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No.311 騎士ガンダム戦記 フェイズ147「ある少年との出会い」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月18日 (木) 22時44分 [返信]

イーズ村で起きた怪事件調査の為に派遣されたデルタたち。
いつ事件が起こるかわからないので村の徹底警備が始まった。

イーズ村南部

リーナス「うう・・・寒いなあ・・・つくづく」
Gセイバー「それさっきから言いまくっているが・・・」
リーナスとGセイバー、ジムブリザードの一人は村の南部を警備していた。
リーナス「・・・マジで寒いよ・・・」
ジムブリザード「まあ・・・始めて来たんだから仕方ないだろうな・・・俺たちは慣れきってるけど」
リーナス「くぅぅぅ・・・・」
Gセイバー「俺も寒いよ、お前の苦しみはわかる」
リーナス「そうなんだ・・・ううう・・・」
ジムブリザード「この二人は・・・」
そのとき、前方から誰かがやってきた。
Gセイバー「ん?・・・誰だ!?」
リーナス「敵!?」
リーナスとGセイバーが剣を抜こうとするがジムブリザードが止める。
ジムブリザード「待て・・・あれは・・・」
その男は人類族の少年だ。年は16歳くらいだ。髪は紫色でショートヘアな感じだ。マントを全身に羽織っている。瞳は左右色が違うようだ。オッドアイと言う奴だ。右は赤、左はオレンジ色だ。無表情で無愛想な感じの少年はこっちに来る。
少年「よお、見慣れないのがいるな」
ジムブリザード「よぉレスター、珍しいな」
レスターと呼ばれた少年はジムブリザードに挨拶をする。
Gセイバー「知り合いか?」
ジムブリザード「ああ、村のはずれに住んでるレスターって奴でさ、たまになんか買うために村にやって来るんだが・・・」
リーナス「ふうん・・・はぅ!」
リーナスは彼の顔を見て胸が熱くなった。
レスター「なんか村で変な事件起きてるそうだな」
Gセイバー「ああ、危険だから引き換えしたほうが良いぞ」
ジムブリザード「村に何か用があるかもしれんが今日はやめておけ、帰ったほうが良いぞ」
レスター「ほぉ・・・危険か・・・」
リーナス「そ・・・そうだよ!・・・だから・・・」
レスター「ん・・・?」
レスターがリーナスに振り向く、そして彼の胸がズキューンと来た。
レスター(ん!?・・・なんだ・・・胸が・・・暖かくなった・・・ような・・・この娘見たら・・・これって・・・)
リーナス「あの・・・レスター・・・だっけ・・・その・・・」
リーナスはレスターに話しかける。
レスター「あ・・・え・・・あのさ・・・この者達は?」
ジムブリザード「ああ、王都から派遣された部隊の人だ」
レスター「そう・・・か・・・」
Gセイバー「どうした?」
レスター「いや・・・その・・・今日は残念だが帰るよ・・・」
レスターはそのまま来た道へ帰っていった。
ジムブリザード「今日のあいつ変だな・・・」
Gセイバー「あいつは通常はどうなんだ?」
ジムブリザード「まあ、あいつはたまに村に来て、肉かなんかを換金したり、生活用品買ってるみたい何だが只者じゃないんだ・・・どうやら・・・何度かイーズ山に登ってる所を目撃してるんだ・・・」
Gセイバー「まさか・・・あいつが犯人・・・か?・・・ん?リーナス?」
リーナスは顔を赤らめていた。
リーナス(あの人・・・なんか・・・なんだろう・・・胸が熱い・・・んん・・・)
Gセイバー「リーナス?どうした?」
リーナス「!!・・・いや・・・何でもないよ!・・・」
Gセイバー「お前・・・なんか顔赤くないか?」
リーナス「そ・・・そう?」
Gセイバー「霜焼けしたか?それとも熱が出たか?なんか湯気みたいなのが・・・」
リーナス「え・・・いや!大丈夫!このまま警備を続けよ!」
Gセイバー「大丈夫なのか?・・・」

レスターは雪の中を突き進む。
レスター「迂回して村に入るか・・・あの娘・・・可愛かった・・・な・・・なんかあの娘の事考えたら胸がバクバクしてくる・・・これは恋って奴か?・・・いやいや!今はそんな事を考えている暇は無い・・・親父やご先祖が恐れていた事が起きているようだ・・・吸血鬼共め!・・・しかも王都から軍が派遣されてるとは・・・厄介な事になりそうだな・・・連中は邪魔になる可能性が高い、そういえばあの娘も王都から来たって言うけど・・・」

レスターは一体何者なのか?怪事件となんらかの関係があるのか?

続く


No.310 騎士ガンダム戦記 フェイズ146「イーズ村」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月15日 (月) 22時32分 [返信]

イーズ山ふもとのイーズ村で起こる怪事件調査の為、リーナスたちが出撃した。
そして・・・

イーズ村

デルタ「到着だな」
一向はイーズ村へ無事に到着した。そこは雪に囲まれた村だけあって寒い。気温は1℃くらいしかない。村人たちは皆防寒具を常に着ている。
リーナス「うう・・・寒い・・・これが真冬って奴なのね・・・」
セカンド「そ、お前にとっては初めてだろうな、今はここ以外はそんな季節じゃないがな」
リーナスは寒冷地と言うのをあまり知らない、と言うか冬と言うものをまったく知らないのだ。
故に寒さと言うのを今実感している。
リーナス「うおおお・・・・」
リーナスがガタガタ震える。
Gセイバー「大丈夫か?」
リーナス「・・・ま・・・まあ・・・なんとか・・・」
デルタ「まずは駐屯地に向かうか」
リーナスたちは村の現状を詳しく知るべく警備隊の駐屯地へと向かう。

イーズ村警備隊駐屯地

警備隊の基地はアトランタ村の部隊の基地と同じく一軒家だ。だがアトランタの部隊のとは違い2階建てのようだが少し大きい。
デルタ「我々が本国から派遣されてきた部隊だ、俺は隊長の騎士デルタガンダムだ」
警備隊員6名が敬礼する。構成メンバーはリーダーは戦士ジェムズガン、隊員は兵士ジムブリザード3名、僧侶Gキャノン2名と6名だけだ。
戦士ジェムズガン「ようこそ、わが部隊の駐屯地へ・・・」
セカンドセイバー「よぉジェムズガン・・・久しぶりだな・・・」
セカンドがジェムズガンに声をかける。
ジェムズガン「セカンドか・・・久しぶりだな・・・と言いたいが・・・」
セカンド「ん?」
ジェムズガン「俺はかなり悔しいんだよ・・・部下や村人がやられていると言う状況で何も出来ない自分が・・・」
ジムブリザードA「あの・・・隊長・・・」
兵士がジェムズガンを宥める。
ジムブリザードB「すみません・・・うちの隊長は自分が失敗するとこんな感じなんです」
ジェムズガン「俺は無力な自分が情けない・・・ちくしょー!!」
ジェムズガンは頭を壁に叩き付けた。
隊員たち「隊長!!」
リーナス「うわー・・・」
Gセイバー「落ち着けよ」
セカンド「相変わらずだな・・・失敗があるとあいつはいつもそうだ、自分が無力だとか言ってすぐにああなる」
Gセイバー「そういえばお前とジェムズガンは訓練生時代の同期だっけな」
セカンド「うん」
デルタ「ジェムズガン・・・まずは落ち着け・・・」
ジェムズガンは叩きつけるのをやめる。
ジェムズガン「・・・すまない・・・まずは状況説明だな」
デルタ「そうだ、今のところはどうだ?」
ジェムズガン「現在の被害者数は7名だ、今からちょうど1週間前から発生している」
セカンド「被害者は皆血を全部吸い尽くされたんだって?」
僧侶Gキャノン「ええ、まるで何かに吸われたように・・・」
ジムブリザード「村人の間じゃ吸血鬼が蘇ったんだって噂が広まってて・・・」
リーナス「この山に封印されたとか言う・・・あの?」
ジムブリザード「ああ・・・もしかするとな・・・」
Gセイバー「そんなおとぎ話が現実になるなど・・・」
ジェムズガン「だが事実血を吸い尽くされる殺人事件が発生している、これを吸血鬼の仕業で無いとしたら誰の仕業だと言うんだ?」
リーナス「確かに・・・」
Gセイバー「まさか・・・またグレムリーが糸を引いてるんじゃないか?」
ジェムズガン「まさか・・・それはありえないな」
Gセイバー「言ってみただけさ・・・ただ・・・もし仮に奴らだとしてもここに何の用があるかわからん・・・」

続く


No.309 騎士ガンダム戦記 フェイズ145「吸血鬼の伝説」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月04日 (木) 22時07分 [返信]

イーズ山で多発する殺人事件の調査の為、リーナス、騎士Gセイバー、騎士デルタ、剣士セカンドセイバー、兵士Jセイバー6名、戦士ネモU3名、ドーベルメタス3名からなる2個小隊が派遣されることとなった。
デルタ「いざ出陣!」
一同「イエッサーっ!」
一同は東へ歩を進める。
リーナス「やっぱ私たちって便利屋扱いされてるのかな?」
Gセイバー「さあな・・・」
デルタ「まあ俺たちはそれほど信頼されているって事だ」
リーナス「ふーん・・・」
セカンド「だが・・・血を一滴残らずって・・・吸血鬼じゃあるまいし・・・」
Gセイバー「吸血鬼・・・か・・・」
リーナス「Gセイバー?・・・」
Gセイバー「そういえばあのあたりには吸血鬼伝説が言い伝えられてたな・・・」
リーナス「吸血鬼伝説?」
Gセイバー「お前は知らんだろうな」
デルタ「その昔、この辺りに吸血鬼が現れて人々を大層苦しめたと言う、だがその暴虐に怒った人々が立ち上がるも苦戦、しかし突然現れた光る戦士によって吸血鬼は山に封じられたとさ・・・」
リーナス「ふむふむ・・・初耳・・・」
デルタ「ま、おとぎ話みたいなものさ・・・各地に言い伝えられているガンダム族の伝説みたいなものだよ」
リーナス「吸血鬼ねえ・・・今回の事件は案外そいつだったりして・・・」
セカンド「かもな・・・」
リーナスは冗談まじりで言ってみた。だが・・・

イーズ山の洞窟

その噂の吸血鬼はいたりする。
ギルティ「zzz・・・」
サンドレオン「・・・この人は・・・棺でまた寝て・・・」
吸血鬼ギルティは自分が封じられていた棺で昼寝をしていた。鼻ちょうちんが割れて起きる。
ギルティ「ん?・・・」
サンドレオン「何で俺はこんなのの下僕になったんだか・・・」
このガンダムギルティこそ100年ほど前にイーズ山で猛威を振るった吸血鬼だったりする。

続く


No.308 騎士ガンダム戦記 フェイズ144「イーズ山へ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月02日 (火) 22時06分 [返信]

イーズ山の洞窟

イーズ山のてっぺん辺りにある洞窟、そこに何者かが二人いた。
一人は漆黒の体をしたMS族である。まるでその姿は吸血鬼ドラキュラか神のような感じである。顔はガンダムに似ているようだ。と言うかガンダムである。口にあたる部分には2本の牙が鋭く生えている。
もう一人は少し鈍重な感じがする茶色のMS族、コイツもまたガンダム族である。
漆黒のガンダム「ふう・・・」
茶色のガンダム「ご主人・・・今日もまたやってきたのでっすね・・・」
漆黒のガンダム「まあ、私は吸血鬼だからね、あんたとは違うのよサンドレオン」
漆黒の女ガンダムは茶色のガンダムをサンドレオンと呼ぶ。サンドレオンと呼ばれたガンダムは返事をする。
サンドレオン「はあ・・・そうでっすね・・・幸い近くに村があってよかったでっすね・・・」
漆黒のガンダム「うん、私たち二人が封印されてから何年経ったのやら・・・」
サンドレオン「この洞窟の経過年数から見て丁度100年は経っていると思われまっす、俺の勘からすると」
漆黒のガンダム「勘か・・・相変わらずそれだね」
サンドレオン「へいへい・・・そういう貴女もでっすよ、ガンダムギルティ様」
サンドレオンは自分の上司らしき漆黒のガンダムをそう呼んだ。
ギルティ「そう?」
サンドレオン「起きたら速攻で血を吸いに行く・・・まったく・・・俺が目を覚ましたときにはいなかったし・・・」
ギルティ「ごめんごめん・・・封印が解かれたものでさあ・・・まさかあんたまで復活していたとは思わなかったわ・・・」
サンドレオン「はあ・・・」
この二人のガンダムはいったい何者なのだろうか・・・

ガイア城通路

リーナスは自主練を終えて城に戻ってきた。
リーナス「ふう・・・」
リーナスはなんとなく疲れた表情をしていた。今日は誰も相手をしてくれそうに無い・・・はずだった。
Gセイバー「お、いたいた、リーナス」
後ろからGセイバーが声をかけてきた。
リーナス「お、Gセイバー・・・仕事すんだんだね」
Gセイバー「まあな、すまないな・・・一人にして・・・」
リーナス「大丈夫だよ、私は」
Gセイバー「それよりもちょっと召集かかってるぞ」
リーナス「そうなんだ、またジオンとグレムリーが何かしでかそうとしてるのかしら?」
Gセイバー「わからん・・・」

作戦室

作戦室にはデルタガンダムがいた。
デルタ「イーズ山って知ってるか?」
Gセイバー「ああ、東6キロにある雪山だろ」
デルタ「悪いがそこに行くことになった、お前らも一緒にな」
Gセイバー&リーナス「え?何ゆえに?」
デルタ「実はあそこで奇怪な殺人事件が起こっててな」
リーナス「殺人事件?」
デルタ「ああ、1週間くらい前からあそこの麓の村で血を一滴残らず吸い尽くされてんだものが多発しててな、それもMS族、人類族、モンスター無差別に、1日に1回だけな」
Gセイバー「でも、あそこの警備隊は何を・・・」
デルタ「それが警備隊員もやられてな・・・あそこは警備隊が1個小隊しかいない・・・」
Gセイバー「それで、警備小隊じゃ手に負えないと見て俺たちが行くと」
デルタ「そ」
リーナス「最近の私たちってなんか便利屋・・・だっけ?そんな漢字に扱われているような・・・」

続く


No.307 騎士ガンダム戦記 フェイズ143「東の雪山の異変」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月27日 (木) 22時18分 [返信]

イーズ山

ここはガイア王国王都から東6キロの地点にあるイーズ山と言う雪山。季節問わず年中雪が積もっており、特に冬は吹雪が多くなる。だがそれ以外の季節は単に普通に雪が降る程度である。ジオンがリグ地方を攻めたときは被害はほぼ無かった。故にここは戦火とは無関係な土地である・・・はずだった。

アデレードの森での戦いの4日前 イーズ村

少年「ふんふん♪」
ある夕方、少年が道を歩く。鼻歌を歌いながらだ。
少年「ふん♪ふ・・・ん?」
少年が何かの気配を感じてふと空を見上げた。
なにやら黒い影がこっちに向かって飛んでくる。
少年「なんだあれ?」
鳥かと思いきや、あれは鳥ではない。鳥にしては大きい。あれは一体?そう考えているうちに飛行物体は少年目掛けて突っ込んでくる。
少年「う・・・うわあ・・・」
少年はすぐさま逃げ出すが、飛行物体はもう目前に来ていた・・・
謎の飛行物体「くくく・・・貴様の血・・・頂く!」

村人A「ふう・・・雪かき終わり・・・」
村人B「さてさて・・・帰るとするか・・・」
雪かきをして村人が帰ろうとすると何かが飛び立つ音がした。
村人A「何だ?今の音?」
村人B「あっちから聞こえたぞ!」
音のしたほうに向かっていくと、少年が倒れていた。
村人A「おい!大丈夫か!?」
だが少年は既にんでいた。
村人B「し・・・んでるっ!?」
少年はまるで干からびたようにしてんでいた。
このイーズ村で起きた不可解な変事件と言う異変が戦いの火種になるとは誰も思っていなかった。

1週間くらい後 ガイア軍演習場

ミガキ博士へ文字の解読依頼をしてから3日が経っていた。今日も何事も無い
リーナス「・・・」
リーナスはぽつんと演習場に立っていた。
マークW「何やってるんだお前」
そこにマークWが声をかける。
リーナス「いや・・・Gセイバーもセカンドも皆忙しくてさ・・・誰も演習に付き合ってくれなくて・・・」
マークW「そうか・・・」
リーナス「私さ・・・ちょっと楽しみにしてることがあってね・・・」
マークW「何が?」
リーナス「まあね・・・私の正体に関わる事・・・」
マークW「ほぉ・・・」
リーナス「ならマークW、私と手合わせはどう?」
マークW「うむ・・・そうしたいが・・・」
リーナス「え・・・無理?」
マークW「まぁね・・・」
マークWも雑務をしている途中だった。今暇なのはリーナスのみであった。
リーナス「そう・・・」
マークW「すまんな・・・」
そういってマークWは仕事に戻っていく。
リーナス「はぁ・・・」
リーナスはため息を吐く。
リーナス「まあ・・・仕方ないか・・・」
リーナスはたった一人で演習をすることにした。

続く


No.306 騎士ガンダム戦記 フェイズ142「ミガキ博士」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月20日 (木) 22時16分 [返信]

スリガナル海岸近く 古代語研究所

ビンソン湾に面したスリガナル海岸は砂浜から少し離れた位置にある。その近くにミガキ博士の古代語研究所がある。
ミガキ博士「ん・・・?誰だ?」
ミガキ博士は今日もキルケー文字の研究をしていた最中、玄関のドアを叩く音を聞く。そして玄関に行くとそこにはコアピジョンがいた。
ミガキ博士「む?御主は・・・」
コアピジョン「ネクティス殿からこれを預けにきました」
コアピジョンは博士に丸めた書類を渡す。マジカノンに刻まれていた文字が書かれている。
コアピジョン「これを解読を依頼したいと言うのです・・・」
ミガキ博士「うむ・・・わかった・・・今私は忙しいが4日待ってくれ」
コアピジョン「わかりました、ではこれで」
コアピジョンは飛び去っていく。
ミガキ博士「確かにこれはキルケー文字だな・・・ネクティスの奴・・・?何か発見したのか?」
博士はそう言いながら研究室へ戻る。
ミガキ博士「まぁどうでもいいか、コイツは面白いな・・・早く解読して、ネクティスの奴に教えてやらんとな・・・」

ガイア城

コアピジョンが帰還してきた。
コアピジョン「戻りました!」
ネクティスとリーナスが出迎えた。
ネクティス&リーナス「それで?」
コアピジョン「お二人とも・・・顔近づけすぎ・・・」
リーナス「ごめん・・・?」
ネクティス「んで?博士はどうだった?」
コアピジョン「あの人も忙しいので解読は4日はかかるとの事です」
リーナス「そう・・・」
ネクティス「まぁそう急かすなよ、俺も気になってるけどさ」
リーナス「うん・・・」
ネクティス「お前の手がかりになるかどうかは博士の解読次第だな・・・」
リーナス「そうね・・・これから何も起こらなければ良いけど・・・」
ネクティス「だな・・・」

ガイア軍演習場

演習場ではマークWとサードが模擬演習をしていた。
マークW「とおっ!」
サード「てええい!」
二人とも一歩譲ろうとしない。しかしサードがバランスを崩す。
サード「うおっ!」
マークW「貰ったな」
マークWがサードの顔に剣を向ける。
サード「参りましたよ・・・」
マークW「今日の演習はここまでだな」
サード「いやいや、まだまだ!」
マークW「またかよ・・・これで4回目だぞ」
サード「これで最後にしますよ」
マークW「俺に4連敗したのが悔しいのかよ・・・」
サード「まぁそれもありますがとりあえず鍛えるのも目的ですから!この演習!」
マークW「そうかい!それじゃあ・・・ファイト!」
また二人は模擬戦闘を始める。

続く


No.304 騎士ガンダム戦記 フェイズ141「」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月18日 (火) 22時48分 [返信]

アデレードの戦いで敗走する羽目になったエリアルドたちはと言うと・・・

エリアルド「ううう・・・」
兵士ブグ「閣下!・・・どこか痛みますか!?」
エリアルド「あ・・・まあな・・・」
騎士ヴィッシュに抱えられながらエリアルドは言う。
ヴィッシュ「大丈夫ですか?・・・」
エリアルド「ああ・・・だがへとへとだよ・・・」
ヴィッシュ「・・・今回は色々とあったからなあ・・・」
盗賊との遭遇、ガイア軍との戦闘、王子の側近カプールの戦死・・・確かに色々あった。
カプールの死はエリアルドにとってはショックだ。カプールはいつも彼のそばにいた一番の部下であった。
エリアルド「はあ・・・」
ヴィッシュ「・・・王子・・・カプールのことを・・・」
エリアルド「それ以上言うな・・・」
ヴィッシュ「・・・はっ・・・」
ヴィッシュは黙る。
エリアルド(・・・今の俺は情けない気がしてくる・・・俺の情けない姿を見たら・・・奴は怒るだろうな・・・)
エリアルドは心の中でそう思った。
マリオン「・・・」
マリオンとスカーレットキュベレイは今回の戦闘に割り込んできたビームの事を考えていた。
マリオン「あのビーム・・・あの娘の・・・リーナスの波動を感じた・・・まさか彼女にあれほどの力があるなんて・・・」
スカーレットC「私も驚きよ・・・あんな攻撃魔法は見たこと無いわ・・・」
マリオン「私もよ・・・そういえばあの娘・・・」
スカーレットC「ん?」
マリオン「途中から変なのを背負ってたような・・・」
スカーレットC「そうだっけ?」
マリオン「うん・・・確かそんな気がするわ・・・」

森を拠点にせんとしたグレムリー軍の作戦は失敗した。彼らの足取りは重い・・・

ガイア城 ネクティスの研究室

アデレードの森の戦いから4日が経過した。
リーナス、Gセイバー、デルタはネクティスの研究室に呼び出された。どうやらマジカノンの分析結果が出たと言う。リーナスが待ち望んでいたことである。
ネクティス「例の大砲の分析結果が出た」
リーナス「それで?それで?」
リーナスが前面に出てくる。それをGセイバーがなだめる。
Gセイバー「こらこらそう急かすな」
リーナス「で・・・でも・・・」
ネクティス「待て待て、今から言うよ」
リーナス「うん・・・」
ネクティス「リーナスが回収してきたマジカノンと言う大砲には魔力を増幅させる装置があるようだ」
デルタ「魔力を?」
ネクティス「ああ・・・そうだ・・・これに魔力を注入すればそれを強力なビーム砲にして撃ち出す仕組みだ、どおりであんな強力なビームをぶっ放せたわけさ」
Gセイバー「ほぉ・・・厄介な代物だな」
ネクティス「そうだ」
リーナス「ふーん・・・戦争の道具って奴?・・・」
デルタ「キルケーって魔法が盛んだったって言われているからな、魔法を武器に応用することもあったんだろう」
ネクティス「そうらしい、一説じゃ内乱が発生して滅亡したと言う説もある」
リーナス「そうなんだ・・・」
ネクティス「多分マジカノンはどこかの遺跡から盗掘されて、バーンドライセンたちがそれを盗み、そして現在に至る・・・ったくどっから掘り出されたんだか・・・」
古代キルケーの遺跡はリグ地方にいくつか存在する。アデレードや
デルタ「そうだ、大砲にはリーナスに浮かんでくるのと同じキルケー文字が刻まれてたそうだな」
ネクティス「ああ・・・刻まれてたよ、文句はリーナスのと同じだ」
リーナス「やはり・・・」
Gセイバー「そういえばその文字って前々から思っていたんだがなんて意味だ?」
ネクティス「まぁ・・・俺もキルケー文字のことはほとんど知らないからなぁ・・・解読できないんだよな・・・」
リーナス「そうですかい・・・」
ネクティス「でも言語学者のミガキ博士なら知ってるかもな」
リーナス「ミガキ博士・・・その人はどこにいる?」
ネクティス「スリガナル海岸近くに住んでるが・・・あの人は普段いないって言うし・・・」
リーナス「うん・・・でも解読してほしいね・・・」
ネクティス「・・・とりあえずコアピジョンに資料を送ってもらうよ・・・」
リーナス「頼むわ・・・」
ネクティス「了解した」

続く

No.305 サブタイトル忘れてた! 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月18日 (火) 22時49分

サブタイトル入れるの忘れてました。

サブタイトルは「分析結果」です。


No.303 騎士ガンダム戦記 フェイズ140「アデレードの戦いの終わり」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月11日 (火) 22時01分 [返信]

アデレードの森の戦いは終わった。だが勝利には犠牲が付き物である。援軍として派遣された部隊のうち2割が撃破されたと言う。

アトランタ村

リーナス「ふう・・・」
リーナスは息を吐いた。昨日、そして今日は色々とあった。盗賊と戦ったり、遺跡を見つけたり、敵の王子と遭遇したり、盗賊と助けたり、合体技を発動したりと・・・
ネクティス「リーナス?」
そこにネクティスが来る。
リーナス「あ、ネクティス・・・」
ネクティス「疲れたか?」
リーナス「まあね・・・」
ネクティス「・・・色々とあったからな・・・」
リーナス「うん・・・」
ネクティス「あ、それで例の大砲だが・・・」
リーナス「マジカノンが・・・ですか?」
ネクティス「ああ、バーンドライセンがお前に使わせたあれ、本国へ移送する、分析の為にな」
リーナス「ああ・・・あれは気になるわ・・・」
そう、マジカノンは間違いなく古代キルケー文明の遺物である。現に大砲にはキルケーの文字が刻まれている。
リーナス「これの入手経路を知っている者なんてもうこの世にはいないわ・・・」
ネクティス「ああ・・・この森で盗賊に襲われた人は多数いるからな・・・」
リーナス「そうなんだ・・・あ、そういえばイリュージョンは?」
ネクティス「まあ大丈夫だ、無理をしたけど命に別条は無い、全治2ヶ月だそうだ」
リーナス「そうなんだ・・・よかった、で遺跡調査は・・・?」
ネクティス「まあとりあえず安全にはなったが・・・いつになるかわからん・・・」
リーナス「まあ色々とあったからね・・・」
その二人にGセイバーが割り込む。
Gセイバー「二人とも、行くぞ」
ネクティス「そうか・・・」
もう本国へ帰るのだ。
Gセイバー「はぁ・・・リーナス・・・」
リーナス「ん?」
Gセイバー「今後は勝手な行動するなよ、保護者的存在の俺の身にもなれ、今回は戦闘中の混乱だったから仕方ないけどもしお前に何かあったら・・・」
リーナス「・・・ごめん・・・」
Gセイバー「以後気をつけるように」
リーナス「はい・・・」

そうしてリーナスたちは本国へ帰っていった。

アトランタ村警備隊駐屯地

剣士イリュージョンは医務室のベッドに横たわっていた。
イリュージョン「ふう・・・森はどうにか守れたな・・・」
イリュージョンは寝ながら色々と思い出す。バーンドライセンとの戦いの日々を。幾度無く戦いあっていたバーンドライセンはもうこの世にいない。
イリュージョン「はあ・・・あいつもこの森を気に入ってたのだろうか?」
バーンドライセンたちがいなくなってアトランタ村もこの森も取りあえずは平穏を取り戻しつつある。再び使われる日もそう遠くは無いかもしれない。

アトランタ村の森の入り口近くに小さな墓が立っていた。それはこの森に君臨していた盗賊王戦士バーンドライセンの墓である。

続く


No.301 SDガンダム戦記 フェイズ139「合体技」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月06日 (木) 22時51分 [返信]

アデレードの森の戦いは激化していく。その戦火は遺跡そのものまで巻き込もうとしたが・・・そんなことは無かった。

リーナス「外に出た・・・」
リーナスが遺跡から出てくる。続いてエリアルドも出てくる。
エリアルド「ふぅ・・・さて・・・戦いの続きだ!」
そして二人は戦闘を再開した。しかし圧倒的にリーナスが不利だ。
リーナス「くっ!・・・やっぱ手ごわい・・・」
エリアルド「さっきはよくもタックルかましてくれたな!」
そこにGセイバーが乱入する。
Gセイバー「ったく無茶するなあ・・・!」
Gセイバーがエリアルドを横から攻撃する。がエリアルドはジャンプで距離をつめてそれをかわす。
エリアルド「危ない!」
Gセイバー「リーナスよ・・・大丈夫か?」
リーナス「大丈夫・・・」
Gセイバー「ったく・・・無茶するなよ・・・それに・・・」
リーナス「遺跡に入ったのは悪かった・・・でも調べたいからじゃない・・・」
Gセイバー「あいつの追撃だろ・・・ったく・・・」
リーナス「・・・でも今は戦闘中よ・・・」
Gセイバー「だな・・・」
エリアルド「とりゃあ!!」
エリアルドが襲い来る。
Gセイバー「来るぞ!回避!」
リーナス「了解!!」
どうにか攻撃を回避する二人。
リーナス「どうしようか?・・・」
Gセイバー「・・・ならば・・・あれをやって見るか・・・」
リーナス「あれ・・・ってまさか・・・」
Gセイバー「そうだ・・・」
実はGセイバーとリーナスは数日前(ルシフェルの騒動より少し前)からある技を考案していた。それはGセイバーの剣術とリーナスの魔法を合わせると言うものだ。だが考えただけで実際にやったことはまだ無い。
リーナス「やるっていうの?あれを・・・」
Gセイバー「そうだ、あれをやってみる」
リーナス「でも・・・実験もやってないのに・・・」
Gセイバー「あいつは強力だ、あれしかないかもしれん!とにかくやってみるっきゃない!」
リーナス「・・・わかった・・・じゃあ行くよ!」
リーナスは自分の魔力を剣にこめる。リーナスの剣が光り始める。
リーナス「む〜〜〜・・・・」
そしてGセイバーは自分の剣をリーナスの剣にクロスする。そうすることでGセイバーの剣にも魔力を与えるのだ。
デルタ「あいつら・・・もしや・・・」
ネクティス「あの技か?・・・まだ企画段階の・・・」
デルタたちはその様子を見る。エリアルドはというと・・・
エリアルド「何をする気かわからんが隙がありすぎるぞ!」
そして・・・・
リーナス&Gセイバー「マジックロスラッシュ!!」
そう叫ぶとエリアルド目掛けて、リーナスは右斜めに、Gセイバーは左斜めにそれぞれ振る。そして光の×印が描かれる。
そして×印が光線となってエリアルド目掛けて発射された。
エリアルド「なにぃ!?」
そしてエリアルドはX状光線を直撃する。
ヴィッシュ&マリオン「お・・・王子ーーーー!!!!」
スカーレットC「ひええええ!?何あれーー!?」
実はリーナスは剣にソーラの魔法をこめていたのである。それが光線として放射されたのだ。
Gセイバー「成功・・・だな」
リーナス「・・・多分!」
マークW「多分って・・・おい・・・」
だがエリアルドはどうにか生きている。ボロボロだ。
イリュージョン「げえ!まだ生きてるのか!?」
エリアルド「・・・く・・・まだまだ・・・」
と言いながらも倒れるエリアルド。
ヴィッシュ「うわあああ!!!王子が倒れたーーー!!」
冷静なヴィッシュも流石に慌てた。そのときだ。グレムリーが総崩れになったのは。
マークW「今が好機だな!!」
ガイア軍が押し始めた。
スカーレットC「やばっ・・・このままじゃ・・・」
ヴィッシュ「全軍撤退!!」
ヴィッシュの掛け声でグレムリー軍は撤退を開始した。
ドーベルメタス「ざまあ見ろ!!」
イリュージョン「・・・森を守った・・・やった・・・」
イリュージョンが倒れる。
ジャグラー「うわっ!早く連れて帰らないと!」
デルタ「そうだな・・・村へ帰還するぞ!」
ガイア軍もその場から退避する。
ネクティス「遺跡調査は後回しだな」
リーナス「・・・うん・・・そうね・・・」
リーナスとネクティスは寂しそうに呟く。

続く

No.302 タイトル間違えた・・・ 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月11日 (火) 20時44分

すみません・・・「SDガンダム戦記」ではなく「騎士ガンダム戦記」です。


No.300 騎士ガンダム戦記 フェイズ138「遺跡の中へ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年06月04日 (火) 22時20分 [返信]

アデレードの森での遺跡付近の戦い、開始からかれこれ1時間は経過している。

タンクパンサー「ぐるるるる・・・」
タンクパンサーは敵にうなっている。相手はキョンシージムだ。
キョンシージム「何アルネ!やるアルか?!」
タンクパンサー「ぐわあああ!」
タンクパンサーはキョンシージムに襲い掛かる。
戦況は膠着状態の模様だ。

デルタとイリュージョンの連携攻撃は失敗した。
エリアルド「やるようだが・・・」
デルタ「くっ・・・手強い・・・」
イリュージョン「フォーメーションも失敗か・・・やっぱ即席じゃなあ・・・」
デルタ「この俺デルタガンダム・・・一生の不覚・・・かも」
エリアルド「かもって・・・」
そこにヴィッシュが割り込む。
ヴィッシュ「王子!ここは引いたほうが!」
エリアルド「まだだ、まだ戦いは終わっていないぞ!」
ヴィッシュ「ですが・・・」
エリアルドは二人に向かって突撃してくる。
イリュージョン「来るか!」
デルタ「くっ!」
リーナス「げ!二人が危ないかも!」
リーナスがエリアルドに向かって突撃する。
Gセイバー「こら!リーナス!」
Gセイバーも向かう。
リーナス「とりゃーーーー!」
リーナスがエリアルドにショルダータックルをかました。
エリアルド「ぐえっ!」
さすがにエリアルドは二人に集中していたためリーナスの突撃をかわせなかった。そしてエリアルドはその勢いで遺跡へ突っ込んだ。強すぎたようだ。
ヴィッシュ「うわーーー!!王子!」
リーナス「あら?強すぎた?」
Gセイバー「あ〜あ・・・何やってんだお前は・・・」
デルタ「すまないな・・・リーナス」
遺跡の外壁が崩れていた。普通だったらんでいるところだ。しかしエリアルドは立ち上がった。額から血が流れている。
エリアルド「くぅ・・・やるじゃないか・・・娘・・・!」
リーナス「遺跡の中に入れそうだけど・・・今は戦闘中!」
リーナスはエリアルドに向かって走る。そして鍔迫り合いになる。
Gセイバー「といいながら遺跡に入るなよ・・・」
ネクティス「おいおい・・・遺跡になんて事を・・・」
エリアルド「とりゃあ!」
リーナス「くっ!」
エリアルドが押している、リーナスが劣勢だ。だがリーナスも負けない。
リーナス「この・・・!ソーラ!」
リーナスが魔法攻撃を放った。だがエリアルドはどうにかかわした。
エリアルド「わっ!・・・いいのか?遺跡壊れるぞ・・・!」
リーナス「う・・・それは嫌ね・・・」
リーナスにとってはこの遺跡は自分の手がかりになるものだ。壊すわけにはいかない。そしてエリアルドもグレムリー公国の為この遺跡を壊したくは無い。
二人はとりあえず外に出ることにした。
エリアルド「外に出るか・・・」
リーナス「だね・・・」

続く




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