石川教区はなぜ、講習会の会場数を減らしたのか? (6658) |
- 日時:2017年06月13日 (火) 17時36分
名前:破邪顕正
今の講習会で、受講者数を増やそうと思えば、会場数を増やすしかない!
そういうことで、どこの教区でも、手っ取り早い受講者増対策として、会場数の増加をはかってきたわけですが、今回、石川教区は、その流れに反して、それまでの3会場から1会場に減らしました。
ちょっと、ここで、私はこれに拘ってみたいと思います。
聞くところによれば、教団は出血覚悟で会場数を増やすことを推し進めてきたようです。
その具体的な内容を言えば、サブ会場の受講者数一人につき、1,000円の助成を行うというもの。
つまり、サブ会場に、1,000名集まれば、教区には1,000,000円の助成金が入るというわけです。
そういう補助金制度があるのに、今回、石川教区は、どうして会場数を減らしたのか。
まず、その理由として、財政的な問題があるのではないのか。
サブ会場が200名だったら200,000円しか入らないわけです。
それで会場使用料(衛星中継放送の設置料金等を含む)を賄うことができなければ、教区としては赤字になってしまう…。
即ち、サブ会場の入場者数次第では、損益分岐線が変わってしまうというわけです。
石川教区では、サブ会場を設ければ却って赤字になってしまう、という切迫した事情があったのではないのかと思った次第です。
次に、運営委員の確保が困難になっているのではないのかという事態が想定されます。
サブ会場を設けるならば、当然、そちらに、運営委員を割かなくてはなりません。
組織力が落ちて(信徒の高齢化もありましょうし)、そちらに充当できるほどの人材を確保しえないでいるのではないのか。
更に、問題なのは、今回のメイン会場が金沢歌劇座であったこと、です。
調べてみると“1919席の大ホールは県下最大”とあります。
今回の受講者数は1,148名でした。
これはあくまでも、延べの受講者数ですから、常時、会場にはどれだけの受講者がいたでしょうか?
贔屓目に見ても、700名ほどではないでしょうか。
つまり、会場は1/3ぐらいしか埋まっていないということになります。
1会場でこれですから、もし、サブ会場を設けていたら、メイン会場、それこそ目も当てられない状況になっていたことが充分に予想されます。
こういう様々な事情から、受講者数が減少することを敢えて覚悟して、1会場に踏み切った。
否、そうせざるを得なかったということではないでしょうか。
先に、私は、こう書きました。
>これまでは会場数を増やして、何とか恰好をつけてきたものの、そのやり方にも限界が見えて来たということではないでしょうか。<
つまり、今後、会場数を増やすという方策が、手詰まりになっていくのではないのか。
その象徴が、今回の石川教区ではないのか。
そして、これまでは何とか会場数で糊塗してきたものが一気にはがれ落ちて、教勢の著しい凋落減少が、講習会の受講者数の大幅減という形で否が応でも見せつけられるのではないのか。
石川教区がその先鞭をつけた、しかも、それが「総裁先生中心帰一・筆頭」の教区であからさまになったということで、私は非常に注目しているということであります。
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