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No.106 そっくりさん 投稿者:ignatius   投稿日:2018年02月07日 (水) 18時54分 [返信]

小林博士のトルビエラの論文に転載されていたTorrubiella aranicidaの図版です。ヌンチャククモタケにそっくりだと思うのですがいかがでしょうか?
同種は1885年記載のトルビエラ属のタイプ種ですが、この学名は清水図鑑ではモモイロクモタケに当てられています。しかし解説文を読み比べた感じではどうも別種のような気がします。
Index Fungorumで記載論文の画像が見られるので見てみてください。227ページに本文、257ページに図版。胞子の図もありますが、なんとヌンチャク形のようです。

No.107  投稿者:山鳥   投稿日:2018年02月07日 (水) 20時04分

似てるね。

No.108 Torrubiella aranicida 投稿者:K.Y   投稿日:2018年02月08日 (木) 21時06分

Index Fungorumからのリンク先は文字認識機能があり(手動で修正が必要ですが)、
これをgoogle翻訳で英語に変換して読んでみました。
記載中には胞子は糸状と書いてあるようです。
p227の最下部にある図のキャプションによれば、fが子嚢でgが胞子末端とあります。
これらを見る限り、ヌンチャク型かどうかは正直よくわからない気がします。
eは側糸と書いてありますが、実際は未熟な子嚢の頭部のようです。

仮に、ヌンチャク型ではなく糸状ということであれば、子嚢殻の付き方から、サンゴ
クモタケに近い可能性も捨てきれません。サンゴクモタケは系統がまだ不明ですが、
たぶんアカミノオグラクモタケなど、クモ生のAkanthomycesではないかと予想しています。
アカミノオグラクモタケやオグラクモタケが、しばしば宿主体表の菌糸マット上に
直接子嚢殻を形成し、トルビエラ型になることについては、本掲示板No.50にて言及しました。



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