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No.374 騎士ガンダム戦記 フェイズ207「合体技再び!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月06日 (金) 21時11分 [返信]

手強いエリアルドに対してリーナスとGセイバーはある作戦を展開することにした。
それは前にエリアルドに対してやった合体技マジックロスラッシュ使用である。

イリュージョン「あれをやると言うのか?」
Gセイバー「前にあれで奴を退却に追い込んだだろ、忘れたか?」
イリュージョン「忘れてはいないが・・・敵が学習してると言う可能性も・・・」
リーナス「確かに・・・でもこれしかないしなあ・・・」
Gセイバー「あの戦いの後で実験もたった1回だけやったんだよな」
リーナス「ああ・・・やったわね・・・」
実は二人は3日前にマジックロスラッシュの実験を久々にやってみた。一応は成功したが二人とも大量の消耗で一時的に倒れてしまった。あれはかなり神経を使う技だ。使用したあの時は突然だった為神経をあまり使わなかったためか少しの目眩だけであった。しかし偶然にも成功した。失敗していたらどうなっていた事か・・・
リーナス「やるっきゃないわね・・・神経使わずに・・・と言いたいけど・・・」
Gセイバー「成功するには神経を使ったほうが効果的かと?・・・だがなあ・・・今神経を使わないほうが・・・」
リーナス「そうだね・・・でも失敗したらどうなるかわからないよ?」
Gセイバー「・・・だがやってみる価値はある!」
イリュージョン「俺が援護してやろうか?」
Gセイバー「頼むぞ!」
二人は必殺技の準備に取り掛かる。まずリーナスが自分の剣に魔力を込める。だがエリアルドはそれを見逃さなかった。
エリアルド「ま・・・まさかあれは!」
彼の脳裏にあの光景が焼き付ける。あの二人はあの技を使う気だ。
エリアルド「させるかよ!」
だがエリアルドの進撃をイリュージョンが止めた。
イリュージョン「ジャマはさせるか!!」
エリアルド「こいつ!またしても!」

その頃デルタはと言うと相変わらず他の部隊の援護だ。
デルタ「ん?」
デルタがふと見る、あの二人はまたあの技を使う気だと。
デルタ「あいつら・・・!」
デルタはそう言いながらも戦う。
デルタ「二人が倒れたら助けてやろう・・・団長として」
デルタは3日前の演習の報告を聞いていた。二人が倒れた事をきいて驚いた。Gセイバーとリーナスは彼にとっては部下であり親友であるのだ。

魔法部隊同士の戦いは一進一退を繰り返していた。
ネクティス「流石に皆も疲れてくるかもな・・・」
ネクティスはふとGセイバーとリーナスの方を見る。魔力のこもったリーナスの剣にGセイバーが自分の剣をクロスさせる。
ネクティス(あの二人・・・無茶をするなよ・・・)
ネクティスは3日前の合体技の実験演習に付き合った。そして二人が倒れた際には驚いた。魔法に詳しい彼も予測不能な技を使った二人をこの時心配した。
ネクティス(あまり神経を使ったらどうなるか・・・)

セカンドとヴィッシュの戦いはなおも続く。だがその戦いに転機が来る。
セカンドが足を挫いた。
セカンド「しまった!」
ヴィッシュ「覚悟!」
ヴィッシュが遅い来る。
セカンド「ダメか!?」
だがヴィッシュの剣は誰かの剣にふさがれた。
マークW「大丈夫か?」
セカンド「マークWか!すまないな!」
ガンダムマークWが間一髪で援護に入ったのだ。
マークW「いいじゃんか!俺達は仲間なんだろ」

イリュージョンとエリアルドは斬り合っていた。両者一歩も引こうとしない。
イリュージョン「させるかよ!」
エリアルド「こいつ!」
合体技は発動寸前だった。二人は叫ぶ。
リーナス「行くよ!」
Gセイバー「行くぞ!」
イリュージョンはそそくさと退避する。そして・・・
リーナス&Gセイバー「マジックロスラッシュ!!」
エリアルド「!!」
エリアルドが気づいたときにはX状光線がエリアルドへ発射された。
エリアルド「ちぃ!!」
エリアルドは回避が間に合わない事を悟って盾で防御した。
だが盾は光線で爆発し、エリアルドは吹っ飛ばされる。
エリアルド「ぐあああ!」
彼の叫びは戦場に響いた。そしてレイやヴィッシュが駆け寄る。
レイ「王子!」
ヴィッシュ「王子が!!」
エリアルドはボロボロだがよろめきながらも立っている。
エリアルド「くっ・・・またしてもやられたか・・・」
レイ「このままではいかん!」
エリアルド「まだ・・・やれる・・・」
レイ「ご無理をなさらずに!総員撤退!!」
レイの叫びと共にグレムリー軍は撤退を始める。
スカーレットC「王子がやられたんじゃ元も子もないわねえ・・・」
セカンド「敵が逃げていく・・・!」
ヴィッシュはセカンドに向けて叫ぶ。
ヴィッシュ「そこのガンダム!セカンドとか言ったな!この勝負はお預けみたいだ!」
イーグルイージー「敵軍撤退を確認・・・」
デルタ「そうか・・・」
デルタは二人を見る。
Gセイバー「はあ・・・はあ・・・どうにかやったな・・・」
リーナス「成功した・・・ね・・・」
Gセイバー&リーナス「どべち・・・」
二人は倒れた。やはり少しだけ神経を使ったようだ。
二人にデルタとネクティス、イリュージョン、セカンドが駆け寄る。
デルタ「ったく・・・お前らは!無茶をするなよ!」
セカンド「兄上!大丈夫なのか?!」
ネクティス「神経使うなよ・・・一歩間違えてたら死ぬかもしれなかったんだぞ!」
イリュージョン「どうにかやったな・・・!」
リーナス「まあ・・・ね・・・」
Gセイバー「悪いな・・・」

第3次アデレード会戦は終わったようである・・・

続く


No.373 騎士ガンダム戦記 フェイズ206「激戦は続く」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月04日 (水) 22時25分 [返信]

デルタとマークWの気転によりサンドレオンは倒された。それにエリアルドは気づいた。
エリアルド「あいつがやられたのか!」
そしてリーナスたちもサンドレオン撃破を知る。
リーナス「サンドレオンがやられたみたいね・・・」
Gセイバー「そのようだ」
イリュージョン「そんな事を気にしてる暇は無いと思うぞ」
エリアルドは一瞬の隙を突いて攻撃していた。
エリアルド「エアブレード!」
だがGセイバーたちはとっさに回避した。がリーナスが右肩をかすった。
リーナス「痛っ・・・!」
Gセイバー「大丈夫か!?」
リーナス「ええ・・・これくらい平気よ!」
リーナスはそう言いながらボーガンの矢をエリアルドに向けて発射しまくった。だがエリアルドは負傷しているにも関わらず矢を回避する。
リーナス「やっぱ無理かな・・・」

その頃ヴィッシュとセカンドの戦いも続いていた。
ヴィッシュ「どうやらお前は兄貴に匹敵するほど強いようだな!」
セカンド「まあね!だが兄者ほどじゃないさ!」
セカンドの攻撃がヴィッシュを狙うがヴィッシュの回避によりダメージを一つも与えられなかった。
ヴィッシュ「とりゃあ!」
ヴィッシュの斬撃がセカンドに迫る。だがセカンドは盾で攻撃を防御する。だがその攻撃で盾が割れた。
セカンド「しまった!盾が!」

デルタとマークWはサンドレオンを倒した後、他の部隊の援護に回っていた。
デルタ「大丈夫か?」
フリーダム「ええ・・・なんとか・・・」
デルタ「戦況は今の所膠着状態だが敵のほうが士気が高いみたいだな・・・」
マークW「敵の士気を乱してやれば・・・」

イリュージョン「さて・・・アイツはかなり手強いな・・・」
Gセイバー「指揮官である奴を倒せば敵を混乱させてそのまま一気に押し出す事が可能だな・・・」
リーナス「ならば・・・あれを使う?」
Gセイバー「あれって・・・まさか・・・」
リーナス「合体技をまたやるっきゃない・・・」

続く


No.372 騎士ガンダム戦記 フェイズ205「サンドレオンの弱点」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月27日 (火) 21時32分 [返信]

ガイア軍とグレムリー軍はアデレードの森で会戦中である。

強敵氷獣戦士ガンダムサンドレオンに手を焼いている騎士デルタガンダムと騎士ガンダムマークW。
だが戦いの最中、デルタがあることに気づいた。
デルタ(氷獣・・・氷・・・と言う事はまさか・・・)
デルタ「マークW・・・」
デルタがマークWの耳に口を当ててひそひそ話を始める。
マークW「何か?」
デルタ「マッチ持ってないか?」
マークW「マッチ・・・煙草用にありますが何か?」
デルタ「よくやった!俺の予想が当たっていれば奴を倒せるかもしれない!」
マークW「ええ!?」
デルタ「とりあえず俺は火薬の袋があるんだよな」
マークW「何で?」
デルタ「いざと言う時の為のだ」
マークW「いざって・・・まさか・・・!」
デルタ「奴を火達磨にする!」
マークW「り・・・了解!」
デルタは火薬の袋を瞬時に取り出した。彼の持っている火薬の袋、これはジャグラーから貰ったものであり、万が一強力な敵に遭遇した際、これを投げて火を放てと言われた。だが彼はこれまで一度も使わなかった。騎士である彼は剣の腕に自信を持っていたからだ。「どんな敵だろうが剣で倒してみせる」彼はそう自分に言い聞かせていたのだ。
だが今はこれに頼ってみるしかないとデルタは思った。
デルタ「よし・・・」
デルタはボールを投げるような姿勢で袋を投げようとした。
サンドレオン「ん?何をする気だ?」
デルタ(騎士のプライドに反するかもしれないが・・・これに賭ける!)
デルタは火薬袋を投げた。それと同時にマークWもマッチをすすった。
マークW「よし・・・ちょっと嫌な戦略だが・・・」
マークWも騎士としてこんなことはしたくないが他にこの敵を倒せる方法が思いつかなかった。
サンドレオン「ぐはっ!なんだこれ・・・!」
サンドレオンに袋が当たった。そしてサンドレオンがそれに気づいたときマッチが彼目掛けて投げ込まれた。
サンドレオン「ぐあああ!」
火薬に塗れたサンドレオンはマッチの火で引火した。
サンドレオン「ぎゃああ!火がああ!苦手なんだよーー!!」
デルタ「やっぱりそうだったんだ!アイツは氷の戦士だから火が苦手だったんだ!」
マークW「伊達に氷獣戦士名乗ってないな」
だが二人はため息を付いた。騎士としてこんな事をやっていいのかと、少し複雑だった。
デルタ「魔法部隊に炎攻撃をやらせたかったが・・・」
魔法部隊は敵の魔法部隊との戦いに手を焼いている為、頼めそうに無かった。
だが実は相手を火達磨にして倒すというこの戦法はラクロアの勇者騎士ガンダムも「伝説の巨人戦役」でやった事があるのだ。相手は伝説の巨人の守り神である泥の巨人マッドゴーレム。強力なパワーで騎士ガンダムとその仲間を窮地に陥れた。だが騎士ガンダムの仲間である妖精ジムスナイパーカスタムが照明の炎を怖がってる所を見て、彼が持っていた油を浴びせられた挙句、騎士ガンダムが落とした照明の炎で引火、マッドゴーレムは火達磨となった溶けたのだった。
だがその事実を彼らは知らない。
サンドレオンは火達磨になり、かなり苦しんでいた。
デルタとマークWはそれを見つめながらちょっと嫌な気分になった。騎士としてこんな事をしている自分達って・・・
デルタ「何をやっているんだか俺・・・」
マークW「俺もですが・・・だが今ならば奴を倒せるかもしれない・・・」
サンドレオン「くそお・・・フリーザー!」
サンドレオンはどうにか炎を消した。かなり弱っているがそれでも立ち上がる。
サンドレオン「中々やるな・・・俺の弱点に気づくとはな・・・」
デルタ「俺も今更気づいてしまったよ・・・だがこんな事は騎士として恥ずかしいと言うか・・・」
サンドレオン「そんなのどうでもいいだろ!」
漕げた身体でサンドレオンはまた襲ってくる。
デルタ「まだ戦うのかよ!いい加減に降参しろ!」
サンドレオン「出来るかよ!」
デルタ「このおお!!」
デルタはサンドレオンにタックルをかました。態勢が崩れ始めたサンドレオン。そしてデルタは剣をサンドレオンに突き刺すのだった。
デルタ「とおお!!」
サンドレオン「ぐあああ!」
サンドレオンは倒れる。
サンドレオン「ご・・・ご主人・・・今行きまっす・・・仇討てなかった・・・」
サンドレオンはそういって爆発した。
マークW「仲間の敵討ちの為にボロボロになっても戦おうとしてたな・・・あいつ」
デルタ「まるであれは・・・」
マークW「わかってますよ、俺みたいなんでしょ」

続く


No.371 騎士ガンダム戦記 フェイズ204「強敵との戦い2」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月22日 (木) 21時37分 [返信]

アデレードの森における会戦はまだ続く。戦闘開始から1時間が経過しようとしていた。

その頃セカンドセイバーとヴィッシュが交戦状態であった。
セカンド「とりゃあ!」
ヴィッシュ「くっ!俺に適うか!ガンダム!」
セカンド「それはこっちの台詞だ!」
セカンドとヴィッシュの二人は一歩も譲ろうとしない。二人とも疲れきったような表情だ。
セカンド「まだまだ!」
ヴィッシュ「こっちもだ!」

その頃リーナスの放った矢がエリアルドの左肩に刺さった。彼女の狙いは右肩か頭部であった。
リーナス「外しちゃった・・・あたったけど」
Gセイバー「だが奴にはダメージになっている!」
エリアルド「くおおおお!!」
エリアルドは左肩の矢を引き抜く。魔術師レイが気づく。
レイ「うお!いかん!王子!」
レイが戦闘を投げ出してエリアルドの元へ向かう。
マリオン「レイ様!」
スカーレットC「ここは私たちにお任せ!」
ヴィッシュ「!王子が!」
ヴィッシュもセカンドとの戦闘を投げ出してエリアルドの元へ向かう。
セカンド「ちょっ・・・待て!」
エリアルド「俺は大丈夫だ・・・持ち場へ戻れ!」
レイ「しかし!」
エリアルド「これは命令だ!!」
レイ「・・・了解!」
ヴィッシュ「無理をなさらずに・・・」
二人は即効へさっきまでいた場所へ向かった。ヴィッシュは追ってきたセカンドと交戦状態に入る。
セカンド「戦闘の続きと行こうか!」
ヴィッシュ「そうだな!」

イリュージョン「一応ダメージにはなっているな・・・」
エリアルド「まだだ・・・負けはしない!」
エリアルドは流血した左手を押さえるのをやめて両手で剣を構える。
リーナス「それでも戦おうとするなんて・・・」
Gセイバー「戦士はそんなものさ・・・傷ついても戦う!」
イリュージョン「その通りだ」
リーナス「・・・確かにね」

レイも持ち場に戻って戦闘を指揮していた。
ナヴィ「あいつさっき戦闘を放棄してどこかに・・・」
ジャグラー「どうやら王子が負傷したみたいだ」
ナヴィ「えええ!」
ネクティス「流石に焦るだろうな、王子が負傷するってのは」
マリオン「あの・・・レイ殿・・・王子は大丈夫でしょうか?」
レイ「大丈夫だが心配だ・・・だが持ち場に戻れって言われたよ・・・」
マリオン「そうですか・・・」
スカーレットC「頑張るわね・・・だったらこっちも負けないわよ!」
スカーレットCが呪文を唱えた。
スカーレットC「ルフィラ!!」
ナヴィに雷が直撃する。
ナヴィ「ぎゃぼおおお!」
ネクティス「大丈夫か!?」
ナヴィ「なんとか・・・」
ジャグラー「コイツ!やってくれたな!」
ジャグラーも負けじと呪文を唱える。
ジャグラー「ファン!」
ジャグラーの魔法攻撃がグレムリー魔法部隊に襲い掛かる。ハーフキャノンが1名倒された。
スカーレットC「きゃあっ!」
マリオン「きゃあっ!」
レイ「ほお・・・こいつ、中々だな!だが甘い!」
レイが呪文を唱えた。
レイ「ソーラ!」
そしてガイア魔法部隊を光熱が襲う。
魔法部隊一同「うああああ!」
ネクティス「ぜ・・・全員無事か!?」
ナヴィ「ど・・・どうにか・・・」
ジャグラー「同じく・・・」
ソルガンタンク「コイツ・・・かなりヤバイです!」
ネクティス「俺も思ったよ・・・かなりのやり手だっ!」
マリオン「さすがレイ殿・・・グレムリー1の魔術師・・・!」
スカーレットC「かっこいい!」

デルタとマークWVSサンドレオンの戦いも続いている。ペースを絶対に崩そうとしないサンドレオンに二人は手こずる。
デルタ「吸血鬼の手下やっていただけあって得体が知れないな・・・」
サンドレオン「来ないならこっちから来てやる!」
サンドレオンがショーテルを構えて遅い来る。
サンドレオン「やーーーっ!」
サンドレオンの攻撃を二人は剣で防いだ。
マークW「負けるかああ!」
マークWが根性で押し返そうとする。デルタもそれに習い押し返そうとする。
デルタ「うおおお!」
サンドレオン「こいつら・・・!力比べと行こうか!」
サンドレオンのほうが力が強いようだ。徐々に二人が押し出されそうだ。
デルタ「くっ・・・!なんて力だ・・・!」
マークW「そのままでは・・・!」
デルタ(氷獣戦士か・・・ん?・・・氷獣・・・氷・・・と言う事はまさか・・・)
デルタが何かを思いついたようだ。

続く


No.370 騎士ガンダム戦記 フェイズ203「強敵との戦い」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月20日 (火) 22時21分 [返信]

キルケー遺跡を巡るジオン・グレムリー連合軍とガイア軍のアデレード会戦は続く。

デルタとマークWはグレムリーの手先となったサンドレオンと交戦中だった。
サンドレオン「こちとら命をかけているんでね、仇討ちにな」
マークW「仇討ちに命をかける・・・気持ちはわかるな」
騎士ガンダムマークWはかつて故郷と仲間を滅ぼした凶悪な騎士を追って各地を旅していた。そしてガイア軍の横槍と言うか協力もあってかその騎士を打ち倒した。
マークW「だが・・・!敵である以上容赦はしない!!」
そんなマークWにサンドレオンは襲ってくる。
サンドレオン「とお!」
サンドレオンはショーテルでマークWを斬り付けようとする。だがマークWはステップするように後退して、インコムハンマーでサンドレオンを攻撃する。
マークW「くらえ!」
サンドレオン「ぐあ!」
ハンマーはサンドレオンの顔面に直撃した。
サンドレオン「きかないな・・・」
と言いながら鼻血をたらす。
デルタ「きいているのかきいていないのかわからんな・・・」

その頃エリアルドと交戦中のリーナスたちは・・・

エリアルド「さて・・・新技と行こうか!」
イリュージョン「新技だと!?」
リーナス「やばそうな予感が・・・」
エリアルドは何も無い空間を×字に切りつける。すると×字状の光が発生し、3人に目掛けて放たれた。
Gセイバー「退避!!散開!!」
イリュージョン「うおおお!!」
リーナス「ひゃああああ!!」
3人はどうにか回避した。そして避けられた×時状光線は空中へ飛ぶと爆発した。
リーナス「ひいい・・・あんなのが当たっていたら・・・」
イリュージョン「俺達はお陀仏だった・・・」
Gセイバーとイリュージョンは素早かったのでどうにかかわせたのだ。そしてリーナスも運よく回避できたので難を逃れた。日ごろの鍛錬とGセイバーの指導の賜物なのかもしれない。
エリアルド「やっぱ避けられたか・・・エクスラッシュ・・・」
エリアルドが舌打ちをしながらつぶやく。
リーナス「やっぱアイツは強すぎかも・・・」
Gセイバー「だが・・・やらなければやられるぞ!」
イリュージョン「奴らを止めないといけないんだろ?」
リーナス「え・・・ええ・・・」
リーナスにとってもこの戦いは負けられないのだ。遺跡調査を明日に控えている以上、このまま敵に遺跡を渡すわけにはいかなかった。
リーナス「・・・負けられないね・・・」
リーナスはボーガンをスタンバイした。ターゲットはエリアルドだ。
リーナス「アイツを射抜いてみる・・・」
Gセイバー「そうか、ならば援護してやるよ」
イリュージョン「俺もだ」
リーナス「気をつけてね・・・二人とも、私だってあなた達に当てちゃうかもしれないから・・・」
Gセイバー「了解した!」
イリュージョン「当たりはしないさ!」
Gセイバー「お前の下手な射撃にはあたらないさ」
Gセイバーが少しばかりからかう。それに対してリーナスは少しムッとした。
リーナス「な・・・何よ・・・当てちゃうわよ・・・」
Gセイバーとイリュージョンはエリアルドに切りかかる。
エリアルド「また来るか!」
Gセイバー「来い!」
イリュージョン「とりゃあ!」
エリアルドは二人を相手にしても互角に戦っていた。だがGセイバーはあることに気づいた。
Gセイバー(いまさら気づいたが・・・実戦経験が少ないのかもな・・・)
エリアルドは確かに強い。長く剣を修行をしてきた為だ。だがどんなに修行をしまくっていても実戦経験があまりにも少ない。確認された限りでエリアルドは今の所2回しか実戦に参加していない。エリアルドに対してGセイバーとイリュージョンは実戦経験が豊富だ。Gセイバーは今更になってエリアルドの強さに見とれて彼の実戦経験の少なさに気づいたのだ。
Gセイバー(奴のパワーしか見えていなかったせいか・・・)
そう言えば盗賊組合も一応は実戦経験が豊富だった。だが彼が王子であり戦士としてはアマチュアだと勘違いして甘く見てしまい、それが仇となり殲滅させられた。
Gセイバー(奴は経験の無さをパワーで補っているような気がするな・・・)
Gセイバーはそんなことを考えつつ、エリアルドを牽制していた。
イリュージョン「腕は上がっているようだな・・・つくづく思うよ」
エリアルド「その通りだよ!」
イリュージョン「だが・・・経験は少ないようだな・・・」
エリアルド「まあ・・・確かにな!」
エリアルドはそれを知っていたようだ。
エリアルド「とりゃああ!!」
エリアルドは剣を振り続ける。力強く。二人は押されつつある。
Gセイバー「リーナスはまだか?」
リーナスはボーガンを構えた。エリアルドに悟られないように。目標は彼の頭部か剣を持っている右腕。
リーナス「標準よし・・・いくよ・・・!」
リーナスはエリアルドに向けて発射した。仲間に当たらないように。
リーナス「行って!!」
イリュージョン「来た!」
エリアルド「何!?しまった・・・!」
エリアルドが気づいた頃には遅かった。だがあたったのは剣を持っている右腕でも頭部でもなかった。左肩だった。
エリアルド「ぐあああ・・・」
Gセイバー「あたった!」
リーナス「やった・・・!でも・・・」

続く


No.369 騎士ガンダム戦記 フェイズ202「サンドレオンもう一つの必殺技!?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月17日 (土) 22時04分 [返信]

第3次アデレード会戦はまだ続く。

エリアルド「・・・なかなかいいフォーメーションだな!」
Gセイバー「敵に評価されるようなものかな」
イリュージョン「さあな」
Gセイバーとイリュージョン、リーナスはグレムリー公国王子エリアルドと交戦状態にあった。エリアルドは王子と言えど侮れない。盗賊たちを一掃するパワーを秘めているのだ。

その頃デルタはサンドレオンと交戦中だ。
デルタ「とりゃあ!」
サンドレオン「この野郎!」
二人は斬り合いをしていた。
サンドレオン「ならば必殺技と行くか!」
デルタ「まさか・・・あの技をここで!?」
デルタの言うあの技とはフロストルネードの事である。ショーテルにエネルギーを蓄積してから回転し、竜巻を発生させて相手を吹き飛ばす技である。その影響は広範囲に渡る。イーズ山で披露した際にリーナスがその竜巻に巻き込まれて遭難した事があったのだ。
デルタ「あんな技を今ここで発動させる気か!?」
サンドレオン「ふ!俺の必殺技はフロストトルネードだけじゃない!」
サンドレオンは腕から何かを放射した。冷気だ。ガスのように冷気がデルタの足に放たれた。
サンドレオン「冷凍煙だ!」
デルタ「うわっ!しまった!」
デルタの足が凍結した。これでは動けない。デルタは即効で悟った。俺を動けなくして、必殺技で止めを刺す気かと。
デルタ「なるほど・・・氷の獣と書いて氷獣・・・伊達じゃなさそうだな」
サンドレオン「さて・・・このままお前には斬られてもらう!」
サンドレオンが回転しながらデルタに襲い掛かった。
デルタ「万事休す・・・!」
その時だった。何かがサンドレオンの頭に当たった。
サンドレオン「痛っ!」
サンドレオンはそのまま倒れた。
デルタ「!あれは!」
それはマークWのインコムハンマーだった。間一髪のところでマークWの攻撃がデルタを狙ったサンドレオンに当たったのだ。
マークW「大丈夫か?!」
デルタ「すまないな!」
マークW「どういたしまして」
デルタは剣で自分の足の氷を砕いた。
デルタ「よし!自由に動けるぞ!」
サンドレオン「ちぃ!」
マークW「加勢に来たぞ」
デルタ「そうか、だが敬語で頼むよ」
マークW「わかりました、加勢に来ました!」
デルタ「まぁ・・・それでいいか」
サンドレオン「俺の事無視するなよ」
と言いながらサンドレオンが再び竜巻の如く回転しながら向かってくる。
マークW「来るぞ!」
サンドレオン「必殺!アイスハリケン斬り!」
だがサンドレオンの技はあっさりかわされた。
サンドレオン「やっぱこの技は相手を動けなくしないと命中率低いか・・・」
デルタ「今度はこちらの番だ!」
デルタが剣をサンドレオンに突きつけた。直撃だ。デルタの剣はサンドレオンの右肩に刺さっている。
サンドレオン「うおおお・・・この野郎!」
サンドレオンは剣を抜くように退避する。だが畳み掛けるようにマークWが切りかかった。
マークW「おりゃああ!」
だがマークWの攻撃をショーテルで防ぐ。
マークW「うお!傷ついているのに・・・」
サンドレオン「まだいける!」
マークW「こいつ・・・強敵みたいですね・・・」
デルタ「ああ・・・傷ついているのに耐えるように行動している・・・奴をどう倒すか」

続く


No.368 騎士ガンダム戦記 フェイズ201「魔法部隊の戦い」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月12日 (月) 22時09分 [返信]

第3次アデレード会戦はまだ続く。

スパイダーディアスとリザードジェガンが組み合い、イーグルイージーとブラウスワローがドックファイトを行う中、魔法部隊同士の戦いも続く。
ネクティス「くらえ!ムービサーベ!」
マリオン「こっちもムービサーベ!」
同じ魔法攻撃だ。真空の刃同士が衝突して爆発する。
ネクティス「中々やるようだな!」
マリオン「何度も交戦経験重ねるとね・・・」
レイ「今度はこっちから行かせて貰うぞ!」
魔術師レイだ。グレムリー軍の中でも一番の魔術師と言われている。
レイ「バズレイ!」
レイの呪文の直後ネクティスたちの頭上で爆発が起こった。
ネクティスたち「うわああ!」
ネクティスたちは爆風に吹き飛ばされる。
ソルガンタンク1「こいつ・・・!やるな・・・!」
ソルガンタンク2「隊長!コイツ手強いですよ!」
ネクティス「ああ・・・俺と同じかそれ以上の実力の持ち主かもな・・・」
ジャグラー「こんな手垂れがいるとは・・・予想外だった・・・」
レイ「ネクティスとか言ったな。実力はあるようだな。だが俺の前じゃまだまだ!」
レイがネクティスにそう言い放った。
ネクティス「そうかもしれないな・・・!だが負けるかよ!」
ナヴィ「隊長!援護いたします!」
ナヴィが攻撃を行う。
ナヴィ「ムービルフィラ!」
ナヴィの攻撃はレイにあっさりかわされる。
ナヴィ「う・・・命中せず・・・!」
レイ「甘いな女!」
スカーレットC「ここは私の番よ!」
スカーレットCが攻撃を開始した。
スカーレットC「ムービムナグマ!」
これは強力な魔法攻撃だ。
ネクティス「避けろ!」
ナヴィ「きゃわああ!」
ナヴィは間一髪攻撃を避けた。だが右腕をかすった。
ナヴィ「うう・・・かすったけどまだまだ!」
スカーレットC「やるわね・・・」
ナヴィ「まだ駆け出しなのよ!」
マリオン「駆け出しって・・・」
スカーレットC「でも・・・容赦はしないわ!」
スカーレットはさらに畳みかけようとする。
スカーレットC「サーベ!」
ナヴィはかわせそうに無い。
ナヴィ「やばいかも・・・!」
ネクティス「させるかよ!」
ネクティスが剣を持って攻撃を防いだ。
ナヴィ「た・・・隊長!?」
レイ「何い!?」
ジャグラー「隊長!・・・久々に剣を・・・」
ネクティス「久々に剣を使うときが来るとはな・・・」
ナヴィ「隊長・・・始めてみた・・・隊長が剣を持って戦うのを・・・」
法術師ネクティスは魔法を主体としているがいざ魔法が使えないと言う時には剣を使う。だが剣術はGセイバーやデルタよりも劣る。ガイア軍の者は大抵それを知っている。だが彼が剣を使うときなど殆ど無かった。ジオンとの戦いでもそうだった。だが今彼は剣を抜いた。部下を、仲間を救う為に。
ネクティス「大切な部下と言うか仲間を殺されてなるものかよ!遺跡も大事だが今この瞬間は部下が大事だ!」
ジャグラー「隊長・・・!言ってくれますよ!」
ナヴィ「隊長どの!」
レイ「よく言うな!」
ネクティス「大丈夫か?」
ナヴィ「大丈夫です!隊長も大丈夫ですか?」
ネクティス「ああ、皆!いくぞ!」
ナヴィ「さっさと片付けちゃいましょうよ!遺跡のために!」
ジャグラー「隊長も気にはなるんでしょ・・・遺跡・・・でも今は遺跡どこをじゃないんでしょ」
ネクティス「・・・ああ!いくぞ!」
ハーフキャノン「敵部隊が勢いを強めてます!」
レイ「・・・我々も負けるものか!」

続く


No.367 騎士ガンダム戦記 フェイズ200「再び行われる戦い」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年05月02日 (金) 21時53分 [返信]

アデレードの森で始まった遺跡を巡る戦い。その中でイリュージョンVSエリアルド王子、そしてデルタVSサンドレオンの戦いが再び始まった。

デルタ「とりゃあ!」
サンドレオン「うらああ!」
二人の刃が火花を散らす。
その光景をリーナスとマークWが見つめる。
マークW「あいつら・・・中々の戦いだな・・・見ものと言いたいけど今は戦闘に集中せんとな」
リーナス「だね・・・あ、そう言えばGセイバーは・・・」
リーナスはGセイバーを探すように首を動かす。そしてイリュージョンと共に戦うGセイバーを発見する。だが同時に厄介な敵も発見した。
リーナス「げ!あれは!」
マークW「あ!敵の王子か!」
マークWも厄介な敵=エリアルドを目撃する。Gセイバーとイリュージョンはエリアルド王子と交戦中だ。
エリアルド「たあ!」
エリアルドの太刀で二人が吹き飛ぶ。
Gセイバー「うお!」
イリュージョン「うわっ!」
Gセイバー「やってくれるな!」
エリアルド「相変わらずのようだな!」
Gセイバー「そっちこそ相変わらず手強いな!」
イリュージョン「こっちは腕を上げたつもりなんだよな!」
エリアルド「なるほど、だから少しやるような感じがした!俺だって腕を上げているんだぞ!」
Gセイバー「修行を怠っていなかったと言ったな!嘘ではないな!」
エリアルド「まとめて切り裂くさ!」
イリュージョン「そう簡単に切られん!」
強襲してくるエリアルドにイリュージョンは切りかかる。
エリアルド「あの盗賊みたいに葬ってやる!」
Gセイバー「やってみろ!」
Gセイバーが剣で突こうとする。だがエリアルドはイリュージョンに蹴りを入れてGセイバーの突きをかわした。
イリュージョン「ぐわっ!」
Gセイバー「イリュージョン!」
エリアルド「仲間の心配をしている場合か!」
エリアルドがGセイバーに一太刀振るおうとする。
Gセイバー「これは・・・避けきれないか!」
イリュージョン「Gセイバー!いかん!」
確かに回避しようとしても確実に当たる。だがその斬撃はGセイバーに当る事は無かった。
突然どこからか放たれた光弾がエリアルドに当たったのだ。
エリアルド「うああ!」
エリアルドは吹き飛ばされる。
イリュージョン「今の攻撃は・・・魔法か?」
リーナス「大丈夫?!二人とも!」
Gセイバー「リーナス!」
イリュージョン「今のはお前か」
リーナス「うん、ムービガンよ」
マークW「ナイス援護だな」
Gセイバーを救った光弾はリーナスが発射した攻撃魔法だった。
リーナス「私だっていつもGセイバーに助けられてばかりいるような気がしてさ・・・」
Gセイバー「リーナス・・・お前って奴は」
Gセイバーはリーナスの照れている顔を見た。そう言えば最初に出会った頃から何となく彼女が変わったような気がする。前よりも強くなっているような気もした。彼女も色々と経験して成長しているんだろうとGセイバーは思ったのだった。
マークW「そんなことよりも敵の最強王子様が立ち上がっているぞ」
イリュージョン「いかん!来るぞ!」
リーナス「二人とも!私も援護に入るわ!」
Gセイバー「了解した!」
イリュージョン「すまないな!」
エリアルド「あの娘か!3人でも4人でもかかって来い!」
マークW「俺も援護に入ろうか」
Gセイバー「いや、お前は他の部隊の援護を!主にデルタを頼む!」
マークW「わかったよ、あのサンドレオンとか言うガンダムは手強そうだしな」
Gセイバー「頼むぜ」
マークWはデルタの援護へ向かう。
イリュージョン「3人がかりだが行くぞ!」
エリアルド「かまわないさ!まとめて叩くのみ!」
エリアルドの攻撃エアブレードだ。
Gセイバー「かわせ!」
3人はジャンプして攻撃をかわした。ただしリーナスのみはGセイバーの手に捕まってジャンプした。
リーナス「それでどうする?」
Gセイバー「まずはお前さんの魔法攻撃で奴をかく乱して・・・」
イリュージョン「斬る!」
リーナス「了解!かく乱と言うと・・・」
リーナスは攻撃魔法を発動する。
リーナス「ムービバルーカーン!」
小さな光の弾丸がエリアルドに向けて掃射された。
エリアルド「うおっと!こんな攻撃など効かないな!」
その時、Gセイバーとイリュージョンがエリアルド目掛けて落ちていく。剣を突き出したまま。そしてリーナスは着地に成功する。足が着地の際の震動で震えたが。
リーナス「ううう・・・着地成功・・・かな」
Gセイバー&イリュージョン「往生せいやーーーー!!」
エリアルド「くっ!今のはかく乱かよ!」
エリアルドはとっさでエアブレードを発射した!
リーナス「げっ!ヤバイ・・・!」
Gセイバー&イリュージョン「防御!」
二人はシールドをとっさに構えて防御する。それでも攻撃はかなりのものだ。
Gセイバー「うあああ!」
イリュージョン「うおおお!」
二人は落下した。リーナスが駆け寄る。
リーナス「大丈夫!?二人とも!」
Gセイバー「なんとか・・・」
イリュージョン「戦闘は継続できる・・・」
リーナス「大丈夫かな?・・・」

続く


No.366 騎士ガンダム戦記 フェイズ199「再び現れた奴ら!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月24日 (木) 21時20分 [返信]

アデレードの森での戦いが始まった。そんな中グレムリー公国王子エリアルドが騎士Gセイバーと剣士イリュージョンの前に立ちはだかった!

エリアルド「久しいな!ガンダム!」
Gセイバー「こちらこそ!」
イリュージョン「同じく!」
エリアルドは両者に対して攻撃を開始した!まず剣を天にかざした。エアブレードだ。
エリアルド「食らえ!!」
エアブレード(風のカッター)が二人に迫る!
Gセイバー「やばい!」
イリュージョン「避けるぞ!」
二人はどうにか敵の技を避けた。
エリアルド「ほお!少しはやるようになったな!」
イリュージョン「こっちだって前の技は見切っているんだ!」
イリュージョンはそう言いながらエリアルドに切りかかる。
イリュージョン「とりゃあ!」
エリアルドは剣で攻撃を防御する。
イリュージョン「間合いはいいようだな!」
エリアルド「伊達に剣の修行は怠ってはいない!」
エリアルドとイリュージョンの戦いにGセイバーは乱入しようとした。イリュージョンの援護だ。
Gセイバー「援護するぞ!」
エリアルド「くっ!二人がかりでもかかって来い!」
2対1の激闘が続く最中、マークWとサンドレオンの激闘も続いている。
マークW「こいつ!なかなかやる!」
サンドレオン「お前、名前は?」
マークW「ガンダムマークWだっ!」
サンドレオン「ほお!」
サンドレオンはショーテルで突撃してきた。
マークWは剣で応戦する。
リーナス「むむむ・・・」
リーナスは再び現れたサンドレオンに驚きながらも敵と交戦していた。リーナスの相手は兵士ブグだ。
リーナス「てええい!」
リーナスはボーガンをブグに向けて撃ち込んだ。
ブグ「ぐあああ!」
ブグは倒れこむ。
リーナス「ふう・・・まだ来る・・・」
ボリノークベアーがリーナスに襲い掛かった。
ボリノークベアー「お前が捕獲対象か、大人しく捕まりな」
リーナス「嫌よ、何を考えているか分からない連中なんかに」
ボリノークベアー「俺もわからんがお偉い様の命令だ、力ずくで!」
リーナス「この!」
リーナスはボーガンをボリノークベアーに発射した。
ボリノークベアー「ボーガンだと!」
ボリノークベアーは皮膜でジャンプした。
ボリノークベアー「とお!」
リーナス「げ!避けた!?」
リーナスの放った矢は木に当たる。
ボリノークベアー「覚悟しやがれ!」
ボリノークベアーが襲い掛かる。だがリーナスはそれでも矢を放った。
リーナス「落ちて!」
グサッ。と鈍い音がした。リーナスが発射した矢がボリノークベアーのこめかみに着弾した。
ボリノークベアー「ぐあああ!この野郎!」
なおもボリノークベアーはリーナスに襲い掛かろうとした。だがそれは阻止される。
デルタ「とりゃあ!」
デルタの攻撃がボリノークベアーに止めを刺した。
ボリノークベアー「ぐぎゃあー!」
ボリノークベアーはそのまま倒れた。
デルタ「リーナス、無理はするな!」
リーナス「団長・・・」
マークW「うおおお!!」
サンドレオン「うおりゃあ!」
マークWとサンドレオンの唸り声だ。
デルタ「ん?あの声って・・・」
リーナス「あ、そうだ!団長!大変です!グレムリーの軍勢の中にガンダムサンドレオンがいます!」
デルタ「何!?サンドレオンが!?」
リーナス「あれです!」
リーナスが指差した方向にはマークWとサンドレオンが戦い続けていた。
デルタ「何で奴が・・・ギルティが死んだ後、姿を消していたが・・・」
リーナス「・・・なんででしょう?」
デルタ「今はそんな場合じゃないぞ!」
つばぜり合い中のサンドレオンがふと振り返る。デルタを確認した。
サンドレオン「あ!貴様ら!」
リーナス「あ、見つかった」
デルタはGセイバーを視認した際エリアルドがいることを確認した。
デルタ「あいつまで・・・」
サンドレオンと交戦中のマークWは少し思った。こいつはデルタと知り合いなのかと。
マークW「デルタ団長の知り合いか?」
デルタはマークWに向けて言い放った。
デルタ「マークW!そいつは俺に任せてリーナスの護衛を!Gセイバーは厄介な敵王子様と交戦中だ!」
マークW「何!?またあの王子か!」
サンドレオン「あの時の奴だな・・・」
リーナスは少し迷った。サンドレオン・・・リーナスの初恋の相手を殺した吸血鬼ギルティの手下だ。だが既に敵は討ったが彼は仇ではない。
リーナス(ここは団長に任せよ・・・)
リーナスはそう心に思った。
リーナス「団長!どうかご無事で!」
リーナスは敬礼し、マークWの元へ向かう。
サンドレオンは矛先をデルタへ変えた。
サンドレオン「まさかこんな所で会えるとはな!」
デルタ「またやるか?」
サンドレオン「ああ、またやるとも!お前もあの娘も倒してな!」
デルタ「主君の仇討ちか!あんな主君の!」
サンドレオン「あれでも俺の命の恩人だったからな!」
デルタ「上司を一応は信頼しているんだな・・・」
再びサンドレオンとデルタの戦いが始まった。
サンドレオンがショーテルでデルタに襲い掛かった。
サンドレオン「とりゃああ!」
デルタは後ろへ下がりつつ、突撃した。
デルタ「とりゃあ!」
剣とショーテルが火花を散らす。
マークW「あいつ知り合いなのか?」
リーナス「まあね・・・」

続く


No.365 騎士ガンダム戦記 フェイズ198「第3次アデレード会戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年04月17日 (木) 22時16分 [返信]

エリアルド「攻撃開始!」
デルタ「来るぞ!応戦するぞ!」
アデレードの森にてついに戦いが始まった。
リーナス「ついにまた始まった・・・!」
イリュージョン「これで3度目か・・・」
3度目。このイリュージョンの言葉の意味はリーナス以外はわかっている。リーナスにとってはアデレードでの戦いは2度目であるが実はリーナス発見以前、ジオンの侵略が行われていた際に1度起きている。その際に1個中隊だったアトランタ村警備部隊は2個小隊にまで損耗してしまった。そしてイリュージョンのみならずGセイバーやデルタもこの戦いに参戦していたと言う。リーナスはそれを知らない。これは三度目のアデレード会戦なのだ。
リーナス「ええい!」
リーナスが襲い掛かったザクに剣を振るう。タンクジャガー部隊がドムコングとボリノークベアーに噛み付くがそのうちの1匹がドムコングの強力背負い投げで即死した。上空ではイーグルイージーがブラウスワローとバットキュベレイの空中戦が繰り広げられている。ブラウスワローが集団でイーグルイージーの1匹をリンチにしているが他のイーグルイージーが助ける。
剣士バーザムの部隊がGセイバーやイリュージョンに襲い掛かった。
イリュージョン「甘い!」
イリュージョンは風の如くバーザムの攻撃をかわし、そして距離をつめて切り刻む。バーザム2名があっという間に真っ二つになった。
バーザム「ぎゃあ!」
Gセイバーもイリュージョンのようにバーザムの攻撃をかわして、倒す。
一方デルタガンダムも敵と交戦中だ。レイとスカーレットキュベレイ、マリオンたち法術部隊が立ちはだかっていた。
デルタ「敵は魔法部隊か・・・ならやってやるさ!」
レイ「来るがいい!デルタガンダム!」
そこにネクティスの部隊が立ちはだかる。
ネクティス「こいつらは俺達に!」
デルタ「ネクティス・・・俺も戦わせて貰うさ」
ナヴィ「私だってやれますよ!」
ジャグラー「ナヴィ、お前は実戦経験浅いからカバーしてやるよ」
デルタ「死ぬなよ・・・」
ナヴィ「了解!」
マリオン「またしても・・・」
その頃サンドレオンはジムストライカー、フリーダムと交戦中だ。
サンドレオン「とりゃあ!」
サンドレオンのショーテルがフリーダムを切り裂いた。
フリーダム「ぎゃあ!」
ジムストライカー「コイツ!なかなか手強い・・・というかガンダムじゃんか!」
サンドレオン「ジム族がガンダム族に適うものか!」
ジムストライカー「敵にガンダムだと!」
そのジムストライカーの声は戦闘中のリーナスとGセイバーに聞こえた。
リーナス「え?」
Gセイバー「ガンダムだと!?」
その時だった。突如サンドレオンに向かって円盤状の武器が飛んできた。マークWのインコムハンマーだ。サンドレオンはちょっと驚いたもののショーテルでハンマーをなぎ払った。
サンドレオン「誰だ!」
マークW「俺もガンダムなんだが」
サンドレオン「ほお!ならば来い!」
マークWとサンドレオンの戦いが開始された。サンドレオンはショーテルでマークWに切りかかったがマークWは剣で応戦し、相手を切りつける。
リーナス「あ!アイツって・・・!」
リーナスは見た。マークWと交戦しているガンダムを。それはイーズ山でリーナスたちと交戦した吸血鬼ギルティの手下氷獣戦士ガンダムサンドレオンだった。
リーナス「あの吸血鬼の!!・・・グレムリーの手先に!」
Jセイバー「危ない!」
リーナス「はっ!」
リーナスの目の前にスライムアッザムたちが襲ってきた。
スライムアッザム「余所見はいかんぽよぽよ!」
だがリーナスはすかさず発動した魔法でアッザムたちを焼き払った。ファンネルは雷雲を操り、複数の相手に雷撃をくらわせる技だ。
リーナス「危ない・・・余所見禁物!」
スライムアッザム「この野郎・・・やってくれたな!」
まだ動ける奴がいた。最後のアッザムは焦げていても襲い掛かった。
スライムアッザム「くたばれ!」
だがリーナスはすかさずボーガンを放った。それが止めとなり、スライムアッザムは溶けて消滅した。
リーナス「ふう・・・でも何でアイツがグレムリーに・・・」
Gセイバーもサンドレオンの存在を確認した。
Gセイバー「!アイツはサンドレオン!?何で奴が!」
イリュージョン「知っているのか?!」
Gセイバー「ああ、前に戦った敵さ。グレムリーでもジオンでもないのに・・・世の中とは移ろいやすいものだな・・・」
Gセイバーはドムコングの攻撃をジャンプでかわしながらドムコングの頭部を剣で叩き斬った。脳天を割られたドムコングは頭部から血を出して倒れた。
Gセイバー「!」
イリュージョン「!この殺気は!」
二人はある敵の存在に気づいた。独特の殺気を放っていた。
イリュージョン「あいつか!」
二人の前にグレムリー王子エリアルドが現れた!
エリアルド「この間のガンダムか!」
Gセイバー「お久しぶりだな、王子様!」

続く




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