雅宣氏は「第二反抗期」を卒業できない幼稚な魂 (7312) |
- 日時:2017年08月10日 (木) 15時22分
名前:分析官
青年は概ね「新しき」を求める傾向をもっています。そして特に「第二反抗期」の青年には、「古き」を破壊することに痛快味を感じて、折角父祖から伝承して来た尊きものを自己破壊することをもって「新しい」とか「進歩的」とか考える傾向があるのですが、諸君はそのような反抗衝動の奴隷となってはならないのであります。
諸君は静かに考えなければならない。古くとも尊きものは尊いとして伝承して大切に護り育てる寛大の心を有たなければならないし、新しくとも、それが日本民族に、その国土に、その伝統に、その歴史に、その文化に、その顔貌に、その肉体に、ふさわしくない一切のものは、健全なる肉体が、あやまって異物を食した場合、嘔吐したり下痢したりして排泄してしまうように、それを排泄し去って、日本民族でなければならない国のあり方を、特色ある文化の創造を心掛けなければならないのであります。
既にいわゆる進歩的文化人として日本文化否定の一定の傾向にあってジャーナリズムに喝采されている中年以上の知識人たちにこの事を期待しても、これらの人達は今更、あと戻りすることは、世間の体面上からも難しい。
谷口雅春
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