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No.352 騎士ガンダム戦記 フェイズ186「博士奪還す!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月20日 (木) 22時02分 [返信]

休暇中にミガキ博士を誘拐したマリオンたちと偶然に遭遇したリーナスと付き添いのサード。だがどうにかマリオンたちを追い払い博士も奪還した。

フォルダストの森 リーナスたちとは別地点

その頃ネクティスたちはミガキ博士を誘拐したマリオンたちの後を追っていた。
ネクティス「ん?・・・」
マーク「どうした?」
ネクティス「いや・・・マリオンの魔力反応が消えたんだが・・・」
マーク「そんな!?まさか移動したんじゃ・・・」
ネクティス「それはわからんが先を行けばわかるな」
ジャグラー「ですね」
ネクティスたちは先を急ぐ。

フォルダストの森 リーナスたちのいる地点

その頃リーナスたちは・・・
ミガキ「すまないな・・・君達二人のおかげで助かった」
ミガキ博士は頭を下げる。
サード「いえ・・・サードたちも休暇中だったんですがまさかこんな所で・・・」
ミガキ「そうだったか・・・運が良かったかも知れんな」
リーナスはと言うと。
リーナス「・・・レスター・・・どうにかやれたわ・・・」
リーナスは敵に矢を命中させた事を少し喜んでいた。そして死んだ恋人に報告するように呟く。
サードとミガキ博士は話を進める。
ミガキ博士「しかし・・・」
サード「ん?」
ミガキ「彼女達の持っていたあの書類・・・」
サード「どうしたのですか?」
ミガキ「実はな・・・」
その時だった。
ネクティス「お!おーい!!」
リーナス「ん?」
サード「ん?あれは・・・」
サードたちが声のした方角へ向いた。ネクティスたちだ。
リーナス「ネクティスにマーク・・・?どうしてここに?」
ネクティス「それはこっちの台詞だよ、何故に博士と一緒にいるんだ?」
マーク「博士はマリオンに拉致されたはずだが?」
サード「あー・・・それは・・・」
ミガキ「色々とあってな・・・」
ミガキ博士とサードはこれまでの経緯を話した。
ネクティス「そうか・・・そんなことがあったのか・・・」
サード「ええ・・・」
リーナス「とんだ休暇になっちゃった」
ジャグラー「しかし博士を誘拐した理由がただの解読依頼とは」
ネクティス「アイツも使い魔のしつけがなっていないな、使い魔が誘拐をするとは・・・」
サード「博士・・・奴らは本当にキルケー文字の解読依頼を?」
ミガキ「ああ、本当だ、彼女が見せた資料に書かれていたのはキルケー文字だ」
サード「そう言えば・・・彼女は上層部の目論見が知りたいと言っていましたね・・・」
リーナス「それはどういう事かしら?」
ジャグラー「もしや彼女はジオンとグレムリー上層部に不信感でも抱いてるんじゃないのかな?」
ネクティス「なるほど・・・何を考えているかわからないからな・・・最近のグレムリーって」
サード「確かに最近はキルケー関係を狙ってますからね・・・」
マーク「連中がこの国に戦争を仕掛けたいのはわかるけどさ・・・」
ガイア側もグレムリーが戦争を起こしたい理由は理解している。だが侵略は間違っているとグレーブス王は唱える。
リーナス「ちょっと待って」
サード「どうしました?リーちゃん」
リーナス「ミガキ博士に聞きたいことがあります」
ミガキ「何かね?」
リーナス「例の文字の解読は・・・?」
ミガキ「え・・・ああ!あれかね?」
ネクティス「おいおいこんな時に・・・!」
サード「まぁいいではないですか、彼女、いつもの彼女に戻ったみたいですし」
マーク「ああ・・・そうだな・・・あんなに落ち込んでいたというのに・・・」
ネクティスたちもリーナスがいつものリーナスに戻った事に今気づいたのだ。今朝までかなり落ち込んでいたはずだった。やはり傷心休暇は効果あったのかもしれない。だが途中で敵と交戦状態になったが、多分それでショックが消えうせたのかもしれない。
リーナス「そうです博士、1週間前に私があなたに依頼したあれです、あれもキルケー文字です」
ミガキ「そうか・・・君がかね・・・あれを送ってきたのは・・・だがあの文字をどこで?」
リーナス「色々とわけありなんです、私の失われた過去が隠されている可能性があるので」
ミガキ「何を言ってるのかね・・・?」

続く


No.351 騎士ガンダム戦記 フェイズ185「1発の矢」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月18日 (火) 22時18分 [返信]

フォルダストの森にて偶発的に発生した戦い。その最中・・・

ミガキ博士「む・・・?ここは・・・?おや?」
近くの林で気絶していたミガキ博士が目を覚ました。ミガキ博士は洞窟でビギナサンダーの攻撃で気絶させられたのだ。故に自分がさっきと違う場所に移動させられた事を知らない。
ハーピージャジャ「あ、博士が目を覚ました!」
ハーピージャジャが博士の目覚めに気づいた。その声をこの場の全員が聞いた。
サード「博士!」
マリオン「なんですって!」
ビギナサンダー「起きたか・・・」
リーナス「あれが博士・・・」
シャドー「こう言う時に目を覚まされちゃあ・・・」
ミガキ「む?あれは!」
ミガキ博士はサードを見た。ガイア軍と断定したのだ。
ミガキ「君はガイア軍の者かね?」
サード「ええ!大丈夫です!今助けますよ!博士」
だがサードの前にビギナサンダーが立ちはだかる。
ビギナサンダー「悪いが博士を連れて帰られちゃ困るんだよ、やってほしい事があるんでな」
マリオン「ちょ・・・!ビギナサンダー!」
サード「大人しく返せばもうこれ以上の交戦はやめたいのですが・・・」
マリオン「うっ・・・確かに・・・」
ミガキ「その通りだ、君の使い魔のミスだ、いい加減にこんな事は・・・」
ビギナサンダー「そうかいかんのでな!」
ビギナサンダーがサードに電撃を浴びせる。
サード「うわっ!」
リーナス「サード!」
リーナスはシャドークゥエルに捕まったままだ。
ハーピージャジャ「ご主人・・・このままあの娘だけを連行しちゃいましょうか?」
マリオン「う・・・確かに・・・」
確かにこのままリーナスだけを捕まえればどうにかなるかもしれない。
シャドークゥエル「でも例の資料の事はどうするんです!?」
マリオン「う・・・それもあるけど・・・!」
だが博士誘拐と言う余計な事がバレればこっちのやっている事もバレる。
リーナス「うう・・・そう簡単に捕まるものですか!」
リーナスは隙を見てシャドーの足を思いっ切り踏んだ。
シャドー「ぎゃっ!」
リーナスはそのまま拘束から逃れる。
倒れていたサードはそれを見る。
サード「おお!リーちゃん!」
だがビギナサンダーがリーナスに襲い掛かった。
ビギナサンダー「こいつ!あくまで抵抗するか!」
ビギナサンダーがリーナスに向けて電撃を撃とうとする。
ミガキ「いかん!」
サード「リーちゃん!危ない!」
リーナス「はっ!」
リーナスはすかさずボーガンを構えた。
リーナス(相手をよく狙って・・・)
?(そうだリーナス・・・そのまま撃て・・・)
リーナス(!・・・わかったわ!)
リーナスの心の中でレスターの声が聞こえたような気がした。そしてリーナスはボーガンの矢を発射した!
リーナス「ショット!」
矢はビギナサンダーの前右足に直撃した。
ビギナサンダー「ぐああっ!」
マリオン「ビギナサンダー!」
サード「今だ!」
動けるようになったサードはすかさずミガキ博士の元へ向かう。
リーナス「当たった・・・!」
ハーピージャジャ「あの娘・・・当てた!」
ビギナサンダー「この小娘・・・少しはやるな!・・・だが!」
サード「マリオン、ミガキ博士の身柄はサードが保護しました!」
マリオン一同「はっ!しまった!」
マリオンたちはリーナスのボーガン攻撃に見とれて博士のことを忘れていた。
ミガキ「もういいだろう!こんな馬鹿な事はやめろ!今回は大人しく去れ!」
サード「今度は誘拐などと言う馬鹿な事ではなくちゃんと依頼するのです!」
マリオン「うう・・・撤退するわ・・・」
ビギナサンダー「で・・・ですが!」
マリオン「撤退するの!元はといえば・・・」
シャドー「俺とお前のせいだろ、ビギナ・・・」
ビギナサンダー「う・・・わかったよ・・・!」
ハーピージャジャ「逃げるか勝ちって奴?」
マリオン「今回はすみませんね・・・それでは・・・このお馬鹿たちは私がきつく叱ります!それでは!」
シャドー「影風車!」
マリオンたちは黒い竜巻と共に消えていった。

続く


No.350 騎士ガンダム戦記 フェイズ184「誘拐の理由(わけ)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月14日 (金) 22時52分 [返信]

休暇中のリーナスとサードはミガキ博士を誘拐したマリオンたちが交戦状態に突入した。
マリオンの使い魔たちの攻撃に苦戦するリーナスとサード。だがリーナスがマリオンに近づき、博士誘拐の理由と問うのだった。

リーナス「マリオン・・・何であなたは博士を・・・」
サード「り・・・リーちゃん!・・・」
マリオン「う・・・」
リーナスがマリオンにボーガンを突きつける。

スリガナル海岸近く 古代語研究所

その頃ネクティスたちは・・・
マーク「全員揃ったな」
ジャグラー「それじゃあ、始めましょう」
ネクティス「おお・・・」
ネクティスはサーチヤでマリオンたちを探そうとしていた。
ネクティス「サーチヤ」
ネクティスの叫びと共に杖が一瞬だけ光った。そしてネクティスは杖を掲げたまま硬直した。
フリーダム「あの・・・ネクティス殿?」
ジャグラー「静かに」
フリーダム「はい」
サーチヤは精神を統一し、風を感じる事で捜索対象の魔力を感じ取るのだ。ネクティスはこれでマリオンの魔力反応がどこから流れてくるかをサーチするのだ。
ネクティス「・・・!」
硬直から2分、ネクティスが動いた。
マーク「どうだ!?」
ネクティス「反応あり、彼女達は北東だ!」
マーク「わかった!皆!行くぞ!」
一同「おおーー!」
ネクティスたちは北東へ向かった。
ネクティス(だが・・・マリオンの魔力と共にリーナスの魔力も感じ取ったが・・・?)
北東、それはまさにリーナスたちのいるフォルダストの森であった。

フォルダストの森

その頃リーナスはマリオンに博士誘拐の理由を問うのだった。
マリオン「リーナス・・・何故それを聞くのかしら?」
リーナス「だって・・・今回はなんかあなたしか動いていないみたいな気がするから」
マリオン「ぎくぅ!!」
サード「図星ですね」
ハーピージャジャ「ぎく!」
リーナス「あなたはいつも多数の仲間と共に作戦行動をとってきたわ」
サード「確かに・・・サードもなんかおかしいと感じました、彼女達の単独任務と言う可能性もありましたが」
リーナス「それにあなたの様子も少し変だったし・・・」
マリオン「う・・・」
ビギナサンダー「おっと!そこの女!」
ビギナサンダーがリーナスの後ろに回った。
ビギナサンダー「そのボーガンを置きな!ご主人に危害を加えたら黒こげにするぞ」
リーナス「げ・・・」
サード「はっ!リーちゃん!」
マリオン「ビギナサンダー!・・・やめなさい!」
マリオンがビギナサンダーを制止する。
ビギナサンダー「ですが・・・」
マリオン「わかったわ・・・話す・・・これはグレムリーやジオンとは無関係な行動よ・・・」
シャドー「ちょ!?・・・ご主人!?」
サード「グレムリーとは無関係・・・」
リーナス「でも・・・キルケーとは無関係じゃないわ」
リーナスはボーガンを構えたまま話す。
リーナス「これまでグレムリーとジオンはキルケー文明関係の遺跡を狙っていたわ、私もキルケー関係よ」
サード「そして、今度はキルケー文字に詳しいミガキ博士に手を出した、どういうつもりでしょうかね?」
マリオン「・・・私だって!お偉いさんが何を考えているかわからないわ!・・・」
マリオンは熱心に言い始める。
サード&リーナス「?」
マリオン「私だって上層部の目論見が何か知りたくてね・・・あるキルケーの文字を博士に解読させたかったの・・・」
サード「そのために博士をさらったと?」
シャドー「誘拐は俺のミスだ、ご主人は悪くないぞ」
シャドーがリーナスの影から出てきた。そしてすぐさまリーナスを拘束する。
リーナス「きゃっ!」
サード「何をするのです!」
マリオン「シャドー!」
シャドー「これは俺のミスが招いた結果だ・・・だがご主人を傷つけるわけにはいかん!」
その時だ。近くの林で気絶していたミガキ博士が目を覚ました。
ミガキ「む・・・?ここは・・・?おや?」
ハーピージャジャ「あ、博士が目を覚ました!」

続く


No.349 騎士ガンダム戦記 フェイズ183「使い魔たちの攻撃」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月13日 (木) 22時13分 [返信]

やむなくミガキ博士を誘拐したマリオンたちと遭遇したリーナスとサード。
ついに交戦状態に突入してしまった。

マリオン「何でこうなってしまったの・・・」
マリオンが嘆くように呟く。
シャドー「・・・人生色々です・・・申し訳ありません・・・」
シャドーが謝る。そもそもこうなったのはマリオンがシャドークゥエルとビギナサンダーをミガキ博士の下へ向かわせたからだ。人選(?)ミスだった。シャドーとビギナはマリオンの言われたことを勝手に自分なりに解釈し博士を誘拐してしまったのだ。
マリオン「いいのよ・・・私が悪かった・・・」
シャドー「ご・・・ご主人・・・」
サードがマリオンのほうを見た。彼女の様子を見る。
サード「何やらショックを受けているような・・・サードたちと遭遇したのが予想外だったのかな?・・・いや・・・」
リーナス「サード!!前!」
サード「!!」
ビギナサンダー「よそ見してるんじゃねえ!」
サードの前方にビギナサンダーの雷撃が。サードは間一髪で回避した。
ビギナサンダー「ちぃっ!!」
サード「危なかった・・・ありがとです!」
リーナス「どういたしまして!・・・仲間が死ぬなんてもうウンザリだから・・・私・・・」
サード「リーちゃん・・・」
ハーピージャジャ「何やってんだか!」
ハーピージャジャが口から槍状の光線を出した。リーナスはとっさに防御魔法を唱えた。
リーナス「シールド!」
ハーピージャジャの光線はリーナスの光の壁に弾かれた。
ハーピージャジャ「防御魔法!やるわね!」
リーナス「そういうあなただって!」
リーナスは続いて反撃に出る。
リーナス「ルフィラー!」
リーナスの攻撃魔法がハーピージャジャに向けて放たれた。だが光の弾丸はかわされてしまう。
ハーピージャジャ「甘い甘い!そんな攻撃なんか余裕でかわせるわよ!」
リーナス「うう・・・」
ハーピージャジャ「ならばこっちも攻撃しましょうか」
ハーピージャジャは回転してリーナス目掛けて襲ってきた。
ハーピージャジャ「食らいなさい!回転スラッシュ!」
ハーピージャジャの技「回転スラッシュ」はその名の通り回転しながら相手に突進する技だがこれを食らったものは刃物と化したハーピーの翼に切り刻まれて傷だらけになるのだ。
リーナス「うわあっ!」
サード「リーちゃん!」
ビギナサンダー「人の心配してる場合か?」
ビギナサンダーが突っ込んできた。牙に電気をためている。ビギナサンダーは必殺技サンダーファングを行う気だ。サンダーファングは帯電した牙で相手を噛み付き、感電させて倒す技である。
ビギナサンダー「往生せいやーーー!!」
サード「とおお!」
サードはとっさにジャンプした。ビギナサンダーが噛み付いたのはサードの後ろにあった木である。サンダーファングを食らった木は電撃ショックで黒こげとなりただの墨になって崩れた。
サード「危なかった・・・」
ビギナサンダー「ちっ!」
サード「はっ!リーちゃん!」
その直後リーナスは急いで回避した。が回転アタックをかすっただけだ。
ハーピージャジャ「外した!?」
リーナス「あうっ!」
リーナスの左肩に傷が付いた。傷口から血が僅かながらとろとろと出てきた。
リーナス「ううっ・・・いたぁ・・・」
マリオンはその光景を目の当たりにする。
マリオン「ああ・・・ハーピージャジャ、彼女はとりあえず捕獲対象よ・・・あまり傷つけないで・・・」
ハーピージャジャ「あ・・・了解しました・・・」
ふとリーナスはマリオンの方を見た。博士を取り戻さねば。
リーナス「あっ・・・そうだ!今のうちに!」
だがリーナスの背後にシャドークゥエルが立ちはだかった。
シャドー「おっとお嬢さん!」
リーナス「はっ!」
シャドークゥエルはリーナスを捕まえた。
リーナス「いやっ!放して!」
マリオン「シャドー!」
シャドー「ご主人!こうなったら彼女だけ連れて帰りましょう!そうすれば・・・」
サード「はっ!リーちゃん!・・・貴様!」
サードがリーナスへ向かう。だが2体のモンスターが立ちはだかる。
ビギナサンダー「待ちな!」
ハーピージャジャ「通させないわよ!」
サード「ちぃ!」
マリオン「ちょ・・・!シャドー!」
シャドー「くふふふ・・・なんでうちの司令官はお前さんが欲しいかはわからんが・・・可愛いものだねえ・・・かなりの額に・・・」
サード「額って・・・」
マリオン「額!?・・・人身売買じゃ無いかもしれないわよ?・・・」
シャドー「あ・・・すみません・・・」
シャドーは元マフィアのモンスターだ。彼の属したマフィアはたまに人身売買もやる厄介な組織だ。
リーナス「今だ!」
リーナスは拘束されたままシャドーを背負い投げした。
リーナス「とりゃああ!」がきん!
シャドー「あ痛っ!!」
シャドーは地面に頭をぶつけた。リーナスはそのまま離脱しマリオンのほうへ向かう!
マリオン「ちょっ!」
マリオンの前方にリーナスのボーガンが向けられる。
サード「さすがリーちゃん!!」
ビギナサンダー「貴様!ご主人を!」
リーナス「ダークウィッチマリオン・・・どうして?・・・どうしてミガキ博士を・・・」
マリオン「リーナス・・・」

続く


No.348 騎士ガンダム戦記 フェイズ182「その頃の・・・」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年02月07日 (金) 21時16分 [返信]

リーナス達とマリオンたちが戦闘しているその頃、マークは・・・

スリガナル海岸近く 古代語研究所

マーク「うむ・・・博士・・・こんな所で待っているわけには行かないけどなぁ・・・」
そこに城から援軍がやってきた。ネクティスとジャグラー、ジムストライカー率いる2個小隊だ。
ネクティス「待たせた!」
マーク「おお!来たか!」
ジムストライカー「2個小隊でも十分だろう」
ジムストライカーは誇らしげに言った。
マーク「それが・・・大変な事になった・・・」
マークはネクティスたちにミガキ博士誘拐の事を話した。
ネクティス「なんだって!?マリオンが!?」
マーク「ああ・・・大変だよ!」
ジムストライカー「どういうつもりだ?アイツは・・・!」
ジムストライカーは怒るように言った。
ネクティス「またキルケー関係を・・・グレムリーは何を狙っているんだ?」
マーク「さあ・・・?わからんが良からぬ事を考えていることだけは確かだ、あの国は」
ジムストライカー「だが相手は聞けば4名らしいじゃないか・・・3個小隊もいるんだ!それで十分!」
ジャグラー「ですがどうでしょうか?マリオンって娘・・・かなりの使い手みたいですけど・・・」
ネクティス「・・・確かにな・・・注意しないとな・・・」
マーク「だが奴がどこにいるかわからん・・・」
ジャグラー「・・・ああ、転移魔法を使ったって?」
マーク「ああ・・・奴の手下と思われるモンスターがね・・・どうすればいいんだか・・・」
ジムストライカー「虱潰しに周辺を探しても埒が・・・」
ネクティス「俺に任せろ」
マーク「ネクティス?」
ネクティス「俺が奴の魔力を探知してみるさ」
ジムストライカー「出来るのか?」
ネクティス「風を利用して奴の魔力がどこにあるかを探知するのさ」
ジャグラー「サーチヤですね、でもそれってかなり魔力を浪費しますけど・・・」
ネクティス「それしかないでしょ」
ジャグラー「確かに他に方法が無い・・・」
マーク「よし!一旦皆を集めよう!」

ガイア軍演習場

Gセイバー「・・・」
Gセイバーが演習場で佇んでいた。そこにセカンドセイバーが話しかける。
セカンド「兄上?」
Gセイバー「あ、セカンドか・・・」
セカンド「まさか、リーナスの事を心配してたんですか?」
Gセイバー「・・・よくわかったな」
セカンド「そりゃあ兄弟だから」
Gセイバー「まぁアイツがあんなに落ち込んだ姿を見たのは初めてだ」
セカンド「あ〜・・・俺も・・・てか皆そうだと思うぜ・・・」
Gセイバー「それにアイツが恋に落ちたのも初めてだ」
セカンド「確かに、それが最悪に終わるとは・・・ショック受けるよなあ」
Gセイバー「もし戦闘の時でも落ち込んだままだったら・・・」
セカンド「グレムリーに捕まりかねない・・・か・・・」
Gセイバー「すっきりしてくれればいいんだが・・・今回の休暇で」
セカンド「確かに・・・サード・・・アイツをどうにかしてくれるか?・・・」
ガンダム兄弟は空を見上げた。だが彼らはまだリーナスとサードの二人が戦闘中だというのを知らない・・・

続く


No.347 騎士ガンダム戦記 フェイズ181「結局戦闘開始!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月30日 (木) 21時55分 [返信]

休暇中のリーナスとサードは偶然にもミガキ博士を誘拐したマリオンと使い魔と遭遇する。
一触即発の中、戦闘が始まる・・・と思う。

マリオン「どうしよう・・・」
ビギナサンダー「ここはやっぱ・・・戦うしかないでしょ・・・」
マリオンたちはどうするか話し合っている。
マリオン「でも・・・ここで戦ったら・・・」
司令官にばれれば確実に自分達は処断される。
マリオン「だけど・・・ばれなければいいけど・・・」
サード「なるほど・・・音信不通はこう言う事ですか・・・」
何やらサードが納得している。
リーナス「どういう事?」
サード「実はリーちゃん・・・例の文字の解読ですが・・・応答が無くて・・・」
リーナス「解読・・・は!そうだった・・・!」
リーナスは今更思い出した。そう以前アデレードの森で拾った古代兵器マジカノンに刻まれた自分に刻まれたものと同じキルケー文字の解読を古代言語学者であるミガキ博士に依頼していたのだ。だが彼女本人はイーズ山での戦いやレスターの事などですっかり忘れていたのだ。
リーナス「・・・ってか何で今までそれを言わなかったの!?」
サード「それは・・・リーちゃんが落ち込みまくっていたので・・・」
リーナス「え・・・そうだったの・・・ごめん」
サード「まぁ何にせよ博士を取り戻さねば!」
サードは剣を構える。
リーナス「そ・・・そうだね!私の秘密がかかってるんだから!」
リーナスもボーガンを構えた。
リーナス「ボーガン・・・初めて実戦で使うことに・・・持っていてよかったかも」
リーナスはボーガンに祈りをこめる。
リーナス(レスター・・・使わせてもらうわ・・・あなたのボーガンを!)
マリオン「あの娘、いつの間にボーガンなんて・・・」
ビギナサンダー「まぁそんなことはどうでも良い!」
ビギナサンダーは戦闘モードになっている。
シャドー「どうします?おとなしく返すわけには行きませんよ、例のものを・・・」
マリオン「た・・・確かに・・・」
そう、マリオンはシャドーが盗み見した文字の解読を博士に解読してもらいたいだけだ。だが使い魔たちのミスで誘拐と言う最悪な事態になってしまった。だが博士に例のものを解読してもらわなければ司令官の真意がわからなくなる。
だがくよくよしているうちにリーナスとサードは戦う気だ。
ハーピージャジャがマリオンの命令も無いのに空から二人に襲い掛かった!鋭い爪で彼らを切り裂く気だ。
ハーピージャジャ「とりゃあ!」
リーナス「ひゃっ!」
サード「おっと!」
二人はハーピージャジャの攻撃をかわした。
マリオン「ちょっと!ジャジャ!」
ハーピージャジャ「もうこうなったら戦うしかないわ!」
リーナス「このお!」
リーナスがボーガンから矢を発射した。標的はハーピージャジャだ。だがジャジャは矢をすんなりとかわした。
ジャジャ「甘い甘い!そんな矢なんか当たりもしないわ!」
リーナス「くぅ〜・・・やっぱ当たらなかった・・・」
あれ以来リーナスはボーガンの練習を始めた。落ち込みながらやってはいたが。最初は不慣れで1発も当たらなかったが、そのうち馴れたのか、一昨日から当たるようにはなった。だが実戦でボーガンを使ったのはこれが最初である。
リーナス「今はレスターみたいにそうそう簡単には当たらないのか」
リーナスはボーガンは空の敵に有効的であると言う話をファイタードラゴンから聞いた。たまたまハーピージャジャと言う空を飛ぶ敵が今回はいたので何とかなると一瞬思った。だが現実は厳しかったようだ。
サード「リーちゃん!ファイト!」
ビギナサンダー「よそ見してる場合か!」
ビギナサンダーが雷をサードに向けて発射した。サードはかわしたが当たっていればサードは感電していた。
サード「雷のモンスター!」
ビギナサンダー「ちっ!さすがガンダム族だな!」
サード「何のためにあなた達は博士を誘拐したかはわかりませんが・・・」
ビギナサンダー「お前らには関係無いな!博士にやってほしいことがあるんでね・・・おとなしく返せるか!」
リーナス「なら!力ずくで返してもらうわ!」
マリオン「・・・もう・・・なんでこんな事になるの・・・」
シャドー「泣かないでご主人・・・」

続く


No.346 騎士ガンダム戦記 フェイズ180「偶然遭遇」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月23日 (木) 22時13分 [返信]

傷心休暇中のリーナスとその護衛役サードが森で何かと遭遇した。だがその数分くらい前。

マリオン「ふぉ・・・フォルダストの森・・・」
シャドー「ええ・・・王都近くです」
ビギナサンダー「やばいだろ・・・それって・・・」
マリオン「なんて所にジャンプしちゃったの・・・」
シャドー「大丈夫です、ここにはあまり人も来ないようですから」
マリオン「大丈夫なの?」
シャドー「恐らく・・・」
マリオン「ジャジャに空中偵察させてるけど・・・」
そのハーピージャジャが戻ってきた。
ハーピージャジャ「大変!前方数百mにリーナスとガンダムを確認したわ!」
シャドー「何!?」
マリオン「何ですって!?」
シャドー「よりによって!・・・なんでこんな所に・・・こんな日に限って・・・」
ビギナサンダー「まさか誘拐の事を聞いて・・・」
マリオン「それはありえないと思う・・・通達が早すぎるわ・・・もしかすると偶然・・・かも」
確かにこっちへ転移してからあまり時間はかかっていないはずだ。敵が誘拐を知ってそれを司令部に伝えるには少し時間がかかるはずだ。
シャドー「偶然か・・・嫌なタイミングだなぁ」
だが偶然にしても何故標的であるリーナスがここにいるのか?
ハーピージャジャ「そう言えば一緒にいるガンダムはGセイバーって言ういつもの奴じゃなかった」
マリオン「え?そうなの?」
ハーピー「ええ、似てたけど別人だったわ」
ビギナサンダー「そんなことを考えている余裕無いですよ、二人か近づいてきますよ」
マリオン「離れましょう!」
マリオンたちは出来るだけ二人から距離をとろうとする。そしてその時リーナスとサードは・・・

サード&リーナス「ん!?」
二人は戦闘の構えを取る。林の中に何かがいるようだと悟った。
リーナス「何!?今の・・・」
サード「ここに住む・・・動物か何かでは?」
リーナス「そう・・・」
サード「だが・・・何か気になる・・・」
リーナス「注意して近寄ってみる?」
二人は林に近づきながら声をかける。
サード「そこ!誰かいるのですか!?」
リーナス「動物さんだったら・・・わかるかな?」
マリオンたち(やばい・・・見つかる!)
マリオンたちは林の向こう側でそう考えながら、そそくさと後退し始める。
サード「・・・反応無し・・・と言うか逃げた?」
リーナス「でも・・・何気に気になる!」
リーナスが林へ向かう。
サード「ちょっ!リーちゃん!」
サードも後を追う。リーナスは林の向こうへ突撃した。そして・・・
マリオンたち「げ・・・」
リーナス「あ」
サード「あ!」
双方はついに接触した。
リーナス&サード(敵がいたーーー!!てか何故にここに!?)
マリオン(ああ・・・どうしよう!見つかった!!)
サード「ん?」
サードがシャドークゥエルに目をやった。誰かを抱えている。だがサードは顔を見てそれが誰かわかった。
サード「あ!ミガキ博士!?」
リーナス「え?!」
サード「古代言語研究の第1人者ミガキ博士では!?」
リーナス「ええ!?どうして・・・!?」
リーナスとサードは顔をやった。二人はある結論を出した。誘拐したんだと。
リーナス「まさか・・・」
マリオン「まぁ・・・手違いで誘拐しちゃった!・・・」
マリオンが泣きながら喋った。
リーナス「何のために・・・」
サードは戦闘の構えに入った。
サード「誘拐とはえげつない事を・・・ならば博士を返してもらいます!」

続く


No.345 騎士ガンダム戦記 フェイズ179「安らぐ?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月21日 (火) 22時05分 [返信]

どこぞの森

その頃ミガキ博士をマリオンたちはマークに見つかりシャドークゥエルの影風車でその場を離脱した。
そして・・・

ハーピージャジャ「んで・・・シャドー・・・」
シャドークゥエル「・・・」
ハーピージャジャが嘆くようにシャドーに言う。
ハーピージャジャ「ここ・・・どこよ!?」
そして叫ぶように怒鳴る。そして気絶した博士を抱えたマリオンもシャドーに講義する。
マリオン「そうよ、いったいどこへ逃げるつもりだったの?」
シャドークゥエル「いや・・・スリガナルからできるだけ離れた場所へと・・・」
マリオン「スリガナルから離れた場所って・・・」
ビギナサンダー「もしや我が国の領土内か?」
シャドー「いや、違う」
マリオン「え?じゃあ・・・ここはまだガイア国内?」
シャドー「ええ・・・多分俺の勘が正しければ・・・」
マリオン「勘って・・・」
シャドークゥエルは元々はマフィアに属していた諜報員で情報収集の為に色々な場所に行く事がある。影のモンスターでもある彼はそれを生かして様々な所に行けるのだ。影のあるところならば。故にマリオンにその力を情報収集の為に重宝されている。だからここがどこなのかわかるはずだ。
シャドー「多分ここは・・・」
マリオン&ハーピー&ビギナ「ここは?・・・」
シャドー「王都の北の森・・・フォルダストかと・・・」

スリガナル海岸

その頃のマークは・・・
フリーダム1「何ですって!?グレムリーが!?」
マーク「ああ・・・」
マークは洞窟であったことを部下達に話した。
マーク「だがマリオンとモンスター3体しかいなかった・・・妙な気がするが・・・」
フリーダム1「でも奴はグレムリーの戦士ですよ」
マーク「ああ・・・だが・・・そんな気がしないと言うか・・・」
フリーダム2「これからどうします?」
引き続き周辺を捜索しろ。俺は応援を待つ為にもここに残るよ。
フリーダム「了解!」
フリーダムたちは周辺へ散開する。
マーク「・・・マリオン・・・やはりグレムリーの命令か?何のつもりかはわからんが・・・あの人がリーナスの記憶の鍵を握っているんだ・・・早く助けないとな・・・無事でいてくれよ・・・博士・・・」

フォルダストの森

その頃何も知らないリーナスたちは・・・
リーナス「今を生きる・・・か」
レスターの死で傷ついたリーナスはサードの言葉に動かされ始めていた。
リーナス「うむぅ・・・」
リーナスはレスターの形見のボーガンを持ち、それを見つめながら考える。
サード(リーちゃん・・・大丈夫かな?・・・サードはG兄様のようにリーちゃんをフォローできてるでしょうか?)
サードは小声で呟く。
リーナス「ん?サード?・・・なんか言った」
サード「いえ・・・何でも・・・」
リーナス「はぁ・・・なんだか今頃になってこの森にいると心が安らぐような気がしてきた・・・」
サード「え?・・・」
リーナス「なんだかそんな気がしてきたの、ここ木々やらさっきの湖やらを考えると・・・」
サード「そうですか」
だが二人の前方の林からがさがさと音がする。何かが出てくるのか。
サード&リーナス「ん!?」
二人は戦闘の構えを取る。いったい何が出てくるのか・・・

続く


No.344 騎士ガンダム戦記 フェイズ178「サードの過去」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月15日 (水) 21時30分 [返信]

悲しみにくれるリーナスにサードは同情した。彼もまた同じように友を亡くしたのだ。

リーナス「そう言えばそうだったね・・・」
サード「ええ、それにあれはサードが起こしたようなものです」
リーナス「・・・らしいね・・・」

リグ地方がジオンの侵略にさらされていた頃・・・サードはワトホート街の守備隊の隊員だった。隊長は兄セカンドセイバーだ。ある日街の守備隊と同じ規模の敵部隊が接近していると言う報告を受けて守備隊は全兵力を持って迎撃に当たった。このとき優勢で有頂天になっていたサードは敵指揮官を発見し、それを撃滅した。だがその間にワトホートは敵の別働隊に攻撃された。
守備隊が急いで戻り、防衛戦に突入した。かろうじて敵部隊は撃退できた。だが街は半壊、多数の死者が出た。その中にはサードと親しかった少年達も含まれていたと言う。

サード「・・・サードが敵の指揮官を見つけてそいつを集中攻撃するなどと進言したから・・・」
リーナス「多分サードは悪くないと思うと・・・」
サード「そうでしょうかね・・・」
リーナス「それで・・・あなたは・・・」
サード「なんだか自分を鍛えたい上に一人になって考えたくなりましてな・・・」
リーナス「それが一人旅の理由・・・」
サードの言葉にリーナスは聞く。あの修行の旅は彼にとっての傷心旅行だったのかもしれない。だから彼がリーナスの護衛に付いたのだと。同情の念だったのかと改めて感じた。
リーナス「ねえサード、それで・・・何か結論とか旅の結果とか・・・出た?」
サード「まあね、出ましたよ」
リーナス「それは?」
サード「過去の事ばかり気にしてるよりも目の前の事、即ち今をどうにかする・・・ですかね・・・」
リーナス「え?・・・」
サード「まぁあの旅でちょっと酷い目に合いましたよ・・・過去の事よりそれをどうにかすることを優先するように・・・」
リーナス「そ・・・そうなんだ・・・」
サード「まぁ人生は色々とあるのです、リーちゃんも記憶パーでも頑張るしかないでしょう、今をどう生きるか」
リーナス「う・・・うん・・・」
だがリーナスの心にはまだレスターの事があった。
リーナス(・・・レスター・・・私は・・・頑張れるだろうか・・・?)
リーナスは腰にぶら下げたレスターのボーガンを触った。

続く


No.343 騎士ガンダム戦記 フェイズ177「その後のサンドレオン」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年01月12日 (日) 23時04分 [返信]

スリガナル海岸でマークとマリオンが遭遇したその頃、主を失ったサンドレオンは・・・

サンドレオン「ふう・・・これからどうするべきかなぁ・・・」
サンドレオンは封印から目覚めてからイーズ山の外へ出たのは100年ぶりであった。
だが今の彼にどこにも行く当てなど無い。彼はいつもギルティに付いて行っていた。だがそのギルティはもういない。故に彼は3日も適当に彷徨っていた。
サンドレオン「はぁ・・・」
だが彼が今いる場所は・・・
?「おい貴様!そこで何をしている?」
サンドレオン「ん?」
?「ここはグレムリー軍の所有地である!」
サンドレオン「あらら」
サンドレオンに刃を向けているのはグレムリー軍の兵士ブグだ。そう、彼が今いる所はグレムリーの領土なのだ。
サンドレオン「おいおい・・・また命を狙われるのか・・・」
今サンドレオンに牙を剥いているのは兵士ブグだけではない。モンスターケンプタイガーもサンドレオンを睨んでいた。
ケンプタイガー「ぐるるるる・・・」
サンドレオン「やるか?今はそんなつもりは無いが・・・」
兵士ブグ「ならば今すぐに立ち去ることだな」
ケンプタイガー「だな」
サンドレオン「だがオレもここらの事はあまり知らない」
ケンプタイガー「そうか・・・ならば食い殺すまで!」
兵士ブグ「待て!」
ブグが止める間も無くケンプタイガーはサンドレオンに襲い掛かった。
ケンプタイガー「ぐるああああ!!」
だがサンドレオンは避けてケンプタイガーをけり倒す。そして腕のショーテルを突きつける。
サンドレオン「悪いな」
ケンプタイガー「くっ!・・・」
兵士ブグ「な・・・なんて奴だ・・・」
その時だ。
?「とりゃあああ!!」
何やら掛け声がしたような気がした。
サンドレオン「ん?あの声は・・・」
どうやらあの建物の中から聞こえてきたようだ。1件屋のような小さな建物のようだ。
ケンプタイガー「ああ・・・あれはうちらの王子が戦闘訓練してるんだよ」
兵士ブグ「おい!言うなよ!」
サンドレオン「ふーん・・・王子か・・・」
サンドレオンはその場を立ち去った。
兵士ブグ「ふう・・・去ってくれたか・・・」
ケンプタイガー「うちらの王子に恐れをなしたか?」
兵士ブグ「んなわけ無いだろ」
ケンプタイガー「・・・だよね」

フォルダストの森 湖

その頃リーナスは・・・
リーナス「ぱあっ!・・・」
全裸のリーナスが水面から出てきた。
リーナス「はぁ・・・はぁ・・・」
ほとりにいるサードはリーナスに背を向けていた。
サード「む・・・」
リーナス「・・・サード・・・?」
サード「出たのですか、リーちゃん・・・」
リーナス「う・・・うん・・・」
リーナスがうなづく。
サード「ならば・・・服・・・着てください・・・」
リーナス「・・・わかった・・・」
リーナスはほとりに着くと服を着る。そして服を着るとサードに声をかけた。
リーナス「いいわよサード、いつまでも背を向けてないで」
サード「はい」
サードはリーナスに返事をすると立ち上がる。
サード「それで、お一人になって気が晴れましたか?」
リーナス「う・・・」
サード「サードには何気にわかるのです、一人になって考え事したかったんですね」
リーナス「まぁ・・・ね」
サード「かつてサードもリーちゃん同様に辛いことがありました、サードは今のリーちゃんの気持ちがわかりそうな気がします」
リーナス「サード・・・はっ!」
リーナスはある事を思い出した。それはGセイバーとセカンドセイバーから聞いたサードのかつての戦いの事とそのときの悲しい過去を。
リーナス「そう言えば・・・」

続く




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