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No.322 騎士ガンダム戦記 フェイズ157「出撃、リーナスとレスター」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年09月12日 (木) 21時28分 [返信]

イーズ山、山頂近くの洞窟

ガイア軍部隊がイーズ村から出撃したその頃・・・ギルティ&サンドレオンコンビはと言うと・・・寝ていた。
ギルティ「ん・・・」
ガンダムギルティが起きた。
ギルティ「んああ〜〜〜〜・・・」
ギルティが大きくあくびをする。だが山が揺れる程度ではない。
サンドレオン「zzz・・・」
サンドレオンはと言うとすやすやと寝ていた。そのサンドレオンに対してギルティが彼の耳元に近づく。彼女は大きく息を吸い、そして・・・
ギルティ「・・・起きろーーー!!」
彼女の大声が洞窟中に響いた。
サンドレオン「うわああっ!!」
サンドレオンも流石に驚いて飛び起きた。
ギルティ「お♪起きた起きた♪」
サンドレオン「はぁはぁ・・・何だ・・・ギルティ様か・・・びっくりさせないでください・・・」
ギルティ「いいじゃない」
サンドレオン「もう・・・昇天するかもしれませんでしたよ!!」
ギルティ「めんごめんご♪」
サンドレオン「・・・なんでっすかそれは・・・」
ギルティ「いいじゃない、暇なんだしさ」
サンドレオン「朝の暇つぶしにって・・・」
サンドレオンはため息をした。何で自分はこんな吸血鬼に着いて来てるのだろうか・・・

レスター宅

二人きりの一夜を過ごしたリーナスとレスター。レスターは朝食を済ませると出撃の支度に入る。
レスター「さて・・・今日はあいつを叩きに行くか・・・完全にな」
リーナス「私も行くわ」
リーナスも出撃準備に入る。目標はイーズ村だ。二人が同時に玄関から出てくる。あまりの晴天ぶりにリーナスがウォーミングアップをする。
リーナス「ん〜〜〜・・・いい朝だね・・・昨日のあの吹雪が嘘みたい・・・」
レスター「まぁ俺は慣れているけどな」
リーナス「流石地元民」
レスター「で、行くんだろ、村に」
まず目標はイーズ村だ。
リーナス「ええ、仲間が心配だからね、レスターは?」
レスター「俺は山に行ってくる・・・ギルティの野郎を叩き潰しに行って来る」
リーナス「必要なら私も行くわ、てゆーか今は吸血鬼の撃破がガイア軍の任務になっちゃってるから」
レスター「必要ならガイア軍を利用させてもらうさ・・・お前以外は・・・」
リーナス「また・・・顔赤くなっちゃって・・・」
レスター「リーナスだって・・・いっ・・・行くぞっ!!」
リーナス「り・・・了解・・・!道案内よろしく!!」
二人は出撃していく、戦いの地へ・・・
リーナス「Gセイバー・・・心配してるかな?・・・」

続く


No.321 騎士ガンダム戦記 フェイズ156「彼ん家で・・・(後編)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年09月11日 (水) 21時51分 [返信]

リーナスとレスターはラブラブモードであった。

レスター「・・・どうする?」
リーナス「・・・とりあえず・・・暖まったけど・・・」
レスター「どうしようか・・・風呂に・・・」
リーナス「わ・・・私も入るよ・・・」
レスター「・・・!?」
リーナス「・・・!言ってしまった・・・」
二人は一緒にお風呂に入る事にした。

お風呂

レスター「み・・・見るなよ・・・」
リーナス「あ・・・あなたこそ・・・」
二人は背を向け合って湯に浸かっていた。お互いの体を見せないように・・・
リーナス&レスター(ううう・・・恥ずかしい・・・)
二人は10分以上そんな状態が続いた。

寝室

二人はベッドで共に横たわっていた。この家にはベッドが一つしかないのだ。
レスター「う・・・」
リーナス「うう・・・」
二人は川の字になって寝ていた。
リーナス「ふぅ・・・何やってんだか私・・・」
レスター「はぁ・・・恥ずかしい・・・」
リーナス「わ・・・私だって・・・」
レスター「こんな事を今は亡き親父にどう言えばいいんだか・・・」
リーナス「親父・・・父親か・・・」
レスター「そ・・・そういえば・・・お前に・・その・・・家族っているのか?」
リーナス「・・・わからない・・・」
レスター「え?」
リーナス「私さ・・・記憶が無くてさ・・・自分が何者なのかわからないのよ・・・どこで生まれ育ったのかね・・・そこをガイア王国に拾われた」
レスター「記憶喪失・・・か」
リーナス「なんか私、魔力を秘めてるそうでさ・・・それが原因でグレムリー公国とジオン族って奴らに狙われてるの・・・だから身の安全のために戦ってるの・・・」
レスター「そうか・・・俺は宿命のまま戦って、お前は自分を取り戻しつつ、自分を守る為に戦っているのか・・・」
リーナス「まぁ・・・多分そんな感じ・・・かも・・・」
レスター「・・・そうか・・・今幸せ・・・か?」
リーナス「・・・恐らく・・・まぁ仲間に囲まれてるから・・・今のところは・・・そういうあなたは?」
レスター「さあな・・・」
リーナス「そう・・・」
そのまま二人は眠ってしまった。

次の日 イーズ村警備隊駐屯地

早朝、吹雪はすっかり止み、雲ひとつ無い晴天だ。
セカンド「くぅーーーっ!いい天気だ!!」
Gセイバー「だな・・・」
セカンド「・・・元気無いな・・・兄上・・・」
デルタ「リーナスの事が心配なんだな・・・まぁ仕方ないな・・・あいつは一番の部下みたいなものだし・・・」
セカンド「そうかもな」
ガイア軍は出撃準備に入っていた。その目的は吸血鬼の探索・撃破である。
ジェムズガン「見てろよ!吸血鬼!俺たちでとっちめてやる!!」
Gセイバー「そう粋がるな、相手は手強いぞ・・・昨日の戦いを忘れたか?」
デルタ「セカンドとネモU1名は村の周辺の警備かつ二人の捜索だ」
二人とは当然のごとくリーナスとレスターの事である。
セカンド「了解!」
ネモU「御意!」
Gセイバー「頼むぞ」
セカンド「わかったよ」
デルタ「よし!全軍出撃!」
一同「おおーーー!!」
デルタやGセイバーたちは山へ向かっていった。
ネモU「生きて帰ってくるかな・・・?」
セカンド「大丈夫だ!これまで何度も生きて帰ってきたんだ!」
セカンドはネモUに言い聞かせた。残った二人に村の老人が近づいてきた。
老人「あの人たちは生きて帰ってこれるのか?・・・あの山に向かったものは生きては帰れないと言われとる・・・吸血鬼が甦ってしまった以上・・・」
セカンド「いいや!!絶対戻ってくる!!俺はそう信じてる!!」
セカンドは老人に対して強く言った。そして村の外を振り返った。
ネモU「あの・・・どこへ?」
セカンド「さて・・・リーナスとおまけを探してくるよ・・・あいつも一応俺たちの仲間だ!」
セカンドは村の外へ駆け出した。彼の言ったおまけとはレスターと言うバンパイアハンターの事である。

続く


No.319 騎士ガンダム戦記 フェイズ155「彼ん家で・・・(前編)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年09月02日 (月) 22時21分 [返信]

サンドレオンの必殺技で吹っ飛ばされたリーナスとレスターはようやくレスターの自宅に到着した。

レスター宅

レスターはすぐさま暖炉に火を起こし、家中を暖めた。
レスター「大丈夫か?」
リーナス「大丈夫・・・暖まって来たから!」
リーナスは見る見るうちに回復した。やはり安定して気候のエリアで過ごしていた為か寒さにはめっぽう弱いようだ。
リーナス「やっぱ寒いの苦手・・・」
レスター「だな・・・ったく・・・」
レスターは顔を赤くした。リーナスもレスターを見て、顔を赤くする。
リーナス(ああもう・・・やっぱこれってさ・・・)
レスター(むぅ・・・これはやはり・・・)
リーナス&レスター(恋!!)
二人は今更確信した。自分が確実に恋に落ちたと。
リーナス「あ・・・あのさ・・・レスターさ・・・」
レスター「何・・・」
リーナス「私・・・あなたが・・・好きになっちゃった!!」
リーナス初の告白。そしてレスターも・・・
レスター「じ・・・実は俺も!!お前が好きになっちゃった!!」
まさに激白である。二人とも多分雪が融解しそうな感じの熱い衝動に身を任せた告白である。
リーナス&レスター「ううう・・・言っちゃった・・・」

イーズ村警備隊駐屯地

その頃村へ一旦撤退したGセイバーはと言うと・・・
Gセイバー「はぁ・・・リーナスの奴・・・大丈夫か?・・・」
窓から吹雪が吹き荒れるただ外を見つめるGセイバー。そこにジェムズガンが話しかけてくる。
ジェムズガン「大丈夫だろ、多分レスターも一緒にいてくれればだが・・・」
Gセイバー「ああ・・・だと良いが・・・リーナスの奴はここらの事など知らんからなぁ・・・」
ジェムズガン「そうか・・・それはご愁傷様・・・」
Gセイバー「バンパイアハンターよ・・・助けてくれるか?」
そう、まさにリーナスとレスターは一緒だった。

その頃のリーナスとレスターは・・・

リーナスとレスターは見つめ合いつつ座っていた。
リーナス「いやさ・・・その・・・あの時一目見ただけで惚れちゃったよ・・・」
レスター「俺もだよ・・・こんな事初めてだ・・・人に恋したのは・・・お前さ、王都から来た軍の剣士だって?」
リーナス「うん」
レスター「よくこんな所まで・・・ご苦労さん」
リーナス「まぁ仕事よ、見知らぬ土地だったものでさぁ・・・」
レスター「仕事か・・・俺と利害は一致しているな」
リーナス「利害・・・あいつね、ギルティとか言う吸血鬼・・・」
レスター「そうだ・・・俺の先祖は奴の封印に加担したバンパイアハンターだ、家は先祖代々からバンパイアハンターをやってる家だ」
リーナス「ふうん・・・」
レスター「いずれ奴が復活するんじゃないかって先祖や爺ちゃん、父さんも心配していたんだよな」
リーナス「父さん・・・か、なるほど、だから貴方はいつかあいつが復活するのに備えてここに・・・」
レスター「まあな」
リーナス「先祖か・・・私の先祖は多分キルケーの人間かも・・・」
リーナスは小声で呟いた。
レスター「どうした?」
リーナス「いや・・・なんでも無いよ」

続く


No.318 騎士ガンダム戦記 フェイズ154「ギルティとサンドレオン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年08月29日 (木) 22時21分 [返信]

イーズ山山頂近くの洞窟

ギルティとサンドレオンは一旦アジトへ後退し、体勢を立て直そうとしていた。
ギルティ「くぅ・・・ガンダムか・・・厄介ね・・・」
サンドレオン「むぅ・・・」
ギルティ「サンドレオン、傷はどう?」
サンドレオン「大丈夫でっす、治るの早いですから、リペアリキッドのおかげで」
ギルティ「村からちょこっと盗んできた甲斐があったかしら」
サンドレオンはリペアリキッドを傷口にかけていた。リペアリキッドはリグ地方ではごくありふれた薬品だ。回復薬で、傷口に塗ればわずか数分くらいで感知できると言う優れものだ。ギルティたちが持っているこれは村から盗んできたものらしい。
ギルティ「まぁバンパイアハンターがまだ存在している事は驚きだわ」
サンドレオン「まぁあのガンダムどもも問題ですよ、どうやら腕が立つみたいですね」
ギルティ「確かに・・・私が捕まえようとしたあのGセイバーとか言うガンダムの顔・・・あいつに似てる・・・」
サンドレオン「あいつ・・・ってまさか俺たちを封じた・・・」
ギルティ「そう・・・もしかしたらあいつの子孫かもしれないわ・・・」
サンドレオン「確かに・・・」
ギルティとサンドレオンはガイア軍への対策を話し合っていた。そしてバンパイアハンターレスターへの対策も。

その頃リーナスとレスターはと言うと・・・

リーナス「なんか雪の降りが激しくなってきた・・・」
リーナスはがたがた震えつつ雪の中を歩いていた。
それに比べてレスターはと言うとガタガタ震えることなく進んでいる。地元の人間だからかこれくらいの寒さは慣れているのだろう。
レスター「大丈夫か?」
リーナス「ま、まぁ・・・ね・・・」
レスター「ガタガタ震えてるじゃないか・・・無理するな・・・慣れてないんだろ」
リーナス「うん・・・そもそも雪原なんて始めてだもん」
レスター「そうか・・・それはご苦労・・・」
どれくらい歩いただろうか・・・小屋が見えてきた。どうやらあれがレスターの自宅らしい。
レスター「お、見えてきた見えてきた・・・」
リーナス「着いた・・・」
二人は小屋へ転がり込んだ。
レスター「ふう・・・後数分送れてたら吹雪にあってたろうな・・・」
リーナス「のようね・・・」
リーナスは相変わらずガタガタ震えていた。

続く


No.317 騎士ガンダム戦記 フェイズ153「二人だけの雪中行軍」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年08月22日 (木) 22時09分 [返信]

吸血鬼ギルティとその手下サンドレオンとの戦いで大変な事が起きた。サンドレオンの必殺技でリーナスとレスターが飛ばされた!

リーナス「ひゃああああああ・・・・・」
レスター「うあああああああ・・・・・」
竜巻に巻き込まれたリーナスとレスターは空を飛ばされていた。そして落ちた。
ずぼっ!と音がした。地面が雪に覆われていてクッション代わりになったため二人とも無事だった。が二人とも頭から地面に突き刺さっていた。
レスター「・・・っ!」
レスターが出てきた。そして辺りを見渡した。
レスター「どうやら山のふもとからかなり離れたな・・・ここから近いのは・・・俺ん家だな・・・」
そしてリーナスも目を覚まし、出てきた。
リーナス「・・・んんっ!!」
レスター「?・・・!!」
リーナス「う!!」
また二人はお互いの顔を見るなり顔を赤らめた。
レスター(こ・・・この娘まで・・・飛ばされてきたか・・・)
リーナス(・・・コイツと・・・二人きりだ・・・ど・・・どうしよう)
二人はついつい心の中で考え事をしてしまう。二人とも惹かれあってしまっているのだ。
レスター(どうする・・・?コイツも家に連れて行くべき・・・か?・・・)
リーナス(コイツに付いていくべきかな・・・?それともこのまま村に戻ろうかしら?・・・)
リーナスはこのまま村に戻ろうかと思っていたがここがどこなのかわからない。そもそもこの辺りの事など知らないのだ。
レスター(そろそろ暗くなるな・・・夜はますます寒くなるし、吹雪もたまに発生する・・・このまま置いていく訳にも行かないか・・・)
結局彼女を放っておく事にするわけにいかなくなった。この辺りにはモンスターが生息しているが彼女にはそれなりの戦闘力を有しているようだから大丈夫だが、吹雪に関してはどうだろうか。もし放って置けば彼女は村に戻ろうとする。だが仲間と合流する前にぬ可能性が高い。凍する。
レスター「な・・・なぁ・・・」
リーナス「な・・・何よ・・・」
レスター「お前・・・これからどうする気だ?」
リーナス「それは・・・村に一旦戻るよ・・・仲間と合流しないと・・・」
レスターの予感したとおりだった。
レスター「ま・・・待てよ・・・!そろそろ暗くなるぞ・・・それに吹雪だって発生する・・・危険だぞ・・・」
リーナス「だ・・・大丈夫だよ!・・・って寒っ!」
レスター「吹雪いて来たな・・・早くしないとな・・・来いよ・・」
リーナス「ん?」
レスター「ここから近いのは俺ん家だ・・・」
リーナス「わ・・・わかったわ・・・」
リーナスはレスターについていく事にした。彼は地元の人間だ。ここらに詳しい。村へのルートも知っているはずだ。
レスター「なぁ・・・お前・・・名前は?」
リーナス「私?・・・リーナス・・・魔道騎士見習いリーナスよ・・・ガイア軍所属のね・・・」
レスター「リーナス・・・かいい名前だな・・・」
リーナス「・・・そう・・・」
二人は雪の中を突き進んでいく。

その頃Gセイバーたちはと言うと・・・

Gセイバー「なんてこった・・・リーナス・・・!くそっ!!」
デルタ「お前のせいじゃない・・・」
ジェムズガン「しかし・・・まさかレスターの奴がバンパイアハンターとはな・・・何度か会っていたが・・・」
セカンド「どうやら奴も吹き飛ばされたみたいだけど・・・」
デルタ「大丈夫だ・・・あいつはきっと無事だ・・・」
Gセイバー「・・・そうだな・・・!信じてみるか!!」
デルタ「そんな事より一旦後退するぞ・・・夜には吹雪いて来るって話だ」
ガイア軍は村へ帰っていく。
Gセイバー(リーナス・・・無事でいろよ・・・あのレスターって奴・・・そういえばリーナス・・・今回はなんか様子が変だったような・・・)
ジェムズガン(レスターの奴・・・自分の正体を隠していやがって・・・だが今日レスターは様子が変だったような・・・あのリーナスって奴を見てから・・・よもや・・・)

続く


No.316 騎士ガンダム戦記 フェイズ152「氷獣戦士ガンダムサンドレオン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年08月20日 (火) 23時00分 [返信]

ガイア軍とバンパイアハンターレスターは吸血鬼ギルティを追い詰めるが、ギルティの援軍が現れた。
ギルティの従者ガンダムサンドレオンだ。

イーズ山ふもとから20メートル地点

リーナス「敵の増援ね、あれもガンダムじゃない?」
デルタ「うん、ガンダムだな」
Gセイバー「敵はガンダム二人か・・・厄介だな・・・」
サンドレオンがギルティに近寄る。
サンドレオン「ったくギルティ様・・・予定の時間に戻らないんで心配してきてみたら・・・」
ギルティ「ごめんごめん・・・バンパイアハンターと軍隊に手間取ってね」
サンドレオン「ったく・・・あいつらだな」
レスター「貴様・・・吸血鬼の仲間・・・と言うか手下だな?」
サンドレオン「まあそんなものだな」
サンドレオンはそう言うとレスターに襲い掛かってきた。
レスター「来るか!」
サンドレオンは腕に装着されたショーテルでレスターに切りかかる。
レスター「うおっ!」
レスターはどうにかかわし、ボーガンを打ち込む。だがサンドレオンはそれを素手で叩き落す。
レスター「何!?」
サンドレオン「甘いっ!」
サンドレオンは今度は腰から氷柱のような小さな槍を2本取り出し、それをガイア軍に向けて投げた。
デルタ&ジェムズガン「回避!」
ガイア軍の兵士たちは回避した。だがJセイバーの一人が槍を食らった。槍は物凄い勢いでJセイバーを貫いた。Jセイバーは即だ。
リーナス「ぎょえええ・・・・一瞬で!」
Gセイバー「あいつやばいぞ!気をつけろ!!」
セカンド「了解!」
ガイア軍は引き続き攻撃態勢に移る。
ジェムズガンが槍を投げつける。だがサンドレオンはそれをショーテルで切り払う。
サンドレオン「無駄無駄!」
ギルティも体勢を立て直した。
ギルティ「こいつ等なかなかやるわよ、あのハンターもね」
サンドレオン「ほぉ・・・バンパイアハンターがまだ存在していたとはなぁ・・・」
レスター「存在していて悪いか、先祖代々からここに暮らしてハンターやってんだ、まぁ他じゃ吸血鬼なんて殆どいないらしいが」
リーナス&Gセイバー「へぇ」
レスター「やはり親父・・・そしてご先祖様が予想していた通りだ、ついに復活するとはな・・・」
ギルティ「ええ・・・100年前と同じように暴れまくっちゃおう!!」
レスター「そうは問屋が許さん!」
レスターは一人でギルティとサンドレオンに襲い掛かる。
デルタ「俺たちも突撃!あの茶色には気をつけろよ!」
一同「了解!!」
ガイア軍も攻撃を再開する。
レスター「うわ、軍隊まで・・・まぁいいか!なば諸共!!」
ドーベルメタスがサンドレオンに飛び掛り、噛み付く。
サンドレオン「ぐあっ!邪魔だっ!」
サンドレオンはドーベルメタスたちを払いのける。
ギルティに対してデルタとセカンドが切りかかる。
デルタ&セカンド「うおおおお!!」
だがギルティは鎌で防御する。
デルタ「やるな!お前!」
ギルティ「あなた達こそ!」
ギルティは回転してデルタとセカンドを弾き飛ばす。
デルタ&セカンド「おっと危ない!」
二人はどうにか着地する。
リーナスとGキャノンも魔法で攻撃する。
リーナス「こうなったらサンドレオンとか言う奴を攻撃してみるわ」
Gキャノン「そうだな!」
リーナスたちはソーラを唱えてサンドレオンを攻撃した。
サンドレオン「うわっ!熱っ!」
サンドレオンの体勢が崩れる。
リーナス「効いた!」
だがサンドレオンは体勢をすぐに立て直す。
サンドレオン「くっ!・・・こうなったらあれを使うか・・・ギルティ様!あれ使いまっす!」
ギルティ「あれ・・・わかったわ!」
ギルティはいったん空へ退避した。
レスター「待て!逃げるのか!」
サンドレオン「はぁぁぁぁぁ・・・・」
サンドレオンが腕をクロスするように構えた。そしてショーテルにエネルギーが蓄積される。
レスター「何をする気だ!」
Gセイバー「まさか・・・!!必殺技!?」
そしてサンドレオンは回転し始めた。
サンドレオン「必殺!フロストルネード!!」
サンドレオンから吹雪のような竜巻が出てきてガイア軍に向かってきた。
デルタ「退避!!」
だがその竜巻にリーナスとレスターが巻き込まれてしまった。
レスター「うわああああ!!」
リーナス「あーーーーれぇーーーー!!」
デルタ「しまった!!」
Gセイバー「リーナス!!」
ジェムズガン「レスター!!」
Gセイバーが向かおうとするがセカンドが止める。
セカンド「兄上!危ない!」
だが竜巻は爆発するように消失してしまった。
そしていつの間にかギルティとサンドレオンもいなくなっている。
デルタ「あいつが・・・」
Gセイバー「馬鹿な・・・り・・・リーナスーーーー!!!」

果たしてリーナスとレスターの運命やいかに!!


No.315 騎士ガンダム戦記 フェイズ151「恋と追撃戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年08月12日 (月) 22時14分 [返信]

リーナスたちと吸血鬼ガンダムギルティの戦いに介入して来たバンパイアハンターレスター。だがリーナスとレスターはどうやら恋に落ちたようだ・・・

セカンド「おーい二人とも?・・・どした?」
リーナスとレスターは見つめ合ったままだ。顔を赤くしている。
リーナス「・・・」
レスター「・・・」
Gセイバー「・・・ふ・・・二人とも?・・・おーい・・・」
周囲が声をかけるも二人には聞こえない・・・
リーナス(や・・・やっぱかっこいいかも・・・てか何なの?この感じは・・・)
レスター(この娘見るだけで胸が・・・まさかやっぱり・・・恋・・・なのか!?)
リーナス(・・・これって・・・やっぱり・・・恋・・・なのかな?)
そう思った二人はまるで沸騰しているように顔が赤い。
Gセイバー「どうしたんだ?・・・二人とも・・・」
その光景にギルティさえも見とれていたが・・・
ギルティ「・・・!隙あり!逃げるが勝ち!」
ガンダムギルティが隙を見て逃げ出した。
ジェムズガン「おい!奴が逃げるぞ!!」
ジェムズガンの声で二人は我に帰った。
レスター「!!しまった逃がすか!!」
レスターはギルティを追いかける。
デルタ「俺たちも追いかけるぞ!!」
一同「はっ!」
ガイア軍も追撃に入る。
Gセイバー「おい!リーナス、どうしたんだ?」
リーナス「・・い・・・いや!・・・なんでも無いよ!!・・・」
リーナスも追撃へすぐさま向かった。Gセイバーはリーナスの挙動に不審を抱いた。
Gセイバー「あいつ・・・どうしたんだ?・・・顔が赤かったが・・・はうあ!・・・まさか!」
Gセイバーは直感した。もしやと。だが今はそれどころではない。吸血鬼を追いかけねば。

イーズ山ふもとから20メートル地点

ギルティは逃げていた。
ギルティ「ふう・・・まさかハンターに出くわすとは・・・」
そこに矢が飛んできた。ギルティの羽根に直撃した。
ギルティ「ひゃっ!」
羽根を傷つけられたギルティは墜落していく。
ギルティ「くっ!!キラーアロー・・・!」
レスター「当たったか!!」
レスターの放った矢キラーアローである。キラーアローは対吸血鬼用に作られた特殊な矢である。矢の先端は吸血鬼が嫌う特殊金属で出来ており、しかも吸血鬼にしか効かない毒物まで塗っているという。
ギルティはかんかんに怒っていた。
ギルティ「ほぉ・・・よくも私の羽根に傷を付けてくれたわね!」
レスター「よく言う!人を殺しまくっておいて!!その罪をんで償え!!」
またギルティとレスターの戦いが始まった!ギルティの鎌がレスターに襲い掛かるがレスターは剣で応戦する。
レスター「とりゃ!」
レスターは今度はボーガンで攻撃する。だがギルティはとっさでそれを避ける。
ギルティ「甘いわね!」
ギルティは頭で頭突きをした。がきん!と大きな音がした。
レスター「くおおお・・・」
ギルティ「うううううぅぅ・・・」
頭突きを食らったレスターも頭突きをしたギルティも倒れて頭を抑えながらもだえる。相当痛かったようだ。
デルタ「いたぞ!」
ガイア軍が追いついてきたようだ。
レスター「ガイア軍か!」
Gセイバーとジェムズガンが駆け寄る。
ジェムズガン「レスター!お前が何者かはわからんが加勢してやる!」
レスター「ジェムズガンか・・・かたじけないけど奴は俺の獲物なんだけど・・・」
Gセイバー「獲物がどうとか言ってる場合かよ」
ギルティ「これは多勢に無勢って奴?」
ギルティは一人だ。それに対してガイア軍は20人くらいだ。
だがギルティの後方から誰かが来る。
ギルティ「!・・・あれは!」
少し鈍重な感じがする茶色のガンダム。ギルティの手下である氷獣戦士ガンダムサンドレオンだ。
サンドレオン「ギルティ様!大丈夫でっすかー!?」
ギルティ「おお!サンドレオン!いいところに!!」
サンドレオン「ったく世話のかかるお方だなあ・・・」
レスター「あいつは!」
Gセイバー「敵の増援か!!」
ジェムズガン「何奴!」
サンドレオン「この人の従者の氷獣戦士ガンダムサンドレオン、以後見知り置きをな」

続く


No.314 騎士ガンダム戦記 フェイズ150「レスターVSギルティ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年08月01日 (木) 22時09分 [返信]

リーナスたちと吸血鬼ガンダムギルティの戦いに介入して来たレスター。彼の正体はバンパイアハンターらしい。

Jセイバー「ば・・・バンパイア・・・半端?」
デルタ「バンパイアハンターだって」
リーナス「何なの・・・?それって・・・」
Gキャノンが語りだす。
Gキャノン「聞いたことがある、吸血鬼狩りを生業にする戦士だって、それがバンパイアハンターと言われている」
Gセイバー「そのまんまだな」
リーナス「うん・・・」
リーナスはほっぺを赤らめていた。
デルタ「どうしたお前、風邪でもひいたのか?」
リーナス「いや・・・大丈夫・・・!」
Gセイバー「どうしたんだ?リーナスの奴?」
リーナス(バンパイアハンターか・・・かっこいいかも・・・嫌だ私・・・何を・・・)
リーナスは考え事をしていた。そう、彼女はレスターの事を見てから、胸がズキューンと来ているのだ。恐らくこれは・・・世間で言うところの・・・
レスター「来いよ・・・吸血鬼!」
ガンダムギルティ「ふうん、かかって来なさい!ハンターさん!」
レスターとギルティの戦いが始まった。
まずレスターがボーガンを2発ほど発射する。ギルティはそれを鎌で払う。
レスター「やるな!」
そのままギルティはレスターに襲い掛かる。血を吸い取る為だろう。
ギルティ「今日はあなたの血で我慢してやるわ!!」
だがレスターは後ろに跳ねて距離をつめる。そして盾から鎖が飛び出してきた。
ギルティ「ひゃっ!」
ギルティはとっさに鎌でそれを払いのける。それで隙が生じたと見て、レスターは腰の剣を取り出すと一気にギルティに襲い掛かる。
レスター「にさらせーーー!!」
だがギルティはとっさに鎌で応戦する。レスターはギルティを斬り損ねた。
レスター「ちぃ!」
ギルティ「流石バンパイアハンター、やるわね」
レスター「まだまだ!」
レスターはボーガンで牽制しつつ剣で斬りかかる。ギルティは鎌で矢を切り払い、剣を防いでいく。
ガイア軍はその戦いを見ていたが・・・
ジェムズガン「おい、加勢するか?」
デルタ「確かに・・・あいつ単独じゃ勝てそうに無いぞ・・・」
Gキャノン「よし、出来るだけ援護するか・・・あいつに魔法は効かないが・・・足止めくらいにはなる」
デルタ「全部隊!レスターって奴を援護しつつギルティを叩くぞ!」
一同「了解!」
ガイア軍部隊は再び戦闘態勢に入る。二人は戦いに夢中で軍の行動に気づいていない様子だ。
デルタ「二人を取り囲むようにするぞ」
部隊は二人の周囲を包囲していく。それでもリーナスとGセイバーは一緒だ。
Gセイバー「どうした?リーナス?」
リーナス「いや・・・なんでも無いよ・・・」
さっきからリーナスの様子が何気におかしい。Gセイバーはそう思っていた。
Gセイバー「こいつ・・・まさか・・・今はそんな事よりも・・・」
そしてデルタの号令で攻撃が始まる。
デルタ「ギルティを狙え!」
ネモUが槍をギルティ目掛けて投げつける。投げた槍は3本。
ギルティ「ひゃっ!」
槍は1本だけギルティの腕に刺さる。後の2本は外れて地面に刺さった。
ネモU「どんなもんだい!」
ギルティ「くっ・・・やるわね!でも効かないわよ!」
と言いつつも少しダメージになっている。ギルティは矢を抜く。
レスター「おっ!今がチャンスだ!」
レスターが一気に畳み掛ける。
レスター「おらおらおらーーー!!」
レスターの連続突きがギルティに襲い掛かる。
レスターは思った。ガイア軍の連中がいたのは正解だったかもしれないと。レスターはガイア軍が邪魔になりかねないと懸念していた。と言うか自分の手で吸血鬼を葬り去るつもりであった。だがいい所で援護してくれた。
レスター(どうやらガイア軍と利害が一致したようだな・・・だが俺の手で倒したいが・・・だが止むをえん!)
ギルティ「う・・・!やばいかも・・・ならば!」
ギルティが羽を広げだした。「飛んで逃げる気か?」と誰もがそう思った。だがギルティは羽をばさばさと羽ばたかせて突風を起こした。
レスター「くっ・・・」
レスターの攻撃が突風で出来なくなった。
ドーベルメタス「うわっ!これじゃあ襲い掛かれねえ!」
ジムブリザード「くそっ!」
ジェムズガン「こういう手もあるのかよ!」
ギルティ「今だ!」
ギルティは一気にレスターへ襲い掛かる。
セカンド「やばい!」
リーナス「!!」
レスター介入まで戦っていなかったリーナスは動いた。
Gセイバー「リーナス!?」
リーナスはギルティへ向かって走っていく。そしてリーナスはギルティに対してタックルを敢行した!
リーナス「うおりゃああ!!」
ギルティ「あいた!」
ギルティはリーナスのタックルをくらい吹っ飛ばされる。走った勢いで威力は相当なものと思われた。
リーナス「だ・・・大丈夫・・・?」
リーナスは恥ずかしげにレスターに言った。
レスター「大丈夫・・・はう!!」
リーナスを見た途端レスターの胸がズキューンと来た。
レスター(な・・・何でコイツが・・・やっぱり軍の人間なんだな・・・)
リーナス「や・・・やっぱ・・・かっこいい・・・な」

これはもしや・・・恋って奴か!?
続く


No.313 騎士ガンダム戦記 フェイズ149「バンパイアハンターレスター」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月26日 (金) 23時16分 [返信]

リーナスたちの前についに現れた怪事件の犯人。それは100年以上前にイーズ山近辺を荒らしまわった吸血鬼ガンダムギルティであった。

イーズ村西南辺り

そこに村へ向かう少年がいた。リーナスたちと会ったレスターと言う少年だ。
レスター「よし・・・ここならば警備が無い・・・だがなんだろうか・・・村が少し騒がしいが・・・」
レスターは村内部へ侵入する。そこでたまたま通りかかった村人に話しかける。なにやら慌てている様だ。
レスター「どうした?」
村人「いや・・・何でも吸血鬼が現れたとか・・・」
レスター「吸血鬼!?まさか!・・・」
レスターは確信したようだ。そしてレスターは村人に問い詰める。
レスター「おい!その吸血鬼ってのは?」
村人「え?・・・なんか山へ向かう道の辺りとか、あそこで娘が襲われそうになったって・・・」
レスター「やはり!」
そしてレスターは走り出す。村人が止めようとするももう行ってしまった。
村人「お・・・おい!待てよ!・・・行っちゃったか・・・しかし吸血鬼が出たとは世の中も物騒になったなあ」
レスターの向かった先はイーズ山へ向かう道、イーズ山道である。

イーズ山方面イーズ山道近辺

その頃、そこではついに姿を現した犯人ガンダムギルティとガイア軍部隊が対峙していた。
Gセイバー「あれが・・・吸血鬼・・・」
デルタ「まさか・・・俺たちと同じガンダム族だったとは・・・」
ジェムズガン「俺も驚いているよ・・・」
セカンド「まぁ前のジオン族にサタンガンダムと言う魔王がいたって話だ・・・それにルシフェルの例もある・・・ガンダム族にも悪い奴はいるんだな・・・」
魔王サタンガンダム・・・ジオン族が活動を開始した当初のジオン族の指導者だ。彼は名前と顔からして伝説の勇者と目されるガンダム族と思われていた。しかし彼はラクロア王国に現れた騎士ガンダムの手により撃滅されたと言う。だがこのサタンガンダムもまたジオン族の真の支配者である闇の皇帝ジークジオンの配下でしかなかったらしい。
ジェムズガン「まあ何にせよ村人や部下の敵を討たせてもらう!!」
ジェムズガンは剣を構え、そのままギルティに突貫する。
ギルティ「おっと危ない!!」
ギルティは羽を広げるとジャンプして攻撃をかわした。そのまま浮遊する。
ジェムズガン「何!」
リーナス「飛んだ!!やっぱりあいつ飛べるんだ」
Gキャノン「そりゃあ羽持ってるからな」
Gセイバー「見ればわかるが」
リーナス「厄介そうだな・・・」
ギルティ「ここまでおいで!」
ギルティが挑発してくる。
デルタ「挑発か・・・嫌な吸血鬼だな」
ジェムズガン「じゃあ乗ってやるさ!」
ジェムズガンが高くジャンプする。実はジェムズガンはこう見えても跳躍力に長けているのだ。
ギルティ「ええ!?」
ジェムズガン「てりゃあ!」
ジェムズガンが剣を振るった。攻撃はギルティに当たる。
ギルティ「痛っ!!」
攻撃を食らった事でギルティは体制を崩す。
デルタ「俺も援護に入るか!」
デルタもジャンプしてギルティに斬撃を食らわせる。ダメージを受けたギルティはそのまま地上へと着地する。
ギルティ「やるねぇ・・・でも私も行かせてもらうわ!」
ギルティが背中に背負っている鎌を手にした。そして鎌を構えながらリーナスたちに襲い掛かる。
ギルティ「たあああ!!」
ジェムズガンが襲われたが、シールドですばやく防御する。
ジェムズガン「くっ!やるな!貴様!」
ギルティは強い力でジェムズガンを押していく。
リーナス「危ないかも!援護するわ!」
Gキャノン「私も援護するぞ!」
Gキャノンが呪文を唱える。
Gキャノン「ルフィラ!!」
Gキャノンの杖から雷がギルティに向けて発射された。だがギルティには効果は無いようだ。
ギルティ「んで?」
Gキャノン「な・・・何!?」
リーナス「私がやってやるわ!ソーラー!!」
リーナスのソーラだ、光熱攻撃がギルティに襲い掛かる。その熱は彼女の周囲の雪を溶かした。
リーナス「やったかな?・・・」
だがそれでも奴は無傷だ。
リーナス「えええ!?魔法が・・・効いて・・・ない・・・」
Gキャノン「ど・・・どういうことだ!?」
ギルティ「無駄無駄、私に魔法なんて効きませーん!」
デルタ「奴には魔法は効かない・・・ならば剣で斬るしかない・・・か!」
ジェムズガン「そうするしかないのか!」
ジェムズガンが再びギルティに突っ込んでいく。
デルタ「ジェムズガンに続け!一斉にかかれー!」
一同「了解!」
リーナスたちもジェムズガンに続いてギルティに突っかかっていく。だがギルティは再び空を飛ぶ。それに対しガイア軍はいったん停止する。
ギルティ「さあて・・・お食事の時間・・・まずは・・・」
突然ギルティがGセイバーに襲い掛かる。
Gセイバー「うおっ!」
Gセイバーは剣を構えるがギルティは鎌を投げた。Gセイバーはこれを剣で防御したが、それは隙を作らせる為の罠だった。隙を突かれたGセイバーはギルティに素早く頭を掴まれ、そのまま空中に持ち上げられる。
Gセイバー「しまった!!」
セカンド「なんてこった!兄上が!!」
そしてギルティはGセイバーの後ろに回ると、首筋に顔を近づける。
ギルティ「良い騎士ねえ・・・きっと凄く美味しい血なんでしょうね・・・」
Gセイバー「ま・・・まさか俺の血を!!」
ギルティ「そう・・・そして次はあいつ等をね・・・」
Gセイバー「貴様!!」
ギルティ「ガンダムねえ・・・あいつもそうだった・・・私と下僕を封じ込めたのもガンダムだったわ・・・今でもムカつくわ・・・私もガンダムっぽいけど」
Gセイバー「こいつ・・・!」
リーナス「じ・・・Gセイバー!!」
セカンド「あ・・・兄上!!」
デルタ「やめろ!吸血鬼!」
ジェムズガン「コイツ!!」
ギルティ「それじゃあ・・・いただき・・・」
その時だ、どこからとも無く矢が飛んできた。その矢はギルティに直撃する。
ギルティ「きゃっ!!」
ギルティが姿勢を崩した。Gセイバーが落下するがどうにか着地する。
Gセイバー「おっと!!」
Gセイバーにセカンドとリーナスが駆け寄る。
セカンド「兄上!大丈夫か!?」
リーナス「Gセイバー!」
Gセイバー「なんとか・・・はあ・・・怖えーよ吸血鬼・・・えげつないな・・・」
リーナス「よかった・・・けどあの矢は」
デルタ「いったい誰だ!?」
ギルティ「この矢は・・・キラーアロー!?」
?「やっぱりそうか・・・」
皆が声の方角に視線を向けた。そこにはマントを全身に羽織ったオッドアイの少年がボーガンを構えて立っていた。
Gセイバー「あ・・・あいつはさっきの!」
リーナス「はう!」
リーナスの胸が再びズキューンと来た。
ジェムズガン「あいつは・・・レスター!?どうしてここに!?」
レスター「これは使命でな・・・」
ギルティ「まさか!・・・あなたは!」
レスターがマントを外した。そのマントの下は軽装な装備で左腕には小さな盾を装着し、腰に剣を携えていた。
ジムブリザード「隊長・・・あいつのマントを外した姿を見たのは初めてです・・・」
ジェムズガン「俺もだ・・・レスターお前は一体・・・」
レスター「吸血鬼よ!お前の好きにはさせんよ!このバンパイアハンターのレスターが仕留めてやる!!」
Gキャノン「ば・・・バンパイアハンターだって!?」
ついにその正体を現したようなレスター!敵か?味方か?

続く


No.312 騎士ガンダム戦記 フェイズ148「吸血ガンダム現る!!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2013年07月23日 (火) 22時16分 [返信]

怪事件が発生するイーズ村へ調査に向かったリーナス。
そこで彼女はレスターと言う不思議な少年と遭遇する。だが彼は去っていく。

イーズ村南部

リーナス「うう・・・」
レスターが引き返してから4分経過しても相変わらず異常は無いようだ。リーナスも流石に寒さに慣れていない為、震えている。
Gセイバー「無理・・・するなよ・・・」
リーナス「だ・・・大丈夫・・・慣れるかも・・・」
ジムブリザード「おいおい・・・」
そのときだ。
?「きゃあーーーーーー!!!!」
リーナスたちの後ろで女性の悲鳴があがった。
リーナス「な・・・何!?」
Gセイバー「行くぞ!」
3人は悲鳴の方角へと走っていく。

イーズ村イーズ山方面

村の外れ、イーズ山方面の大木近くで村の女性が黒いフードを羽織った何者かに襲われていた。
女性「いやあ・・・!来ないで!!」
?「くふふふふ・・・・貴様の血・・・頂くわ!」
まるで変質者のようだが声は女のようだ。女性に後3mまで迫っていたそのときにどこからか槍が飛んでくる。
?「え?・・・ひゃっ!!」
その黒いフードの女(?)は槍をかわす。槍は
戦士ジェムズガン「早く逃げろ!」
女性「は・・・はい!!」
あの槍はジェムズガンが投げたものだ。そしてジェムズガンに続き、セカンドやリーナスたちが駆けつけてきた。
Gセイバー「貴様!何をやっていた・・・女の人相手に!」
ジェムズガン「お前だな!村人たちを襲っていたのは!!」
?「もし、そうだとしたら?どうするの?」
ジェムズガン「決まっている・・・倒す!」
ジムブリザードたちが剣を構える。
ジムブリザード「正体を見せろ!殺人鬼め!!」
?「わかったわよ・・・見せてあげる・・・私の姿をね・・・」
そう言って謎の女はフードを脱ぎ捨てる。その姿はMS族だ。それも漆黒の体をしている。背中には蝙蝠の様な羽を生やしている。その羽をスカートのように下半身部分に纏っている。そして口にあたる部分には2本の牙が鋭く生えている。また背中には何かを背負っている。大きな鎌である。まるで何でも切れてしまいそうな感じの鋭い刃だ。
その姿はまるで神か吸血鬼の伯爵である。いや、コイツの場合はお嬢様と言うべきだろうか。しかもこいつの顔はガンダムである。と言う事はガンダム族であると言う事になる。
僧侶Gキャノン「こ・・・こいつ・・・」
Gセイバー「ガンダム!?・・・お前は・・・何者だよ・・・」
?「私は・・・ギルティ・・・吸血(バンパイア)モンスター騎士ガンダムギルティよ」
リーナス「が・・・ガンダム・・・なの!?」
セカンド「ああ・・・あの顔はどう見てもガンダムだ・・・」
Gキャノン「吸血(バンパイア)モンスター・・・騎士だって・・・?まさか!」
ジェムズガン「この村に伝わる・・・吸血鬼・・・なのかよ!?」
リーナス「あれが・・・吸血鬼・・・」

イーズ村には伝説がある。
「かつてこの山の近隣で吸血鬼が手下と共に暴れておりました。その振る舞いに怒った村人は力を合わせて立ち向かいましたが、到底適いません。でもそんな中、光る戦士が現れ、吸血鬼たちを山に封じました」
そう・・・その吸血鬼がついに甦ったのだ・・・

続く




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