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No.425 騎士ガンダム戦記 フェイズ257「空輸、そして空戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月24日 (火) 22時12分 [返信]

イーズ山のギルティのアジトで発見された冠。今回はその冠を王都へ輸送だ。

Gセイバー「しかしこの冠って・・・キルケー文明のもの・・・かな?」
ジェムズガン「そう思うか?この地方一体を支配せしめたと言う強大な魔法国家キルケーのものじゃないかと俺は思うね」
Gセイバー「何となく俺が見てきたキルケー関係の品々と似たような感じがするな・・・」
確かに冠には何となくキルケーと思われる模様があった。
Gセイバー「これを王都へ運んでハヤミ博士に調べてもらうか、あの人なら喜びそうかもな」
ジェムズガン「頼んだよ」
Gセイバー「さて・・・リーナスを呼ぶとするか」

その頃リーナスは・・・

リーナス「私は・・・誰かのクローンだけど他の誰でもない、私は・・・私なんだ!」
リーナスはどうやら決意を新たにしたようだ。
リーナス「さて・・・私の正体だけど・・・いつ話そうかな?」
Gセイバー「おーい!墓参りすんだか?」
Gセイバーが駆け寄ってきた。
リーナス「ええ、すんだよ」
Gセイバー「そうか」
リーナス「それで?何を運ぶ事になったの?」
Gセイバー「またしてもキルケー関係の品だそうだ」
リーナス「またしても・・・」
Gセイバー「ギルティの奴が持ってたらしいが一体どこで手に入れたんだか」
リーナス「どこかの遺跡から盗んだんでしょうね・・・あの吸血鬼・・・」
Gセイバー「リーナス?何か怒ってない?」
Gセイバーにはリーナスの表情が怒っているような感じがした。

そして彼らは冠を鉄箱に入れてイーズ山を後にした。
ファイタードラゴン「そんな程度の重さのものなんて俺にとっては軽いものさ、コアピジョンなんて貧弱なのじゃ持てないさ」
Gセイバー「コアピジョンだって役には立つぞ、伝書でな」
ファイタードラゴン「知ってるって」
リーナスとGセイバーは空を飛ぶファイタードラゴンにまたがって乗っている。
Gセイバー「それにしても気持ち良い風だなあ」
ファイタードラゴン「だろ?」
Gセイバー「そう思わないか?リーナス・・・ってあれ?」
リーナスはなにやら考え込んでいるようだった。
リーナス(王都に付いてから話そうかな・・・それとも今話そうかな・・・)
リーナスはそんなことを考えていた。
Gセイバー「リーナス?どうした?考え事か」
リーナス「あ・・・ええ・・・実はさ・・・」
その時だった。
ファイタードラゴン「!?前方に何か来るぞ!!」
Gセイバー&リーナス「!?」
前方からファイタードラゴンたちに接近する何か。それは・・・
ドダイライダー「あれか!」
それはジオン族のモンスターたちだ。それも空を飛ぶモンスターたちだ。敵はドダイライダー、ジャムルバーン、ブラウスワロー、ムササディーの4名だ。
リーナス「あれは・・・敵!?」
Gセイバー「ジオンのモンスターだと!?」
ファイタードラゴン「お前ら!一体なんのようだ!」
ブラウスワロー「あれだ!あの箱だ!」
ドライライダー「どうやら何か面白そうな宝のようだな」
Gセイバー「何!?まさかこれを!?」
Gセイバーたちは悟った。奴等の狙いはこの鉄箱に入った冠だ。
ムササディー「貴様ら!その箱に入っているのは冠なんだろ?俺達の仲間のブラウスワローが偵察中に偶然貴様らを見つけて、そして目撃した」
Gセイバー「なんだって!?」
ブラウスワロー「まさかイーズ山を偵察中にお前達を見つけて、そしてそれを見つけちまうとは俺も運がいいようだ・・・」
ドダイライダー「それは俺ら航空モンスター小隊が頂く!」
Gセイバー「誰が渡すかよ!」
ドダイライダー「ならば実力行使だ!」
モンスターたちは一斉に襲い掛かってくる。
Gセイバー「ファイター!よけろ!」
ファイタードラゴン「言われなくとも!」
ファイタードラゴンは攻撃をかわす。
Gセイバー「くそっ・・・このままだと剣が使えないな・・・」
リーナス「そうね・・・Gセイバーは箱を守ってて!こう言うときはこれが役に立つかも!」
リーナスがボーガンを構えた。亡くなった想い人の形見の品。
ファイタードラゴン「俺も戦わせて貰うぜ!掴まれよ!お前ら!」
ジャムルバーンが襲い掛かった。
ジャムルバーン「貰った!」
リーナス「こっちの台詞よ!」
リーナスはジャムルバーンに向けて矢を放った。頭部に狙ったはずの矢はジャムルバーンの喉に刺さる。だがそれでもダメージにはなった。
ジャムルバーン「ぐああ!」
ジャムルバーンは苦しむ。
ファイタードラゴン「俺にもやらせろ!」
ファイタードラゴンが口から火の玉を発射した。そしてジャムルバーンは火達磨になって落ちて行った。
ジャムルバーン「ぎゃあああああ!!」
リーナス「あれってさ・・・川に落ちるね・・・」
ファイタードラゴン「ふう・・・ならば良かったぜ、被害が増えなくて、街中か森だったらやばい事になるぜ」
ドダイライダー「ジャムルバーンがやられたか!」
Gセイバー「まずは1体か・・・まさか空中戦をやることになるとは・・・」

続く


No.424 騎士ガンダム戦記 フェイズ256「発見したもの」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月19日 (木) 21時39分 [返信]

リーナスとGセイバーはイーズ山へ任務に向かった。リーナスは亡き恋人レスターの墓参りだ。

リーナス「どうしよう・・・レスター・・・」
涙を流しながら墓に抱きつくリーナス。その時・・・
レスター(リーナス・・・お前はお前だ・・・)
リーナス「!」
リーナスの耳元にレスターの声が聞こえた気がした。
リーナス「・・・レスター!?」
それは幻聴だったのかもしれない。だが・・・
レスター(例えお前がどんな存在であってもお前はお前らしく生きろ、他の誰でもない、お前はかけがえの無いオンリーワンさ)
リーナス「オンリーワン・・・」
そんな声が響いた気がした。そしてこうも言った。
レスター(誰の代わりでもない、唯一無二の存在なんだ・・・元気を出せ・・・)
リーナス「レスター・・・」
リーナスは空を見上げた。そこにはレスターの笑顔が蜃気楼の如く浮かんだような気がした。
リーナス「私は誰でもない・・・私はリーナスなんだ!誰かのクローンなんかじゃないんだ・・・!」
リーナスはそう小声で呟く。

イーズ山駐屯地

その頃Gセイバーたちは・・・
Gセイバー「これか?」
ジェムズガン「ああ」
テーブルの上には何かがシートに被さっている。だがそれほど大きいものではない。
Gセイバー「何だこれは?」
ジェムズガン「シートを外すと・・・」
ジェムズガンがシートを外した。そこから現れたのは冠のようなものだ。
Gセイバー「これって・・・冠か?」
ジェムズガン「ああ、王様が頭に被っているあれ」
Gセイバー「これってどこかで・・・」
Gセイバーはなんとなくこの冠に見覚えがあったがすぐに思い出せない。
Gセイバー「こんなのを一体どこで?」
ジェムズガン「ギルティのアジトさ」
Gセイバー「なんと!?」
ジェムズガンによるとあの戦いの後、ギルティのアジトと思しき洞窟を発見、そこの徹底探索を行った結果、そこにあった宝箱に入っていたのがその冠であった。
ジェムズガン「何となくキルケーとか言う文明みたいな感じがするんで王都に運んで欲しいんだ、それにこれ少し重くてな・・・コアピジョンや伝書ハロじゃ運べそうに無いんだよ」
Gセイバー「なるほど・・・そこで俺とファイタードラゴンの出番か」
ジェムズガン「ああ、これを王都まで運んで調べて欲しいのさ」
Gセイバー「わかった」

しかしそれを見つめるある輩がいた。グレムリーのモンスターブラウスワローだ。
ブラウスワロー「なるほど・・・こりゃあいい情報だ・・・」
すぐさまブラウスワローは飛んでいった。
また戦いが起こりそうな予感・・・

続く


No.423 騎士ガンダム戦記 フェイズ255「再びイーズ山へ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月16日 (月) 21時56分 [返信]

リーナスとGセイバーはレスターの墓参りがてら駐屯しているジェムズガンからあるものを受け取るべく、イーズ山へ向かう事になった。
任務にはファイタードラゴンを使う事になった。

ガイア城入り口

セカンド「兄上、ジェムズガンによろしく言ってくださいよ」
Gセイバー「わかったよ」
デルタ「それじゃ、行って来いよ」
Gセイバー「はっ!これよりイーズ山に向かいます!」
デルタ「気をつけろよ!」
Gセイバー&リーナス「了解!」
リーナスは背中に箱を背負っていた。
デルタ「ファイタードラゴン、頼んだよ」
ファイタードラゴン「任せてくださいよ!いざというときは俺が何とかするさ」
Gセイバー「お前さんは頼れるからな」
ファイタードラゴン「あいよ、久々の登場だぜ!」
Gセイバー「行きます!」
彼らはそう言って飛び立っていった。
デルタ「・・・何も起きなければいいけど・・・」
セカンド「確かにな・・・」
心配しながら二人は彼らを見送る。

ファイタードラゴン「任務のついでで男の墓参りとはなあ、くくくく」
リーナス「うるさいなあ・・・」
リーナスは顔を赤くした。
Gセイバー「リーナスよ、顔が赤くなってるぞ」
リーナス「わ・・・わかってるよ・・・」
ファイタードラゴン「まあ空を飛べれば早く着けるぜ、陸路じゃ時間がかかるからな」
リーナス「確かに・・・空を飛ぶって気持ちいいかね・・・」
Gセイバー「だな・・・」
リーナス「簡単に空を飛べたらいいのにね・・・」
ファイタードラゴン「無理な事だな、翼も無いくせに」
リーナス「翼が無いと飛べないか・・・魔法なら可能でしょ」
Gセイバー「魔法で空を飛ぶか・・・ありえそうだな」
リーナス「でしょ?」
Gセイバー「キルケーでもそんなことが日常茶飯事だったかもなあ」
リーナス「確かに・・・」
ファイタードラゴン「翼も無いのに飛べるって・・・俺はある意味怖いと思うぜ」
Gセイバー「そうかな?」
ファイタードラゴン「お前たちは憧れを感じているかもしれないが俺達みたいに翼を持った奴らから見れば何気に怖いぞ」
リーナス「・・・そう・・・」
Gセイバー「価値観の違いって奴?」
ファイタードラゴン「そうかもな・・・」
Gセイバー「立場が違うと価値観も違うのか・・・」
ファイタードラゴン「そろそろイーズ山が見えてきたぞ」
リーナス「何気に寒くなったわね」
イーズ山は相変わらず雪が積もっている。

イーズ山ふもとの村

吸血鬼がいなくなったことでイーズ山には平和が戻っていた。
リーナス「相変わらず平和な感じね」
Gセイバー「確かにな」
そこへジェムズガンがやってきた。
ジェムズガン「おお!来たか!」
Gセイバー「久しぶりだな、ジェムズガン」
ジェムズガン「こちらこそ久しぶりだな、セカンドの奴は元気か?」
Gセイバー「一応はな、アイツからもよろしくってさ」
ジェムズガン「そうかそうか」
リーナス「お久しぶりです!」
リーナスがジェムズガンに敬礼する。
ジェムズガン「おお、お前か、もしやお前も来た目的はあれか」
リーナス「ええ・・・レスターの・・・」
Gセイバー「リーナス、行ってきていいぞ」
リーナス「了解しました!すぐに戻ります!」
Gセイバー「ああ、気をつけろよ・・・」
リーナス「わかってます」
そう言ってリーナスは彼氏の墓へと向かった。
Gセイバー「あいつ・・・墓参りに来れてうれしいだろうな・・」
ジェムズガン「どうした?」
Gセイバー「まあね・・・あいつも最近色々と会ったからな・・・少しはな・・・」
ジェムズガン「・・・?」
Gセイバー「それはさておき、受け取って欲しいものってのは?」
ジェムズガン「ああ、そうだったな」

レスターの墓の前

リーナス「・・・久しぶりね・・・レスター・・・」
リーナス晴れスターの墓の前に立った。そして背負っていた箱の中から花束を取り出した。
リーナス「ほら!これは王都近くに咲いてた花よ、綺麗でしょ」
リーナスはレスターの墓に花を手向ける。
リーナス「仕事で忙しくて来れなかったの・・・ごめんね・・・」
リーナスの目から一粒の涙が流れる。
リーナス「レスター・・・私ね・・・自分の正体を知っちゃったのよ・・・驚きのね・・・皆にはまだ言って無いけどね・・・」
リーナスは墓に口を近づけて小声で喋る。
リーナス「私ね・・・クローン人間みたいなの・・・大昔の女王様の・・・」
リーナスは自分の正体を暴露した。だが死者に対してだ。
リーナス「自分でも信じられない正体だわ・・・でも・・・私はどうすればいいの?これは皆に話すべき?話しても信じてはくれないかもしれないかも・・・わからなくなるわ・・・私は一体どうすればいいのかな・・・」
そしてリーナスは墓に抱きつく。
リーナス「どうしよう・・・レスター・・・」

続く


No.422 騎士ガンダム戦記 フェイズ254「墓参りがてら・・・」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月05日 (木) 21時44分 [返信]

リーナスはイーズ山へ墓参りに行く許可を貰おうとしていた。

デルタの部屋

リーナス「・・・ダメでしょうか?」
リーナスは頭を下げていた。
デルタ「・・・」
デルタは黙ったままだった。そして数秒後。
デルタ「まあ良いぞ」
リーナス「いいのですか!?」
デルタ「ああ、丁度イーズ山駐屯部隊の戦士ジェムズガンがあるものを受け取って欲しいって報告があったからな、誰かに移送任務やらせようと思ってたんだよ。行きがてら墓参りに言って来いや」
リーナス「は・・・はっ!」
リーナスは敬礼をしながら言う。
リーナス「それで・・・私一人じゃないですよね・・・」
デルタ「当たり前だ、Gセイバーにも伝えてやろうとな」
リーナス「Gセイバー・・・まぁ私の上官兼保護者ですからね・・・」
デルタ「お前一人に任せるってワケにも行かないからな」
そしてGセイバーが部屋に入ってくる。
Gセイバー「お呼びでしょうか?デルタ団長・・・ってなんでリーナスが!?」
リーナス「また仕事よ」
デルタ「実はな」
デルタは今度の任務を話す。
Gセイバー「んでイーズ山へ墓参りがてら・・・駐屯部隊からあるものを受け取れと?」
デルタ「ああ、何でもキルケーと関係あるらしいぞ」
リーナス「!?」
リーナスは反応する。またしてもキルケー関係か?
Gセイバー「またキルケーか・・・」
デルタ「それをこっちまで持ってきてくれってさ、コアピジョンじゃ運ぶのが心配だって言うんでファイタードラゴンを同行させるよ」
リーナス「ファイタードラゴンを使うのね・・・」
デルタ「リーナス、悪いけどファイタードラゴンにも任務の説明を頼むよ」
リーナス「了解!」
リーナスが部屋から出る。
Gセイバー「イーズ山へ墓参りか・・・良いんですか?」
デルタ「いいさ、あいつも色々と会ったんだろう・・・気分を変えさせてやろうよ」
Gセイバー「確かに・・・色々と大変だったからな」
デルタ「それに・・・これはあくまでも俺の仮説だがもしかしたらアイツ・・・」
Gセイバー「!!」
Gセイバーとデルタは予感していた。もしやリーナスはあそこで自分の正体を知ったのではないかと・・・
Gセイバー「今は・・・そっとしておきましょうか・・・」
デルタ「だな・・・いつか・・・アイツが話す時が来るだろう・・・」

続く


No.421 騎士ガンダム戦記 フェイス253「凄い隠し事」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月03日 (火) 21時40分 [返信]

リーナスは自分が大昔の女王のクローンである事を皆に言おうとするも勇気が無く言えなかった。
だがGセイバーとデルタは彼女が隠し事をしている事に気づいていた。

リーナスとサードの部屋

リーナス「はあ・・・」
リーナスが机の上でため息を吐く。
サード「どうしたのですか?リーちゃん」
サードがそんな彼女に声をかけてきた。
リーナス「ああ、サード・・・悪いけど・・・話しかけてこないでくれない?ちょっと考え事よ」
サード「え・・・もしやグレムリー国内での偵察中に何かあったのですか?」
リーナス「いやいや・・・まあ・・・あったにはあったけど・・・」
サード「相部屋の仲です!サードが相談に乗ってやりましょう!」
リーナス「いいって別に・・・ごめん・・・」
サード「リーちゃん・・・」
リーナス「そうだ・・・あそこ行こうかな・・・」
サード「?あそことは?」
リーナス「イーズ山よ、イーズ山」
サード「ああ、そうですか・・・想い人の・・・」
リーナスが始めて好きになった男レスターの眠る場所、それがイーズ山だ。
リーナス「行こうかな・・・レスターの墓参りに・・・」
サード「ですが許可が無いと・・・」
リーナス「そうだよね・・・それじゃあGセイバーと団長の所へ行って来るわ」
そう言ってリーナスは部屋を出る。
サード「リーちゃん・・・隠しているって顔に出てますよ・・・相当ショックな事実を知ったのでしょうか?・・・」

その頃ペズン砦では・・・

エリアルド「んな馬鹿な!!」
レイブン「声が大きいですよ!王子!」
レイブンがエリアルドを鎮める。
エリアルド「はあ・・・わかったわかった・・・あまりの驚きでな・・・」
レイブン「はあ・・・」
レイブンはエリアルド王子にリーナスの正体を白状した。
エリアルド「まさか奴がそんな存在とはな・・・」
レイブン「そうです、奴は私の娘みたいなものかもしれませんが・・・」
エリアルド「この事は父も知っているのか?」
レイブン「はい。ギレン王も知っていますが今の所私とあなた方親子だけの秘密、最高機密でございます」
エリアルド「もしこれが洩れたら色々と厄介だからな・・・混乱が予想されるぞ」
レイブン「ええ・・・ホムンクルスなんてのを作ったというのは凄いかもしれませんが世間も色々とうるさいかも知れませんからね・・・」
エリアルド「ふむ・・・もし彼女を利用すればこの地方を支配下に治めそうだぞ」
レイブン「ええ・・・彼女は最強の生物兵器ですから・・・」
レイブンとエリアルドは少し笑みを浮かべたが例文は心の中でこんな事を呟くのだった。
レイブン(ふん、いずれはこの国もリグ地方も全部が私の支配下になるのだ、お前らをそのときまで使わせてもらうさ・・・)

続く


No.420 騎士ガンダム戦記 フェイズ252「リーナスの隠し事」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月26日 (木) 21時35分 [返信]

リーナスたちはデルタ団長に偵察結果を報告中だ。そこである共通する単語を聞く。レイブン。それは一体何者なのか・・・古代キルケーを滅ぼした怪物とグレムリー公国軍最高司令官・・・どういう関係なのか。

Gセイバー「レイブン・・・か」
デルタ「多分・・・たまたま偶然かもしれないな・・・」
リーナス「た・・・多分そうでしょ!」
この時リーナスはこの二人が同一人物ではないかと言う仮説を立てたが信憑性に欠けているので言わない事にした。
デルタ「・・・だよな・・・」
Gセイバー「それと・・・実はリーナスの奴・・・」
リーナス「ああ!そうそう!その敵司令官レイブンのアジトらしき場所に・・・迷い込んでしまいました・・・」
デルタ「何!?」
リーナス「色々と・・・大変でした・・・」
Gセイバー「ああ・・・突然消えちゃってなあ・・・」
ナイトシーカーA「俺達も驚いたよ・・・」
デルタ「それでよく無事でいられたな・・・」
リーナス「まあ・・・Gセイバーたちのおかげで助かりました」
ナイトシーカーA「Gセイバーの勘のおかげですって」
Gセイバー「まあね・・・」
デルタ「そうかそうか・・・無事で何よりだよ」
Gセイバー「そう言えばリーナス、お前、あそこで奴の事を調べてたみたいだったな」
ナイトシーカーA「そうだったな・・・で何か収穫は?」
リーナス「う・・・」
リーナスはぎくっとした。
デルタ「どうした?リーナス」
Gセイバー「そう言えばお前アジトから脱出して以来、何か変だぞ」
リーナス「へ・・・変じゃないよ・・・」
デルタ「んじゃあ報告してくれや」
リーナス「え・・ええ!アイツのアジトには魔法石やら魔法やキルケー関係の本やら薬草やらが多数ありまして・・・」
デルタ「ほお、魔法の研究か」
リーナス「ええ、魔法の研究をやってるみたいです・・・」
Gセイバー「魔法石にキルケーの本・・・」
ナイトシーカーA「どうやら魔法の専門家であるネクティスに聞いてみる必要があるようですな」
デルタ「ああ、それで・・・他には?」
リーナス「それだけ・・・です・・・」
Gセイバーやデルタたちはリーナスを怪しげに見つめる。
リーナス(う・・・視線が・・・きつい)
Gセイバー(リーナス・・・?あの日から様子が変だぞ?何かあったのか?)
デルタ(何かを知って何かを隠してるって顔だな・・・)
ナイトシーカーたち(明らかに)
リーナス「ちょ・・・皆・・・何なんなの?そんな目で・・・」
Gセイバー「お前・・・もしかして自分の記憶を取り戻しているんじゃ・・・」
リーナス「いやいや!取り戻してないから!」
デルタ「そう・・・か?」
リーナスが冷や汗をかいていた。二人は益々怪しく感じた。そしてデルタが一言言った。
デルタ「あ・・・リーナス、すまんすまん・・・お前さん、色々と疲れてるだろ・・・お前は下がっていいぞ・・・部屋に戻って休んでおけ」
リーナス「あ・・・はい」
リーナスはそのまま退出した。
ナイトシーカーA「ちょっ!団長!?」
Gセイバー「何を・・・!」
デルタ「いいんだよ、あのまま泳がせておくさ、言うには勇気がある隠し事なんだろうな・・・それまで待ってみるさ」
Gセイバー「待つって・・・」

続く


No.419 騎士ガンダム戦記 フェイズ251「真実を告げられるか?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月23日 (月) 22時02分 [返信]

Gセイバーたちが脱出した2日後・・・

グレムリー軍ペズン砦

今日もグレムリー砦は何事も無い。ただ王子エリアルドが歩いていた。彼と遭遇した兵士達は皆、彼に敬礼した。
エリアルド「うむ・・・何か気になるな・・・やっぱり・・・」
エリアルドはある人物の元へ向かっていた。それは・・・
エリアルド「失礼する!」
彼は司令官の部屋に来た。司令官・・・それはレイブンである。
レイブン「おやおや・・・これはこれは・・・王子ではないですか・・・」
レイブンはエリアルドに対して丁重に話しかけてきた。
レイブン「何の御用で?」
エリアルド「ちょっと話があるんだが・・・」
レイブン「それはそれは・・・時間はありますので・・・どうぞどうぞ」
レイブンはエリアルドを自分の部屋に入れる。
レイブン「それで?話とは・・・?」
エリアルド「実はだな・・・あのリーナスとか言う娘についてだ」
エリアルドは真剣な表情で話していた。
エリアルド「それだけじゃない、お前はキルケー文明の事を研究しているようだが彼女はそのキルケーと何か関係があるらしいと聞いたぞ・・・」
レイブン「ふむ・・・それを聞きに来たのですか?」
エリアルド「教えてくれ!レイブン殿!確かにキルケーは強大な魔法国家と言われていた!お前さんはそれでわが国を強大な国家にしてくれるようだが・・・それとあのリーナスって娘がどう関係しているのか!」
レイブン(ふむ・・・そろそろエリアルドに話しておくか・・・ギレン王と同じような内容で・・・)
レイブンは心の中でそう呟いた。本当は自分の悲願を達したい為に彼女を作ったのだが。
レイブン「いいでしょう・・・彼女の正体を話してさしあげましょう!」
エリアルド「うむ・・・」

ガイア城

その頃・・・リーナスたちは・・・
Gセイバー「はあ・・・どうにか帰って来れたな」
リーナス「ええ・・・」
ナイトシーカーA「今回もきつかったなあ」
リーナスたちはどうにかガイア国内にたどり着けた。そして今、彼らは偵察結果を報告しようとしていた。

デルタの部屋

Gセイバー「Gセイバー以下6名!ただいま帰還いたしました!」
デルタ「おお、皆無事だったな・・・」
ナイトシーカーA「ええ・・・大変でしたがね・・・」
デルタ「それで・・・どうだった?グレムリーの状況は?」
ナイトシーカーA「まあ・・・色々と国内情勢は不安定みたいです・・・国民の中には公国の政治に不満を抱くものもいるようです」
デルタ「なるほど・・・うちらほど豊かじゃないようだな・・・」
デルタは少しグレムリーのことを哀れに思った。
デルタ「それから・・・リーナス・・・」
リーナス「あっ・・・はい!」
デルタ「お前さんのこと・・・何かわかったか?」
リーナス「えーと・・・これと言って特に・・・」
リーナスは本当の事を言えなかった。言う勇気が無かったのだ。
リーナス(何やってんだ私は・・・)
Gセイバー「ああ、そう言えばあることが発覚しました」
デルタ「それは?」
Gセイバー「古代キルケーの支配者のことです、名前は・・・」
デルタ「コイツと同じリーナスだろ?」
Gセイバー&リーナス「え!?知ってるの!?」
二人が驚いた。
デルタ「ああ、実は・・・ミガキ博士が来てな・・・例の石版の解読結果を話したんだよ」
リーナス「ミガキ博士が!?」
デルタ「ああ・・・どうやら大昔のキルケー文明を統治してたのはお前さんそっくりの女王様リーナス・キルケニアスだそうだ」
リーナス「はあ・・・」
デルタ「丁寧にその絵日記的な石版にはキルケー滅亡の原因も書いてあった」
リーナス「滅亡の原因!?まさか・・・!」
デルタ「知っているようだな・・・キルケーは怪物にやられたんだよ、どうにかその怪物は封印されたけど」
リーナス「怪物・・・」
Gセイバー「それが元凶か・・・グレムリー国内の博物館で侵略者に滅ぼされたと知ったよ・・・んで女王は死んだって・・・」
デルタ「その通りだ。自決したっぽい・・・国の荒廃に絶望して・・・」
リーナス「そう・・・」
Gセイバー「何気に大発見ですね・・・だが・・・グレムリーにとっては知っているだろうけど」
デルタ「ほお」
Gセイバー「しかし・・・リーナス・・・お前は大昔の女王様とどういう関係だ?子孫でないというわけは・・・生まれ変わりとか?そっくりさんとか?」
リーナス「そ・・・そうかな・・・?あははは・・・だとしたら凄いかも・・・」
リーナスがごまかすかのように笑う。
デルタ(リーナス?どうしたんだ?)
Gセイバー(何か隠し事してるような感じが・・・)
Gセイバーとデルタは彼女が隠し事をしているように見えた。
Gセイバー「そう言えばどうやらキルケーに関係する人物にグレムリー軍の司令官レイブンがいまして・・・」
デルタ「レイブン!?」
デルタが驚く。
リーナス「え?レイブンを知っているんですか?」
デルタ「ああ、実は・・・キルケーを荒らした怪物の名前もレイブンなんだが・・・」
Gセイバー&リーナス「えええ!?」
二人はまたしても驚いた。
デルタ「偶然の一致か?」
Gセイバー「それとも・・・」
リーナス「まさか・・・」

続く


No.418 騎士ガンダム戦記 フェイズ250「グレムリーから脱出だー!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月12日 (木) 22時26分 [返信]

リーナスはGセイバーの機転でアジトから脱出に成功した。

もう空はすっかり暗くなっていた。
Gセイバーたちは岩山から離れていった。
Gセイバー「どうする?」
ナイトシーカーA「戻るとするか・・・」
ナイトシーカーB「戻るって・・・」
ナイトシーカーA「まあ・・・色々と情報を収集したよ・・・たいした物じゃないかもしれないが・・・」
リーナス「んー・・・そうね・・・私も・・・帰還に賛成・・・するよ・・・」
Gセイバー「リーナス?」
Gセイバーは思った。何だかリーナスの様子がおかしいと。まさかあそこで何かあったのか。
リーナス(どうしよう・・・)
リーナスは悩んでいた。あそこで発覚した自分の正体を皆に話すか。いや、今はやめておこう。帰った後に報告しようか・・・とそんな事を思うのだった。
ナイトシーカーB「どうしたんだ?」
リーナス「いや・・・だから・・・なんでも無いよ・・・ホント」
ナイトシーカーB「何か怪しい・・・」
リーナス「それより脱出ってどうするの?」
ナイトシーカーA「ああ、既に脱出するルートはあるさ」
リーナス「え?どこ?」
ナイトシーカーA「そりゃあ・・・来た道を戻るのさ」
リーナス「・・・単純ね・・・」
Gセイバー「まあな」
ナイトシーカーA「だがもしそのルートがダメな場合は違うルートから行くさ」
と言う訳で彼らは夜闇にまぎれて脱出する事にした。

そんな彼らを見つめるものがいた。シャドークゥエルであった。
シャドークゥエル「来た道か・・・モルガルテン側からかな?」
シャドークゥエルは当初はレイブンを追っていたがついでで彼らも追っていた。だが彼はガイアのスパイ達を主人であるマリオン以外に報告するつもりは無かった。
シャドークゥエル「だがあいつら知っているかな・・・モルガルテンと国境の間の道が土砂崩れで通行できない事を・・・」

その頃 レイブンのアジト

レイブンは何か妙な感覚をした。
レイブン「おかしい・・・誰かがいたような気配がしたような・・・」
彼は違和感に包まれながらアジトの中を徹底的に調べた。だが誰もいなかった。今いるのは彼一人だ。
レイブン「妙な魔力の気配がしたのだが・・・まさかな・・・」
レイブンは自分が欲しがっているあのリーナスがここに来たのではないかと思っていたがありえないと感じた。

その頃リーナスたちは・・・

ナイトシーカーA「おいおい・・・」
ナイトシーカーB「なんてこった・・・」
モルガルテンの町と国境の間にある崖近くの道。そこが土砂崩れで通行できそうに無いのだ。幸いこの土砂崩れによる死傷者はいない。人があまり通らない道だったからだ。
ナイトシーカーC「隊長・・・」
ナイトシーカーA「別ルートで行くぞ」
Gセイバー「別ルートとは?」
ナイトシーカーA「マンタレイ河を沿って海に行く、そしてそこから船でガイアに向かうのさ」
Gセイバー「船って・・・盗むのか?」
ナイトシーカーD「いやいや、そんな事したら騒ぎになるし、色々とヤバイ」
ナイトシーカーA「いかだでも作ればいいさ」
リーナス「いかだって・・・丸太で作る船だっけ?」
ナイトシーカーC「御名答」
Gセイバー「なんつーサバイバルな・・・」
と言う訳で彼らはマンタレイ河を沿っていった。

グリーン海岸

海岸には誰もいなかった。
ナイトシーカーA「よし・・・いかだ作りだ!」
リーナス「アレを材料にするのね」
近くには森があった。多数の木が生い茂っている。恐らくペズン砦のある森と繋がっているのだろう。
ナイトシーカーA「さて・・・Gセイバーよ、手伝ってくれないか?」
Gセイバー「了解・・・」
Gセイバーよナイトシーカーたちは剣を抜いた。そして木々をぶった切った。
リーナス「さすがね・・・皆・・・」
そしてナイトシーカーDが紐を使って瞬時にいかだが出来上がった。
ナイトシーカーA「よし!完成!」
リーナス「大丈夫なの?」
Gセイバー「多分な・・・」
ナイトシーカーA「大丈夫だよ」
そして彼らはいかだに乗った。
Gセイバー「さて・・・ガイアへ帰還しますか!!」
そして彼らはガイア方面へ向かった。
リーナス(話す勇気が・・・でも信じてくれるだろうか?)
リーナスは悩みながら夜空の月を見た。

続く


No.417 騎士ガンダム戦記 フェイズ249「発見と脱出」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月10日 (火) 21時47分 [返信]

リーナスはレイブンのアジトから脱出しようとしていた。ところが・・・

レイブンのアジトっぽいところ 薬草の倉庫

リーナスの前にぱらぱらと砂が落ちてくる・・・まさか天井が崩れてきているのか?
リーナス「そんな・・・やばいかも・・・」
リーナスは思った。自分の正体がわかったと言うのにこんな所で死ぬのか・・・と。だが・・・
リーナス「?」
天井は崩れなかった。それどころか天井の壁が上に行った様だった。そして壁の向こうは夕焼け空だった。
?「リーナス!」
聞きなれた声と共に見慣れた顔が出てきた。Gセイバーだ。
リーナス「はっ!Gセイバー!それにナイトシーカー部隊!」
リーナスは小声で喋った。
Gセイバー「よかった・・・無事で・・・」
Gセイバーもリーナス同様に小声で話す。
Gセイバー「気づかれないうちに逃げるぞ」
リーナス「ええ・・・ここはレイブンのアジトみたい・・・あいつに気づかれる前に逃げる!」
Gセイバー「やっぱり・・・」
そしてGセイバーたちはロープでリーナスを回収し、そして掘った穴を埋めていく。
リーナス「そっか・・・地下にあったんだ・・・あそこ」
どうやらあのレイブンのアジトはあの岩山の真下にあったようだ。Gセイバーはこの地面を見て何となく感じたのだった。そう、彼の勘は当たった。3mほど掘った所で変な石を堀あてる。そしてそれを退かしたら見事リーナスを発見した。
リーナス「よく見抜いたわね・・・」
Gセイバー「何かそんな気がしたんだよ・・・」
ナイトシーカーA「そうか・・・Gセイバーって案外、勘が鋭いのかもな」
ナイトシーカーB「いやいや、もしかしたら愛の力って奴ですか?」
Gセイバー&リーナス「いやいや!それは無いって!」
二人は何気に赤面して否定する。
Gセイバー「だがアイツ・・・本当に何者何だか・・・こんな所に基地を構えて・・・あの岩山は・・・魔法に反応するようだが・・・」
リーナス「そうね・・・」
そして穴は完全に埋めた。彼らが今いるそこは例の岩山の後ろであった。
ナイトシーカーA「はあ・・・はあ・・・どうにか脱出成功だな、リーナス」
リーナス「ええ・・・」
ナイトシーカーC「苦労かけやがって・・・」
Gセイバー「まぁまぁ、コイツは自分の意思で入っていったわけじゃないんだ、アクシデントって奴だよ」
リーナス「まあね・・・」
リーナスは自分の正体を皆に言おうか迷った。だが今はやめておこうと感じたのだった。
Gセイバー「どうした?」
リーナス「いや・・・何でもないよ・・・」
Gセイバー「あそこで酷い目にあったのか?」
リーナス「あー・・・そうじゃないんだけど・・・ちょっとアイツの事をこっそり調べてた・・・」
ナイトシーカーA「おいおい・・・危ない事しやがって・・・偵察のつもりか?」
リーナス「まあね・・・色々とわかるかなー・・・と思ってて・・・」
ナイトシーカーA「ったく・・・でそれで何かわかったか?」
リーナス「あ・・・ええ・・・一応は・・・」
リーナスは心の中でぎくりとした。
ナイトシーカーB「あの・・・一旦ここから離れたほうがいいと思いますぜ・・・レイブンがいつまた出てくるか・・・」
ナイトシーカーA「・・・そうだな」
Gセイバー「どこかに行くとしますか・・・」
そして一同はその場から退散した。

続く


No.416 騎士ガンダム戦記 フェイズ248「敵基地から脱出せよ!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月05日 (木) 22時04分 [返信]

リーナスはレイブンのアジトで自らの正体を知った・・・それは古代キルケーの女王のクローンであった事を・・・そして・・・

その頃Gセイバーたちは・・・

Gセイバー「・・・この岩山には何か仕掛けがあるはずだ・・・」
まだ岩山の調査をしていた。
ナイトシーカーA「その仕掛けの原理がわからない・・・」
ナイトシーカーB「魔法関係のでは?リーナスが入れたと言う事は・・・」
Gセイバー「え?」
ナイトシーカーC「と言うとレイブンは魔法使いってことか」
Gセイバー「厄介だな・・・」
ナイトシーカーB「どうします?奴が帰って来た所を拘束して聞き出すってと言うのもありですが・・・」
ナイトシーカーA「それはダメだ、あくまで俺達は潜入操作してるんだし、万が一ばれる可能性がある」
Gセイバー「リーナス・・・どうにかしてるかな・・・?」
ナイトシーカーD「大変です!奴が戻ってきます!」
一同「!!」
皆瞬時に散会して隠れた。レイブンがケネディ村方面からやってくる。
レイブン「ふー・・・手に入ったぞ・・・黒い蒲公英エキスが。在庫が最後だったのが幸いだった・・・」
レイブンは岩山に近寄ってまた吸い込まれるように消えた。そして彼が消えた後にGセイバーたちが出てくる。
Gセイバー「やっぱりこの岩は魔法関係の仕掛けなのか?」
ナイトシーカーA「うむ・・・どうするべきか・・・」
そしてGセイバーはふと地面を見つめた。
ナイトシーカーA「ん?どうした?何かいるのか?」
Gセイバー「いや・・・無駄かもしれないけど・・・掘ってみるか?」
Gセイバーは何を考えているのか?

その頃リーナスは・・・

リーナス「ふむ・・・どうしようかな・・・」
リーナスは自分の正体を知って愕然したが今は脱出するのが先決だ。だが出口はどこにあるのだろうか?
リーナス(もしあいつが戻ってきたらどうしよう・・・?)
たまたま迷い込んだと言い訳を死体が怪しまれる可能性が高い。そして自分がレイブンの強奪、と言うか奪還目標であるホムンクルスのリーナスであることがばれるかもしれないのだ。
リーナス(隠れつつここを調べてみよう・・・)
リーナスは別の部屋に入っていった。彼女が入った部屋は不気味だ。ヘビやらでかいカブトムシやらがホルマリン漬けのカプセルに入っていた。
リーナス「うげえ・・・」
リーナスは気持ち悪い感じがした。声を出しそうになるも我慢した。彼女は即刻部屋から出た。そして別の部屋に逃げ込んだ。
リーナス「ここは・・・何も無いわね・・・」
その部屋はただの空き部屋であった。その時、廊下から歩く音が聞こえてきた。
リーナス(!?・・・戻ってきたわね!)
リーナスは少し開いたドアから廊下を除いた。そして案の定レイブンが歩いていた。
リーナス「やっぱり・・・」
そしてレイブンは研究室へ向かっていった。
リーナス(やっぱり・・・脱出するしかないわね・・・)
と言う事で脱出を決意する。これ以上ここにいるわけには行かない。
リーナス(・・・そもそもここってどこにあるのかしら?)
リーナスはそーっと廊下に出た。そして前へ向かっていった。
リーナス(とにかく出口を探さないと・・・)
リーナスは適当に先へ向かっていく。すると行き止まりであった。
リーナス「うう・・・ダメか・・・」
リーナスは一旦元来た道へ向かう。レイブンに見つからないようにしなければならない。
リーナス(どうしよう・・・そうだ・・・あそこに言ってみようかしら)
リーナスは最初に来た道へ向かう。レイブンに見つからないように静かに歩いていく。
リーナス(見つからなければいいけど・・・!)
後ろから誰かが歩いてくる音がする。ヤバイ!レイブンだ!リーナスはたまたまそこにある部屋に入り込んだ。その部屋は何かの倉庫らしく木箱が多数置いてある。リーナスはとりあえず木箱の後ろに隠れた。
リーナス(・・・来ない・・・わね・・・)
レイブンは通り過ぎて行った様だ。そしてまたレイブンは通り過ぎていく。彼はきっと研究室に戻ったに違いない。
リーナス(一応木箱の中身を見ておこ)
リーナスは木箱を開けた。中身は大量の草だ。匂いから見て薬草のようだ。
リーナス(さて・・・あいつも去ったことだし・・・)
そのときだった。リーナスの前に砂が落ちてきた。リーナスはふと上を向いた。何やら天井が崩れているようだ。
リーナス(え・・・これって・・?まさかここが崩れるとかじゃ・・・)

リーナスの運命やいかに!

続く




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