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[428]防衛医療 投稿者:べんきー

投稿日:2006年02月19日 (日) 22時56分

今回の件で、色々お医者様とその学生さん達の本音を知ってしまいました。

今回の件が無くても、今産科医療は訴訟がとても多くて大変なんですね。
だから、医者は「防衛医療に走らざるを得ない」と言う結論に達したようです。
これに関してはまったく疎いので、ご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいのです。
下で書かれている一郎内科医さんでも結構です。
防衛医療とは、どういった医療を言うのでしょうか?
訴訟を起こされない為に、あらかじめ逃げ腰姿勢で、患者と向き合うと捕らえたら間違いないのでしょうか?

そういう事になると、まさしくまな板の上の鯉状態で信じきって全てを任している私達患者は、いったい何を信じて全てを委ねたら良いのでしょうか。

マイリスのいとうさんが突如サイトを閉鎖した時の事を、今更ながらに強く思い出してしまいます。
あの時のいとうさんの思いは、とても強く印象に残っています。

本当にこの先の医療は、私達にとって闇しかないのでしょうか。
今ならあの時のいとうさんが感じた闇が、私にも解る様な気がしてなりません。

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[429]お答え投稿者:一郎 内科医
投稿日:2006年02月20日 (月) 02時53分
 防衛医療にも色々あります。まず診療したら訴訟になることが必然なら医療行為をしません。自分にはできませんから、他に行って下さいと言います。他の医療機関でもできない場合、あきらめてもらうしかありません。例えば癌末期の場合など。文句苦情が多い患者はできれば来ないで貰いたいです。唯でさえ忙しいのだから、対応できません。自分が会う医療機関へ行けばいいのです。
 他の医療機関よりは自分の所の治療成績は良いはずだと考えていますので、その自尊心を傷つける様な患者も見たくありません。その様な患者はなるべく余所に行って貰いたいと考えています。しかしいやな患者でもやるべき医療はきちんとしますよ。
 今回の福島県立大野病院の加藤先生は防衛医療をする余地が全くない次元の問題です。不可抗力ですから。

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[431]投稿者:べんきー
投稿日:2006年02月20日 (月) 12時18分
一郎内科医さん、お答えくださってありがとうございました。

よく理解いたしました。

マイリスのいとうさんが闇と一言残して去られた時、私はいとうさんの悲痛な叫びが聞こえたような気がしました。
一郎内科医さんが、あの頃よくいとうさんにたいして、批判をしていた人達と重なってみえます。
あの時、いとうさんの掲示板で、沢山の医療関係者と思われる人達は、これが言いたかったのかと理解しました。

そして私達に残るのは、闇でしかないのですね。

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[432]帝王切開失敗に対して一郎内科医さんへ投稿者:べんきー
投稿日:2006年02月20日 (月) 13時34分
とても長いコメントをくださっていたので、こちらに書き込みをします。

読んだ時は、ショックを受けました。
ショックを受けて正直に感じた感想を書きます。

私は産婦人科の先生達を犯罪者だと言う思いでいるわけではありません。
産婦人科の先生は、一人の人間であると言う事は理解しています。
でも、一旦医療の現場で働くのですから、一郎内科医さんが言うような交通事故状態が起こった時に、先生が、どう最後までがんばれるか。誠意を持って最後まで戦いきってくれるかが、私達患者からみてとても重要なのではないかなと、そう感じたのですが、、、私達患者やその家族は、もしかしたら先生は右だと言ってとった処置が、実は左が正しかったのではないか?と言う思いになってしまうのです。
そういった私達患者やその家族の思いに対して、カルテの開示は正しくして欲しいと思うのです。
先生は間違った事をしていないのかもしれませんが、私達にはそれが間違っていないと言う事は解らないのです。

例えば、私の場合は医療事故にはなりませんでした。
でも、最初の診断で医師は胎児仮死と解っていながら、私に帝王切開で産みますか?それとも普通分娩しますか?と胎児仮死の説明をせず質問しました。ので、私は帝王切開では産みたくないですと答えました。だから促進剤を二日間使ってがんばりました。二日目の夕方、日曜日でした。担当の先生は夜の飲み会があるので、と言う事で、まったく陣痛がつかない私を置いて出かけられました。
これは先生サイドから見ると、当然の事でまったく動きのない妊婦につきあうよりは、飲み会でたまにはリフレッシュしたいのは、一郎内科医さんから言うところの、産婦人科医も人間と言う事で理解ができます。
そして翌日、二日促進剤使って出ませんから、切りましょう。と言われた時、「おそらく入院してきた時、胎便が汚濁していたので、最悪の事も想定しておいてくださいね」と言われたのです。そこではじめて私は自分の子供が置かれている状況を知りました。
私は「どうして?入院した時にすぐにでも切って取り出してくださらなかったのですか?」と聞きました。そうしたら医師は「帝王切開で産みますかと聞いた時、貴方は嫌だと言ったので、切りませんでした」そう私に答えてくださいました。

つまり、私の出産のこのやり取りの内容が、一郎内科医さんが仰るところの、防衛医療と言う事なのですよね。

私の気持ちとしては、もっと適材適所でキチンとした医療の説明を受けたいと思ったし、教えられても中々理解できるものではないと思いますが、まな板の上の鯉状態になっても、屈辱的な思いにはならず、帝王切開の手術を受け子供の誕生を素直に喜べたのではないかと思うのです。

そして、その時、私の子供に何か障害が残っても、その時医者が素直な気持ちで、ごめんなさいね。と一言謝罪を述べてくれれば、飲み会に行かず、一緒にがんばれば良かったのに、申し訳ないですね。と、そう言ってくれれば、気持ちが穏やかになれるのにと思うのですが・・・

でも、医者が簡単に謝ってしまうのは、医者としてよくない事も理解できます。

私達患者とお医者様には、気持ちの温度差がありすぎて、きっとこの思いを解ってもらえる事は、ないのだと理解します。


この気持ちは、感情論です。ごめんなさい。

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[438]投稿者:内科医師
投稿日:2006年02月21日 (火) 10時58分
質の高い医療を受けたいなら、米国に住むべきです。
米国では、医療事故に対して、刑事罰がないために、契約は、原則自由です。
日本では、刑事罰があるために、刑事罰を受けないために抑制的である必要があります。
そのような法体系は、正当に選挙によって選ばれた国会議員が作ったものであり、よって、国民の意思が反映されたものであると判断されます。
 その国民の意思を尊重し、萎縮医療に走ります。
 いやなら、医療の刑事罰につき、特別法を作る国会議員を選挙で選ぶべきです。

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[439]また感情論になりますが投稿者:べんきー
投稿日:2006年02月21日 (火) 11時12分
内科医師さん、お返事ありがとうございます。
感情論で申し訳ありません。が、書かせていただきます。

私の両親は、日本人です。
主人の両親も、日本人です。
それぞれの両親は、共に古くから根付いた、地元民です。
だから当然私達には、純粋な日本の血が流れています。
純粋な日本人同士の私達の子供も、当然日本人です。
私も両親も、主人も主人の両親も
そして双方のご先祖様も、日本を離れるつもりはありません。
当然、日本人の母と父を持つ娘は、そのまま地域に根付いた状態で、育つので、子供も生粋の日本人として育つでしょう。
将来、子供が勝手に日本を出て行く事は、自由です。
でも私達夫婦は、ご先祖様を守らなければならないし、両親のいるこの日本から離れる気もさらさらないのです。

そんな私達が、純粋な医療を国内で求める事は、不可能なのだという事なのですね。
よく理解いたしました。
貴重なご意見ありがとうございます。

これから先、どんな医療の崩壊が待っていたとしても、私達夫婦とその家族は、日本から出て行く事ば絶対にないと思います。
病気をしたら、死を覚悟する。
その心つもりで、がんばりたいと思います。
お医者様には、もう何も望みません。
だからご安心くださいませ。

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[440]投稿者:血液内科医
投稿日:2006年02月21日 (火) 11時37分
今回の医療事故(ミスとはまだ断定できません)がどのような状況で起こったのか考えてくださいね。
大学病院から車で2時間以上かかる僻地の病院での帝王切開です。
おそらく加藤医師は大事故につながるほどの癒着胎盤があるとは考えずに帝王切開に踏み切ったのだと思います。(私は産婦人科医ではないのではっきりしたことは言えませんが、癒着胎盤の術前診断はかなに難しいと聞いています。)都会と僻地のマンパワー・物的リソースは同じではないです。

日本の周産期死亡率は6以下(人口1000人あたり)、妊婦死亡率は6(人口10万人あたり)と非常に優秀な成績ですが、それでも妊婦や子供の死亡は必ず起こります。産婦人科医をそのたびに逮捕したり訴えたりしていくとどうなることが予想されますか。

産婦人科医が訴訟の対象になる率は年間13人/1000人と報道されました(NHK)。それを聞いてあなたは産婦人科医になりたいと思いますか。

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[441]医療の未来投稿者:芭蕉
投稿日:2006年02月21日 (火) 11時54分
>これから先、どんな医療の崩壊が待っていたとしても
>そんな私達が、純粋な医療を国内で求める事は不可能なのだという事なのですね。

医療の崩壊ギリギリのところで耐えている医者がたくさんいます。
そこへ価格あげるな質は下げるな(むしろ上げろ)、
もっと戦え、医者選ばせろ、リスクはあるらしいが死んだら許さぬでは最前線の者が逃げる、あるいは士気が低下するのは当然ではないでしょうか?

患者側にも出来ることがあります。
現在の医療問題が医師に責任を押しつけていれば解決する問題ではないことを理解してください。
後は経済的なものと心的バックアップで大概は解決します。
医療費を増やせば人員が増やせます。
無理のないシフトが組めます。
チェック体制も充実します。
何に税金を使うか、これを決められるのは有権者一人一人の意志です。

そして心的バックアップの方ですが、
医者がいないと医者よこせの署名する人たちは大勢います。
でも、逮捕された医師のようにギリギリのところで頑張っていた医師には
患者サイドから嘆願署名のような話を一切聞きません。

農家の長男が、俺は40だが20代の嫁が来ないと困る。
農作業も家事もばあさんの世話もしてもらわないと困る。
美人じゃないと困る。
重い物は持たせるが腰を痛めたら納得できない。
だからと言って、女が俺の嫁だけは嫌だなんて事を言って欲しいとも思いません。
でもやっぱり女は、農家に嫁に来る人であって欲しいと強く思います。
そう思うことはいけない事なのでしょうか・・・。

て言われたらあなたは娘を嫁に出せますか?

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[445]うんうん投稿者:わたしゃ小児科
投稿日:2006年02月21日 (火) 15時15分
>病気をしたら、死を覚悟する。
その心つもりで、がんばりたいと思います。
お医者様には、もう何も望みません。

どうぞご自由に。
アメリカでは病気したら全財産を投げ打ってでも生きるか、医療を受けずに死ぬか。なんて人が多くいます。
アメリカでは病気になったら死ぬ覚悟です。途上国では言わずもがなでしょう。格安の医療費で医療を受けられる日本はなんて恵まれた国でしょうか。

 ちなみにアメリカでは金持ってなかったら病院では門前払いです。「good luck. take care」でハイ、さよならです。
 日本では応招義務を盾に取って不払いの患者でも大きな顔をして医療を受けています。自分に納得がいかないと大声でわめき散らして金を払わず出て行く方もたくさんいます。コンビニで万引きしても食堂で食い逃げしても逮捕されるのにそんな輩がデカい顔してのさばっている日本はなんて素晴らしい国でしょう。ぬるま湯に浸かりきって、要求ばかり拡大し、大きな勘違いをしている国民にとって、これからの医療は云わば自らが招いた天罰でしょう。
そしてそういう政策を推し進めている政治家を選んだのですから医者を恨むのは筋違いです。


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[528]アメリカ投稿者:あび
投稿日:2006年02月23日 (木) 04時48分
アメリカでも、お金がなくても診療はしてもらえますよ。医師がボランティアで診てくれるフリークリニックは、人口5万程度の町でしたらほとんど存在すると思いますし、病院にはいろいろなファイナンシャル・プランがあり、患者の支払方法について相談にのってくれます。お金が払えないような患者でも、門前払いしたら人道にもとるということで違法です(州によるかもしれませんが)。

訴訟王国のアメリカですが、訴訟を受けないようにするために、病院側・医師側も変わりました。患者もいろいろサインするものが増え、手続きが面倒だったり、こんなことにも同意書があるのかと驚くことがありますが、そうやってお互いのゴールである「患者の病気や怪我をスムーズに治す、またはQOLを向上させる」ことに努力しているのです。もちろん完全ではありませんし、保険の問題も含めて問題は山積みです。しかし、努力はしています。アメリカにお住まいなのか、経験がおありなのかわかりませんが、現状はこんなところです。アメリカと日本を適当に比較しても仕方ないと思います。問題は日本の現状を、どうやって向上させていくかであり、患者が病院側をむやみに責めるのが問題であるように、医師が患者に全責任をなすりつけるのも全く何の役に立たないと思います。



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