谷口輝子先生を偲んで (5968) |
- 日時:2017年04月25日 (火) 17時49分
名前:童子
昭和63年4月24日 享年92歳
『私は夫によって、生長の家の教えに導かれた。
もし、雅春と云う人に出会わなかったら、私はどんな老後を暮らしていたことだろうか。
考えるだけでぞっとする。
それほど私は若い頃は、暗い苦しい生活を送っていた。
今こうして日本の南端の海ぎわで、午後3時になると、隣家に住む孫や曾孫がドカドカと駆け込んできて、一度に賑やかになるが、一時間ほど過ぎると、また子供たちも母親も去って行く。
後の時間はまた一人ぽっちでいる。
御台所や、その近くの部屋には、お手伝いの人たちがいて、賑やかな話し声を交している。
私がベルを押すと誰かが直ぐ足早にやって来てくれる。
私は淋しいけれど、淋しいことを不満に思っていない。
振り向くと、私の坐っている部屋に、夫の笑顔の写真が、うつ向き加減で私を見おろして居られる。
私はお返事をして下さらないことは判っているのに 「お父様あのね」 と話かける。
応接室の窓からも玄関からも見える門前の山に夫のお墓がある。
私の夫が、私の指導者が、眼の前の山の上に居て下さる。
私を見守っていて下さる。
私はそう思うと一人ぽっちだという気がしない。』
この御文章を読んだとき、
恵美子先生の現況を知りたくなりました
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