| 思い出せ！ 「うっかり１票 がっかり４年」 (6775) |
- 日時：2017年06月25日 (日) 12時40分
名前：童子
http://blog.livedoor.jp/soyokaze2009/?p=3
先日、小池都知事が発表した豊洲・築地併用案を聞いて、旧民主党政権の 「政権政策マニフェスト2009」 （別名・詐欺フェスト） を思い出しました。
中学卒業まで１人当たり年３１万２，０００円の 「子ども手当」支給、月額７万円の最低保障年金を実現、高速道路の無料化、月額１０万円の手当で求職者支援などなど、耳障りのいいバラ色の公約を並べ、財源は 「埋蔵金」 などという雲をつかむような話で 「いっぺんやらせてください」 と言うからやらせたら、日本解体寸前までいった３年３カ月の悪夢！
財源の裏づけのないバラ色の公約にだまされてはいけません。 オリンピック・パラリンピック、超高齢化社会、大地震の可能性など、リッチな東京都でも、やるべきことは山積しています。
先日、小池都知事が定例記者会見で豊洲移転と築地を 「食のテーマパーク」 として生かすという両立案を発表したとき、全方位にいい顔をする計画に、あの東京新聞すらすぐに財源の質問をしたのに、知事は答えようとせず、その場から逃げたのです。
明らかに都議選の告示をにらんでの発表の何が問題かは、「報道特注（右）」で、激おこの生田よしかつさんの話を聞いてください。
豊洲移転は昨年、平成２８年１月の東京都議会定例会で共産党を除く賛成多数で可決されました。 ところが、小池知事は就任後、議会の議決も経ず、一切の説明もなく、独断専行で期限を決めずに移転を 「いったん立ち止まった」 のです。 そして問題のない豊洲に、共産党の尻馬に乗って 「猛毒のベンゼンガー」 といった問題をつくり出し、毎日５００万円の維持費 （主として電気代） と数百億円の業者への補償費が移転の日まで積み上がっています。 その費用、総額でざっくり２００億とも３００億円と試算されています。
さらに、築地を売却せずに豊洲市場との併用案を実現すると、総額で１兆円規模のプロジェクトになります。単に築地派 （共産党） と豊洲派 （共産党以外） の両方にいい顔をしたいだけ、両方の票がほしいだけの選挙目当てだから、「選挙ファースト」 なのです。
小池知事は大昔、カイロで日本食レストランを営んでいた両親から頼まれて、おいしいたらこやかまぼこを探しては向こうに持っていったことがあることから、築地には思い入れがあるそうですが、恐らくは４０年も前の個人的ノスタルジーで、これから４，０００億円はかかるといわれる築地再生案を計画しようとしています。 これほど愚かな知事とは思いもよりませんでした。
安倍首相は７０年談話の発表の前や、天皇陛下のいわゆる 「生前退位」 のお気持ち表明後など、有識者会議を立ち上げました。 前例のない重要案件に、さまざまな知見を持つ有識者の意見を踏まえて検討する諮問機関の設置は当然です。
しかし、都庁と議会、業者が数十年かけて妥協点を見いだした築地廃止、豊洲移転を、大学教授らで構成されるプロジェクトチームや委員会を立ち上げては、荒唐無稽な併用案だの、食のテーマパークといった計画を打ち上げる小池知事は、総理大臣と同じような権限があると勘違いしています。 しかも、都知事が選んだ専門委員は政治色が強い人物がリーダーシップをとっています。 二元代表制の地方自治体は議会がチェック機関なのです。 国政とは違います。
私は都議選が公示されてから、自民党の街頭演説を幾つか聴きました。 「自民党は逆風の中にある」 と訴えていますが、反発を買うのが怖いのか、小池都知事の失政にはほとんど触れません。
豊洲移転延期でどれだけ補償が膨らみ、オリ・パラにどれだけ悪影響が出ているかについても口をつぐんだままです。 都民ファースト公認候補の多くが元民進党の議員です。 「決められる知事」 を演出しようとした結果、市場のみならず、都政全般を混乱に陥れる知事に白紙委任をするイエスマンを輩出させかねない今度の都議会議員選挙、旧民主党政権の悪夢の再来を許してはなりません。
前川喜平氏を英雄視する報道のからくり、加計学園問題を解説した 「報道特注（右）」 もどうぞ。
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