に中国が尖閣諸島に入ってきたりしたら、日米安保条約を発動してアメリカの海軍力で守りますよと。 すると中国側はそれを見過ごすわけにいかず、何らかの行動を起こさねばならない。 その表れがこれ。
ひとつは尖閣はもうとっくに中国が支配してるってこと言いたいから、その先の、領土領海領空をめぐって争いのない鹿児島まで入ってきて、その後ろは全部自分のものだと無理にアピールしようとしてる。
これはもうひとつの疑問点が、今、インテリジェンスだけでなく外交の現場でも言われてるのは、中国、大丈夫かと。 習近平がやっぱり軍をグリップできてないんじゃないかと。
これ国際的には完全に野蛮な行為で、特にもし朝鮮で戦争が起きた場合、米朝の単なる戦争じゃなくて、当然国際社会で管理しなきゃいけない深刻な事態。
難民の大発生も予想される。
その時に中国が、明々白々に争いのない日本の領海まで侵入するというのは、中国が完全に悪者になってしまうから、これを習近平国家主席がやれと言って動いたのか、非常に疑問が残る。
習近平さんは今、軍の威力で秋の共産党大会を乗り切ろうとしてる。ということは内部で、要するに反発の動きがすごくあるから。 つまり汚職摘発と言いながら、自分の派閥だけ一切やらないから。 軍に頼ってる。 軍はここで存在感を高めるためにも、予算をもっと獲得するためにも、鹿児島まで出てきたと。
で、この中国軍というのは共産党の軍隊に過ぎなくて、国家の軍隊じゃない。 それなのに共産党のコントロールが効かないというのは非常に危険な状況。
(15)移民計300人海に落とす イエメン沖で
亡くなった方は確実に100人を超えてる。 もとはメルケル首相の発言。
ドイツは労働力が必要、人道主義だと、移民を受け入れていったから、ドイツの言葉は信用されるから、よけいにみんなが押し寄せた。
しかもドイツやヨーロッパは、トルコが引き受けることになって、もう移民問題は基本的に乗り越えつつあるみたいな雰囲気になってるが、とんでもない。
これたとえばドイツ人が100人以上海に落とされて殺されたとなったら、どんなニュースですか。
人間の命が違うのかというね。もっと言うと、人間の命は違う。 世界を歩いてきた僕の悲しい確信であって。
命に変わりはないという言葉が通用するのは、日本だと言いたいが、日本も通用してない。 拉致被害者の命、全然違う扱いをされてるじゃないですか。
移民じゃなくて難民については、「新朝鮮戦争」 になった時、日本がどうするか、何も決められてない。 おかしな偽善でやると大変なことになる。 ドイツだけが悪いという話をしてるんじゃなくて、我々の問題として考えないと。
・・・・・・
備えあれば憂いなしということで!
【拡散】武力攻撃やテロなどから身を守るために(内閣官房)J-ALERTの音源【生き残るためにシェア】 https://samurai20.jp/2017/04/j-alert/
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