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No.278 騎士ガンダム戦記 フェイズ118「ギラドーガカスタム突撃」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年02月07日 (木) 22時23分 [返信]

アデレードの森は現在ガイア軍とグレムリー軍が交戦状態。グレムリーの王子エリアルドは手ごわい。それに対してマークWが突撃するがあっさり止められる。

マークW「やはり当たって砕けろ戦法はダメか・・・」
Gセイバー「よく考えて行動しろよ」
マークW「まだ慣れてないんだから無理だって・・・」
マークWはそれまでは単独で戦ってきた身だ。最近群れに入ったばかりなのでまだ集団に離れてない。
スカーレットC「連中・・・全くかかってこないなあ・・・」
退屈そうにスカーレットキュベレイが言う。
マリオン「いっその事、このまま一斉攻撃をして彼らを袋叩きにするとか・・・」
エリアルド「待て待て・・・少数を一方的に叩くのはなんか性に合わんというか・・・」
ギラドーガカスタム「マリオンの作戦に乗った!」
ギラドーガカスタムが叫ぶ。
マリオン「え・・・ちょっと・・・」
敵の袋叩きはマリオンが何気に言ってみた事なのだ。
エリアルド「おいおい何も考え無しに・・・」
ギラドーガC「俺はやりますぞ!ならば俺の部隊がやりますよ!行くぞ!」
兵士ブグ「ええ・・・でも・・・」
ギラドーガC「い・く・ぞ!!」
ギラドーガCに怒鳴られ、隊員達は止む無く返答する。
兵士ブグ「は・・・はい・・・!」
ギラドーガCの中隊がガイア軍に突撃する。カプールが止めようとする。
カプール「コラコラ!王子の命令があるまで・・・」
もう手遅れだった。
Jセイバー「敵部隊!来ます!」
マークW「アイツも何も考え無しに突っ込んでくるか」
リーナス「似たもの同士?」
Gセイバー「だろうな・・・応戦しろ!」
ガイア軍も応戦する。戦闘が始まった。ギラドーガCがマークWに襲い掛かる。実は彼はガンダム族と戦ってみたかったのだ。
ギラドーガC「あのガンダムは俺が殺る!」
マークWとギラドーガCの戦いが始まった。
ギラドーガC「お前か?最近グレムリーに喧嘩売っている奴ってのは?」
マークW「まあな、正直グレムリーと戦うつもりは無かったが・・・!」
マークWはインコムハンマーを投げつける。ギラドーガCに当たるが態勢を崩さずに剣で斬り付ける。体制を崩さないことに流石に驚いた為か、マークWはかわそうとしたが遅かった。
マークW「くっ・・・やるじゃないか!」
ギラドーガC「お前もな・・・だがあんな攻撃で俺は倒れんよ!」
ギラドーガCは力任せに剣を振るう。しかし今度の攻撃はマークWにあっさり避けられる。
マークW「力任せで粗暴だな・・・動きがわかりそうだな」
ギラドーガC「何を!これならどうだ!」
ギラドーガCはマークWから離れると剣を振った。すると衝撃波が発生し、マークWを吹き飛ばす。
マークW「うおっ!」
サード「マークW!アイツ、やるです!」
ギラドーガC「なめんなよ!」
その頃ネクティスは・・・
ネクティス「アイツ・・・どうしようかな・・・?」
倒れているバーンドライセンを見ながら悩む。彼を助けるか、このまま放っておくか。
リーナス「ネクティス?」
戦闘中だがリーナスがネクティスに話しかける。
リーナス「あの死にかけの盗賊がどうしたの?」
ネクティス「いやさ・・・アイツを助けるか助けないか・・・」
リーナス「あ、あいつの事忘れてた・・・どうしよう?」
2人の後ろからキョンシージムが襲ってくる。
キョンシージム「ククク・・・余所見禁物アルヨ!アターーーッ!!」
だが・・・
ネクティス「ムービガン!!」
ネクティスの魔法攻撃だ。
キョンシージム「ギャアアアアアル!」
ネクティスにはわかっていたようで、あっさり迎撃された。
リーナス「今戦闘中だし・・・」
ネクティス「むむむ・・・」
バーンドライセン「・・・・俺って無様だ・・・」

続く


No.277 騎士ガンダム戦記 フェイズ118「戦闘開始か!?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月31日 (木) 22時38分 [返信]

アデレードの森で交戦状態に陥ったガイア軍の中隊とグレムリー軍のエリアルド率いる1個大隊。
部隊を指揮するグレムリー公国王子エリアルドは手ごわい。剣士イリュージョンが叩きのめされた。命に別状は無いけど。

Jセイバー「隊長!」
リザードジェガンとJセイバーがイリュージョンを担ぐ。
リザードジェガン「なんて奴だ・・・あいつ・・・やっぱ只者じゃないですね・・・」
イリュージョン「ああ・・・あれはかなり修練したって感じがする・・・」
イリュージョンが負傷中の身で喋る。ネクティスはジオン・グレムリー連合軍を見つめる。
ネクティス「敵の規模は・・・見たところ・・・1個大隊ってか・・・」
マークW「戦力的にこっちが不利だな・・・」
ガイア軍が1個中隊に対してグレムリーとジオンの戦力はと言うと1個大隊だ。
構成メンバーはエリアルド、ヴィッシュ、スカーレットキュベレイ、マリオン、凶剣士ギラドーガカスタム、兵士ブグ×35、戦士ドム×3、サイクロフェンフ×2、闘士キハール×2、キョンシージム×4、僧侶ハーフキャノン×12、闘士カプール。
圧倒的にガイア側が不利だ。
Gセイバー「くっ!・・・どうするか・・・」
リーナス「敵が多い・・・」
サード「サードとしては・・・いったん撤退して、援軍を待ち、その後にまたやりあうべきです・・・」
マークW「だがそんな暇は無いし、今連絡しても間に合いそうに無い」
イリュージョン「確かに・・・奴らをこのままにして置いたらこの森が・・・」
ネクティス「こういうとき・・・ジャグラーはどう考えるべきか・・・」
ガイア軍が戦闘態勢に入りながら作戦を討論する。
ヴィッシュ「どうした?かかって来い!」
マークW「こうなったら・・・」
Gセイバー「まさか・・・」
マークW「当たってくだけろ!」
マークWが敵に向かっていった。
Gセイバー「ったくアイツは・・・何も考えなしに突っ込むのかよ!」
マークWは敵部隊と交戦状態に入った。
Gセイバー「マークWを援護するぞ!」
リーナス&サード「了解!」
リーナスとサードが魔法攻撃でマークWを援護する。その援護攻撃でドムとブグがやられた。
Gセイバー「おいおい、考え無しで突っ込むなよ・・・」
マークW「・・・すまない・・・軍に入る以前のいつもの癖が・・・」
マークWは単独で敵に突っ込むタイプだった。その癖が残っているようだ。ガイア軍と言う集団の中にいるのに。
リーナス「相手はこっちの4倍くらいなのよ!考えて!」
マークW「むむむ・・・」
その頃イリュージョンはネクティスの回復魔法で治療中だ。
ネクティス「このままじゃ戦闘参加はちょっと無理だな・・・悪いけど村まで後退してくれ・・・」
イリュージョン「くう・・・ならば本国に援軍を頼もう・・・」
リザードジェガン「俺が運びますよ・・・」
イリュージョンはリザードジェガンに抱えられながらその場を離れた。
ネクティス「さて・・・アイツはどうしたものか・・・」
ネクティスはボロボロになって横たわっているバーンドライセンに視線を向けた。
エリアルド「少ない戦力でこっちに食って掛かるとは・・・命知らずか?こいつ等は・・・」

続く


No.276 騎士ガンダム戦記 フェイズ117「剣士イリュージョンVSエリアルド王子」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月29日 (火) 23時01分 [返信]

アデレードの森にて盗賊退治に来たGセイバーたちガイア軍部隊と森に基地を建設せんとするグレムリーとジオン連合軍が激突しようとしていた。

イリュージョン「この森に基地だと!?ふざけるな!」
イリュージョンがグレムリーに向かって怒っている。
イリュージョン「こんなに良い森を潰されてなるものか!」
スカーレットC「なんかうるさいのがいるなあ・・・」
闘士カプール「やかましい奴だ・・・王子!やっちゃいましょう!」
エリアルド「そうだな・・・!」
エリアルド王子がイリュージョンに近づく。
イリュージョン「ほぉ・・・王子様自らお出向きになるとはな!」
そこに虫の息のバーンドライセンが呟いた。
バーンドライセン「気をつけろ・・・あの青二才は只者じゃねえ・・・」
イリュージョン「・・・確かに・・・なんとなく強くはないが殺気が・・・」
エリアルドとイリュージョンが戦闘を開始した。イリュージョンの剣がエリアルドをとらえた。だがエリアルドはそれを瞬時にかわす。
エリアルド「おっと!」
そしてエリアルドは交わした勢いでイリュージョンの後ろに回ろうとした。
イリュージョン「何!?」
エリアルド「もらった!」
エリアルドの剣がイリュージョンの頭に当たろうとしていた。だがイリュージョンはどうにかかわした。後2,3秒遅れていたらイリュージョンの首がはね飛んでいただろう。
エリアルド「中々やるようだな!だが!」
エリアルドがジャンプする。間合いを詰めたのかと思いきや、木から木へ飛び移っていく。相手を撹乱させるつもりだろう。
イリュージョン「撹乱させるつもりだろうが・・・!」
イリュージョンが剣を構えながら目をつぶり動かなくなる。固まったように。
リーナス「彼は何を・・・?」
Gセイバー「精神を集中して敵の動きを見極めるつもりだな・・・」
エリアルドが動かないイリュージョンを見る。
エリアルド「今だ!」
そしてエリアルドはイリュージョンに襲い掛かる。
エリアルド「にさらせ!」
だがイリュージョンはエリアルドの攻撃をすんでの所で剣で受け止めた。
イリュージョン「ふう・・・」
ギラドーガカスタム「あいつ・・・!王子の攻撃を!」
エリアルド「やるな・・・!あんた!」
イリュージョン「お前こそ!王子様にしては結構やるな!」
エリアルド「どういたしまして・・・だがここからが本領発揮だ!」
エリアルドが剣を天にかざすと、剣の刃の周りに竜巻が起こった。そしてそれをイリュージョンに向ける。
エリアルド「喰らえ!エアブレード!」
竜巻を帯びた剣から多数のカッター状の風がイリュージョンに向けて襲い掛かる。
リザードジェガン「隊長!逃げて!」
イリュージョン「うおっと!」
イリュージョンはかわしたが、2発くらい喰らった。
イリュージョン「くっ・・・!」
Jセイバー「大丈夫ですか!?隊長!」
イリュージョンの腕と肘から血が出ている。
イリュージョン「なんとか・・・心配するな・・・」
ヴィッシュ「王子・・・あんな必殺技あったんですか・・・」
エリアルド「まぁな、あれをあみ出すのに半年くらいかかったよ」
リーナスたちはそれを見て唖然としていた。
リーナス「つ・・・強いね・・・」
ネクティス「やはり奴は只者じゃないな・・・」
マークWが周囲に転がる盗賊たちの骸を見つめる。
マークW「この残骸を見る限りじゃあの王子様がやったようなものだ」
マリオン「強くてカッコいい・・・そんな王子様だったら好きかも・・・」
リーナス「う・・・強い王子様・・・か・・・」
リーナスが頬を少し赤くして呟く。
Gセイバー「コラコラリーナス、奴は仮にも敵国の王子様なんだぞ」
リーナス「あ・・・ごめん・・・」

続く


No.275 騎士ガンダム戦記 フェイズ116「アデレードの森での対峙」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月24日 (木) 21時56分 [返信]

グレムリー公国王子エリアルド誘拐を目的としたキャプリコーンたち別働隊がエリアルドたちの返り討ちにあい全滅した。
駆けつけたバーンドライセンがグレムリーに襲い掛かるもあしらわれるハメになった。アデレード盗賊組合は壊滅した。
王子エリアルド率いるグレムリー部隊がアデレードの森にやってきた理由、それはこの森に基地を建てるためだ。

バーンドライセン「くそ・・・俺達の縄張りを・・・!」
ギラドーガカスタム「いい加減に貴様もぬんだな」
バーンドライセン「ちぃ!」
バーンドライセンにはもう戦う力は無かった。
ギラドーガカスタム「ぇ!」
だがそこに矢が飛んできた。
ギラドーガカスタム「何!?」
矢はギラドーガカスタムの頬をかすった。
エリアルド「敵の増援?!・・・まさか!」
エリアルドたちは矢の飛んできた方角を見た、剣士イリュージョンだ。
イリュージョン「爆発のあった方角に来て見れば・・・なんじゃこりゃあ!」
イリュージョンは周囲を見た。グレムリーに蹂躙され、虐殺された盗賊たちの屍と倒れているライバルの惨めな姿だった。
バーンドライセン「く・・・イリュージョンか・・・」
イリュージョン「グレムリー軍!この森に侵入してくるとは!」
ギラドーガカスタム「悪いか?」
Gセイバー「そりゃあ悪いに決まってるだろ!」
イリュージョンに続きGセイバーたちもやってくる。
マークW「グレムリー・・・また貴様らか!」
ヴィッシュ「貴様はマークW!」
スカーレットキュベレイ「何であんたまで?・・・」
サード「彼は先日我が軍の一員になりました」
ヴィッシュ「ふん!ガイアに諂うつもりか・・・」
マークW「諂う・・・そうかな?」
リーナス「?・・・アイツ・・・」
リーナスがエリアルドの方を見る。彼女の胸が少しとだけキュンとした。
リーナス「少し・・・良い男・・・?」
エリアルド「あの娘・・・可愛いな・・・」
Gセイバー「リーナス、どうした?」
リーナス「いや・・・アイツを見たらちょっと・・・」
Gセイバー「敵の指揮官か!?」
そこに闘士カプールが割って出てくる。
闘士カプール「控えよ!この方を誰だかは知らぬだろうな!」
ガイア軍一同「うん、知らん」
スカーレットC&エリアルド「だよねー・・・」
ガイア軍の問いにスカーレットCとエリアルドが答える。そしてカプールが再び言う。
カプール「この方は我がグレムリー公国王子エリアルド様であらせられる!」
Gセイバー「なにぃ!?」
イリュージョン「グレムリー公国の王子だと!?」
リーナス「王子様・・・?」
エリアルド「まあな・・・カプール・・・何も大げさに言うなよ」
カプール「いえいえ・・・こうでも言っておかないと奴等はびびりませんよ」
エリアルド「まあそういう事だ!」
ネクティス「その王子様がこんな所で軍を率いて何をやっているんだ!」
バーンドライセン「や・・・奴等は・・・この森に・・・基地を作る気だ・・・」
イリュージョン「なんだって!?」
スカーレットC「そういう事、このあいだルシフェルの馬鹿がうちの補給基地をダメにしちゃってねぇ〜・・・だから代わりにここに基地を・・・ね」
エリアルド「ばらすなよ!」
ネクティス「ガイア本土に攻め込むつもりか!」
エリアルド「少なくとも国王である俺の父はそのつもりだ」
Gセイバー「そうと聞かれたら黙って見過ごすつもりは無い!」
マークW「予定変更!盗賊討伐からグレムリー撃滅に変えるか!」
イリュージョン「この森を好きにされてなるものか!」
今、アデレードの森でガイア軍とグレムリー軍が激突しようとしていた。

続く


No.274 騎士ガンダム戦記 フェイズ115「盗賊組合壊滅」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月22日 (火) 22時16分 [返信]

アデレードの森で武力衝突に突入したガイア軍とアデレード盗賊組合、結果は盗賊組合の撤退で幕を閉じようとしていた。だが戦いはまだこれからである・・・突然、グレムリーの王子誘拐に向かった盗賊騎士キャプリコーン率いる別働隊がいる南方から爆発音が響く。一体何が起きているのだろうか?

アデレードの森南グレムリー方面

サラミスザウルス「そ・・・そんな・・・馬鹿な・・・」
サラミスザウルスが血反吐を吐きながら倒れた。体中切り刻まれている。倒したのはエリアルド王子である。
エリアルド「ふう・・・」
サラミスザウルスのを目の当たりにしたキャプリコーンは言葉を失った。
キャプリコーン「な・・・」
サラミスザウルスだけではなかった、他の連中もズタズタにやられていた。
賊騎兵メッサーたちは愛馬ギャルセゾン共々真っ二つにされ、スラッグアジールは炎系の魔法で黒焦げにされていた。彼らを倒したのはダークウィッチマリオンだ。
マリオン「結構強かった・・・」
またジャッカルケンプファーは首を切断されてんでおり、ガザWたちも倒された。それらの屍がキャプリコーンとハイザック0の周囲に転がっていた。
盗賊側はもはや壊滅状態であり、残っているのはキャプリコーンとハイザック0だけである。
ハイザック0「ひいい・・・・」
2人ともさっきとはまるで嘘のようにうろたえている。
キャプリコーン「どうなってるんだよ・・・どうなってんだよ!」
彼らの誤算はエリアルド王子を甘く見ていた事である。王子など無力であると彼らはそう決めていた。だがキャプリコーンたちの考えは甘かった。エリアルドは美青年の王子様とは思えない実戦でも十分通用できる実力を持っていた。
油断した盗賊側は返り討ちにされたのだ。そしてヴィッシュたちも参戦し、各個撃破され、現在に至る。ちなみに公国軍側の損害は今のところ無い。
ギラドーガカスタム「なかなかやるじゃねえか盗賊風情が!だがこれでもう終わりだ!」
ギラドーガカスタムが二人に迫る。
ハイザック0「ち・・・ちくしょーーー!!!!」
ハイザック0がやけになって突貫した。
キャプリコーン「ま・・・待て!」
だがキャプリコーンの制止の言葉と共にハイザック0はギラドーガカスタムの剣に斬られた。
キャプリコーン「ああ・・・」
後はキャプリコーンだけである。
エリアルド王子「人様を誘拐しようとするから罰が当たったんだよ」
そこに爆発音を聞きつけたバーンドライセンたちがやってきた。
バーンドライセン「キャプリコーン!大丈夫か・・・!?」
キャプリコーン「おっ・・・親分!!」
ガザW×2「こっ・・・これは!?」
バーンドライセンとガザW2名は我が目を疑った。なんと別働隊が無残にやられているではないか。
バーンドライセン「そ・・・そんな馬鹿な・・・!?俺の子分たちが!?」
キャプリコーン「親分・・・!殆どアイツが・・・あの王子が・・・」
バーンドライセン「何!?」
エリアルドたちグレムリー軍がバーンドライセンの方を向いた。
エリアルド王子「アイツが盗賊のボスか!」
ギラドーガカスタム「結構な手練っぽいな」
キャプリコーン「親分・・・あんな王子が強いなんて聞いてないですよ!!」
バーンドライセン「そんな馬鹿な!いくらなんでも・・・」
ヴィッシュ「事実だ、お前の手下の半数は王子が殺った」
バーンドライセン「な・・・なんだと!?」
カプール「エリアルド様をそんじょそこらの貧弱な王子様だと思ったら大間違いだ!盗賊ども!」
バーンドライセン「こ・・・この野郎ー!よくも俺の可愛い手下達を!」
バーンドライセンが斧と金棒を振りかざしながらエリアルドに襲い掛かった。だがエリアルドはそれを瞬時にかわす。
エリアルド「うお!危ない危ない!」
バーンドライセン「な!確かにやるな・・・だがなめるな!」
バーンドライセンは必殺技回転ストライクを繰り出す。エリアルドはそれを咄嗟で避ける。
エリアルド「うおっと!やるじゃないか!だがパワーは強いけどスピードは遅いと見た!」
エリアルドは風の如く走り、バーンドライセンに一撃を食らわせた。
バーンドライセン「ぐわあ!」
バーンドライセンは倒れた。
キャプリコーン&ガザW「お・・・親分!」
エリアルド「トドメ!」
しかしキャプリコーンとガザWがそうはさせないとエリアルド目掛けて突撃する。
キャプリコーン「うおおお!!やめろーー!!」
ガザW1「親分を殺させるか!」
ガザW2「おうじょうせいやー!」
だがガザWはエリアルドの剣であっさりと斬られる。
ガザW「ぎゃっ!」
キャプリコーン「ぐぎゃあっ!」
ギラドーガカスタムの剣がキャプリコーンを背後から突き刺した。
ギラドーガカスタム「ふん!目先の事にしか集中しない連中が!」
バーンドライセン「キャプリコーン!ガザW!!」
バーンドライセンは涙をポロリと流した。たかが王子如きに自分の可愛い部下達が無残に殺されるなど予想もしようが無かった。
バーンドライセン「き・・・貴様ら!・・・」
エリアルド「悪く思うな・・・我々はこの森に基地でも作ろうと思ってなぁ、そのための地上げって奴よ、御宅らは邪魔と言うわけだ」
バーンドライセン「何!?俺達のシマを!?」
ヴィッシュ「ついでにここにきているガイア軍も叩くつもりだ」
バーンドライセン「そ・・・そのために俺の子分たちを!!」
エリアルド「次はガイア軍の奴等だな・・・」

続く


No.273 騎士ガンダム戦記 フェイズ114「遺跡発見」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月10日 (木) 22時34分 [返信]

アデレードの森でガイア軍とアデレード盗賊組合が激突、戦いの最中、リーナスはレイダージムと交戦中に戦場から少し離れていて、戦場とは違う場所に迷い込んだ。そこはアデレードの森の中にある古代キルケー文明の遺跡であった。

リーナス「まさか・・・これが・・・キルケーの遺跡?」
遺跡を呆然と見つめるリーナスに対しレイダージムはちょっと落ち込んだ。
レイダージム「あああ・・・・なんて事だ・・・まさか遺跡近くに来ちまうとは・・・」
レイダージムは遺跡の前に来てしまったことを悔やんだ。と言うのも盗賊組合は遺跡に近づく事を恐れていたからだ。前にここに侵入したメンバーが翌日死亡し、それを遺跡に入った祟りだと皆思い込んでいるのだ。
レイダージム「うう・・・早い所逃げるか・・・まずこの女を始末して!」
リーナス「あっ!見とれてる場合じゃない!今は目の前の敵に!」
再び両者が戦いを始めた。早く逃げたいレイダージムが突撃してきたが、彼が慌てていたためかリーナスはそれをかわし、レイダージムの背中に剣を突き刺した。
レイダージム「ぎええ!」
レイダージムはそのまま死んだのであった。
リーナス「はぁ・・・戦いって虚しいのね・・・」
リーナスはレイダージムの死体を見ながら呟いた。戦いにおいて彼女はいつも相手を手にかけている、数多く。ファイズ島で目覚めた時からだ、命を奪っているのは。でもやらねば自分が死ぬ。それが戦いと言うものだ。
リーナス「もしかしたら・・・キルケーが滅んだのは争いが原因なのかな?・・・」
古代キルケー滅亡には様々な説がある。侵略戦争説や天変地異説など数多い。しかし不明が点が多いためよくわかっていない。
リーナス「あ!遺跡の事よりも早く皆の所に・・・」
だがリーナスは歩みを止めた。ここは遺跡の前なのだ。レイダージムのなきがらを放ってはおけない気がした。彼女はレイダージムの亡骸を埋葬する。たまたまそこにあった木の枝を墓標代わりにした。
リーナス「とりあえず・・・ここは遺跡の近くなんだ・・・死体を遺棄するのはちょっとね・・・罰当たりになるかも・・・」
そしてリーナスは仲間の元へ走っていった。まだ仲間達が戦っているんだ、早く助けに行かないと。彼女はそう思った。

Gセイバーたちはと・・・

Gセイバー「リーナスは・・・どこだ?」
Gセイバーは戦闘中にリーナスを見失った。どうやら敵と戦っている間に離れ離れになったようだ。
マークW「リーナスの奴・・・まさかやられたわけじゃないよな・・・」
Gセイバー「ちょっと心配だな・・・俺は上司失格かもな・・・」
サード「悲観的になるなど兄様らしくないです!」
その頃イリュージョンとバーンドライセンの戦いはまだ続いていた。
イリュージョン「くっ!とりゃあ!」
イリュージョンの突きがバーンドライセンにあたる。だがバーンドライセンは負けずに金棒でイリュージョンを殴った。
バーンドライセン「とりゃあ!」
イリュージョンはそれをかわそうとしたが、少しかすった。
イリュージョン「くっ!・・・」
バーンドライセン「ふふーん!どうだ!」
リザードジェガン「やるな・・・回避が得意なイリュージョン隊長に一撃を食らわせられるのはバーンドライセンだけだ・・・」
バーンドライセン「おとなしくくたばれ!」
イリュージョン「嫌だね!この盗賊おっさんめ!盗賊なんてアホな事やめて大人しく真面目に生活すれば良いのによ!」
バーンドライセン「うるせー!!」
そしてイリュージョンとバーンドライセンは再び鍔迫り合いに突入する。そんな中Gセイバーはバッファロートラゴスと
木の後ろからリーオーがGセイバー目掛けてナイフを投げつけようとしていた。だが・・・
サード「はっ!兄様!危な・・・」
リーナス「させない!ルフィラ!!」
リーオーの頭上に稲妻が落ちて来た。
リーオー「うぎゃあーーーー!」
Gセイバー&サード「!?」
リーナスが魔法でリーオーを撃破した。そしてGセイバーもバッファロートラゴスに剣を突き刺して仕留めた。
リーナス「大丈夫!?」
Gセイバー「それはこっちの台詞!ったくどこに行ってた!?」
リーナス「ごめん・・・敵と戦闘中にこの地点から離れちゃって・・・」
Gセイバー「はあ・・・」
サード「まあリーちゃんもよくやりましたよ」
リーナス「まあね・・・それより戦況はどうかな?」
サード「見たところ優勢ですね・・・」
どうやら戦局はガイア軍に傾いているようだ。盗賊側は各個撃破されていった。もう残ったのはバーンドライセンとガザW2名だけだ。
バーンドライセン「!?・・・俺達が押されている?」
ガザW1「親分!もう俺達しか残ってませんよ!」
ガザW2「いったん逃げましょう!キャプリコーンさんたちと合流して・・・」
バーンドライセン「くぅ・・・あいつら・・・よくも俺の子分たちを!」
イリュージョンが剣をバーンドライセンに向ける。
イリュージョン「・・・もう諦めろ!バーンドライセン!大人しく降伏しろ!」
バーンドライセン「くっ!・・・いったんアジトに戻るぞ・・・」
そしてそのまま3人は煙幕爆弾を投げつけて、逃げていく。
ぼーんと煙幕が彼らを包み込んだ。
フリーダム1「うわあ!煙幕だ!・・・げほっ!げほっ!」
フリーダム2「前が見えない!・・・げほっ!」
リーナス「うう・・・これじゃあ敵に逃げられ・・・ごほっ!ごほっ!」
イリュージョン「またこの手口だ!逃げるとこうなんだよ・・・ごほっ!ごほっ!」
Jセイバー「くそ!あと一歩で奴らを・・・げほげほっ!」
ネクティス「俺に任せろ!サード!」
サード「了解!」
ネクティスとサードが呪文を唱えた。
ネクティス&サード「ウィンド!」
突風が巻き起こった。
リーナス「きゃっ!」
リーナスのスカートが風でめくれそうになった。
突風魔法ウィンド。これでスモークを晴れさせた。
リーナス「お二方・・・い・・・今の風で危うくスカートが・・・」
リーナスは少し頬を赤くした。
ネクティス&サード「ごめん・・・」
マークW「煙幕を除去できたんだ・・・構わない」
Jセイバー「ですが・・・逃げられましたね・・・」
ヌーベルジムV「どうするんだ?」
イリュージョン「うむ・・・手分けして探すしか・・・」
そのときだった、凄い爆発音がしたのは。
Gセイバー「わっ!」
フリーダム2「ひぃぃぃ!なんだ!?なんだ!?」
リーナス「今度は何!?」
イリュージョン「爆発!?一体・・・!?」
リザードジェガン「爆発音は・・・南のほうから聞こえました!」
イリュージョン「南・・・あそこはグレムリー方面だぞ!?・・・」
Gセイバー&リーナス&サード&ネクティス「はっ!?・・・まさか・・・」
4人は顔を合わせた。南はグレムリーへ向かう方面、と言う事は・・・

そして撤退中のバーンドライセン達も突如響いた爆発音を聞いた。
ガザW1「あの方角って・・・」
バーンドライセン「まさか・・・キャプリコーンたちは何やってんだ!?」

続く


No.272 騎士ガンダム戦記 フェイズ113「イリュージョンVSバーンドライセン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年01月07日 (月) 22時28分 [返信]

アデレードの森で盗賊連合と交戦状態に入ったリーナスたちガイア軍とアトランタ村警備隊。盗賊連合の頭バーンドライセンと警備隊の隊長剣士イリュージョンの戦いが始まる。この2人はライバルなのだ。

バーンドライセン「今日こそ決着をつけるぞぉ!」
イリュージョン「そうだな!覚悟!」
2人の中間にあった木に矢が当たったのを戦闘開始の合図にするかのように2人は激突する。
サード「今のうちに兄様を・・・」
バーンドライセンが振り下げた斧をイリュージョンは風のようにかわす。そしてイリュージョンはレイピアでバーンドライセンに攻撃を与える。
それに対してバーンドライセンは金棒で防御する。
バーンドライセン「出来るようになったなぁ!」
イリュージョン「どういたしまして!」
イリュージョンがジャンプし、バーンドライセンの顔目掛けて蹴りをかました。だがバーンドライセンにはびくともしない。
イリュージョン「やっぱ奴の頭は硬い・・・一筋縄ではいかないか」
レイダージム「さすがお頭!岩石すら割っちゃう石頭は伊達じゃない!」
ソルガンタンク「うわあ・・・怖えええ・・・」
バーンドライセン「ふふふ・・・そういうことだ!今度こそ大人しく負けろ!」
イリュージョン「嫌だね!」
実はイリュージョンとバーンドライセンはこれまでの戦いの結果は引き分けばかりであった。だが今回は2人とも決着を付ける気だ。
イリュージョン「とおお!!」
イリュージョンがジャンプしてバーンドライセンの後ろに回った。そしてレイピアの突きを食らわせる。
イリュージョン「とりゃあああ!!」
だがバーンドライセンは斧をふって、突きを阻止した。
バーンドライセン「危ない危ない!」
イリュージョン「くぅ・・・!」
マークWが戦いつつ二人の一騎打ちを見る。
マークW「あの2人・・・中々の腕だが・・・イリュージョンはスピードに長けている・・・その一方でバーンドライセンは逆に怪力に長けている・・・」
ヌーベルジムV「冷静に戦況分析している場合か?」
その頃サードはGセイバーを救出した。
サード「兄様・・・大丈夫ですか?」
Gセイバー「ど・・・どうにか・・・」
サード「サードに任してください!」
サードが呪文を唱える。回復魔法だ。
サード「ミディアム!」
Gセイバーの傷が一瞬で回復した。
Gセイバー「サンキュー!サード!」
サード「どういたしましてって・・・リーナスはどこ?」
Gセイバー「何!?」
その頃リーナスはレイダージムと交戦中であった。
レイダージム「おらおらどうしたお嬢さん!」
レイダージムの斧の連続攻撃を盾で防御するの精一杯のリーナス。リーナス「くっ・・・こいつら・・・全く隙が無いと言うか・・・気迫が・・・」
後ろへ後退するリーナスに一方的に攻めてくるレイダージム。ところが2人はあらぬ所に出てしまった。木々の無い所だ。
リーナス「あれ?・・・ここは?」
レイダージム「あ・・・」
二人は今気付いた、ここが戦場から少し離れていて、戦場とは違う場所である事を。
リーナス「!・・・あれは・・・」
レイダージム「げええええ!!」
2人の横に小さな城の様な建物がそびえ立っていた。そう、その建物こそこのアデレードの森内部にある古代キルケーの遺跡であった。

続く


No.271 騎士ガンダム戦記 フェイズ112「盗賊VSガイア軍」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年12月20日 (木) 22時30分 [返信]

盗賊を撃退すべくアデレードの森にやってきたGセイバーやリーナスたちガイア軍部隊はアトランタ村の警備隊と共同で森唯一の通り道アデレード回廊を通って盗賊退治に出向いた。

アデレードの森

リーナス「なんか暗いなぁ・・・」
昼間だと言うのに森は薄暗い。道の脇は木々が多数生い茂っておりそこからまるで何か飛び出してきそうな感じがする。
マークW「こりゃあ盗賊たちにとっては有利な場所だな」
イリュージョン「気をつけろよ、いつどこから襲ってくるかわからん」
Gセイバー「だからこうして警戒しながら進んでるんだろ」
兵士フリーダム「でもよかったんですか?もう1部隊を置いていって・・・」
兵士Jセイバー「まぁウチ等警備隊は2個小隊しかないんだ・・・人手不足なんでね・・・いざと言う時に村に何かあったら大変だろ、だからあえて村の警備に1個小隊だけ残しといたのさ」
サード「なるほど・・・」
イリュージョン「村が手薄になっているかもしれんが・・・」
リーナス「もし村に何かあったら?例えば敵襲とか・・・」
イリュージョン「大丈夫、村にいるコアピジョンが何かあったら知らせてくる」
Gセイバー「ふむ・・・むっ」
その時Gセイバーは何かの気配を感じた。
サード「兄様?」
そしてイリュージョンも何かの気配を感じる。
イリュージョン「む・・・Gセイバー・・・」
Gセイバー「ああ・・・いるぞ・・・」
リーナス「え?」
Gセイバー「止まれリーナス!」
リーナス「いきなり何よ・・・」
リーナスはGセイバーの言葉通りに立ち止まる。Gセイバーはリーナスの前方の道に向かってそこらへんにあった石を投げた。
Gセイバー「てい」
そして石が地面に当たると地面が崩れた。落とし穴だ。
マークW「トラップだな!」
戦士ヌーベルジムV「と言う事は・・・」
マークW「いるのか・・・」
イリュージョン「そのようだな!出て来い!」
イリュージョンは左横に木に針を打ち込んだ。そして木から悲鳴のような声が。
?「ひい!!」
Gセイバー「やはり隠れてたか!」
?「ほぉ・・・トラップを見破るとは中々だな!やるようになったな!イリュージョン!」
イリュージョン「その声は・・・」
リーナスたちの前に盗賊王戦士(バンディットキングファイター)バーンドライセンが現れた!
イリュージョン「バーンドライセン・・・!」
マークW「何者だ?盗賊の者か」
リザードジェガン「ああ!盗賊王戦士バーンドライセン、この森を縄張りにしてるアデレード盗賊連合の親分だ!」
サード「ええ!?いきなりリーダーが!?」
兵士Jセイバー「イリュージョン隊長は奴と何度かやりあってる、いわばライバルさ」
バーンドライセンはリーナスやGセイバーたちをじろじろと見る。
バーンドライセン「ほぉ・・・この辺じゃ見慣れないのがいるな・・・例の王都からの助っ人か!」
Gセイバー「まぁそんなところだ!」
サード「この間のジオンとの戦い以降見かけなかったと言うけどまた動くとは・・・大人しく森で暮らせば良いのに・・・」
バーンドライセン「物を盗るのが盗賊だ!盗らないんじゃ盗賊なんかじゃねえ!」
イリュージョン「勝負だ!バーンドライセン!今度こそひっ捕らえてやる!」
バーンドライセン「望む所よ!野郎ども!出て来い!」
バーンドライセンの掛け声と共に木々に隠れていた盗賊のメンバーが出てきた。
盗賊兵ガザW「にひひひひ・・・」
バッファロートラゴス「ぶるるるん!!」
賊剣士リーオー「くくく・・・金目の物をだしな!」
その数21名だ。討伐隊の総数は26名(王都からの援軍21名+イリュージョンの警備小隊5名)である。
ネクティス「21人・・・数じゃこっちが上だがここは奴等のホームグラウンド!どんな手段で来るかわからんぞ!」
イリュージョン「俺はこの辺りの事を知ってる!奴の戦法も!」
バーンドライセン「戦闘開始!」
ガイア軍と盗賊が回廊で激突した。数はガイア側が勝っているが盗賊のほうがこの森での戦いになれているし、メンバー一人一人も戦闘になれている。しかしガイア軍にも僅かとはいえこの森の事を熟知している者がいるため、戦いは互角のようだ。
バッファロートラゴス「うおおお!突撃だぁ!」
2体のバッファロートラゴスがマークW目掛けて突進していった。だが。
マークW「てりゃあ!」
マークWの剣の一閃でバッファロートラゴスは瞬時に真っ二つになった。
兵士フリーダム「強いな・・・あいつ!」
ネクティスとソルガンタンクが呪文で他の舞台を援護する。
賊戦士リーオー「この!!」
リーオーがガザWと交戦中のリーナスにクロスボウを向け、矢が放たれた。リーナスがそれに気付いたのは発射された音を聞いた直後だ。
リーナス「はっ!しまった!」
しかし矢はリーナスの身体を貫く事はなかった。リザードジェガンが咄嗟で矢をキャッチしたのだ。
リザードジェガン「ったく危ないぞ!」
リーナス「さんきゅー!」
Gセイバーはイリュージョンと共にバーンドライセンと交戦中だった。
バーンドライセン「2人がかりでも構わんさ!」
バーンドライセンが右手に持った金棒と左手の斧を二人に向かって振りさげた。
イリュージョン「よけろ!」
2人はどうにか回避できた。バーンドライセンの武器の金棒と斧は彼の身の丈より少し大きい。
Gセイバー「なんて奴だ・・・あんなデカイのを両手で同時に持つなんて・・・」
イリュージョン「奴は怪力の持ち主でもある!気をつけろよ!」
Gセイバー「かなりの手垂か!」
バーンドライセン「いきなりだが必殺技といくか!」
バーンドライセンは回転しながらGセイバー目掛けて突進してきた。
イリュージョン「!いかん!逃げろ!」
バーンドライセン「必殺!回転ストライク!」
バーンドライセンの両手には武器が握られているから回転しつつ突進してきたらかなりのダメージだ。
Gセイバー「うわああ!!」
Gセイバーは防御したもののそれを喰らった。吹っ飛ばされたGセイバーが木に激突する。
Gセイバー「うう・・・強いな・・・さすが盗賊のリーダーだ・・・」
リーナス「Gセイバー!」
サード「おのれ!よくも兄様を!!」
サードが呪文と唱えた!サードは帰国以降もネクティス指導の下、魔法の鍛錬は欠かせなかった。腕の見せ所である。
サード「ムービルフィラ!」
サードの杖から放たれた雷がバーンドライセンに当たる。
バーンドライセン「うおっととと!」
バーンドライセンはダメージを受けるもどうにか耐えた。
サード「どうにか効いた・・・?」
バーンドライセン「やってくれるな!だが・・・あのガンダム野郎を叩かせてもらうぜ!」
バーンドライセンが木にめり込んだGセイバーのほうへ向かう。Gセイバーはまだ動けそうに無い。
リーナス「逃げて!」
だがイリュージョンがバーンドライセンに立ちはだかった。
イリュージョン「バーンドライセン!俺と一騎打ちだ!」
バーンドライセン「おお!いいだろう!」

続く


No.270 騎士ガンダム戦記 フェイズ111「遭遇戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年12月18日 (火) 22時51分 [返信]

アデレードの森に戦乱が巻き起ころうとしていた。復興のどさくさで再び動いたアデレード盗賊連合、盗賊の討伐に乗り出したガイア軍部隊、森に拠点を築きあげようとするグレムリー軍。三つ巴の戦いが今始まる・・・

アデレードの森北西

バーンドライセンたちは万全の態勢で待ち伏せていた。
バーンドライセン「遅いな・・・」
賊剣士リーオー「ええ・・・」
バーンドライセンは木の後ろに隠れながら木の上にいるリーオーに言った。そこに隣の木に隠れているレイダージムが口を開いた。
レイダージム「あの・・・こんな所でガイア軍を待ち伏せるなんて・・・」
バーンドライセン「どういう意味だ」
レイダージム「だってこの近くに・・・あの遺跡があるんですよ・・・」
実は彼らが待ち伏せしている場所は古代キルケー文明の遺跡があるのだ。だが森が少し深い事や盗賊のせいで発掘調査は遅々として進んでいなかった。故に最近ではこの遺跡には誰も近づいていなかった。盗賊たちもこの遺跡に近づこうとしなかった、否、近づきたくなかったのだ。幽霊が出るとか祟られるとかで彼らは皆怖がって近づきたくないのだ。実は以前盗賊のメンバーの1人が宝があると思い込んで遺跡に侵入したものの結局何も見つけられずに帰ってきたが翌日にそのメンバーは突然倒れた木の下敷きになってんだと言う事件があり、それは遺跡を荒らした祟りだと誰かが言いだし、以来誰も遺跡を恐れ、近づこうとしなくなった。今でも彼らは遺跡を恐れている。
バーンドライセン「・・・しょうがないだろ・・・ここが迎撃に最適なポイントなんだしよ・・・」

アトランタ村警備隊駐屯地

その頃リーナスたちはアトランタ村警備部隊の駐屯地にいた。駐屯地はただの一軒家のようだが3階建てで居住性もいいようだ。
その1回の作戦室に彼らはいた。
イリュージョン「このアデレードの森には道が1本だけしかありません、アデレード回廊と呼ばれるこの道に盗賊が以前よく現れてました」
警備隊隊長剣士イリュージョンが黒板に貼られたアデレードの森とその周辺の地図を刺しながら説明する。
ネクティス「ふむ・・・」
イリュージョン「けど最近は回廊だけでなく直接村周辺に現れるようです」
マークW「何やってんだかおたくらは・・・」
リザードジェガン「それが・・・あの森、1本道以外だと迷子になりやすくてさ・・・俺も一度入ったんだが時間帯が夜だった事もあって彷徨っちまってな・・・夜が明けた頃にようやく村に戻った・・・」
マークW「そうかい・・・厄介なんだな」
リーナス「そういえば・・・あの森にはキルケー文明の遺跡があるって言うけど・・・」
イリュージョン「ああ・・・あそこか・・・まともな調査がなされてないって言うけど・・・」
リーナス「私さ・・・あそこに行ってみたいんだよなぁ・・・」
イリュージョン「何故に?」
リーナス「まぁ・・・色々と・・・」
ネクティス「色々と訳ありなんだ・・・」
イリュージョン「ほぉ・・・けど、あそこには行かないほうがいいと思うんだが・・・盗賊すら近寄らないって話だ」
リーナス「はい・・・ならこの任務が終わった後に行って見ますよ」
ネクティス「俺も行ってみたい限りだけどまずは任務だな」
サード「それでどうするのですか?」
Gセイバー「そうだな・・・回廊を全軍で通るしかない・・・か」
マークW「適当だな・・・まぁ仕方ないか・・・1本道以外じゃ迷子になるってんだから」
Jセイバー「あそこ昼でも暗いからなぁ」
結局回廊を通って盗賊を捕捉・撃破する作戦に決定した。
マークW「こうして沢山いれば自分達からあぶり出て来るだろう・・・」
そしてアデレード警備部隊のイリュージョン率いる1個小隊を加えたガイア軍の盗賊討伐中隊は発進していった。

アデレードの森南西

その頃エリアルドたちグレムリー軍が森の中に侵入して来た。
キャプリコーン「お・・・来た来た・・・」
グレムリー侵入を木の上に隠れているキャプリコーンがほくそ笑んだ。
サラミスザウルス「ぐふふふふ・・・金づるが来たぞ・・・飛んで火にいる何とやら・・・」
地中にいるサラミスザウルスもほくそ笑んでいた。
ハイザック0「あの馬に乗った青二才が王子だな・・・」
先頭にいるエリアルドが近づいてくる。キャプリコーンたちは彼が程よく近づいた所で奇襲をかけるつもりだ。
キャプリコーン「よし・・・来い来い・・・」
だが突然エリアルドは立ち止まった。
闘士カプール「?どうしました王子?」
エリアルド「はぁ・・・隠れてないで出て来い、盗賊ども!」
キャプリコーン「!?」
ガザW「そんな!?見破られた!?」
盗賊たちは驚いた。まさか素人と思っていた王子が自分たちを見破るなど。
そして戸惑いながらキャプリコーンが出てきた。
キャプリーン「ちっ!・・・まさか俺達が隠れているのを見破るとは・・・」
マリオン「盗賊!」
現れたキャプリコーンに対してグレムリー軍が戦闘態勢に入った。キャプリコーンはエリアルドに指差した。
キャプリコーン「お前・・・何もんだ?」
エリアルド「グレムリー公国王子のエリアルドだが?」
キャプリコーン「ふん!只者じゃなさそうだな!」
ギラドーガカスタム「すげえなアイツ・・・修行してた為に勘も鋭くなったか?」
エリアルド「俺に何の用だ?」
キャプリコーン「お前を攫いに来た!」
マリオン「ええ!?」
エリアルド「それで国に身代金を要求するってか・・・なるほど・・・捕まえたきゃ捕まえてみろ!」
キャプリコーン「望む所!皆!出て来い!」
キャプリコーンの号令と共にハイザック0やサラミスザウルスたち盗賊のメンバーがグレムリー郡の前に現れた。
ハイザック0「王子の分際で!」
ガザW「何なんだよ!」
サラミスザウルス「こいつ!只者じゃないな!」
ヴィッシュ「エリアルド王子!我々がお守りします!」
闘士カプール「王子は下がってください!」
ヴィッシュとカプールが王子を囲むように戦闘態勢に入った。
エリアルド「俺も戦わせてもらう・・・」
マリオン「でも・・・王子!」
エリアルド「大丈夫だ・・・俺だって強くなっている!」
キャプリコーン「くっ!行くぞーーー!!」
キャプリコーンたち盗賊部隊が一斉にグレムリー軍に襲い掛かった。

続く


No.268 騎士ガンダム戦記 フェイズ110「アトランタ村に到着」 投稿者:GX−9900   投稿日:2012年12月13日 (木) 22時48分 [返信]

森に巣食う盗賊連合、盗賊狩りに向かったガイア軍、そして基地建設を企むグレムリー、それぞれの思惑が絡み合う事になるアデレードの森。今この森は戦場へとなろうとしていた。

アトランタ村

森の北方にある農村アトランタ村にリーナスたちガイア軍3個小隊が到着した。
リーナス「おお・・・ここがアトランタ村・・・」
Gセイバーの小隊は馬に乗ってきた。Gセイバーが愛馬ニンバスから降りたのと同時にリーナスたちが降りる。
マークW「しかし馬に乗るは久しぶりだな・・・」
マークWもライトニングと言う馬から降りる。アトランタ村、どこと無く静かで平穏な村だ。だが村人の中には少し元気が無い表情をしてる者もいる。きっと盗賊に脅えているのだろう。
リーナス「見たところ普通の農村ね」
マークW「の・・・ようだがな・・・一部の村人に元気が無いというか・・・」
ネクティス「まぁ盗賊がまた現れたんだ・・・ジオン族の侵略で盗賊はいなくなったと思ったが・・・」
彼らの前にMS3名とモンスター2匹がやってきた。村の警備隊である剣士イリュージョンと2人の兵士Jセイバー、モンスターはリザードジェガン2匹だ。
?「おお・・・本国から来た助っ人か!」
Gセイバー「お前は確かこの村の警備隊隊長の剣士イリュージョンじゃんか」
剣士イリュージョンはこの村の生まれだ。故郷を守るために自ら軍に入隊したと言う。先のジオン族の侵略の際にも積極的に戦いに参加した。最近盗賊がまた現れて悪さしている事を知ると腹を立てたらしい。彼自身盗賊の隠れ家を1人で見つけて単身乗り込もうとしていたが兵士Jセイバー達に止められ、すぐに本国へ報告、結果Gセイバーたちが援軍として出されたのだった。
実はアトランタ村警備部隊はジオン族侵攻前は1個中隊くらいの規模だったがジオン族との戦いで部隊は2個小隊にまで半減してしまった。故にこの兵力では規模が不明な盗賊の討伐は難しい。そこで造園が回されてきたのだ。イリュージョンは1人でどうにかしようとしていたが部下達は上司である彼を単独特攻させたくなかったのだ。
リザードジェガン「ま、とりあえず駐屯地へ案内します」
マークW「どうも」
イリュージョン「見ない顔が2名いるな・・・新入りか?」
リーナス「まぁ・・・そんなところ」
Jセイバー「ささ、どうぞ」
そして彼らは駐屯地へ向かった。

アデレードの森南西

エリアルド王子率いるグレムリーの部隊はアデレードの森へ向かっていた。その部隊にはスカーレットキュベレイ、マリオン、ヴィッシュも参加していた。だが彼らだけではなかった。模擬戦でエリアルドに負けたギラドーガカスタムも凶剣士ギラドーガカスタムもこの作戦に参加させられた。
凶剣士ギラドーガカスタム「ったく・・・何で俺があんな小僧の・・・」
ギラドーガカスタムは愚痴をもらした。
進軍中、斥候アイザックから報告が入り、闘士カプールが報告を行った。
闘士カプール「やはり森には盗賊がいるみたいです、しかも盗賊はこっちを察知したのか不振な動きを・・・」
エリアルド「盗賊がか・・・抵抗でもする気か?」
闘士カプール「それからアイザックの話によると・・・」
ヴィッシュ「なんだ?」
カプール「どうやらガイア軍も来るみたいです」
エリアルド「何!?」
ヴィッシュ「あいつらまで!?我々の侵攻に気づいたのか?」
カプール「いや・・・どうやら我々の存在には気付いてないみたいです・・・どうやら盗賊の討伐に来たみたいです・・・」
エリアルド「・・・なるほど・・・」
ヴィッシュ「三つ巴の戦いになりそうですね・・・」
エリアルド「ああ・・・しかも盗賊どもは我々とガイアに挟み撃ちになっている、まとめて滅ぼしてやるか、盗賊とガイア軍には気の毒だがんでもらう」

続く




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