投稿日:2005年09月16日 (金) 18時08分
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しばらくです。nanaです。心臓の手術も終わりよかった、んじゃないんだなこれが。 私の運が悪いのかまた医療事故発生。(俗にいうインシデントレポートに該当します。) 心臓の手術時に術後の痛みを軽減するために硬膜外麻酔という処置をしたのですが、これは痛みを取りたい目的の部位の脊髄腔に麻酔用のカテーテルを入れて持続的にモルヒネなどの痛み止めを流し続けて痛みを減らすものです。(普通はね。) 手術中に全身麻酔をかけた後にそのカテーテルを挿したのですが、その時に動脈も一緒に串刺しにしてしまっていた!のです。手術開始の時にその場所から大量に出血し、30分かけて止血してから手術をしたらしい。所用時間8時間なり。そのとき手術室にいた医師全員は動脈を刺した為の出血と気が付かなかった。これが数日後、恐ろしい事態を引き起こしました。 術後3日目の朝に問題のカテーテルを抜きました。普通は出血は殆どありません。が、抜いたとたん物凄い激痛がしました。そして、大量に出血し、医師はそれを抑えようと傷を圧迫しようとするのですが、触らなくても激痛で自制できない。そこを力ずくで抑えて止血しようとする医師たち。もうこの世の痛みではない!と思いつつ意識がうすれてきました。この時点で異常事態と判断した主治医は麻酔科の医師及び手の空いている医師をコールして集めていました。麻酔科の医師が傷の部位に麻酔をしてから圧迫止血を一時間して何とか止血しました。その後緊急でCTをとり出血が体内におきていないか確認されました。で、落ち着いてから状況の説明がありました。今までこんな事故はおきていないとの事でしたが、キチンとした謝罪はなしでした。その時に初めて手術中にも同じ部位から異常出血があった事もききました。そこで文句をいうと今後の治療に悪影響を与えるのは必至です。言いたいことも言えずにその後10日で退院しました。まあ、主治医が知り合いだったので、厳しい文句を言えませんでした。 退院後、数日で傷の部位が腫れて痛みが酷いので外来受診しました。そしたら、なんと、手術の時に一度取り外してからつけなおした筈の肋骨がずれている!が、医師は心臓はもう治ったからもう受診はしなくていいよとの事。おいおい、肋骨はどうするのだ。 結局肋骨は肋骨骨折と整形外科で診断されました。全治3ヶ月。トホホ。 やはり、医療を受ける立場の人間は弱いですねえ。改めて実感しました。 |
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