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ペットのための自然療法〜教えて?竹内せんせ〜い!

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FIPで回復中ですが
白キジ 2006年06月02日 (金) 15時29分 No.109

icon 和猫、オス、10ヶ月半、体重2.8キロです。

昨年11月、生後4ヶ月の時、FIPドライタイプ(確定)を発症(発病時の抗体値は200)ぶどう膜炎から緑内障を併発、約二ヶ月かけて目薬と内服ステロイドで治療。内服薬は漸増漸減して、一月末には停止しました。この間、薬の副作用で激太りしました。服薬停止後一月ほどして、ごく軽い肺浸潤を起こしましたが、早期に発見したため、五日間ほどのステロイド内服で、速やかに正常に戻りました。その後は現在まで点眼薬(ステロイド・炭酸脱水酵素阻害剤)だけで正常眼圧を維持できています。
ところが3月半ばから原因不明の体調不良が始まり、食事、飲水、排尿排便以外いつも寝ているようになり、食欲不振開始、ほどなく多飲多尿も始まり、血液検査、尿検査を複数回行いましたが異常値は見つかりません。3月後半からは下肢のわずかなふらつきまで始まり、4月下旬には1メートルの距離でも、腰が何度もふらついて、歩行に支障をきたす状態になり、ほとんど餌も食べなくなりました。かかりつけの獣医師が食欲不振に対応する薬や注射を試みてくれましたが、すべて奏功せず、体重は2.55キロまで落ち、皮毛もぱさぱさで、全身が干からびたようになってしまい、頭をもたげることもできない状態になりました。動物病院でできることは補液くらいしかなくなり、このままでは斃死を待つばかりに見えたので、意を決して、漢方薬局と相談し、まずは少しでも食欲を出させることを第一義と考え、補中益気丸を選択しました。結果、数日で奏功、一ヶ月余たった現在、ふらつきは9割方消失、皮毛の艶も戻り、まだ痩せている点をのぞけば、元気よく部屋を走り回れるまでに回復、餌もほどほどには食べるようになりました。現在の状態は、最悪だった4月下旬から見れば、2ランクアップして停滞中というところでしょうか。

現在の心配は、まだ日によって、食欲に大きなばらつきがあり、体重がなかなか増えないこと及びこの薬を継続することがベストの選択なのか?という点です。今でも食欲がない日には、なぜか 部屋の中の木部(松材のようです)を執拗になめており、素人の憶測では、内熱?がこもっているのではないかと心配です。
猫の様子からして、生命の危機は、 当面、とりあえず乗り越えたように見えますが、なんといっても病気が病気ですから、この程度の食事量では、ウィルスと長期的にうまく折り合ってはいけない気がします。また、この状態で抗ウィルス作用のある板藍根や清熱剤などを使ってみるべきなのでしょうか?飼い主の私は漢方の素人、漢方薬剤師さんは動物の素人で、二人して頭を抱えている状態です。抗体値は発病時が200、治療開始後ほどなく100まで下がり、現在も100です。

なかなかやっかいなケースかと思いますが、よろしくお願いいたします。
竹内 2006年06月05日 (月) 11時26分 No.110

icon
たしかにFIPは面倒な病気で、現在有効な治療方法が確立されていません。
ところで、補中益気湯には免疫を改善する報告がありよく使われています。また、長期に使用することも多く、この場合も続けて投与してまず問題はないと思います。
一方内熱の問題ですが、これは舌を診て判断してください。熱がこもる場合は舌が赤くなります。もし、熱がこもっていなければ身体を冷やす処置は避けてください。この場合は、食欲のムラなどから熱はこもっていないように思われますし、食欲がある時に食べ過ぎることにはお気を付けください。食べ過ぎは免疫力を落とします。
また、板藍根や大青葉などは白血病などにもよく使われていますが、猫では治験例がないので良いのか悪いのかはお答えできません。
それと、この場合は風が関係していそうなところがありますので薬剤師さんにご相談くださいませ。
この程度でよろしいでしょうか?
白キジ 2006年06月05日 (月) 14時11分 No.111

icon アドバイスに感謝いたします
ご回答、ありがとうございました。先生のアドバイスに従い、補中益気丸を継続することといたします。
補中益気丸は、FIPがウィルス関連の自己免疫疾患であることから、免疫調節機能を持ち、十全大補湯より食欲を出す効果が優れている点に着目して選びました。しかし、服用開始した際は、どう見ても後10日(大学病院の予約がとれていました)はもたないと思わせるほど重態だったので、補薬にすぎない(?)この薬がこれほど劇的に奏功するとは思いもかけませんでした。飼い主としては、一安心しながらも、この薬が効かなくなった時、次の一手は想像もつかない!さて困った!という心境です。
実は一昨日より板藍根エキスを加えてみたのですが、心なしか調子が悪いようなので、今朝より再び補中益気丸のみに戻したところでした。先生のご指摘に従い、舌をチェックしてみましたが、他の猫に比べて若干赤みがある程度、それほどの差はありませんでした。
「風」については、風症(素人の憶測です)にかかわりがあるかもしれないという意味でしょうか?さっそく漢方薬剤師さんに相談してみます。
体調の急速な悪化には、ステロイドの大量服用による副作用が関係しているようです。病気が急性期にありましたから、選択の余地はなかったと思っていますが、その反動も劇烈でした。
現在の状態で、補中益気丸と併用できる可能性のある他の中薬がありましたら、教えていただけないでしょうか?かかりつけの獣医師は、漢方は全く使用したことがなく、相談することができませんし、漢方薬剤師は元来人間相手ですので、猫を直接つれて行くわけにもいかず、隔靴掻痒の感があります。何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
竹内 2006年06月09日 (金) 09時42分 No.112

icon
この場合、本来なら細かな診断が必要ですが、風邪(フウジャ)が関係していそうです。そのため葛根湯や桂枝湯などの適応になりそうですが、細かいところは判断できません。
それでも、まずは体力の状態で薬を選択していくのも方法ですし、理屈は基本的には人間の場合と同じですので薬剤師さんにご相談いただければいいかと思います。
個人的にこのような場合によく使うものをいくつか挙げると、葛根湯,桂枝湯,桂枝加黄耆湯,柴胡桂枝湯,柴胡桂枝乾姜湯などです。ご参考にしてください。
白キジ 2006年06月09日 (金) 12時19分 No.113

icon ありがとうございます
先生のアドバイスにしたがい、漢方薬剤師さんと再度相談してみます。

猫の健康状態は、補中益気丸5個/日で、引き続き良好に推移しており、食欲不振も深刻ではありません。瀕死に近い状態で漢方薬を開始したのですが、今は毎日他の猫達と跳ね回っています。おかげで、今後の治療の選択肢を広げることもできました。
重態の頃、必死の思いで、近くの日獣医大付属病院予約をとり、数週間の順番待ちの後、やっと連れて行った時には、症状のほとんどが消失しており、脳神経外科の先生も拍子抜けのご様子でした。
かかりつけの獣医さんは、この子がここまで回復したのに驚愕し、何を服用したのか詳しく教えてほしいといわれました。補中益気丸開始時から給餌量、時間、服薬量、その時の様子などを記録しましたので、差し上げるつもりです。この子の記録がFIPの猫ちゃん治療の一助になってほしいと願っています。

竹内先生、改めて、貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。





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