アデレードの森にて盗賊退治に来たGセイバーたちガイア軍部隊と森に基地を建設せんとするグレムリーとジオン連合軍が激突しようとしていた。
イリュージョン「この森に基地だと!?ふざけるな!」 イリュージョンがグレムリーに向かって怒っている。 イリュージョン「こんなに良い森を潰されてなるものか!」 スカーレットC「なんかうるさいのがいるなあ・・・」 闘士カプール「やかましい奴だ・・・王子!やっちゃいましょう!」 エリアルド「そうだな・・・!」 エリアルド王子がイリュージョンに近づく。 イリュージョン「ほぉ・・・王子様自らお出向きになるとはな!」 そこに虫の息のバーンドライセンが呟いた。 バーンドライセン「気をつけろ・・・あの青二才は只者じゃねえ・・・」 イリュージョン「・・・確かに・・・なんとなく強くはないが殺気が・・・」 エリアルドとイリュージョンが戦闘を開始した。イリュージョンの剣がエリアルドをとらえた。だがエリアルドはそれを瞬時にかわす。 エリアルド「おっと!」 そしてエリアルドは交わした勢いでイリュージョンの後ろに回ろうとした。 イリュージョン「何!?」 エリアルド「もらった!」 エリアルドの剣がイリュージョンの頭に当たろうとしていた。だがイリュージョンはどうにかかわした。後2,3秒遅れていたらイリュージョンの首がはね飛んでいただろう。 エリアルド「中々やるようだな!だが!」 エリアルドがジャンプする。間合いを詰めたのかと思いきや、木から木へ飛び移っていく。相手を撹乱させるつもりだろう。 イリュージョン「撹乱させるつもりだろうが・・・!」 イリュージョンが剣を構えながら目をつぶり動かなくなる。固まったように。 リーナス「彼は何を・・・?」 Gセイバー「精神を集中して敵の動きを見極めるつもりだな・・・」 エリアルドが動かないイリュージョンを見る。 エリアルド「今だ!」 そしてエリアルドはイリュージョンに襲い掛かる。 エリアルド「にさらせ!」 だがイリュージョンはエリアルドの攻撃をすんでの所で剣で受け止めた。 イリュージョン「ふう・・・」 ギラドーガカスタム「あいつ・・・!王子の攻撃を!」 エリアルド「やるな・・・!あんた!」 イリュージョン「お前こそ!王子様にしては結構やるな!」 エリアルド「どういたしまして・・・だがここからが本領発揮だ!」 エリアルドが剣を天にかざすと、剣の刃の周りに竜巻が起こった。そしてそれをイリュージョンに向ける。 エリアルド「喰らえ!エアブレード!」 竜巻を帯びた剣から多数のカッター状の風がイリュージョンに向けて襲い掛かる。 リザードジェガン「隊長!逃げて!」 イリュージョン「うおっと!」 イリュージョンはかわしたが、2発くらい喰らった。 イリュージョン「くっ・・・!」 Jセイバー「大丈夫ですか!?隊長!」 イリュージョンの腕と肘から血が出ている。 イリュージョン「なんとか・・・心配するな・・・」 ヴィッシュ「王子・・・あんな必殺技あったんですか・・・」 エリアルド「まぁな、あれをあみ出すのに半年くらいかかったよ」 リーナスたちはそれを見て唖然としていた。 リーナス「つ・・・強いね・・・」 ネクティス「やはり奴は只者じゃないな・・・」 マークWが周囲に転がる盗賊たちの骸を見つめる。 マークW「この残骸を見る限りじゃあの王子様がやったようなものだ」 マリオン「強くてカッコいい・・・そんな王子様だったら好きかも・・・」 リーナス「う・・・強い王子様・・・か・・・」 リーナスが頬を少し赤くして呟く。 Gセイバー「コラコラリーナス、奴は仮にも敵国の王子様なんだぞ」 リーナス「あ・・・ごめん・・・」
続く
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