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ペットのための自然療法〜教えて?竹内せんせ〜い!

ペットに関する記事のみ書き込んで下さいね。 お返事が遅くなる場合もありますのでご了承くださいませ。

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ステロイドの副作用対策について
白キジ 2006年09月01日 (金) 13時14分 No.136

icon お世話になっております。
FIPドライでの闘病も10ヶ月目に入りました。再びステロイド内服して1ヶ月が経ち、体重あたり1.2mgまで減量、大きなゆれ戻しがなければ来週にも1mgをきる量になりそうです。斜頚まではいかないのですが、まだ少し首が傾いていたり、ふらつきが残っていたりします。日によって、また一日の中でも症状の強弱が大きく、なかなか安定しないようです。
見た目は皮毛がぱさぱさして、やせており、ちょっと情けない感じですが、機嫌はよく、食欲もあります。筋力が落ち、走れなくなりましたが、体重は少しずつ増え、今、2.95kgです。また、ここ1週間ほど多飲多尿の傾向が出てきたので、できれば対策を講じたいのですが、何か可能性のある処方があればお教え願えないでしょうか?ステロイド内服しているのでいたしかたのない部分があるとは思いますが、できるだけのことをしてやりたく思っています。
現在服用しているのは補中益気丸と西洋人参のみです。
何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
[RES]
TAKE 2006年09月02日 (土) 10時55分 No.138

icon
さすがにこの病気は対処が大変です。
まずは今の処方でいいと思いますが、もう少し体力を付けたい時は十全大補湯や人参養栄湯などの処方も考えられます。様子を見ながらご検討くださいませ。
この程度で宜しいでしょうか?
白キジ 2006年09月04日 (月) 00時41分 No.140

icon
アドバイスありがとうございました。
食欲もあり、なにより機嫌がよいのがありがたい限りです。ステロイドは体重あたり1.13mgまで減量しました。ご指摘の漢方も近いうちにぜひためしてみたいと思います。


白内障について
ルル 2006年08月30日 (水) 18時57分 No.135

icon こんばんわ、お忙しい所すみません。

白内障の事についてお聞きしたいのです。

我家の13歳の犬が、
最近少しづつ 目が白く濁ってきています。
老犬なので仕方がないと思いますが、
少しでも進行を遅らせる方法や
漢方薬やサプリメントなどはありますか?

よろしくお願いします。
 
[RES]
TAKE 2006年09月02日 (土) 10時44分 No.137

icon
やや難しくいうと、東洋医学では白内障は腎虚の表れと考えます。そのため腎を補す処置が必要になります。
そのために最もよく使われるのが八味地黄丸です。この処方は扱っている獣医師も増えていると思いますのでお尋ねください。
その他に、身体を冷やすと腎虚が酷くなり白内障も進行するので、ご注意ください。特に食餌では牛乳、果物、甘い物は厳禁です。
この程度で宜しいでしょうか?
ルル 2006年09月03日 (日) 12時09分 No.139

icon
返事ありがとうございました。

今年のフィラリアの血液検査を行った時に
少し腎臓機能が低下していってると言われました。
たまたま家に『八味地黄丸』の漢方薬があるのですが それを服用してもいいでしょうか? 
その場合、1日にどれぐらいの量を与えたらいいですか?(体重は14kgです)
よろしくお願いします!
TAKE 2006年09月06日 (水) 16時19分 No.141

icon
ご家庭にあるものを使って頂いていいと思います。
また、これはあくまでも私のやり方です。漢方薬はメーカーによって使用量が異なりますが、人間の成人量を30で割って犬猫の体重をかけた量が犬猫の投与量になります。
この場合ですと、人間の成人量÷30×14ということになります。
この程度で宜しいでしょうか?


AG 2006年08月13日 (日) 22時51分 No.133 mail

icon 猫の症状などを検索していて辿り着きました。
我が家には14歳になるメス猫がいます。いつも老猫とは思えないほど元気いっぱいで走り回ったり窓際に飛び乗ったりしていました。しかし7月頃に食事をあまり取らなくなりかなり元気がなくなったので姉が心配し病院に連れて行きました。病院では点滴を受けたそうなのですが帰宅するとかなり衰弱していて口を開けていました。急患を受けている病院にお電話してみると薬が効いているので時間がたてば良くなるとのことでした。そのお言葉通り翌日には依然弱ってはいるものの歩いたり鳴いたりするまでに回復していました。そこから少しずつ元に戻っていくのだと思っていたのですが、8月も中盤になる現在ではほとんど食事も水も取らずかなり痩せてきています。どのように対応するのが適切なのでしょうか??最近は猛暑も続きかなりだるそうに涼しい場所を求めています。何か良いアドバイスがあればよろしくお願いします。
[RES]
TAKE 2006年08月15日 (火) 23時11分 No.134

icon
 書き込みされた症状だけで判断は難しいのですが、かなり高齢なこともあり身体が冷えていることが考えられます。食餌を取らないのは胃が冷えていて胃の動きが悪くなっている可能性がありますし、水を飲まないのは飲水で胃が冷えるためと思われます。まずは消化器を温めるような処置が必要と思われますので、手軽にできる指圧や温灸をお薦めします。
 ツボは背中にある胃のトラブルによく用いるものがいいでしょう。次のようにして探してみてください。
 肋骨の間を肋間といいますが、まず一番後ろの肋間を探してみてください。そして、その肋間を背骨の方に上がったところで、背骨の両脇に脾兪というツボがあります。そして、脾兪から頭の方に二つ上がった肋間の背骨の両脇に肝兪というツボがあります。また、そこから頭の方に二つ上がった肋間の背骨の両脇に膈兪というツボがあります。これらのツボは胃の六つ灸と呼ばれるものに用いられるツボであり、これらのツボに灸をすると胃のトラブル一切に有効だと言われています。また、これらのツボには灸をするのが最もお勧めですが、指圧をしても充分に有効は得られます。また、ブラシで軽くたたいてみるのも方法です。
 それと、点滴も善し悪しがあります。この場合最も気になるのは、点滴を受けて身体が冷えることです。点滴を受けて却って調子が悪くなることもあるのでくれぐれもご注意ください。
この程度で宜しいでしょうか?


猫の歯石について
いずみ 2006年08月06日 (日) 19時44分 No.127

icon 今日はかなり熟睡していたので
チャンスと思い歯のチェックをしましたら
一番奥の方にものすごい歯石を発見してしまいました。
子供の指の爪くらいありました。
左側で、そのせいか顎や唇の際に黒ニキビのようなものも
あります。

15歳です。元気なのですが、歯石取りとなると麻酔が
必要ですしどうしたものでしょう。

[RES]
TAKE 2006年08月11日 (金) 09時57分 No.129

icon
お返事遅くなってすいません。
どのようなものであっても麻酔はリスクを伴いますし、高齢なのでなおさらリスクは高くなります。
歯石は根気よく歯磨きをすると結構とれるのですが、あまり大きなものは難しくなります。もしできるようでしたら鉗子や小さなラジオペンチのようなもので歯石をはさみ付けて割ったりする方法もありますが、暴れたり割れた歯石をの飲み込んだりしないようにお気を付けください。
この程度で宜しいでしょうか?
いずみ 2006年08月11日 (金) 11時15分 No.130

icon ありがとうございます
かなりの暴れん坊なので、自信はありませんが
作戦を練ります。
いずみ 2006年08月12日 (土) 22時26分 No.132

icon
先ほど、寝ている時を狙って、爪でやってみたら
みごとに取れました!すっごい気持ちよかったです!
すぐ起きなかったので、カケラも拾えたしバッチリです。


ステロイド内服と漢方薬の併用についてのお尋ね
白キジ 2006年08月01日 (火) 11時49分 No.124

icon 6月にFIP(ドライタイプ)の猫のことで質問させていただいた者です。
20日ほど前迄、体重も増え、発情期まで来て好調だったのですが、10日ほど前、突然、斜頚、眼圧上昇、ほどなく手足のもつれも生じ、抗体値を測ったところ急上昇していました。そのため、5日ほど前から、数ヶ月ぶりにステロイド内服(3.3ミリ/s)を始め、症状は消失しつつあります。しかし、急にステロイドをやめるわけにはいかないので、徐々に減薬しながら長期間飲み続けることになるかと思います。
年末年初に2ヶ月余りステロイドを内服した際、肥満を起こし、徐々に減薬したものの、断薬後、極端な体調不良・多飲多尿、食欲不振に陥り、ふらふらになり、補中益気丸でやっと体調が戻りました。
今回は前回の轍を踏まぬよう、できるだけ少ない量のステロイドで、効果を出したく、またステロイドの副作用をできるだけ軽減できるような漢方薬(ムシがよい願いですが)があれば、今からすぐにも併用させたいと思っています。
何ヶ月も効いてくれた補中益気丸ですが、今回再び眼圧が上がった(内服ステロイド&目薬ですぐ下降)ので、継続使用させるのにためらいがあります。脳神経に炎症が起こっているのは確かなようですが、体温は何度測っても平熱(FIP発病以来、顕著な症状が出ているにもかかわらず、熱がでたことはないのです)で、腎臓肝臓などの検査値もいまのところ正常です。
ステロイド大量内服時から減薬、断薬する時期にかけて、使うべき漢方薬・生薬があればお教えください。
熱も吐き気もないのですが、体内では激烈な何かが起こっているらしく、わずか10日で300gも体重が減り、一挙に毛もぱさぱさになってしまいました。すぐ食欲がなくなる子なので漢方薬選びも難しく頭を抱えている始末です。
何度も申し訳ありませんが、どうぞよろしくご指導ください。
[RES]
TAKE 2006年08月05日 (土) 23時44分 No.125

icon
お返事遅くなってすいません。
さてご質問の件ですが、ステロイド剤の副作用の東洋医学的解釈としては色々ありますが、まず血の巡りが悪くなっていることがあげられます。そのため血の巡りを改善するものを考えるのがいいのですが、この場合は体力の問題から考えて最もよく使われている桂枝茯苓丸がいいかと思います。その他に柴胡が含まれる漢方薬がステロイドの軽減につながるとの研究もありますが、体力の問題からすれば使いにくいものが多くなりますのでもう少ししてからの方がいいと思います。
この程度でよろしいでしょうか?
白キジ 2006年08月06日 (日) 09時03分 No.126

icon
アドバイス、ありがとうございました。
ステロイド服用1週間が経ち、猫は、見た目、限りなく普通に近づき、飼い主も獣医師も少しだけ安心したところです。わずか1週間でしたが、突然のことで飼い主も相当疲労しました。
書物等でFIPの神経症状は予習していたので、足のもつれ等に驚きはありませんでしたが、ふと覗いたら、横になって、ものすごい動悸・顔面蒼白になっており、一瞬心不全をおこしたのかと思ってしまいました。思いもかけない様々な症状がでる病気なのですね。
教えていただいた桂枝茯苓丸は、さっそく丸薬タイプを注文いたします。
柴胡剤については、もう少し体力が回復したらぜひ試したいと思います。そのときが来ましたら、よろしくご指導ください。
かかりつけの獣医師は、漢方薬に理解があり、治療に効果があるならぜひ使ったほうがよいと言ってくれるので助かります。
我が家の猫の症状を見ていると、人間の全身性エリテマトーデスの症状に酷似しており、やはり難しい病気なのだなあと実感させられます。
補中益気丸はやはり中止したほうが良いとのご判断でしょうか?

TAKE 2006年08月11日 (金) 09時48分 No.128

icon
お返事遅くなってすいません。
補中益気湯も柴胡が入っていますが、いわゆる柴胡剤とは違った使い方をします。我が師匠と意見がずれるのですが、極端に言えば私は気虚の場合には全て使えると解釈していますので、この場合は使っていて問題ないと思います。
この程度でよろしいでしょうか?
白キジ 2006年08月11日 (金) 21時29分 No.131

icon
ありがとうございました。
斜頚は消失し、足取りもだいぶしっかりしてきました。ステロイドは減薬し、体重あたり2ミリになりました。補中益気丸は継続服用で、西洋人参末も併用中です。補中益気丸は巷で言われている以上の効果がある気がします。今回の発作で、苦しかったのは数日で、それ以外は飼い主から見た目とは違い、本人(猫)はどうということないらしく、今日も機嫌よく過ごしており、隔離してある部屋から、何とかして同居猫達のいるリビングへ脱走しようと狙っています。体重が再び3キロを超えたら、体調を確かめながら柴胡剤を試してみたいと思います。
今後のことは全くわかりませんが、もし4月に漢方薬に出会わなかったら、とっくに死んでしまっていたことでしょう。東洋医学は万能ではないでしょうが、本当に奥深いものだとつくづく感心しております。


乳腺腫瘍
コーギーママ 2006年07月04日 (火) 15時31分 No.117 mail

icon サイトを巡り巡ってここにたどり着きました。
竹内先生、はじめまして。お忙しいところ恐れ入ります。9歳になるメス犬(コーギー)の事でアドバイスをお願いいたします。
先日乳腺の近くにしこりを見つけました。検査報告のコメントを用い説明させていただきます。
左第4乳腺に直径1-2ミリのマスが集合していた為、第4乳腺を外科的切除。病理組織学的診断は乳管内乳頭状腺癌(中〜高悪性度)(悪性腫瘍) 円形〜類円形の核を有する腫瘍細胞が乳管内に乳頭状に増殖し、多数の腫瘤を形成している。腫瘍細胞には核の大小不同や核小体の明瞭かなどの核異型が認められる。また多層性に増殖するなどの悪性所見も観察される。腫瘍細胞は周囲組織へ乳管内進展により増殖してるが、マージンは確保されている。ただし一部では脈管侵襲像が認められる。これらより悪性の乳腺腫瘍と確定診断される。予後については転移と再発の注意が必要。
と、報告を受けました。術後の経過としては定期的に肺に転移していないかレントゲンを撮ろうとのことです。ただじっと転移と再発を息を潜め待つのではなく、それらの確率を落とす為に漢方を用いることはできないでしょうか。用いることが可能であればどのようなものを与えれば良いのでしょうか。アドバイスをいただけるを幸いです。

[RES]
竹内 2006年07月05日 (水) 22時54分 No.119

icon
腫瘍の問題は増える傾向にあるようで、様々な処置方法が開発されていますが、その反面決め手になるものが少ないように思います。
この場合、まずは主治医の先生の指示に従って頂くことが大事と思います。そして、家庭でできることと言えばいくつかありますが、腫瘍細胞を温める方法が考えられます。これは腫瘍細胞は熱に弱いことを応用したもので、話題になったこともありました。カイロや湯たんぽなどで乳腺腫瘍を温めて頂ければ結構なのですが、ヤケドの問題があるので温めすぎにはご注意ください。
また、漢方医学では腫瘍は血の巡りが悪くなって起こると考えますので、この場合も血の巡りを改善する方剤が使えると思います。
代表的なものを挙げると、体力があれば桃核承気湯、そうでなければ桂枝茯苓丸になります。
ただ問題があると大変ですから、主治医の先生とよくご相談してから使ってくださいませ。
この程度でよろしいでしょうか?


猫の口内炎
ねこのしもべ 2006年07月03日 (月) 22時27分 No.116 mail

icon こんばんは。14歳になる猫(ミックス、双子、完全室内飼い)が相次いで口内炎になりました。これが初めてです。現在抗生物質投与、一頭は月に一度ステロイド注射。もう一頭は、現在皮膚病(原因不明の脱毛)がでているので、抗生物質のみ。難治性というものらしく、このさきずっと抗生剤をあたえつづけなくてはならないのかなあと心配しています。イヌ・猫に効く指圧と漢方薬という本で、竹内医院について知りました。うちの猫たちに漢方や鍼灸はどうでしょうか。また、通院治療をするとしたら、どのくらいの頻度で通わなくてはなりませんか?うちは西宮なので、あまり長いドライブを再々というのも猫に負担(私も胃が痛くなる)がかかるしなあと思案中です。本によれば、漢方は人間の三分の一程度ということなので、津村の顆粒(わたしもカミショウヨウサンをのんでいます)を買ってきてあたえようかなとも思っています。エイズの検査はしていません。たとえ陽性だとしても、わたしが誠意を持ってお世話する決意にかわりはないからです。この年まで、いちど尿路結石(ミケ)数回アレルギーのような皮膚炎(ミケ)しか既往症はありません。白のほうは、昨年の健康診断でちょっと心臓に雑音があるといわれました。
 ご多忙中とは存じますが、ぜひお知恵をおかしくださいませ。
 
[RES]
竹内 2006年07月05日 (水) 22時32分 No.118

icon
よく似た内容の質問を受けることが多々ありますが、猫の口内炎はスッキリと治ってくれないことがほとんどです。
ただ、抗生物質やステロイドを使い続けるのも大きな問題で、私は漢方薬をお薦めしています。本来なら診察をして方剤を決めていくのですが、ご質問の内容からすれば補中益気湯が使えると思われます。この方剤は免疫を改善することが認められ一時話題になったようですが、体力が充実しているものには向かないこともあるのでご注意ください。
また、この方剤を与えているとステロイド剤の量を減らせることがよくありました。そういうことでも試してみる価値はあると思いますので、手に入るようでしたらお試しくださいませ。(ネコちゃんの負担にならないようにご注意ください)
この程度でよろしいでしょうか?
ねこのしもべ 2006年07月14日 (金) 21時21分 No.120 mail

icon 漢方薬の飲ませ方の工夫をご教示ねがえませんでしょうか?
竹内先生、先日はお忙しい中、丁寧なご回答をいただき、ありがとう存じました。今日、津村の補中益気湯(顆粒)を買って参りました。早速14歳達に飲ませようとしたのですが、一頭は飲ませた直後(いつものクスリのようにスプーンで与えました)嘔吐、胃の内容物まで全部だしてしまいました。気が荒くて、強引に飲ませられないミケには、いつも喜んで食べるレトルトに混ぜた(いつものお薬はこれでOK)ところ、一口食べて「変な味がする」といってそっぽをむいてしまいました。なんとか飲んでいただき、抗生剤やステロイド剤はできる限り使わないでいたいと思うのですが、なにかいい工夫はないでしょうか。
竹内 2006年07月18日 (火) 23時52分 No.121

icon
よくお薦めするのは蜂蜜に混ぜてなめさせる方法ですが、これで無理な場合はカプセルに詰めて飲ませる方法もあります。
さらには、猫が毛繕いすることを利用して少しずつ前足などにつける方法もあるそうです。
敏感な猫はなかなか大変ですが頑張ってみてください。
ねこのしもべ 2006年07月23日 (日) 21時39分 No.122 mail

icon
はちみつ、とは思いもよりませんでした。お湯に溶かした漢方薬をバターに混ぜ(濃度がなかなかむずかしいのです)ええいと顔中にぬったこともあります。おかげで顔中の毛がぼさばさになって突っ立ち、夜は枕元から発酵バター(無塩)のいいかおりがほのかにたちのぼってきます。あす、はちみつを買ってきます。マヌカハニーならもっと効きそうですね。いいアイディアをありがとうございました。謝謝!


こんばんわ
ウズマキ 2006年06月22日 (木) 00時52分 No.114

icon 高校2年生です。今、進路について迷っています。
以前から動物のマッサージに興味があり、勉強したいと思っています。アメリカに留学する場合、どのようなコースがあるのですか?教えてください。

[RES]
竹内 2006年06月29日 (木) 09時23分 No.115

icon
お返事遅くなってすいませんでした。
動物のマッサージは最近盛んになりつつありますが、単独で取り組んでいる学校は今のところなかったと思います。授業に組み込んでいるナースやトリマーの学校が増えていますので、問い合わせてみてください。
それと、私は海外の実情は把握していないのでよく分かりませんが、マッサージ、カイロプラクティックやテリントンタッチなどを教えてくれる学校があるそうです。詳しいことが分かりましたらカキコします。
この程度でよろしいでしょうか?


FIPで回復中ですが
白キジ 2006年06月02日 (金) 15時29分 No.109

icon 和猫、オス、10ヶ月半、体重2.8キロです。

昨年11月、生後4ヶ月の時、FIPドライタイプ(確定)を発症(発病時の抗体値は200)ぶどう膜炎から緑内障を併発、約二ヶ月かけて目薬と内服ステロイドで治療。内服薬は漸増漸減して、一月末には停止しました。この間、薬の副作用で激太りしました。服薬停止後一月ほどして、ごく軽い肺浸潤を起こしましたが、早期に発見したため、五日間ほどのステロイド内服で、速やかに正常に戻りました。その後は現在まで点眼薬(ステロイド・炭酸脱水酵素阻害剤)だけで正常眼圧を維持できています。
ところが3月半ばから原因不明の体調不良が始まり、食事、飲水、排尿排便以外いつも寝ているようになり、食欲不振開始、ほどなく多飲多尿も始まり、血液検査、尿検査を複数回行いましたが異常値は見つかりません。3月後半からは下肢のわずかなふらつきまで始まり、4月下旬には1メートルの距離でも、腰が何度もふらついて、歩行に支障をきたす状態になり、ほとんど餌も食べなくなりました。かかりつけの獣医師が食欲不振に対応する薬や注射を試みてくれましたが、すべて奏功せず、体重は2.55キロまで落ち、皮毛もぱさぱさで、全身が干からびたようになってしまい、頭をもたげることもできない状態になりました。動物病院でできることは補液くらいしかなくなり、このままでは斃死を待つばかりに見えたので、意を決して、漢方薬局と相談し、まずは少しでも食欲を出させることを第一義と考え、補中益気丸を選択しました。結果、数日で奏功、一ヶ月余たった現在、ふらつきは9割方消失、皮毛の艶も戻り、まだ痩せている点をのぞけば、元気よく部屋を走り回れるまでに回復、餌もほどほどには食べるようになりました。現在の状態は、最悪だった4月下旬から見れば、2ランクアップして停滞中というところでしょうか。

現在の心配は、まだ日によって、食欲に大きなばらつきがあり、体重がなかなか増えないこと及びこの薬を継続することがベストの選択なのか?という点です。今でも食欲がない日には、なぜか 部屋の中の木部(松材のようです)を執拗になめており、素人の憶測では、内熱?がこもっているのではないかと心配です。
猫の様子からして、生命の危機は、 当面、とりあえず乗り越えたように見えますが、なんといっても病気が病気ですから、この程度の食事量では、ウィルスと長期的にうまく折り合ってはいけない気がします。また、この状態で抗ウィルス作用のある板藍根や清熱剤などを使ってみるべきなのでしょうか?飼い主の私は漢方の素人、漢方薬剤師さんは動物の素人で、二人して頭を抱えている状態です。抗体値は発病時が200、治療開始後ほどなく100まで下がり、現在も100です。

なかなかやっかいなケースかと思いますが、よろしくお願いいたします。
[RES]
竹内 2006年06月05日 (月) 11時26分 No.110

icon
たしかにFIPは面倒な病気で、現在有効な治療方法が確立されていません。
ところで、補中益気湯には免疫を改善する報告がありよく使われています。また、長期に使用することも多く、この場合も続けて投与してまず問題はないと思います。
一方内熱の問題ですが、これは舌を診て判断してください。熱がこもる場合は舌が赤くなります。もし、熱がこもっていなければ身体を冷やす処置は避けてください。この場合は、食欲のムラなどから熱はこもっていないように思われますし、食欲がある時に食べ過ぎることにはお気を付けください。食べ過ぎは免疫力を落とします。
また、板藍根や大青葉などは白血病などにもよく使われていますが、猫では治験例がないので良いのか悪いのかはお答えできません。
それと、この場合は風が関係していそうなところがありますので薬剤師さんにご相談くださいませ。
この程度でよろしいでしょうか?
白キジ 2006年06月05日 (月) 14時11分 No.111

icon アドバイスに感謝いたします
ご回答、ありがとうございました。先生のアドバイスに従い、補中益気丸を継続することといたします。
補中益気丸は、FIPがウィルス関連の自己免疫疾患であることから、免疫調節機能を持ち、十全大補湯より食欲を出す効果が優れている点に着目して選びました。しかし、服用開始した際は、どう見ても後10日(大学病院の予約がとれていました)はもたないと思わせるほど重態だったので、補薬にすぎない(?)この薬がこれほど劇的に奏功するとは思いもかけませんでした。飼い主としては、一安心しながらも、この薬が効かなくなった時、次の一手は想像もつかない!さて困った!という心境です。
実は一昨日より板藍根エキスを加えてみたのですが、心なしか調子が悪いようなので、今朝より再び補中益気丸のみに戻したところでした。先生のご指摘に従い、舌をチェックしてみましたが、他の猫に比べて若干赤みがある程度、それほどの差はありませんでした。
「風」については、風症(素人の憶測です)にかかわりがあるかもしれないという意味でしょうか?さっそく漢方薬剤師さんに相談してみます。
体調の急速な悪化には、ステロイドの大量服用による副作用が関係しているようです。病気が急性期にありましたから、選択の余地はなかったと思っていますが、その反動も劇烈でした。
現在の状態で、補中益気丸と併用できる可能性のある他の中薬がありましたら、教えていただけないでしょうか?かかりつけの獣医師は、漢方は全く使用したことがなく、相談することができませんし、漢方薬剤師は元来人間相手ですので、猫を直接つれて行くわけにもいかず、隔靴掻痒の感があります。何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
竹内 2006年06月09日 (金) 09時42分 No.112

icon
この場合、本来なら細かな診断が必要ですが、風邪(フウジャ)が関係していそうです。そのため葛根湯や桂枝湯などの適応になりそうですが、細かいところは判断できません。
それでも、まずは体力の状態で薬を選択していくのも方法ですし、理屈は基本的には人間の場合と同じですので薬剤師さんにご相談いただければいいかと思います。
個人的にこのような場合によく使うものをいくつか挙げると、葛根湯,桂枝湯,桂枝加黄耆湯,柴胡桂枝湯,柴胡桂枝乾姜湯などです。ご参考にしてください。
白キジ 2006年06月09日 (金) 12時19分 No.113

icon ありがとうございます
先生のアドバイスにしたがい、漢方薬剤師さんと再度相談してみます。

猫の健康状態は、補中益気丸5個/日で、引き続き良好に推移しており、食欲不振も深刻ではありません。瀕死に近い状態で漢方薬を開始したのですが、今は毎日他の猫達と跳ね回っています。おかげで、今後の治療の選択肢を広げることもできました。
重態の頃、必死の思いで、近くの日獣医大付属病院予約をとり、数週間の順番待ちの後、やっと連れて行った時には、症状のほとんどが消失しており、脳神経外科の先生も拍子抜けのご様子でした。
かかりつけの獣医さんは、この子がここまで回復したのに驚愕し、何を服用したのか詳しく教えてほしいといわれました。補中益気丸開始時から給餌量、時間、服薬量、その時の様子などを記録しましたので、差し上げるつもりです。この子の記録がFIPの猫ちゃん治療の一助になってほしいと願っています。

竹内先生、改めて、貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。


よろしくお願いします。
mc 2006年05月20日 (土) 19時04分 No.106

icon こんにちわ。
お忙しい所、すみません。
東洋医学で検索していて たどりつきました。

我家の犬(7歳)の事で相談があります。
3週間ほど前から びっこを引き出して 
膝が腫れていました。
いつもお世話になっている獣医さんで
レントゲン(膝と胸部)とバイオプシー検査をしました。
画像では膝には白っぽい影がありましたが
この時点では肺には異常はありませんでした。

その後 バイオプシーの結果が来て 
骨肉腫か組織球肉腫だろうという診断でした。
これからの治療方針としては
何もしないで、痛みに対して投薬で治療をしていくか 
断脚して抗がん剤を使う との事でした。
治療方法が上記だけで どうすればいいのか困っています。

そこで先生に質問なのですが、、、
東洋医学での治療方法の選択はないのでしょうか?
今の所 びっこを引くだけで 食欲も元気もあります。
癌と共存しながらでも 1日でも長く普段どおりで過ごせる様に
最後まで頑張りたいと思っています。

一度 来院して相談させてもらってもいいでしょうか?
よろしくお願いします。
[RES]
竹内 2006年05月23日 (火) 22時55分 No.107

icon
腫瘍の問題は確かに大変です。また、書き込みされているようなものについてはほとんどの獣医がこれといった根本治療が出来ずに困っているのが現状です。そのようなことからこの場合も書き込みされた治療法のみが提示されたと思われます。
ところで、人間の鍼灸師には腫瘍専門の治療に当たられる方もおられるそうですが、相当高度な技術が必要になり、そのような技術を持った獣医師はいないと思われます。
また、私も腫瘍の末期治療の相談を受けることが多いのですが、末期治療における鍼治療は疼痛緩和を含めて効果がないことが多くなるので、おすすめしていません。
一方、灸と漢方薬で効果のあった例がいくつかありましたで、試してみるのも一つの選択肢になるかもしれません。ただ、診断が重要になりますので、どの漢方薬が効くとは簡単に申し上げることはできませんし、どの程度効果が出るのかもまったく不明ということもご了解ください。
最近では漢方薬を扱う獣医師は増えていますので、ご相談頂くといいでしょう。
この程度でよろしいでしょうか?





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