マークたちはミガキ博士の捜索を開始した。マークは何気にこの事件にジオン族が絡んでいると思い始める。
スリガナル海岸 マーク「俺の見当違いで無ければいいが・・・」 マークはそう感じたがこれまでのジオンとグレムリーの行動を考えるとこの事件に絡んでいるかもしれないと感じた。ハービック村にアデレードの森、いずれもキルケーの遺跡があり、グレムリーはここを狙っていた。そしてリーナスもだ、彼女はキルケーと何か関係ありそうな人間だ。ミガキ博士もまたキルケー文字の事を研究していた。これらはキルケー文明に関係あるものばかりだ。 マーク「連中が何を企んでいるのかわからんが・・・」 マークは海岸を隈なく探していく。そして洞窟に目をやった。 マーク「・・・あそこが怪しいな」
スリガナル海岸近くの洞窟
マークの予感通りミガキ博士はジオン・・・と言うよりはジオンの構成員であるダークウィッチマリオンとその使い魔に捕まっていた。 ミガキ「これの解読か、これは・・・確かにキルケーの文字だな・・・」 博士は拘束を解かれていた。だが後ろにはビギナサンダーが見張りのごとくいた。本人曰く変な気を起こさせないための配置らしい。 マリオン「ええ・・・私では読めないので・・・」 ミガキ「どこで発見したかは知らんが、解読にはかなりの時間がかかるぞ」 ビギナサンダー「その時間はどれくらいか?」 ミガキ「うむ・・・まぁせいぜいこの量だったら10日はかかるかも知れん」 ハーピージャジャ「ええ!?10日!?」 マリオン「10日・・・時間かかるんですね・・・」 ビギナサンダー「もっと短縮できないか?5日くらいとか!」 ビギナサンダーが怒鳴るように喋る。 マリオン「よしなさい」 ミガキ「うむ・・・そうしたいがな・・・」 ビギナサンダー「ですが10日も拘束し続けられますかね?」 マリオン「・・・こうなったのは誰のせいだと・・・」 その時、外で見張りをしていたシャドークゥエルが大急ぎで現れた。 シャドー「大変です!ガイア軍の者がここに近づいてきます!」 マリオン「ええ!?」 ビギナサンダー「ど・・・どうします?」 マリオン「応戦するワケにもいかないわ・・・争いは避けたいわ・・・」 ミガキ「こんな時に・・・解読はしたいが・・・しかし助けが来たのならお前達を引き渡さねばならない・・・」 ミガキ博士は立ち上がりその場を去ろうとする。 ミガキ「手違いがあったとは言えお前達のしたことは誘拐だ」 マリオン「ま・・・まぁ・・・そうですが」 ビギナサンダー「貴様!」 ビギナサンダーが博士に電撃を発射した。しかしそれは気絶させる程度のものであった。 マリオン&ハーピージャジャ「ちょっ!ビギナ!?」 その時、マークが洞窟に入ってきた。 マーク「あ!お前達は!!」 ハーピージャジャ「げええ!!」 マリオン「み・・・見つかっちゃった・・・」 マーク「グレムリーのダークウィッチマリオンか!」 そしてマークの視線は気絶している博士に向けられた。 マーク「ミガキ博士!!やっぱりお前達が!」 マリオン「・・・やばいかも・・・」 ハーピージャジャ「どうします?」 シャドー「この場は・・・」 シャドーが黒い竜巻を発生させた。 シャドー「撤退!」 マーク「待て!」 竜巻はシャドーのみならずマリオンたちとミガキ博士を包み込むとそのまま消えてしまった。シャドーの緊急離脱技である影風車である。 マーク「やっぱり奴らか・・・やっぱ応援を要請して正解だったかもな・・・」
その頃・・・
サンドレオン「ふう・・・これからどうするべきかなぁ・・・」 主を失ったガンダムサンドレオン。だが彼が今いるところは・・・ ?「おい貴様!そこで何をしている?」 サンドレオン「ん?」 ?「ここはグレムリー軍の所有地である!」 サンドレオン「あらら」 サンドレオンはどうやらグレムリーの領土内にいるようだ。
続く
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