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タイトル:一匹の狐が一台とその他に出会う迄 ファンタジー

星狐(ほしぎつね)羅針(らしん)がロイド達の仲間の一員として出会う迄のちょっとしたようで、ちょっと深い。
そんな物語。

ロイド 2019年03月24日 (日) 20時39分(960)
 
題名:プロローグ 実体と化してしまった銀河


 私は、元々は惑星一つでも全然足りないようなとてつもなく大きい存在だった。

 だけどふと、ある時に何処の神様かは忘れちゃったけど、現実世界の人間達と比べても生活をする分には、全然変わらないような姿にされた。でも何となくその神様が言ってたけど、現実世界の人間の赤ちゃんとほぼ、変わりは無かったらしい...九尾の様な耳と尻尾と[能力]以外は...
 そんな私だけど、親離れして300年。私を育ててくれた[お母さん]の名前と姿と、そして、[存在]も忘れてしまった。
 これは、そんな私のロイドに出会う迄の物語。

ロイド 2019年03月24日 (日) 20時56分(961)
題名:第一話 旅立ちと不安

コンパ)「羅針?いるー?」
羅針)「はーい!今行くよー!」
 私は狐の耳をピクリと動かし、お母さんの呼び掛けと同時に階段を降りていって、リビングに着いた。
 そして何故か、お母さんと正面で向き合う形で座る事になった。これにはちょっとびっくりしちゃったけど、何かあるのかな...?
コンパ)「あのね、羅針。よく聞いてね」
羅針)「う、うん。」
 私は動揺しつつ、狐の耳をピンとお母さんの方へ向けた所で話は始まった。
コンパ)「実はこの話何だけど...羅針が此処まで大きくなるまで、ずっと秘密にしてたのよ。気になるでしょ?」
羅針)「えっ!?お母さんが隠している事があるなんて珍しい...でも、気になるよ。」
 お母さんはあんまり色んな事を隠さないような神様だと今まで思っていたのでそこにも衝撃を受けたが、この後...思いもよらない事実を告げられる事となってしまった。
コンパ)「あのね...今の羅針が居るのは、1500年前、つまり羅針が産まれた年何だけど...実はその時ね...お母さんがね...」


 〜1500年前〜


コンパ)「はぁ...ずっと銀河の観測をしていると、何だか、暇になるなぁ...」
 お母さんはね、その時はまだ若くてピチピチの時だったんだけど、その時のお母さんの夢であり、その時に働いてた仕事何だけど、[銀河群観測屋]をやっていたのよ。まぁ、お母さんの性格も有るし職業の内容もそうだけど、ただひたすら、ありとあらゆる銀河を時間毎に、交代しながら異常が無いか、ず〜〜っと観測していたの。でも、だんだんその内に...。
コンパ)「あ〜...交代の時間まだかな...キレイだけど、何をしながら観測とか無いから...どうしようもないなぁ」
 まぁ、銀河に映る星々を眺めるのも良かったけど、でも光景もあんまり変わらないから...要は飽きてきてねぇ...。それで、そんなある日、あることが気になってきて、気になってきて数日後に、あるものを職場にこっそり持ってきて...それも、夜に。何を持ってきたかと言うと...?
コンパ)「いや...駄目なのは分かってはいるけど、この量の魂を銀河に注ぐのは...相当勇気が要るよね...大丈夫かな...」
 そう、確か1万99999京体程の魂を貴方の元の姿に一気に注ぎ込んだの。一体も残らずにね。...ちょっと怖かったけど。するとその魂達が、一つの巨大な物に憑依して実体へと戻る為に、一致団結でもしたのかしらね。だんだん、融合していって、やがて、一つの銀河レベルの大きさまでになったの。そして、憑依してる所を見ていると、だんだん、私が普段見ている銀河と全く違う様子になってね...それがだんだん、人間の赤ちゃんのような形になって、でも、小さな尻尾と耳が付いてたの。
 私はその後、誰にも見つからずに羅針を連れ出す事がうまく行って、何とか自宅に戻る事が出来たの。
コンパ)「とりあえず、私がした事だから...責任をもって育てなきゃね!!...名前はどうしようかしら...」
 私は、その時はまだ羅針の体が銀河の様に薄暗い体だったけど、でも、この時にまた、羅針の体がキラキラと光り始めて...二つの星座が浮かんだの。
コンパ)「う〜ん...と...あった!三角座と羅針盤座!!」
 私はこの時、偶々其所に浮かんでいた星座から、あんたの名前を取ったの。特に、羅針盤座は凄くロマンを感じたから、[羅針]と名付けたの。素敵でしょ?


 _そこから、羅針との生活が始まったの_


コンパ)「...とまぁ、こんな感じだけど...」
羅針)「でも、そう言うことがあってからこその私なのか...だと考えたら、お母さんは凄いのか...ヤンチャなのか...」
 衝撃すぎる真実で羅針は思わず、戸惑いを隠せなかった。
コンパ)「そして、今日は何の日だっけ?」
羅針)「...もしかして...私の誕生日...それも、1500歳の...」
 そして、コンパは外にある大きなロケットを指差し、羅針を外に連れ出す。羅針は未だに、これから何が
始まるかなど、想像も出来なかった。
コンパ)「羅針。最後に、お母さんの顔をしっかりと記憶に焼き付けなさい。あんたはこれから、世界観間を跨ぐ、長い長い旅に出るんだから。」
羅針)「...!離れるの嫌だ...」
 羅針は思わず、涙ながらコンパに抱きついた。
コンパ)「よしよし...可愛い我が娘...例えどんなに遠くても、お母さんはあんたの事を応援するから...ずっと見守ってあげるから...心配しないで」
 一方、コンパも涙を流しながら、羅針を心優しく撫でていた。

 そして...

コンパ)「テイクオフ!頑張ってね!」
 ロケットの発射の轟音と共に、空間の壁を突き破り、遠い何処かへと旅立って行った。
コンパ)「ふふ...頑張ってね。らっしー。」
 一方でそんな事を呟きながら。

ロイド 2019年03月24日 (日) 21時21分(962)
題名:第二話 異世界を駆ける者


 _此処は_何処だろう_

 見渡す限り、景色は真っ暗。そして、今何処に向かって飛んでいるのかですら分からない。
羅針)「...暇だなぁ。」
 この時の私はただただ、その景色を見ているしか出来なかった。ホントに何も無いから...
 あれから300年程、そんな状態がずっと続いた時。私はこの時はロイド達(二次元での存在)と出会った時の歳である、1800歳(人間に例えれば、18歳だったかな?)になってたけど...この時、お母さんの事を思い出そうとしたけど...お母さんの名前も顔も、そして、存在ですら忘れてしまった。...そして、目的も忘れてしまった、ある時。
羅針)「あれ...何か、ロケットがグラついて...わっ!?」
 とうとう、私が乗っていたロケットの燃料が無くなって、何処かへ墜落する事となった。その時の状況は今思い出しても、とても怖かった。その時の状況は私一匹ではどうしようも無かった。

 そして。空間と次元の狭間を進み続けて、ありとあらゆる空間が存在している道を通り抜けた先には、ロイド達が住む、二次元のほぼ真っ白な空間に空間の壁を無理矢理突き破って、不時着した。

羅針)「...今更聞くけど、私が空で彷徨ってた時、どう見えていたの?」
ロイド)「あの時は、僕が作った空間に隕石でも降ってきたかと思ったよ...と言うか、燃えてたのに、よく死ぬ事も無く...」
羅針)「うん...でも、とても熱かったよ...そのせいで、チリチリになるし...はぁ。」
 羅針は頭をポリポリと掻きながら溜め息をついた。
羅針)「...それで、続きを話すね。」
 不時着した時には、前方に二階建ての家があったから行ったんだけど...
羅針)「はぁ...はぁ......うっ...!?」
 突然、私に目眩が襲い掛かってきて、死ぬことは無かったけど、あと一歩の所で気絶した。そこから目覚める迄の記憶が無かったけど、でも、目覚めた時には凄く元気になったし、これは感謝しても、感謝しきれないかな。
 それで、目覚めた時に...
ロイド)「...あっ。大丈夫?」
羅針)「んん...此処は?」
ロイド)「此処は僕達の拠点だよ。ある程度元気になったら、リビングにおいで。」
 私は不思議そうに辺りを見渡した。どれもちょっとだけ、見慣れないものが沢山あったけど...

ロイド)「...あっ、羅針。グランがホットドッグ出来たから、話の続きはご飯を食べてからにしよ?」
羅針)「あっ...うん。分かったよ。」
 そう言うと二人は談話室をゆっくりと出て、お昼ご飯を美味しそうに食べるのでした。

ロイド 2019年03月25日 (月) 11時14分(963)
題名:最終話 これからも、いつまでも

 幸せそうな顔で二人はパタリと談話室に戻った。
羅針)「美味しかったよね〜。」
ロイド)「うん。でも、地味に味付けが濃かった様な気がするけど...」
羅針)「気のせいじゃない?さてと...続きを話すよ。」
 でも、初めての事だらけで混乱したけど、それに、最初はあんまり馴染む事も出来なかったけど...私は次第にだんだん、色んな人(?)達と喋れるになったし...最近は、テレ子ちゃんとよく話すし、アンドとは、変化について語り合ったりするし...グランとオルターのダジャレを聞いてて楽しいし。今では最高の仲間だよ。
羅針)「もしかしたら、お母さんはこれを望んでたかもしれないなぁって。だからこそ、今の私があるんだって。まとめれば、ロイド達の仲間になって良かったなって。」
 羅針は笑顔で想いを伝えた。
ロイド)「そう...それなら良かった。僕もまた、新しい仲間が出来て良かったな。」
 ロイドもまた、それに応えるように笑顔で返した。
羅針)「...」
ロイド)「どうしたの?」
羅針)「ちょっと眠くなってきたから...寝てくるね。」
ロイド)「うん、分かったよ。おやすみ。」
 そして、今日は...
ロイド)「羅針の誕生日だから、ケーキを作らないとね。」
 そう言った後、リビングを通り抜けてキッチンに向かった。

《一匹の狐が一台とその地に出会う迄 完》

ロイド 2019年03月25日 (月) 11時37分(964)


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