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2016.07.31 LOVEツアー バンドスタイル ファイナル オーチャードホール
2016年08月05日 00:31:09 cano No.1284

icon Band Member

Vocal:平原綾香
drams:則竹裕之 ★バンドマスター
Guitar:古澤 衛
bass:大神田 智彦
Keyboard:Nicolas Farmakalidis ★音楽監督
Piano&Keyboard:瀬田創太


7月31日、渋谷のオーチャードホールでの
平原綾香CONCERT TOUR 2016〜LOVE〜
第1弾 バンドスタイルのファイナル公演へ
行ってまいりました。

最初に行ったのが7月1日のフェスティバルホールで
2回目で既にファイナルです。(ちょっと寂しい…)

ファイナルと言えども9月から
アコースティックスタイルが始まるので
歌う曲は違うという噂ですが、骨組みはこのまま
かも知れませんし、はてどこまで感想を書いて
(ネタバレして)いいのやら。

そこら辺がよくわからないので
全ての曲が大好きなのですが
特に気になった曲について書きたいと思います。


◇「マスカット」

アルバム「LOVE」の1曲目に収録の玉置浩二さん作の曲。
LOVEツアーでもこの曲から始まりました。

舞台袖で瞬時に心を大人の恋愛モードに持って
いかなければならないので、かなり難易度が高いのでは?

ですが、さすがあーや、1曲目から艶っぽく歌いこなし
(ワインレッドの衣装はやはり玉置さんにちなんで…かな?)
一気にステージに集中してしまいました。

でも、個人的にはちょっともったいないかな、という気も少し。
コンサートの中盤で観客のドキドキも治まった頃に
集中して聴きたいなぁと少し思ったりして…


◇「Time to say goodbye」

「君と旅立とう」(Con Te Partiro)
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」( Time To Say Goodbye)
「ポル・ティ・ヴォラーレ」(Por ti volare)と
イタリア語、英語(一部)、スペイン語の3バージョンを持つ
アンドレア・ボチェッリの代表的オペラティック・ポップ曲。

特に欧州で爆発的にヒットして、日本でも人気の高いのが
サラ・ブライトマンからアプローチして、曲名及び歌詞の一部を
英語に変更してデュエットした「Time to say goodbye」でした。
(Wikipediaより)

1990年代半ばに発売されたコンピレーションアルバムで
この曲に出会って、私も大好きになりました。

この曲とあーやの接点は2015年03月14日に開催された
ヴァイオリニストの宮本笑里さんのコンサート
「宮本笑里 with FRIENDS」にあーやがゲスト出演した時でした。
http://yomi.otemachi-hall.com/event/event_2314.html

私は残念ながら行けなかったのですが、なんと!
あーやが宮本笑里さんのリクエスト(てかムチャ振り)で
ボチェッリとサラ・ブライトマンのパートを一人で歌い上げた
「一人タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をやったというのです。

あーやがサラ・ブライトマンの曲を歌うなんて…!

何年前か忘れましたが「平原綾香のヒーリング・ヴィーナス」で
「平原綾香に歌って欲しい曲」の募集を始めた頃、リスナーから
届く和洋問わずの難曲のリクエストに「みんな無理言い過ぎ!」
みたいな苦笑いのリアクションをしていたあーやですが
それから今までの間にどれだけ努力と勉強を重ねたのだろう。

でもこの日は親友の宮本笑里さんへ捧げるスペシャルな日
だったからこんな難曲を歌ったのだろうから
ツアー以外のコンサートへはあまり行けない身なので
この先あーやが歌うこの曲を聴ける機会があれば
それは奇跡だろうと思っていたのですが

それがまさか、こんなに早く聴けて、
しかもツアーで歌ってくれるなんて、夢のようでした。

あーやの「Time to say goodbye」はそれはそれば
想像を遥かに超えて素晴らしかったです。

低音から高音までに向き合う集中力と
最近特に研ぎ澄まされてきている心地よい高音。

高音パートを歌える歌手は大勢いるだろうけど
耳にキーンとしない柔らかさで歌える人は
なかなか居ないものです。

もうあーやに歌えない曲なんて無いんじゃないだろうかと
思えてしまいました。


◇アランフェス協奏曲〜Spain

ベースの大神田さん、コントラバスも弾くんですね!
フェスティバルホールで初めて見てビックリしました。
すごーい、多彩だ!
で、弓で弾くんじゃなくて
(素人だからどう表現すればいいかわかりませんが)
指でまるでギターのように弾いていました。
それが凄くカッコ良かったです。

あーやのスキャットやボイパもカッコ良かった!


◇She 想

「Spain」から「She 想」へ行くMCの途中で
うっかりスカートの後ろのホックに手が触れて
外れそうになってしまったあーや。

「見なかったことにして下さい。
(DVD収録に入っていた)スカパーもここは
編集されると思います」

と会場を笑わせて、何事も無かったように
(編集しやすいように)
最初からMCをやり直して
「She 想」のイントロで
フワフワのスカートを外しながら
クルクル回ってミニスカートに衣装チェンジしました。
(さすがバレエをやっているだけあって動きが美しい!)

この曲の後に「HAPPY」「JOYFUL,JOYFUL」と
ノリノリのスタンディング曲が2曲用意されていたのですが
あーやの可愛らしい振付けに誘われてか
曲の途中で立ち上がる人が続き、
スタンディング曲が3曲になりました。


◇未送信の恋

シークレットゲストにアルバム「LOVE」に
「未送信の恋」を提供された岡本真夜さん登場!
https://twitter.com/mayookamoto510/status/759772637115523074

ファイナルにアーティストのゲスト登場が初のせいか
会場の盛り上がりが凄かったです。

MCであーやに曲を書いた感想を岡本さんに尋ね
「綾香ちゃんの恋愛が想像できなくて」と言われた時の
あーやの(^_^;)な顔が可愛かったです。

今年の3月にピアニストMayoとしてデビューされたと
いうことで今日はピアノ伴奏での共演でした。

A-ya BLOGより
http://ameblo.jp/hirahara-ayaka/entry-12186389632.html

今年の4月の「平原綾香のヒーリング・ヴィーナス」の
ゲスト出演の時から「綾香ちゃん」「綾ちゃん」と呼んで
先輩としてあーやに優しく接して下さっていた真夜さん。
http://www.tfm.co.jp/hv/index.php?catid=471&itemid=108245

ピアノの音色も真夜さんらしく柔らかくて繊細で、
あーやの切ない歌声と共に心に語りかけるようでした。


◇アリア - Air -

その前の「明日」か「LOVE」を歌い終わった後で
いきなり涙ぐむあーや。

「ここで泣いては…次は大変な曲なんだから」

その日はさすがファイナルだけあって
著名人やお世話になった方がたくさんいらしているそうで
その中に「アリア - Air -」の編曲をされた方も
いらしていたと聞こえたような…
(ということは瀬尾一三さんがいらしてたということ?)

他の方のブログやTwitterを見ても誰も書いていないので
もしかしたら私の空耳アワーかも…???

思わず泣いちゃって「しっかりしなきゃ!」と思ったり
中島みゆきさん側の関係者が来ていらしたり(瀬尾さん?)
(アンコールがあるけど)コンサートの絞めの曲だったり
この日がバンドスタイル最終日だったり
いろんなことが重なり、この日の「アリア」は
音楽の神様が乗り移ったかのような全身全霊で歌い上げた
あーやの気迫が伝わる熱唱でした。

この曲をツアーで歌い切るために体幹を鍛えたり
トレーニングに勤しんで体力(というか歌力)をつけたあーや。

18公演見事に歌い切ることが出来たということは
またこれから先の音楽家人生の自信に繋がったのでは
ないでしょうか。


◇Jupiter(アンコール)

私をあーやに出会わせてくれた曲。
先日NHKで「吹奏楽部はブラック部活か」という
特集をやっていたけれど、まさにああいう日々の中で
私に見えた一筋の希望の光がホルストの「木星」でした。

なので初めてFMラジオからあーやの「Jupiter」が流れた時
「嘘でしょう!? どんな歌を歌うのか聴いてやろうじゃないの」
と意地悪く思った1分後には「ファンになろう!」と決めていました。

この曲を聴くと出会いの不思議を思わずにはいられません。
そしてこの曲と向き合う平原綾香というアーティストの
素晴らしさに感動し続けてはや13年が経ちました。


◇わせねでや

東北の言葉で「忘れないでね」という意味で
東日本大震災直後の避難所で綴られた一編の詩から
生まれた歌なのだそうです。
http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/wasenedeya/omoi/index.html
ツアーパンフの中に詳しいページがあるので見てネ!

あーやの澄んだ声で歌う「わせねでや」は
とても暖かくて優しくて、包まれるようでした。


◇STAR

アルバム「LOVE」の5曲目の収録曲。
作詞:平原綾香
作曲:矢萩 渉(安全地帯)
編曲:Nicolas Farmakalidis
という異色のコラボレーションが胸熱でしたが
11月公開のドリュー・バリモアとトニ・コレットの
W主演が話題の映画『マイ・ベスト・フレンド』の
日本版テーマソングに決定しました!
http://www.eigaland.com/topics/?p=27194

最初からテーマソングとして作った訳ではなく
映画の内容と歌詞がシンクロしているということで
選ばれたのだそうです。

メディア一斉の情報解禁がファイナル2Days前日の
7月29日で、この日アンコールで1曲増やして
歌ってくれました。聴けた人はラッキーですね。


◇空一面の

アルバム「LOVE」のラストに収録されている
「コンサートのラストで歌う曲」という縛り?ありの
財津和夫さん提供の曲。
なのでこのイントロが流れてくると「あぁ終りなんだぁ」と
日曜日の「スマイル スマイル」のような気分になります。
(昔はサ〇エさんのエンディング、現在はダーウインが来たの
 エンディングがその役割なのだそうです)

いつかあーやと財津さんでデュエットして欲しいなぁ。



LOVEツアー バンドスタイル、楽しかったです!
そしてあーやの更なる成長を実感しました。
(毎年言ってますが、でも本当なんだから仕方がない)

ツアーの為に体幹を鍛えて
「声のキーが高いところまで楽に出せるようになった!」
と喜んでいたあーや。
その成果はツアーで存分に発揮されていましたね。
http://blogs.25ans.jp/expert_tomo/2016/06/radio/

段々アスリートになっているような気がしますが
ステージ大好きのあーやは本当に楽しそうで
1曲1曲に歌う喜びが溢れていました。

どうかどうか来年も再来年も、いえ永遠に
音楽の申し子をステージに立たせて下さい、神様。

…って、おおいっ、9月からまた始まるってば!


というわけで、アコースティック・スタイルも
地元での公演があるので楽しみです。

以上「LOVEツアー バンドスタイル」の感想でした。

付き合って下さった皆さま、ありがとうございました。





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