実相の「日本国家」と現象の「世俗権力」とを取り違えてはなりません。 (5946) |
- 日時:2017年04月24日 (月) 12時25分
名前:護法の天使
祝生長の家本流復活様が、左翼側から冷やかされた場合のことについて議論が必要だとのご提案をされています。
しかしながら、この内容は、谷口雅春先生の国家観を正しく認識されていないことから生じておられると拝察いたします。
「君たち生長の家信徒が大好きな日本国家」と記載されていますが、谷口雅春先生が説かれた真の「日本国家」とは、現象的な世俗権力を指しているのではありません。宇宙の中心帰一・万物調和の真理を国家理念としている実相の日本国家を意味しています。
投稿者のお考えではないとおもいますが、左翼的思想の人間は、世俗的な権力機構をもって、日本国家であると混同する傾向にあるようです。
『生長の家五十年史』(その通史は、阪田成一先生が誠魂込めて編纂されたものです)の記載にも、戦時中における、谷口雅春先生のご苦労が率直に記載されているところです。
なお、『生命の實相』の著作権を谷口雅春先生より託されております生長の家社会事業団では、新編『生命の實相』の編纂に先立ち、理事会決議に基づき、学識経験者を含む「谷口雅春著作編纂委員会」を設立し、初版以来のすべての各種各版の一字一句の比較照合、各原典との照合等等の書誌学的研究も含め、学術的にも徹底した検討を進めてまいりました。(現在でも、継続しております。)
実は、この研究の中で、内務省警保局が内部的に発行していた『特高月報』や『社会運動の状況』等において、生長の家が取り上げられた箇所については、すべて入手のうえ、徹底して充分に検討をした経緯がございます。
(当時の内務省は、ドイツ医学全盛であり、谷口雅春先生の「精神が肉体に及ぼす力」を否定していました。宗教的回心により奇蹟的治癒があった体験につき、『生命の實相』菊判では印刷後に切除を命じられた頁があります。)
従いまして、祝生長の家本流復活のご厚意はありがたいと存じますが、ご指摘の問題もしっかりと検討させていただいたうえで、現在の新編『生命の實相』の編纂が行われておりますことをご認識いただきたくお願いいたします。
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