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No.476 騎士ガンダム戦記 フェイズ307「お呼び出し」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年12月11日 (金) 23時00分 [返信]

リーナスが張り込みで野宿し、Gセイバーがナイトシーカー隊と共に宿で泊まって・・・そして夜が明けた。

リーナス「朝だ・・・」
リーナスは日の光を浴びて起きた。
リーナス「昨夜は大変だった・・・」
確かに思えば虎だの熊だの蜘蛛だのと色んなものに襲撃された。戦闘能力が無ければ危うく食い殺されていたところだ。だが通常の動物ばかりだったのが幸いだ。これがモンスターだったらどんな事になっていたか。リーナスは今、自分が生きていることを喜ぶ。
リーナス「よかった・・・寝てる間にやられちゃってなくて・・・本当によかった・・・」
リーナスはそう思いながら朝食の準備に取り掛かる。昨夜倒した熊を調理するのだ。
リーナス「さて・・・急いで食べてあいつの動向を探りましょう・・・」

グレムリー首都の宿

その頃、Gセイバーたちは・・・
Gセイバー「出発準備OKだ」
ナイトシーカーA「こっちもだ」
ナイトシーカーB「俺も準備できます」
ナイトシーカーA「よし、行くぞ。まずはアイツと合流だ」
アイツとはコアピジョンと合流しようとしたナイトシーカーCの事である。
Gセイバー「さて・・・行くとするか」

レイブンのアジト近くの森

リーナスは朝食を済ませるとあのアジトの入り口を遠方から見張った。
リーナス「今の所は異常無し・・・ね」
確かに以上が無いとただの岩に見える。
リーナス「このまま何も無いのかな?」
1分たった後、異常が発生した。あの岩の一部分が光って、その中からレイブンが現れる。
リーナス(来た!)
レイブンはペズン砦へ向かおうとしているようだった。リーナスも森の中から後を追おうとする。
リーナス「よし・・・!」
リーナスは見つからないようにそーっと森の中からつける。
リーナス「確実にペズン砦に行くつもりね」

ペズン砦近辺

GセイバーたちはナイトシーカーCと合流するとペズン砦の近くに来た。
ナイトシーカーA「潜入したい所だが・・・」
Gセイバー「敵基地への潜入か・・・危険そうだな」
ナイトシーカーB「ああ・・・一歩間違えればな」
ナイトシーカーA「そうだ。面倒なことだがな」
Gセイバー「砦内に潜入するのはちょっと厄介だな・・・」
ナイトシーカーA「ああ、厄介なことだ」
そして森へ続く道に人影が現れた。それはレイブンだ。
Gセイバー「!奴だ!レイブンだ!」
ナイトシーカーA「何!?」
Gセイバー「出勤か?」
レイブンは砦内に入った。
Gセイバー「さて・・・奴はどんなことをする気だか?」

リーナス「砦内部に入ったわね・・・」
リーナスもGセイバー達もお互いの存在に気づいていない。

ペズン砦

レイブンは兵士に呼び止められた。
兵士「司令官!」
レイブン「どうした?」
兵士「あの・・・王様からお呼びが出ました」
レイブン「王様が?何故だ?」
兵士「ええ・・・詳細はわかりませんが・・・」
レイブン(ガイアへの大攻勢について話があるのか?それとも・・・)

リーナス「あ・・・レイブンが砦から出てきた」

ナイトシーカーA「奴が出てきたぞ」
Gセイバー「何?奴はどこに・・・」

そしてお互いが気がつかない彼らはレイブンの追跡を開始する。

Gセイバー「あいつ・・・城に向かっているのかな?」

リーナス「城へ向かっている・・・あれの事で呼び出されたわね・・・孤立化は・・・成功するのかも」

グレムリー城

レイブンは城へ着くなりギレン王の下に向かった。
レイブン「王様。何用でしょうか?」
ギレン「来たか」
レイブン「今はガイアへの攻勢の準備で・・・」
ギレン「貴様は以前から何やら得体の知れぬ輩だと思っていた」
レイブン「はあ・・・」
ギレン「貴様は我がグレムリーに貢献してくれるのかと思いきや我がグレムリーを滅ぼすつもりだそうだな?」
レイブン「な・・・何を・・・?」
レイブンも流石にうろたえている。
レイブン「一体何故そう言うのですか?」
ギレン「この手紙だよ。差出人は不明だが、貴様がこの国共々ガイアを滅ぼそうとしていると言うじゃないか」
ギレンはレイブンに昨日届いた告発文を見せる。
レイブン(何だこれ・・・一体誰だ・・・!?ガイアとの和平って・・・まさかガイアの奴らか?)
レイブンはそう考える。
レイブン「こ・・・こんな手紙はでまかせですよ!きっとガイアの悪質ないたずらで・・・」
ギレン「そうかも知れんな・・・だが貴様は何やら不振なことをやっているような気がするのだ」
レイブン「多分違います!私は断言します!私はグレムリーに忠誠を誓っています!」
レイブンはどうにか言い訳をする。
ギレン「レイブンよ・・・私は貴様に色々と聞きたい・・・あのリーナスとか言うホムンクルスは本当にグレムリーの為に使うのか?」
レイブン「ええ!もちろんです!」
ギレン「私は本当はお前は別の事に利用しようとしていると考えているのだが・・・」
レイブン「・・・」
レイブンは冷や汗をかく。
ギレン「今は貴様を更迭、ないし投獄したい所だ・・・だが貴様は有能だ。ガイアへの大攻勢が始まるまで貴様には謹慎を命じる!軍の連中にはエリアルドが伝えに行く予定だ!いいな!」
レイブン「は・・・はい・・・ですが誰が軍の指揮を?」
ギレン「エリアルド王子がやる予定だ」
レイブン「は・・・はあ・・・」

続く


No.475 騎士ガンダム戦記 フェイズ306「夜の森」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年12月07日 (月) 22時28分 [返信]

グレムリーに単独潜入中のリーナスはレイブンのアジト近くでレイブンを見張っていた。そして夜を迎えようとしていた。

リーナス「小鳥・・・ねえ・・・」
リーナスは自分の後ろに現れた小鳥を見る。伝書鳩でもいれば味方に情報を与えることができるはずだった。だが目の前にいる鳥は鳩でもない。ただの雀だ。
リーナス「ねえ・・・あなた・・・ある人たちに伝えたいことが・・・」
だが小鳥はそんな言葉を聞かずに飛んでいってしまう。
リーナス「所詮普通の鳥には無理か・・・」
通常の生命体には人間やMS族の言葉は通じないのだ。
リーナス「あはははは・・・ダメか・・・ん?」
その時、リーナスは茂みの向こうから何かの気配を察した。彼女は剣を構える。
リーナス「はっ!」
出てきたのは凶暴な虎であった。
リーナス「普通の生物・・・モンスターじゃないわね・・・」
そして虎は襲ってくる。リーナスを夕飯にするつもりだろう。だが彼女は黙ってやられるつもりは無い。
リーナス「たあ!」
リーナスの一太刀で虎は倒れた。
リーナス「ふう・・・危なかった・・・」
どうやらこの森には野生の動物がいるらしい。危険だ。
リーナス「レイブンを倒す前にただの生物にやられてたまるものですか!」

その夜

虎の亡骸を地面に埋めた頃にはもう日は沈んでいた。
リーナス「流石に夜は冷えるわね」
リーナスは焚き火を起こしながら呟いた。もはや空は暗黒の夜だった。両脇にはボーガンと剣が置いてあった。それはいつ敵襲にあってもいいように防衛に備えていた。そして今は警戒モードだ。
リーナス「この森・・・何が出てくるのやら・・・」
リーナスは晩飯のスティックパンを食べながら周囲を見渡す。
リーナス「大丈夫ね・・・今の所は・・・」
そしてパンを食べ終わると寝転がった。
リーナス「あ・・・」
リーナスは夜空を見上げた。綺麗な星空であった。
リーナス「いい空ね・・・」
リーナスは星空を見て警戒が少し緩まった。
リーナス「この星空は昔から変わっているのかな?あれをもっと近くで見たいなあ」
リーナスはあの空の向こうに何があるのか知らない。空の向こうにはきっと何かがあるのかもしれない。広い空。そして世界も広いと言う。このリグ地方もその世界の一部分に過ぎないのだ。このスダ・ドアカワールドの全貌が見てみたくなった気がした。
リーナス「空も広ければ世界も広いんだね・・・」
いっそ世界中を旅してみたいと思っていた。だが今はそんな場合じゃない。レイブンを倒さねばならないのだ。
リーナス「そんな事してる場合じゃないよね・・・」
その時、茂みで何かが蠢いた。
リーナス「!!」
リーナスは剣を取った。そして茂みから出てきたのは熊だ。モンスターじゃない。普通の熊だ。
熊「ぐるるるるる」
熊はうなる。
リーナス「何かしら?森の熊さん・・・」
熊「ぐるぁああ!」
熊は吼えるとリーナスに襲い掛かった。
リーナス「うおっと!」
リーナスは熊の突進を避けると剣で熊を刺した。急所に直撃だ。熊は倒れて動けなくなった。
リーナス「ごめんなさいね・・・襲ってきたあなたが悪いんだから・・・」
リーナスは熊にすまないと思っていた。そしてさっきの虎にもすまないと思い始めた。

グレムリー首都の宿

その頃Gセイバー達、潜入部隊はグレムリー首都の宿にいた。
ナイトシーカーA「ペズン砦には奴の姿は無かったようだな・・・覗いた限りでは」
ナイトシーカーB「一応伝令役がコアピジョンの待機している場所に行きましたが・・・大丈夫かな?」
コアピジョン達が潜入部隊突入と共にグレムリー国内に潜入していた。そして伝令役としてナイトシーカーCがコアピジョンへ報告の手紙を届けに行っていた。
Gセイバー「首都にはリーナスがいなかったようだが・・・やっぱり無理か・・・まさか捕まっているって可能性が・・・」
ナイトシーカーB「弱気にならないでくださいよ!奴が捕まっているわけが・・・」
ナイトシーカーA「と言うかアイツの容姿は敵にも知れ渡っているからあのままじゃ速攻で捕まる。多分変装してるんじゃないのか?変装道具まで持っていったようだし・・・」
Gセイバー「ああ・・・ばれていないといいがな・・・」
そう言っていながらも夜は更けていく。

その頃リーナスは・・・

リーナス「うわっ!蜘蛛!」
リーナスは仕留めた熊を茂みに隠した。明日の朝飯にするつもりだ。隠している途中に蜘蛛と遭遇した。普通の蜘蛛だ。
リーナス「えええい!」
リーナスは剣で蜘蛛を真っ二つにした。
リーナス「はあ・・・やっかいね・・・この森は・・・」
そして火を消して寝ようと思った。
リーナス「おやすみなさい・・・」

続く


No.474 騎士ガンダム戦記 フェイズ305「ギレンと告発文」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月30日 (月) 22時30分 [返信]

ギレン王は届いた密告文を見て驚いていた。

ギレン王「誰だ?こんなものを送ったのは・・・」
その密告文にはこう書かれていた。
「グレムリー公国国王ギレンへ。あなたが重宝している魔道騎士レイブンは危険な存在。彼はグレムリー公国に貢献してくれる者だと思いきや実はグレムリーもガイアも滅ぼす気でいる恐ろしい輩。奴はよからぬ事を考えまくっています。この地方そのものを滅ぼす気でいる。彼とは手を切ったほうがいいと思います。ガイアとの和平は出来ないでしょうかな?」

ギレン「奴がこの国共々リグ地方を滅ぼすだと?くだらん!ガイアとの和平もくだらん!」
兵士「王様・・・」
ギレン「下がっても良い!」
兵士「はっ!」
手紙を送ってきた兵士は部屋から立ち去っていく。部屋にはギレン王しかいない。
ギレン「だが・・・奴は不審な動きを見せていた・・・この密告文は事実なのかも知れんな・・・だが奴は利用できる存在・・・いや・・・もしや我々が利用されているだけなのかもしれん・・・奴を呼ぶか・・・」
そこへエリアルド王子が入ってくる。
エリアルド「父上、入ります」
ギレン「エリアルドか」
エリアルド「レイブンが準備している大攻勢ですが・・・」
ギレン「これを見よ」
ギレンはエリアルドに手紙を渡す。
エリアルド「これは・・・!?」
ギレン「兵士が発見したものだ。どこからか入ってきたらしい」
エリアルド「奴がこの国を・・・!?」
ギレン「私は信じられんようだが奴には何やら不審な動きがある。知っておろう?」
エリアルド「うむ・・・確かに・・・キルケーの遺産を狙った作戦が多かったような・・・」
ギレン「それにあのリーナスと言う小娘・・・奴の生物兵器だと言うが本当に奴が我々の為に使うのだろうか?」
エリアルド「うむ・・・」
ギレン「明日・・・奴を呼び出してやろうか」
エリアルド「今呼び出すのではなく?」
ギレン「奴は忙しいらしいからな。砦にいる時意外は何をしているかわからん」

モルガルテンの町

その頃、グレムリー内に潜入できたGセイバーたちは・・・
Gセイバー「さて・・・どうする?」
ひそひそ話しで彼らは話し合う。
ナイトシーカーA「とりあえずペズン砦に行くか?」
ナイトシーカーB「覗き見ですね・・・」
ナイトシーカーA「Gセイバー・・・君はどうするんだ?」
Gセイバー「リーナスが今どこにいるのかわからんしな・・・」
ナイトシーカーA「一緒に行動と言うわけか?」
Gセイバー「それでリーナスが見つかればいいんだが・・・」
と言うことで一向はペズン砦に向かった。

レイブンのアジト近くの森

森の中でリーナスは野宿を始めていた。
リーナス「ふう・・・夕闇が・・・」
もう夕方になった。ここで張り込み続けるつもりだ。レイブンの動向を見張るつもりなのだ。
リーナス「チャンスを見計らって行動しないとね・・・あの告発文・・・届いたかな?そして読まれてるかな?信じてはくれないかもしれない・・・でも少しは混乱して大攻勢を延期させるかもしれない・・・」
敵を混乱させればガイアに危険が及ぶことは無い。リーナスは敵が大攻勢を企てていることをガイアの皆に伝えたかったが伝える手立てが無い。
リーナス「どうしよう・・・?」
その時、リーナスの背後で何かが動く!
リーナス「!?モンスター!?」
こんな森にモンスターがいないわけがないとリーナスは読んでいた。そしてとっさに剣を構えた。だが出てきたのは・・・
鳥「ちゅんちゅん・・・」
ただの小鳥であった。
リーナス「何だ・・・鳥か・・・コアピジョンでもいれば敵の情報を遅れるのにな・・・」
リーナスは少し愚痴った。

続く


No.473 騎士ガンダム戦記 フェイズ304「隠れ家監視」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月24日 (火) 22時45分 [返信]

Gセイバーはナイトシーカー隊と共にグレムリー国内へ潜入し始めた。

Gセイバー「大丈夫だよな・・・俺たち」
ナイトシーカーA「多分大丈夫だ」
ナイトシーカーB「そろそろ検問ですよ」
Gセイバー「ああ・・・」
検問の兵士が二人いる。
ナイトシーカーA「ただの旅人のふりをするぞ・・・」
ナイトシーカーB「了解・・・」
検問に到達した。
兵士ブグA「旅人・・・みたいだな・・・」
ナイトシーカーA「ええ・・・」
兵士ブグB「最近多いよなあ・・・観光客・・・この国の評判を聞いたからかな?」
兵士ブグA「ああ・・・何時間か前に女が来てたし・・・可愛い娘だったなあ」
Gセイバー(!!・・・女って・・・リーナス!?)
兵士ブグA「それじゃ、通ってもいいよ」
そして彼らは潜入する。だが変装したGセイバーを兵士二人は不審に思う。
ブグB「やけにでかい木箱を抱えてるよなあ。中身はなんだろ?」
ブグA「さあ・・・何でも行商人らしいが・・・あの中は商品か何かじゃないか?」
Gセイバー(リーナス・・・捕まっているんじゃないだろうな・・・?)

その頃リーナスは・・・

夕方
リーナス「さて・・・現れるかな?」
木の後ろからリーナスはレイブンが現れるのを待つ。彼女が今いるのはレイブンのアジトがある岩山の近くだ。
リーナス「まだ・・・来ないのかな・・・」
彼女は万全の体制でレイブンを待っている。別に強襲をかけるわけではない。そんな事をしたいが奴は増援を要請してくるかもしれない。今はそんなことをせずただ奴の行動を見つめようとしていた。
多分ストーカーと言うものかもしれないが・・・
リーナス「あ・・・来た!」
レイブンが現れる。そして彼はやってくる。
レイブン「さて・・・研究の続きでもするか・・・」
レイブンは岩山に止まると消えていった。秘密基地の中に入ったのだろう。
リーナス「どうしよ?アイツについていこうかしら?・・・やめとこ。逆に捕まりたくないから」

グレムリー城

その頃・・・
ギレン王「何だこれは・・・」
兵士「なぜか通路に落ちていました投書です・・・」
ギレン王「あのレイブンがこの国ごとガイアを滅ぼすだと?・・・やはり奴は飛んだ食わせ物か?それともこの投書がでたらめで誰かの陰謀か?
兵士「どうなさいますか?」
ギレン王「明日、奴を呼び出すとするか・・・にわかには信じられんが・・・誰だ?こんなものを送ったのは・・・」

続く


No.472 騎士ガンダム戦記 フェイズ303「ダメもとの密告作戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月18日 (水) 22時29分 [返信]

リーナスはギレン王のいる城へレイブンの実態を書いた告発文を届けようとする。敵を混乱させるためだ。

リーナス「さて・・・どう届けようかしら・・・?」
その時、彼女はあることを思いつく。
リーナス「・・・ボーガンを使えば・・・」
リーナスは人気のない所へ向かった。そして誰もいないのを確認するとレスターの片身にして自分の主兵装となったボーガンに矢の代わりにきつく丸めた手紙をセットする。それを使って手紙を城に送ってやるのだ。
リーナス「ターゲット・・・あの穴・・・」
リーナスは手紙を発射した。見事、手紙は城の中に入った。リーナスは急いでボーガンをしまうとその場から離脱した。

グレムリー城

兵士「ん?何だこれ?」
兵士は手紙を拾った。とんでもない内容が書かれていることも知らず彼は読もうとする・・・

リーナス「さて・・・これからどうしようかしらね・・・」
リーナスはこのまま敵の混乱を待とうと思っていた。だがその間どうしようか悩んでいた。
リーナス「どこかに身を潜めるとしようかしら・・・とりあえずレイブンへの呼び出しの手紙も書いたし・・・あそこへ行って見張ろうかしら・・・?」
リーナスはある場所へ向かおうとする。それはレイブンの隠れ家のある場所だ。

その頃、ガイア軍は・・・
デルタ「ナイトシーカー隊、偵察よろしく」
ナイトシーカー「了解!」
侵攻に先駆けて斥候ナイトシーカーたちが先行して偵察活動をすることになった。
Gセイバー「俺もついていきたいんだが・・・良いか?」
ナイトシーカー「ええ・・・?あんたも・・・?まさかリーナスの奴が心配で・・・」
Gセイバー「まあな・・・」
デルタ「いいぞ。俺が許可するよ」
ナイトシーカー「でも団長・・・」
デルタ「いいんだ。それにリーナスの奴が何か敵の情報を知った可能性もある。接触すれば・・・」
ナイトシーカー「はあ・・・」
Gセイバー「すまないデルタ」
デルタ「いいさ、あとこれももって行け」
デルタはマギナスカリヴァーをGセイバーに渡す。
デルタ「これをあいつに渡して来いや。これはアイツにとって必要なものだ」
Gセイバー「了解」
そしてGセイバーとナイトシーカー隊は旅人のふりをしてグレムリーへ潜入した。

続く


No.471 騎士ガンダム戦記 フェイズ302「密告スタンバイ?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月17日 (火) 22時58分 [返信]

リーナスはある事を考えたようだ。それは一体?

リーナス「よし・・・書いた・・・これをギレン王に渡せば・・・」
リーナスはギレン王に手紙を書いた。内容はレイブンの陰謀である。これを奴に差し出せば奴を孤立させる事が出来るかもしれない。だがギレンは信用しないかもしれないが一応ダメもとでやってみることにした。敵内部を混乱させることが出来そうだ。その混乱の中で奴と1VS1の戦いをやるのだ。
リーナス「やってみるだけやってみよう・・・」
リーナスは兵士のふりをしながら砦の出入り口へ向かった。その時、見張りの兵士ブグが声をかけてくる。
兵士ブグ「おい?どこへ行くんだ?」
兵士(実はリーナス)「ちょっと首都へおつかいに・・・」
兵士ブグ「おつかい?誰の命令でだ?」
兵士(実はリーナス)「ああ・・・司令官のです」
兵士ブグ「そうか・・・わかった・・・いいぞ」
兵士(実はリーナス)「それでは・・・」
兵士のふりをしたリーナスはどうにか砦を出られた。
リーナス「さて・・・」
後ろを向いて兵士が見えなくなった所で森の中に隠れた。そして兵士の変装を解き、旅人の変装をする。
リーナス「さて・・・あの兵士が見つかるかもしれない・・・このまま首都へ!」
リーナスは急いで首都へ向かった。

ペズン砦

ヴィッシュ「ふむ・・・自ら奴も出るのか・・・」
ヴィッシュは再編成の事でレイブンと話し合ったが、どうやら彼も大攻勢に参加すると言う。
ヴィッシュ「マリオンの穴埋めになるのだろうか?奴の実力など見たことが無いのだが・・・」
ヴィッシュは彼を何気に怪しんでいた。そう言えば彼の戦う所などあまり見たことが無いのだ。
ヴィッシュ「そう言えばあの兵士・・・どこかで・・・」
ヴィッシュはさっき見た兵士を思い出した。何かどこかで見たことのあるような顔だったが思い出す暇が無い。マリオンの事もあるのだ。
ヴィッシュ「あのマリオンが何故だ・・・?奴は何かを隠し、何かを調べていたとか・・・奴の身辺を洗いたい・・・だが今はそう言う暇が無いようだ・・・」
そしてヴィッシュは仕事をする。

首都

リーナス「遂にここまで来た・・・」
リーナスは城へ向かっている。そして城の近くへ向かった。だが警備が厳重なようだ。
リーナス「うわ・・・どうしよ・・・こんな事ならば兵士の変装を解くんじゃなかった・・・」
リーナスは告発文をどう届けるのだろうか?

続く


No.470 騎士ガンダム戦記 フェイズ301「思いついた?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月12日 (木) 22時41分 [返信]

リーナスがペズン砦に潜入しているその頃ガイア軍は・・・

デルタ「このまま1時間くらいで国境に近いな・・・」
Gセイバー「リーナスの奴・・・無事か?」
セカンド「やっぱ心配だよな、敵地だしな・・・もしかしたら・・・」
サード「セカンド兄様!変な事言わないでくださいよ!」
セカンド「分かっちゃいるが・・・」
Gセイバー「俺もやばい予想をしてしまう・・・だが無事であることは祈りたいね!」
セカンド「俺も・・・そう祈ってる・・・」
サード「サードも不安ですが無事であることを祈ってます」
マリオンは3兄弟の会話を聞いていた。
マリオン「どうやら・・・騎士Gセイバーはあの娘の事を大切に思っているのかしら」
隣にいたマークWが答える。
マークW「まあな、何でも奴はリーナスの保護者兼上司だったからな」
マリオン「へえ・・・」
マークW「あいつらはいいコンビだったな」
シャドークゥエル「いいコンビ・・・ねえ」
マークW「そう言えば何かグレムリーに関して他にも情報は無いか?」
マリオン「あるけど既にデルタに言ったわ・・・何か大掛かりな作戦をやると言う噂を聞いたわ。詳細は不明だけど」
マークW「・・・そうか・・・先手を打ったのが正解かもしれないな」
マークWはその大掛かりな作戦と言うのが少し気がかりであった。

その頃リーナスは・・・

兵士(実はリーナス)「ああ・・・あ・・・本当です!本当にグレムリー軍の兵士です!」
レイブン「本当か?」
レイブンは目の前にいる女性兵士を怪しげにじぃ〜と見つめる。その兵士は汗だくだった。それもそのはず。その兵士こそレイブンが奪おうとしているクローン人間リーナスであった。
兵士(実はリーナス)(このままではばれかねない・・・どうしよう・・・ここで正体を明かしたらやばいし・・・)
正体がばれたら大量の敵が押し寄せてくるかもしれないし、レイブンに敗れて、そのままお縄に頂戴されてしまう。やばい。
兵士(実はリーナス)「あの・・・司令官様・・・そんなに見られると・・・恥ずかしいです・・・」
レイブン「いや・・・お前はやっぱり私の知っている人物に似ているような・・・」
兵士(実はリーナス)(終わったかな・・・私・・・)
その時、ヴィッシュがやってくる。
ヴィッシュ「あの・・・司令官」
レイブン「どうした?ヴィッシュ」
ヴィッシュ「実はマリオンの件で魔法部隊の再編成を行う事にしましたが・・・その事とマリオンの事で話が・・・」
レイブン「ああ・・・わかったよ」
レイブンはヴィッシュと共に司令室へと入っていった。
リーナス「はあ・・・助かった・・・」
リーナスは安心して大きく息を吐いた。
リーナス「さて・・・ここから離れねば・・・」

ペズン砦倉庫

リーナス「さて・・・これからどうやって奴を誘い出そうかしら・・・」
リーナスは倉庫の中に隠れていた。
リーナス「やっぱり・・・果たし状かしら・・・でもダメかも・・・」
リーナスは目の前に紙の入った箱を見つける。また鉛筆の入った箱もある。
リーナス「ここに手紙書けるものがあるけど・・・いや・・・待って・・・いい事思いついた」
リーナスは何を思いついたのだろうか?

続く


No.469 騎士ガンダム戦記 フェイズ300「ばれちゃう?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年11月10日 (火) 21時14分 [返信]

リーナスは兵士に変装してペズン砦内部に潜入を開始する。そして・・・ある情報を聞いてしまうのだった。

リーナス(何ですって・・・!ガイアに攻勢!?)
リーナスはそれを聞いて恐怖する。やばい・・・早い所レイブンを倒さねば・・・だが焦りは禁物かもしれない。彼女はそう考える。色々なことを今まで学びぬいたリーナスも成長はしているのだ。
リーナス(この事を皆に伝えなければいけない気がする・・・でも・・・)
ガイアに伝える手段が無い。彼女単独でどうにかなるだろうか・・・
リーナスは黙って警備兵のふりをしながら司令室の話を盗み聞きする。
その時、エリアルドが部屋から出てくる。
リーナス「ご苦労様です!王子!」
エリアルド「ああ・・・」
エリアルドは手で挨拶をすると去っていく。
リーナス(ばれて・・・無いかな?)
だが・・・エリアルドは・・・
エリアルド「あの兵士・・・何かリーナスの奴に似てたような・・・」

司令室

レイブン「さて・・・いつ始めるとするか・・・」
レイブンはガイアへの攻勢を何時にしようかを考えていた。彼はこの大攻勢を汚名返上にしようとしていた。ギレン王達に自分をもっと信用させて、そして油断したところで彼らを亡き者にもしようと考えてもいた。
レイブン「だが何だろうか・・・さっきからリーナスの奴の気配が・・・」
レイブンは彼女の魔力の気配を感じ取っていたのだ。
レイブン「怪しいな・・・扉の辺りから出ているような・・・」
レイブンは扉に近寄っていく。そして開ける。
扉の近くには兵士がいる。見たところ女性のようだが・・・
レイブン「おい、そこの兵士」
兵士(実はリーナス)「は・・・はっ!」
レイブン「いやな・・・何かお前が誰かに似ているような気がするのだが・・・」
兵士(実はリーナス)「きっ・・・気のせいでは?」
レイブン「そうだろうか?私には何となく魔力の様なものがお前から感じるのだが・・・」
兵士(実はリーナス)「そ・・・そうですか!・・・あはははは・・・そうだったんですか・・・スカーレット様からも言われていましてね・・・「魔法部隊に入らない?」って!」
レイブン「ほお・・・?」
兵士(実はリーナス)「でも私は兵士をやっているほうがお似合いだと思っていますから!自分はそのほうがお似合いだと!」
レイブン「そうか・・・だが私は何となく貴様の魔力の感じが知り合いに似ているのだ」
兵士(実はリーナス)「え?」
レイブン「魔力と言うのはそれぞれに個人差があるんだよな・・・」
兵士(実はリーナス)「み・・・見間違いなのでは?」
レイブン「お前・・・やっぱり怪しいぞ・・・」
兵士(実はリーナス)「いえ!私はただの・・・」
レイブン「本当にグレムリー軍の兵士か?」

やばい・・・このままばれるのか?


No.468 騎士ガンダム戦記 フェイズ299「潜入!ペズン砦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年10月29日 (木) 22時28分 [返信]

リーナスはペズン砦への潜入を試みる。

リーナス「さあて・・・どうしようかしら?」
ちょうど良い所に人類族の兵士を発見した。見張り役のようだ。ただ一人だ。
リーナス「よし!」
リーナスは林に隠れてわざと音を出した。
兵士「ん?何だ?」
兵士が近寄る。
リーナス「よし・・・」
兵士「誰かいるのか?」
そして・・・
リーナス「ビット」
リーナスはその兵士に気絶魔法ビットをかけた。
リーナス「よし!」
リーナスはその兵士の服を頂いて兵士を森の奥へとおいていった。縛り上げてだ。リーナスは兵士に変装した。
リーナス「よし・・・これで潜入できるかも!」
そう言って兵士に変装したリーナスはペズン砦へと潜入する。

ペズン砦内部

リーナス「ここがペズン砦か・・・」
前に来たプリムス砦と同じくらいの大きさで構造は違うがしっかりとした作りだ。
リーナス(この中に奴が・・・)
その時、目の前に知っている奴がいた。
リーナス(あれは・・・騎士ヴィッシュ!!)
ヴィッシュだ。最近見ていなかったが間違いなくヴィッシュだ。
ヴィッシュ「どうした?」
リーナス「いえ!滅相もありません!ヴィッシュ殿!」
ヴィッシュ「そうか・・・」
ヴィッシュは何か悩んでいるような表情だった。
リーナス「どうしました?」
ヴィッシュ「実はお前も知っていると思うがあのマリオンが使い魔達と共に反乱を起こした」
リーナス「ああ・・・その様ですね・・・」
ヴィッシュ「私は奴が反乱を起こすような女とは思わないのだ・・・それが気がかりだ・・・事実司令官が彼女に襲われたと言うのだし・・・何がなんだかわからんのだ・・・」
リーナス「はあ・・・」
ヴィッシュ「私もマリオンの上司だ。あいつのせいで色々と苦労するよ・・・」
リーナス「ご苦労様です!」
ヴィッシュ「まったく・・・ガイアへの総攻撃の準備をしている最中なのに・・・」
リーナス(!?総攻撃!?)
リーナスは心の中で驚く。グレムリーはどうやらガイアへの攻撃を再び始めるつもりのようだ。
リーナス「そうですね・・・それでは・・・!」
兵士に扮したリーナスはヴィッシュと別れを告げる。ヴィッシュはリーナスの事に気づいていないようだ。
リーナス(どうやら大丈夫かも・・・ヘルメット被ってるからばれてない)
リーナスは砦内部を移動する。レイブンを探している。
ふと、ある部屋を見つける。表札に目が止まった。
その表札には「スカーレットキュベレイ」と書かれていた。
リーナス(スカーレットキュベレイの部屋ですって・・・)
あのスカーレットCの部屋だと言うのだ。中からスカーレットの声がする。よく聞こえないが。
リーナス(気にはなるけど・・・レイブンを探さないと・・・)
リーナスは去っていく。

スカーレットCの部屋

スカーレットC「ま・・・まさか・・・驚きね・・・」
スカーレットはマリオンの部屋から持ち出した日記を見て驚愕していた。
それは自分達が追い続けるあのリーナスと言う娘の誕生にまつわるものであった。
スカーレットC「どうりでレイブン司令官が捕獲しようとするわけだわ・・・逃げ出した上によりによってガイアに取られちゃった・・・どうしよう・・・」
スカーレットはとんでもない事を知って戸惑っている。こんな気持ちは初めてだ。もしかしたら自分は知ってはいけないことを知ってしまった。そんな事を彼女は思った。いつもはニヤニヤしている彼女だが・・・
スカーレットC「もしかしてマリオンちゃんはこれを知ってしまったが為に司令官に・・・!?」
もしこれがレイブン司令にばれれば確実に彼女は消されるだろう・・・彼女は恐怖を感じた。

ペズン砦通路

リーナスは案内マップを見て司令官がいそうな所へ向かった。司令室だ。
リーナス(どうやら奴はそこにいるかも)
案の定、前方にエリアルド王子を発見した。そしてその近くにはフードを被ったレイブンもいる。
リーナス(見つけた!)
そして二人は部屋へと入っていった。
リーナス(遅かった・・・)
リーナスは巡回する兵士のふりをしてその部屋の周囲を回ることにする。奴が出るまで・・・

司令室

エリアルドはレイブンと話を始める。緊迫とした空気が部屋に流れる。
エリアルド「何やら部下が反乱を起こしたらしいな・・・」
レイブン「ええ・・・どういうわけか・・・」
エリアルド「マリオンだったか・・・アイツは何を考えて・・・」
レイブン「我ながら得体の知れない部下ですよ」
エリアルド「得体の知れない・・・それはお前も同じかもしれないね」
レイブン「何を仰っているのですか・・・」
エリアルド「父上に忠誠を誓っているようだがやっぱり何か怪しい・・・」
レイブン「何故です?キルケーの件に関してですか?」
エリアルド「あの娘の事は俺も分かってるけど・・・お前は何がしたいのだ?」
レイブン「何がって・・・それは決まっております!この国の為に!」
エリアルド「本当にこのグレムリー公国の為に?本当は・・・自分の為とか?」
レイブン「いやいや・・・それは無いです。見も心もこの国に捧げる所存です」
エリアルド「そうか・・・」
レイブン「それに近々ガイアに攻勢でもかけようかなと思っていましてね・・・ギレン王への忠誠の証としてね」
エリアルド「それは聞いている。今日から準備しているそうだな」
レイブン「ええ・・・あの娘もついでに頂きますよ・・・ふふふふふ・・・」
レイブンは不気味に笑うのだった。
エリアルド「それでは、俺はおいたましよう。準備で忙しいのにすまないな」
レイブン「いえいえ!どんな時でも王子が来られれば大歓迎ですよ。仕事もはかどれるかも知れませんし士気だって高まるかもしれません」
エリアルド「そうか。それでは頼んだぞ」
レイブン「はっ!」
だがレイブンは心の中では呟く。
レイブン(何もかも本当は私のためなのだよ・・・だがもう時間が無いのだろうか?)

続く


No.467 騎士ガンダム戦記 フェイズ298「謎の男レオポルド」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年10月28日 (水) 22時32分 [返信]

レイブンを探しにペズン砦辺りに来たリーナスは謎の男と出会う。

リーナス「あの・・・私が旅人ではないと言うのなら私を何だと思っているんですか?」
男「ふむ・・・そうだな・・・どこかのスパイだったり・・・」
リーナス(!!)
何気に図星だった。何かこの男は何かを見抜いているような感じであった。
リーナス「あなたは一体何者ですか?」
男「俺か?レオポルドって言うんだ。ただの町人だよ」
リーナス「町人にしては変ですね・・・私をスパイ呼ばわりするなんて・・・」
レオポルド「まあ・・・前職の影響かな?」
リーナス「前職?」
レオポルド「こう見えても俺はグレムリー軍の将校だったんだよ・・・だから色々と見抜いちまうのさ」
リーナス「へえー」
レオポルド「でもさ・・・やめちまったんだ・・・」
リーナス「何で?」
レオポルド「あの変な司令官が何かキナ臭くてな・・・あんなのに従っちゃいけない気がしてきてね・・・やめちまったのさ」
リーナス「そうだったの・・・そいつはどんな奴?」
レオポルド「ああ・・・何か何を考えているのかわからん奴でな・・・何か王様を蹴落とそうとしているような感じがしてて・・・あんなのに従っていたらいけない気がしたんだ・・・」
リーナス「・・・それは・・・正しい選択だったかもね」
リーナスは小声で話した。
レオポルド「なんか言ったか?」
リーナス「いえ、何も」
レオポルド「そう言えば前にお前みたいに旅人と名乗ってたスパイっぽい奴に助けられたな・・・川に落ちそうになった時にな」
リーナス「えっ?」
レオポルド「何となくこの国の者じゃないって感じしたしただの旅人ではないって感じがしたんだよ」
リーナス「そうなんですか・・・とても親切だったんですね」
リーナスは心の中で言った。
リーナス(それってこの前一緒に潜入したナイトシーカーじゃないの!?)
レオポルド「何となくガイアの者じゃないかと思ったよ・・・だが助けた恩に密告はしなかったよ」
リーナス「そうですか・・・でも・・・もし見たら・・・?」
レオポルド「さあ・・・どうしようかな・・・」
リーナス(何かピンチかも・・・!誤魔化さなければ!)
リーナスは誤魔化そうとする。そして一旦その場から撤退しようとする。
リーナス「さて・・・もう砦も見ちゃったし・・・他のところを回ろうかしら?」
リーナス(こうなったら一旦この男から離れて別のルートからペズン砦に向かうしかない!)
レオポルド「お・・・おい!そこは危険だぞ!」
リーナス「うおおっと!!」
リーナスはストップした。前方に毒の沼があったのだ。
リーナス「危なかった・・・」
レオポルド「まったく・・・何を急いでいるんだか・・・」
リーナス「それでは私はここで!」
そういってリーナスは別方向から去っていった。城のほうへ向かったようだ。
レオポルド「密告か・・・嫌なものだがな・・・本当はしくないんだよな・・・あの娘は・・・」

グレムリー城近く

グレムリー城の近くに来てしまったリーナス。
リーナス「うむ・・・王様には会えそうに無いな・・・さて・・・別ルートからペズンへ行こう」
その時、近くで話し声を聞く。
兵士ブグ「王子!レイブン司令官に会いに行くんですか?」
エリアルド「まあね、マリオンの謀反について話があるんだがな」
リーナス(エリアルド王子!)
グレムリーの王子エリアルドだ。どうやら彼はレイブンに会いに行くようだ。
リーナス(しめた!)
リーナスはエリアルドの後をこっそりとつけながら砦に向かった。

ペズン砦

どうにかエリアルドはペズン砦にたどり着いた。
リーナス「ようやく着いた・・・」
エリアルドは入り口の兵士に問う。
エリアルド「レイブンの奴はいるか?」
兵士リゲルグ「いらっしゃいますよ」
エリアルド「そうか・・・ちょっと奴に話があるんだ」
兵士リゲルグ「はっ!」
そう言うととエリアルドは砦の中へと入っていった。
リーナス「潜入しようかしら・・・?」

続く




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