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No.384 騎士ガンダム戦記 フェイズ217「VS番人巨人獣」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年08月14日 (木) 22時10分 [返信]

キルケー遺跡を探索中、リーナスたちは番人を名乗るモンスターと遭遇した!

Gセイバー「どうやら俺達の出番のようだな」
リーナス「え・・・ええ・・・!」
二人は剣を構えた。
ハヤミ「やはり・・・出てくるのではないかと思っていたよ・・・」
ガーディアンサイコはリーナスたちを睨む。
ガーディアンサイコ「こんな場所に侵入者とはなあ・・・懐かしいものだ・・・何年ぶりだろうか!」
まるで侵入者がやってくるのを楽しみにしていたような歓喜であった。
ガーディアンサイコ「30年・・・いや・・・600年ぶり・・・かも」
ハヤミ「あいまいだなあ・・・」
Gセイバー「こんな番人で大丈夫か?」
ガーディアンサイコ「まぁそんな事はどうでもいい・・・この中をうろちょろされては困るんでなぁ」
調査隊員1「我らは侵入者か・・・」
調査隊員2「我々の目的を理解してはくれそうに無いかも・・・」
ガーディアンサイコ「ここには色々と表には出せないものもあるんだよ・・・!秘密の為に死んでもらう!」
Gセイバー「機密保持かよ!」
ハヤミ「歴史を知りたいのに・・・当時は表ざたにはならぬものも多数あるのか・・・」
ガーディアンサイコ「そう言う事だ!」
ガーディアンサイコがGセイバーにパンチを食らわせようとする。だがパンチはかわされた。
Gセイバー「動きが何となく鈍かったな・・・」
ガーディアンサイコ「ちっ!」
リーナス「でもかなり強力そうなパンチだったよ!」
戦いを見てハヤミ博士が不安な気分になっていた。
ハヤミ「なんか戦ったら遺跡が壊れそうな気がするんだが・・・」
一同「・・・」
その場の者達は思いとどまった。
ガーディアンサイコ「うむ・・・ここは大切な建物だ・・・壊すわけにもいかんな」
Gセイバー「じゃあどうする?」
ガーディアンサイコが左横の壁を叩いた。そこには広い空間があった。
調査隊員1「こんな所にこんな部屋が!」
ガーディアンサイコ「来い!ここは侵入者と戦う為の部屋だ、この施設がボロボロにならぬようにな!」
ハヤミ「こんな部屋があったのに何故すぐに・・・」
ガーディアンサイコ「忘れてた!!さっき思い出した!」
リーナスたちは思った、「こんな忘れっぽい番人って・・・」
そしてGセイバーとリーナスが部屋に向かう。
ガーディアンサイコ「さて・・・勝負だあ!」
ガーディアンサイコは二人が部屋に着くなりいきなり襲ってきた。
ガーディアンサイコ「ロックナックル!」
Gセイバー「おっと!」
二人はとっさに攻撃を避けた。不意打ちゆえに対応が少し遅れた。
リーナス「いきなり・・・!」
Gセイバー「番人だけあって強力そうだな」
ガーディアンサイコ「がはははは!まあな!」
ガーディアンサイコは胸部から光が放射された。
ガーディアンサイコ「食らえ!ガーディアンバスター!」
リーナス「うひゃあ!魔法!?」
Gセイバー「くっ!」
二人は食らって壁に叩きつけられる。
ハヤミ「二人とも!大丈夫か!」
リーナス「な・・・なんとか・・・」
Gセイバー「さすがキルケー・・・魔法国家なだけあって番人モンスターも魔法もってるのかよ・・・」
ガーディアンサイコ「ふふふ・・・キルケーの魔法は世界一だ!」
リーナス「自慢話ありがと!」
リーナスはボーガンを発射した。だがそんな攻撃はまったく効果が無かった。
リーナス「やっぱきいてない・・・固そうだし・・・」
ガーディアンサイコ「ぐははは!無駄だ!そんなものはきかんよ!」
Gセイバー「おりゃあ!」
Gセイバーが剣で斬りかかった。だがそれでも敵に傷は付かない。
ガーディアンサイコ「剣などもきかんよ!」
ガーディアンサイコはGセイバーを払った。
Gセイバー「うわあ!」
Gセイバーは床に叩き倒される。
ガーディアンサイコ「ふふふふ・・・久々だなぁ・・・侵入者をこうして叩きのして滅ぼすのがわしの楽しみだからな・・・」
Gセイバー「こいつ!サディストか!」
ハヤミ「こやつ・・・!ならば!」
ハヤミ博士はスコップを構える。
調査隊員1「いや!博士!」
調査隊員2「無理あるでしょ!やられますって!」
ハヤミ「彼らを見殺しには出来んよ!それに番人モンスターと戦ってみたかった!!」
ハヤミ博士が立ち上がった!?

続く


No.383 騎士ガンダム戦記 フェイズ216「探索はまだ続く・・・のか?!」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年07月17日 (木) 21時57分 [返信]

リーナスはなんと、キルケーの幻の魔法剣マギナスカリヴァーを手にした。

ハヤミ「うむ・・・とりあえず・・・行くか」
調査隊員1「あっ・・・はいっ!」
Gセイバー「あ・・・わかりました!・・・ほら行くぞ!」
リーナス「え・・・ええ!」
リーナスはマギナスカリヴァーを持ったまま後を追う。
Gセイバー「それも持っていくんだ・・・」
リーナス「まあね・・・手に入れちゃったし・・・もしかしたらキルケーの研究に役立つかも」
ハヤミ「うむ・・・確かに・・・あの幻の剣が手に入ってしまったのだ・・・謎が多いキルケーの秘密に迫れるかもしれん」
リーナス「そうですか」
キルケーは数百年前に滅びた古代文明だ。だが滅びた理由が現在まったく不明であるのだ。分かっているのは魔法を駆使して繁栄していた事、キルケニアスと言う王家が治めていた事、リグ地方一帯を支配していた事、それだけであった。
リーナス(本当に私はキルケニアス王家の末裔だとしたら・・・にしても・・・ガイアに来てからだいぶ経つのに記憶がまったく戻らないなぁ・・・)
リーナスは剣を見ながら心の中で呟く。
Gセイバー「リーナス、周囲に注意しろよ」
リーナス「え?」
その時リーナスが足を躓きかけた。
リーナス「うわあっ!・・・」
リーナスは転ぶ事はなかった。転んでいたら剣で危うくやばかった。
リーナス「・・・危なかった」
Gセイバー「考え事して自分の目の前の事を見逃すな」
リーナス「・・・はい」
ハヤミ「ストップ!」
ハヤミ博士がまた何かを見つけたようだ。階段だ。しかも下り階段だ。
ハヤミ「慎重に降りるのだぞ、また何かトラップが・・・!」
ハヤミ博士が床に伏せた。横の壁から巨大な針が出てきた。もし伏せなかったら博士は確実にあの世行きだっただろう。
ハヤミ「危なかった・・・」
調査隊員1「流石博士・・・」
調査隊員2「罠など問題にしていないような・・・」
リーナス(一体どうすればあの老人は勘が鋭くなるんだろう・・・そう言えば・・・年寄りは視覚や聴覚は衰えても嗅覚は鋭くなるとか・・・彼の場合はそうなのかな?)
Gセイバー「凄い老人だな・・・つくづくそう思うよ」

遺跡B2F

階段を下りた先は何やら変な場所だった。
山のような形の石がいくつかあり、それが立ち並んでいた。大きさは1mくらいだ。
調査隊員1「これは・・・何でしょうか?」
Gセイバー「なんか俺にはわかる・・・ここって・・・」
調査隊員2「まさか・・・」
Gセイバー「墓地・・・じゃね?」
リーナス&調査隊員×2「ぼ・・・墓地!?」
ハヤミ「やはり?・・・そう思うのかね?」
Gセイバー「この物体って墓標か何かじゃないのかな・・・?ほら文字が刻まれているし」
確かに墓標と思われる石には文字が刻まれていた。キルケー文字である。
ハヤミ「ん?・・・何やら奇妙な気分がしてきた・・・」
リーナス「やだ・・・なんか寒気がしてきた・・・」
Gセイバー「まさか幽霊か・・・?」
リーナス「ゆ・・・幽霊!?」
調査隊員1「はっ・・・博士!一旦出ましょう!!」
調査隊員2「ここに長くいるのは危険かと思います!」
リーナス「わっ・・・私も・・・賛成です!」
ハヤミ「うむ・・・駄目だと言いたいが・・・止むを得んな・・・キルケーの亡霊たちに呪い殺されるわけにもいかんからな・・・!」
リーナスたちは地下墓地と思しき場所から退避していく。

遺跡B1F

彼らは元の場所へ戻ってきた。
ハヤミ「一旦外へ出るとしよう・・・」
調査隊員1「はい」
その時だった。突然部屋が揺れ始める。
リーナス「な・・・何!?」
調査隊員2「まさか・・・!?何かトラップを!?」
ハヤミ「違うかもしれん・・・!」
彼らの目の前の床から何かが現れた。
?「ぐおおおお!」
リーナス「何コイツ!?」
それは巨大な岩で出来た巨人みたいなモンスターだ。
ハヤミ「こいつ・・・!遺跡の番人か!?」
?「わしはあ・・・番人巨人獣ガーディアンサイコだああ!」
現れた番人モンスター。どうするGセイバーとリーナス!

続く


No.382 騎士ガンダム戦記 フェイズ215「マギナスカリヴァーって何だ?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年07月08日 (火) 21時37分 [返信]

アデレードの遺跡において剣のような物を発見したリーナスたち。剣にはバリアーが張られていて誰も触れない。だが何やらハヤミ博士たちはこの剣を知っているようだが・・・

Gセイバー「マギナスカリヴァー・・・?何だそれ?」
ハヤミ「君らは知らんだろうね・・・この剣の事を・・・」
リーナス「ご存知なのですか?」
ハヤミ「マギナスカリヴァーとはキルケニアス王家の者しか使えぬ伝説の魔法剣だと言う」
Gセイバー「キルケニアス王家だって!?」
リーナス「なんですって!?」
ハヤミ「過去の調査でその存在はわかっていたが当然、未だに誰も実物を見たことは無い・・・」
だがそのマギナスカリヴァーと思しき者が目の前にある。
ハヤミ「壁画で見たのを似ているが・・・だがこれがマギナスカリヴァーとは限らん・・・と思っているが・・・」
リーナス「確かに・・・この剣から何かを感じる・・・」
Gセイバー「わかるのか?リーナスよ」
リーナス「ええ、私だって魔法使えるんだよ、魔力みたいなものなら察知できる」
Gセイバー「魔力か?」
Gセイバーはここにネクティスがいたらわかるかもしれないと内心思った。
ハヤミ「そう言えば、マギナスカリヴァーは強力な魔力が秘められており、それを使えるのは強大な魔力を持つキルケニアス王家しかいない・・・と言われていた・・・」
リーナス「!!」
リーナスは心の中で「私ならば使えるかもしれない」と思った。だがやめておくことにした。しかし・・・
リーナス(うう〜・・・私が触れれば・・・)
その時Gセイバーが肩を軽く叩く。
Gセイバー「リーナス?」
リーナス「あ・・・ごめん・・・」
Gセイバー「それで・・・これはどうしますか?」
ハヤミ「誰にも触れない以上、このままにしておくしかない」
調査隊員1「放置ですか!?」
ハヤミ「仮に触れれたとしても罠だ、何かの罠が発動しかねん」
調査隊員2「そ・・・それはやばいですね・・・」
ハヤミ「別の所も行こう」
調査隊員達は部屋から出て行く。だがリーナスはマギナスカリヴァーを見つめる。
リーナス「・・・」
もしかしたら自分ならば触れる事が出来るかもしれない。リーナスはそう感じた。と言うかあの剣が彼女を求めている様な感じであった。
Gセイバー「リーナス・・・行くぞ」
リーナス「え・・ええ・・・」
Gセイバー「もしかしてお前・・・あれを抜こうと思ってるんじゃないのか?」
リーナス「ぎくり・・・!」
Gセイバー「やっぱりな・・・やめておけよ・・・なんかやばい事が起きかねないぞ」
リーナス「でもなんか私を呼んでいる気がするのよ・・・あの剣・・・」
Gセイバー「リーナス・・・気持ちはわかるけど・・・」
リーナス「私がここに来たのは私の過去を探す為なの」
Gセイバー「それはわかっているがな・・・」
リーナス「でも・・・」
リーナスはさらにあの剣から感じた。「我を抜いてくれ!」とか「お前しかいない!」とか言っているような気がしていた。
リーナス「あああ〜・・・我慢できない!」
リーナスは剣の方へ向かった。
Gセイバー「ちょ!?・・・おま・・・!リーナス!」
Gセイバーたちも後を追った。
リーナス「私に触れられるのかな・・・?」
リーナスはマギナスカリヴァーに触れようとする。
Gセイバー「待て!やめろ!」
ハヤミ「やめるんだ!トラップが発動しかねんぞ!」
Gセイバーたちの声をリーナスは聴かなかった。そして・・・触れられた。
Gセイバー「え?・・・」
ハヤミ「何・・・!?」
Gセイバーたちは我が目を疑った。リーナスはマギナスカリヴァーに触れられた。結界にも無反応だった。
リーナス「触れられた・・・みたい」
一同「・・・」
皆唖然としていた。それはリーナスも同じであった。
リーナス「あ・・・あははは・・・」
Gセイバー「り・・・リーナス・・・?大丈夫か?・・・電撃が・・・」
リーナス「まあね、大丈夫・・・電撃なんて無い・・・このまま引っこ抜いちゃおうかな・・・」
ハヤミ「ま・・・待て!それこそトラップが!」
Gセイバー「やめろ!それにお前には引っこ抜けられるか?!それ!!」
リーナスは静止を聞かずに剣を床から引っこ抜こうとする。
リーナス「え・・・ええい!」
ずぼっ!と言う音を立てて剣は床から引っこ抜かれた。
一同「な・・・!?ぬ・・・抜けた!?」
リーナス「あ・・・抜け・・・た・・・!?」
Gセイバー「どういうことだ・・・?」
Gセイバーもリーナスも皆再び唖然とした。
ハヤミ「皆!気をつけろ!罠が発動するかもしれん!」
皆、博士の言葉を聞き、警戒した。だが3分経っても何も起こらなかった。
調査隊員1「・・・何も起こらない・・・?」
調査隊員2「みたいですね・・・」
ハヤミ「うむ・・・」
ハヤミはリーナスの方を見る。彼女は伝説のマギナスカリヴァーを持っているのだ。
ハヤミ(まさかな・・・彼女が王家の血を引いた末裔・・・だったり・・・)
Gセイバー「リーナス・・・お前って奴は・・・!」
Gセイバーがリーナスを叱った。
リーナス「ごめん・・・でも・・・私は・・・これを持てるって事は・・・」
Gセイバー「・・・」
Gセイバーも少し確信するのだった。博士の言うとおり、彼女はキルケー王家の末裔ではないかと。
リーナス本人も心の底で確信した。自分はキルケーの、それも王家の末裔であると・・・
Gセイバー(馬鹿な・・・ありえないよな・・・)
リーナス(私は・・・もしかしたら本当に・・・)

続く


No.381 騎士ガンダム戦記 フェイズ214「再び遺跡内部へGO」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年07月07日 (月) 21時43分 [返信]

アデレードの森の中にある遺跡の調査が行われていた。リーナスとGセイバーは考古学者ハヤミ博士らと共に再び遺跡内部へと足を踏み入れた。

ネクティス「え!?敵が!?」
セカンド「ああ・・・偵察部隊を送り込んできた」
セカンドはさっきのマリオンの偵察部隊の事を話した。
ネクティス「それで?」
セカンド「立ち去った、あのままやり合っていたら遺跡に被害が出るかもしれないからな、あっちも遺跡を傷つけたくなかったみたいだし」
ネクティス「うむ・・・やっぱり遺跡目当てか・・・」
サード「ですがまた敵が攻めてくるかもしれませんよ」
ネクティス「確かに・・・敵は一旦撤退したが・・・」
ネクティスは不安になった。また敵がやってくるかもしれないと。念のため本国へ援軍要請をしなければならないかもしれない。
ネクティス「せめて来なきゃいいんだが・・・」

その頃遺跡内部では

リーナス「と・・・まぁ」
ハヤミ「ほお・・・そうか」
Gセイバー「と言う事で彼女はキルケーとなんらかの関係があるんです」
遺跡内を歩きながら二人はハヤミ博士にリーナスの事を話した。
リーナス「どういうわけか私の身体にキルケー文字が刻まれているのか・・・博士、何か心当たりありませんか?」
ハヤミ「ふむ・・・」
リーナス「多分もしかしたら私は王家であるキルケニアスの血を引いているんじゃないかと・・・」
ハヤミ「待て!ストップ!」
一同は足を止める。彼らの前にはあの階段があった。行くのを断念したあの下り階段である。
リーナス「まさか・・・ここを行くんですか?」
ハヤミ「うむ、今は梯子を持ってきているからな」
調査隊員1「あの穴の下へ?」
ハヤミ「そうだ」
ハヤミ博士は梯子を穴にかけようとする。だが穴を覗いた瞬間、博士の表情が変わった。
ハヤミ「なんと!・・・」
調査隊員1「どうしました?博士・・・」
Gセイバーや調査隊員達は穴を覗いて我が目を疑った。なんと穴の底には大量のトゲが生えていた。この穴に落ちたら最期、確実にあの世行きだ。
ハヤミ「覗かねばわからなかったがこんな罠が・・・部屋があるのかと思っていた・・・私としたことが!」
リーナス「と言うことは・・・」
博士は梯子を橋のように穴の上にかけ、そして大きな釘を数本出し、引っ掛けた。
ハヤミ「これならば先へ通れるぞ」
Gセイバー「おお」
調査隊員2「でも不安だな」
ハヤミ「だが進まねば!」
そう言って博士は進む。
リーナス「大丈夫かな・・・?」
そう言いながらも皆無事に通過できた。

その頃マリオンたちは

エリアルド「んで・・・遺跡では調査が・・・」
マリオン「はい」
ここはアデレードの森から少し南に位置するポイント。グレムリーはここに陣取っていた。彼らはまたアデレードへ攻め込もうとしていたのだった。
レイ「そうか、それでどうしますか?」
エリアルド「ふむ・・・ならば土産にあいつらの調査資料でも奪い取ってみるか・・・そのまま待つか」
レイ「はっ!」
レイは敬礼しながら思う。
レイ(土産か・・・あのジオン族司令官への土産だな・・・だがそう言えば司令官の狙いがなんなのかわからん・・・何を企んでいるのやら・・・)
エリアルド(アイツはキルケーに関係するものを欲している・・・奴は魔法文明の力でも利用しようとしているのか?)
エリアルドもレイもジオン族部隊の司令官の事は何もわかっていない。敗走してきたジオン族部隊を引き連れてグレムリー公国にやってきた。いつも黒いローブに身を包んでおり、そのローブをとった姿を誰一人として見ていない。リグ地方侵略の時からあの姿らしい。
レイ(だが・・・何を考えていようが謀反を企んでいたら消せばいい・・・)
レイは心の奥底でそう考える。今はリグ地方制覇に利用させてもらうだけだと。

遺跡B1F

調査隊は遺跡の地下1階(暫定)へ突入した。そこは多数の罠が待ち構えていた。だがそれらはハヤミ博士の勘で事前に突破した。博士もさすがと言うか・・・凄いような・・・
リーナス「・・・ここは・・・」
横には多数の扉があった。まるでここは居住区のような所である。
調査隊員1「1つ1つ調べますか?多分開かないかもしれませんが」
ハヤミ「うむ・・・気をつけるんだぞ・・・」
隊員は扉を開けようとする。扉は思っていたよりも開いた。鍵もかけられていなかったようである。もしくはロックが劣化したのかもしれない。
リーナス「簡単に開いたわね・・・」
だが部屋の中は机らしきものがあるだけで何も無かった。どこの部屋もこんな感じで収穫は無かった。と思いきや、最後の部屋に剣の様な物が刺さっていた。
リーナス「何かしら?この剣」
Gセイバー「さあな」
Gセイバーが手で触ろうとした。だが・・・
ばしぃ!
リーナス「うあ!」
Gセイバーが手で触れようとした途端、電撃のようなもので防がれた。Gセイバーは3歩下がる。どうやら結界らしきものがはられているようだ。
Gセイバー「ダメだ、触れない」
リーナス「何なのこれ・・・」
ハヤミ「ん?これは・・・まさか・・・」
ハヤミ博士は剣を見る。何か知っていそうだ。
調査隊員1「博士・・・まさか!これは」
調査隊員2「そんな!・・・こんな所にあったのか!」
調査隊員達も驚く。
リーナス「まさか・・・これも・・・キルケーの遺物?」
Gセイバー「博士、これ知っているんですか?」
ハヤミ「恐らくだ・・・これはマギナスカリヴァーではないかと・・・」
リーナス「マギナス・・・カリヴァー・・・?」

続く


No.380 騎士ガンダム戦記 フェイズ213「一旦外へ」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年07月02日 (水) 21時25分 [返信]

アデレード遺跡を調査中の調査隊はある部屋に入った。そこで絵のようなものが刻まれた多数の石版を発見する。

リーナス「これ・・・どうしますか?」
リーナスは自分に酷似した女性の描かれた石盤を見ながら言う。
ミガキ「外へ持っていこう!出来れば明るい場所で解読してみたい・・・」
Gセイバー「一旦戻るのか・・・」
リーナス「でも・・・元来た道・・・わかるのかな?」
ハヤミ「わかるぞ!わしは覚えている!」
ネクティス「大丈夫さ、博士はルートさえも覚えちゃうから」
リーナス「そ・・・そうなんだ・・・」

その頃遺跡の外では・・・

セカンド「・・・」
マリオン「・・・」
セカンドたち警備部隊とマリオンたちジオンの偵察部隊が対峙していた。
サード「兄様・・・どうします?あいつら」
セカンド「撃退するか・・・」
バーザム「マリオン殿!ここで1戦交えるしかないですよ!」
マリオン「でも数では敵のほうが圧倒的に・・・」
サード「サードとしては戦いたくは無いです・・・遺跡に攻撃の余波が当たったりでもしたら・・・」
サードの一言でその場の敵味方が戦うのを思い止めた。セカンドたちとしても遺跡に攻撃が当たるようなことになれば中にいるGセイバーたちを含む調査隊に被害が及ぶ。そしてジオンの偵察部隊も目当ての遺跡を傷つけるわけには行かない。
バーザム「あ・・・あの・・・」
マリオン「撤退!」
マリオンは部下達に撤退を命じる。見つかった以上退くしかない。そして遺跡の状況を報告せねばならない。
バーザム「よろしいのですか?」
マリオン「私たちは戦闘が目的じゃない・・・それに今のこの部隊じゃあれだけの部隊に敵うわけが・・・」
それに今のマリオンはどうも戦う気にはなれなかった。それにあの遺跡には何かがある。司令官の目的がわかりそうな気がするかもしれない。今回はキルケーの謎を敵に委ねてもいいかもしれない。マリオンの脳裏に一瞬だけそんな考えが過ぎった。
そして偵察部隊は森の奥へと消えていった。
サード「はぁ・・・戦いは避けられましたね・・・でも・・・」
セカンド「敵がどう動くか・・・か?」
サード「総攻撃しかけてきそうですね・・・」
そのときだ。遺跡からGセイバーたちが戻ってきたのは。
Gセイバー「おーい!」
セカンド「お、戻ってきた、ずいぶん早いね」
ネクティス「ちょっとある発見をしてね」
サード「発見?・・・それは?」
リーナス「本当に戻ってきちゃったよ・・・私たち」
ハヤミ「それ!私だって伊達に忘れてはいないな!」
ミガキ「早速石版の解読に移ろう!」
調査隊員達はテントやらテーブルやらの設営に移る。設置されたテーブルでミガキ博士は熱心に回収して来た石版の分析を始める。
ハヤミ「さて・・・また遺跡の中へ向かうか」
ネクティス「また行くんですか?」
ハヤミ「あそこはミガキくんに任せてまた遺跡の中を調査しようとな・・・」
リーナス「ならば私も行きます!護衛として!」
Gセイバー「じゃ、俺も」
Gセイバーとリーナスが志願してきた。
ハヤミ「おお、すまないな」
リーナス「この調査には私の過去がかかっているので!」
ハヤミ「どういう意味かね?」
Gセイバー「色々とわけありでしてね・・・つくづく言いますけど」
そうしてハヤミとGセイバーたちは遺跡の中へ再び向かうのだった。

続く


No.379 騎士ガンダム戦記 フェイズ212「遺跡内部での発見?」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月26日 (木) 22時41分 [返信]

ハヤミ博士率いる調査隊の遺跡調査は続く。

遺跡2F(暫定)

博士達は2階へ向かった。今はトラップと思われるものは無い。
ハヤミ「ここが2階だな・・・」
リーナス「下の階へ行けなかったのが残念・・・」
ハヤミ「わしも気持ちはわかるがな・・・」
リーナス「高所恐怖症と言うのなんですか?」
ハヤミ「いや違うって」
ネクティス「リーナス・・・失礼だぞ」
リーナス「あ・・・すみません」
ミガキ「下の階の調査は後回しなんだろう」
ハヤミ「まあな、それでは行くぞ!」
一同「イエッサー!」
調査隊は先を急ぐのだった。

遺跡の外

その頃、セカンドセイバーたちは。
セカンド「そこにいるのはわかっているんだ!出て来い!」
セカンドが茂みに目をやって、言い放つ。
サード「おや・・・いますか・・・」
その茂みにはマリオンと兵士ブグ×2、剣士バーザムがいた。
マリオン(げえ!?ばれた・・・!?)
バーザム(コイツ・・・鋭いな!)
だが彼女達は声を上げる事も動く事も無い。
セカンド「黙っていてもいるのはわかっているんだぞ」
セカンドが茂みに向かう。そしてそこらへんに転がっていた石を投げた。
セカンド「とりゃあ!」
そして石は茂みの中にいたブグに直撃した。
ブグA「げふっ!」
サード「やはりジオンですか・・・」
セカンド「いい加減に出て来い!」
その叫びと共にマリオンたちが出てくる。
マリオン「くっ・・・!」
バーザム「よく見抜いたな・・・」
セカンド「何となく視線を感じたんでな」
バーザム「視線か・・・やられたな・・・」
マリオン「凝視したのがまずかった・・・」

遺跡2F

その頃調査隊は・・・
ハヤミ「ストップ!」
先頭のハヤミ博士が皆を止める。と言う事はトラップがあると感じたのだろう。
ミガキ「ハヤミ・・・まさか・・・」
彼らが止まったのは大広間と思われる場所の入り口みたいな所だ。
ハヤミ「何となくわかる気がするんだ・・・」
Gセイバー「ああ、わかる・・・」
ハヤミがそこらへんに転がっていた石を前方に投げた。すると石の転がった辺りに巨大な物体が天井から降ってきた。まるでヤマアラシのトゲトゲみたいな感じの。もしこのまま進んでいたら、皆あれの餌食になっていただろう。
ハヤミ「では行くぞ」
そして彼らは大広間に侵入する。ここはどんな部屋なのだろうか。
Gセイバー「広いなあ・・・何の部屋だろうな・・・」
調査隊員1「見たところ王様のいるような場所では?」
Gセイバー「つまり・・・王の間ってとこか」
調査隊員2「恐らく」
ハヤミ「多分そうだろう・・・あそこにあるのって・・・」
ハヤミ博士が指差した方向には壊れた玉座のようなものがあった。
Gセイバー「これ・・・玉座・・・だよな・・・」
調査隊員1「ええ・・・」
ハヤミ「この遺跡はキルケーの城だったと言う事か」
リーナス「城?・・・王の間・・・まさか!」
リーナスは確信した。この遺跡はキルケニアス王家絡みの場所かもしれないと。
ミガキ「!?皆!こっちに来てくれ!」
ミガキ博士が玉座の後ろを見て叫んだ。皆集合する。
リーナス「ミガキ博士!どうしました!?何か発見したんですか?」
ミガキ「これを見てくれ!」
それは多数の石版だった。多数の石版は重ねられて、置いてあった。
ネクティス「・・・なるほど・・・」
ハヤミ「?ネクティス君?」
ネクティス「超僅かですが魔力が出ていますよ、石版から」
ネクティスはその石版を手に取った。
ネクティス「!?・・・こ・・・これって・・・」
彼が見た石版には絵のようなものが刻まれていた。
リーナス「?・・・はうあ!」
その絵には女性が描かれていた。金髪でロングヘアーでまるで王女様のような服装をしていた。頭頂部にはアホ毛のようなものがある。これはもしや・・・
リーナス「なんか・・・私に似ているような・・・」
ネクティス「た・・・確かに・・・」
ネクティスがリーナスを見る。リーナスは驚いた様子だ。
ハヤミ博士達は石版を調べる。
ハヤミ「これは・・・絵・・・なのか・・・」
調査隊員1「何かの記録でしょうかね?」
石版にはそれぞれ絵が刻まれていた。多数の建物が描かれたもの、少女のようなものが描かれたもの、怪物が街を破壊するような絵など色々とあった。
いずれもキルケーの文字が刻まれていた。
ハヤミ「もしや・・・これらはキルケーの記録なのか!?」
Gセイバー「・・・絵日記?」

世紀の発見か!?

続く


No.378 騎士ガンダム戦記 フェイズ211「遺跡内部」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月25日 (水) 21時41分 [返信]

ついにアデレード遺跡の内部に足を踏み込んだリーナスたち。果たして彼女達を待ち受けるのは何か?

遺跡内部1F

まずは遺跡の1階(と見なされる)の調査である。この遺跡の見た目は小さな城のようなものであった。建物の一部が埋没しているようであるが入り口らしきものがあり、調査隊はそこから入ったのだった。簡単に扉が開いた。長く放置されていた為、ロックが劣化したのだろう。
まず1階から調査だ。
ハヤミ「ほお、長く放置されていたわりには原形は留めているようだな」
調査隊員1「ええ」
調査隊員2「一部が埋まってるけどここが何階なのかわかりませんが」
ミガキ「通路には・・・何も書いていなさそうだな・・・普通は何かの文字が書かれているはずだが」
リーナス「・・・怖いような・・・」
Gセイバー「こらこら、お前絡みなんだろ、勇気出せ」
リーナス「わかったわ、大丈夫よ」
Gセイバー「本当か?」
リーナス「ええ、平気よ」
ネクティス「だが遺跡にはモンスターが生息しているというケースがある、何が出てくるかわからん」
リーナス「モンスターか・・・」
ハヤミ「それに遺跡には対侵入者用トラップが配置されているのだ、気をつけるんだ」
一同「はい!」
そして3分くらい歩いたら先頭のハヤミ博士が皆を止める。
ハヤミ「ん!止まれ!」
リーナス「博士?」
その先の床には白い四角形のマークがあった。
ハヤミ「もしやこれは・・・」
ネクティス「まさか・・・わかりやすいなぁ・・・」
ハヤミ博士がその白いマークに向けて石を投げる。
リーナス「これってまさか・・・」
石はマークに投げられた。すると上から大量の槍が石に目掛けて降ってきた。やはりトラップだ。
リーナス「トラップ!?」
ハヤミ「やはりな・・・」
Gセイバー「そう言えばこの人って・・・」
ミガキ「ハヤミは遺跡のトラップを見抜く事ができる天才なんだよ」
ハヤミ「考古学やっていると遺跡に行く事がある、遺跡には大抵こう言うトラップがある、いつしかそういうのを見抜けるようになってしまってな」
Gセイバー「何気に凄いな、この爺さん」
ネクティス「ああ、遺跡調査には大いに役立っているんだよ」
ハヤミ「では行くぞ、危険だから気をつけろよ皆」
調査隊は白いマークを避けながら向かう。
そしてまたトラップと思しきものを発見する。両側の壁に白い丸いマークが刻まれている。
ネクティス「これも明らかにトラップって感じですね」
ハヤミ「無闇に触らん方が良いかも知れんな」
Gセイバー「確かに」
そして進もうとする。だが、その時だ。マークにはさまれるように通ろうとした途端、遺跡がゆれ始めた。
リーナス「ひぃ!何!?何!?」
ネクティス「博士!?」
ハヤミ「しまった!これは挟まれると発動する奴だったか!後退だ!」
調査隊はそのまま後退する。すると揺れが収まった。
調査隊員1「どうします?どう進めば・・・」
ハヤミ「あのマークに挟まれなければいいのだ」
Gセイバー「と言う事は・・・」
調査隊は匍匐前進で先を進む。こうしてトラップを突破した。そして歩く事8分くらい、前方に階段を発見する。
リーナス「ここは・・・」
ネクティス「下の階か、上の階に行くかですね」
Gセイバー「どうするよ?」
ネクティス「ハヤミ博士が決めてくださいよ」
ハヤミ「下へ向かおう、何かがあると思うが・・・」
Gセイバー「了解!」
ネクティス「地底へ・・・か」
ハヤミ「きっとさっきみたいに多数のトラップがあるかも知れんぞ、気を引き締めてかかれ!」
一同「はっ!」
リーナス(きっと・・・この下にあるんだ・・・私の手がかりになる何かが・・・!)
調査隊は階段を下りる。だがハヤミ博士は皆を止める。
ハヤミ「待て!」
また早くもトラップ発見か。皆息を飲む。ハヤミは背中のリュックから棒を取り出すと自分がいる階段の段の下の段につっつく。すると・・・
どん!とと言う音と共にそこから下の階段が開き、落とし穴になった。
ハヤミ「うむ・・・ここから先へは行けそうに無いかも知れんな・・・残念だが上に向かうぞ」
一同「はい!」
結局彼らは上へ上る事にした。

その頃外では。

サード「セカンド兄様、リーちゃんやGセイバー兄様は大丈夫でしょうか?」
セカンド「多分大丈夫かもな」
サード「かもって・・・」
セカンド「そして・・・こっちの心配もせねばならんな」
セカンドがある方向に首を向ける。その方向にいたのは・・・
マリオン(!?・・・ばれた!?)

続く


No.377 騎士ガンダム戦記 フェイズ210「遺跡調査開始!(後編)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月19日 (木) 21時54分 [返信]

発掘調査隊と合流したリーナスたちは遺跡へ向かう。案内役は森の事をよく知るイリュージョンである。

ハヤミ「こんな森の中に遺跡があるのか」
リーナス「ええ、あるんですよ」
Gセイバー「深い森なんで詳しい道順がわからなかったんだよなあ」
ミガキ「それに盗賊などのせいで調査が出来なかったからな」
サード「そうでしたね・・・だが盗賊の危険は無くなっても・・・」
Gセイバー「またジオンが襲ってくる・・・と?」
ハヤミ「厄介な事だな」
リーナス「確かに・・・」
サード「だけど!必ず守ってやりますよ!」
ハヤミ「・・・大丈夫か?」
Gセイバー「何か不安でも?」
ハヤミ「いや別に・・・遺跡がもしかするともうあらされているんじゃないかという心配がな・・・」
イリュージョン「大丈夫だと思いますよ、盗賊もあそこに不用意に近づいていないらしいですし・・・それにグレムリーもあそこに言った形跡は無かったようだったし・・・」
ハヤミ「そうか・・・」
ハヤミ博士はほっとする。
ネクティス「心配しないで、ハヤミ博士、俺達が付いてますから」
ハヤミ「わかっているよ、君も楽しみだったんだろう?」
ネクティス「まあね、ここで引き下がれませんよ」

遺跡周囲

遺跡の周辺警備に当たっていたセカンドの部隊は調査隊を待っていた。
フリーダム「周辺には敵はいません」
セカンド「そうか」
そしてセカンドがふとある方向を見る。森への出入り口のほうである。
セカンド「お、来たな・・・」
調査隊がやってきた。
セカンド「おーい!」
イリュージョン「調査隊が来たぞ!」
セカンドたちは敬礼をする。
セカンド「調査隊の皆さん!今の所遺跡付近に怪しい奴はいませんが油断は出来ません!」
ミガキ「ああ、そうかい」
ハヤミ「その警護が君達の使命だろうに」
Gセイバー「はっ!」
そして調査隊は直ちに遺跡へ向かう。
ハヤミ「よし!調査に取り掛かるぞ!」
調査隊員達「イエッサー!!」
調査隊は遺跡の中へ向かおうとする。
ネクティス「リーナス、俺達も行くぞ」
リーナス「わかったわ!」
Gセイバー「俺も付いていくよ、俺はリーナスの保護者兼上官だし」
リーナス「はいはい」
リーナスとGセイバー、ネクティスも遺跡へ向かう。
リーナス(いよいよ私の正体が・・・わかるのかな?)
ハヤミ「おや?あの娘も行くのかね?」
ネクティス「まあ警護ですから」
ミガキ「色々とわけありなのだよ、彼女は、キルケーと関係あるらしい」
ハヤミ「キルケーと?そんなバカな?」
リーナス「まぁきっとこの調査でわかるでしょう・・・」
Gセイバー「・・・だといいんだが」

そしてその遺跡を草むらから覗く者達がいた。
マリオン「調査が始まったみたいね」
ダークウィッチマリオンだ。彼女は自ら志願して偵察部隊として遺跡の偵察に来たのだ。

続く


No.376 騎士ガンダム戦記 フェイズ209「遺跡調査開始!(前編)」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月17日 (火) 22時11分 [返信]

第3次アデレード会戦終了。結果はガイア軍の勝利である。
そして翌日、正式な遺跡調査が開始された。

会戦から翌日 ガイア王都からアトランタ村へ続くルート。

サードはミガキ博士達調査隊と共にアトランタ村へ向かっていた。
サード「博士、もうすぐ着くと思いますよ」
ミガキ「おお、そうか」
学者「キルケーの遺跡を久々に調査できるとは・・・緊張してしまう・・・」
この学者は考古学者のハヤミ博士。現在キルケーの研究に関しては一番の学者だと言われている。
サード「ハヤミ博士・・・緊張してるんですね」
ハヤミ「まぁ久々だからな、それにこれまでの遺跡にはキルケー滅亡の詳細が無かったからな」
ミガキ「ハヤミ、君も楽しみなんだろ?今回の発掘は」
ハヤミ「ああ!キルケーの秘密を解き明かしたいんだ!一体あの文明に何が起きたのか・・・場合によってはそれが今の世界への警鐘になるかもしれない・・・」
ミガキ「警鐘・・・か」
今回のサードは戦士装備だ。護衛任務はこういう装備が最適らしい。
サード(現地では緊張してる娘がいますよ・・・リーちゃんと言う・・・)

アトランタ村

その頃リーナスたちは発掘調査隊を待っていた。

リーナス「まだかな」
Gセイバー「まだだろ」
リーナスとGセイバー、セカンドセイバーが入り口で待ち構えていた。
Jセイバー「お二人とも、大丈夫ですか?」
リーナス「大丈夫よ、一晩寝たんだから」
Jセイバー「はあ・・・」
ネクティス「お前達・・・昨日は無茶をして・・・」
Gセイバー「すまないな・・・」
ネクティス「それはそうとリーナス、怖いか?」
リーナス「何が?」
ネクティス「自分の正体がわかるかもしれない事が」
リーナス「いや・・・そこまでは・・・」
Gセイバー「おっ!来たぞ」
Gセイバーが指差したほうからサードと発掘調査隊たちがやってくる。
ネクティス「来たな、あそこにいるのはハヤミ博士だな」
リーナス「ミガキ博士も確認!」
そして調査隊とリーナスたちは合流する。
サード「セカンド兄様は遺跡周辺に?」
Gセイバー「ああ、敵が現れるかもしれないからな」
ハヤミ「敵?・・・グレムリーとジオンらしいな・・・発見を横取りしようなど断じて許さん!」
サード「まぁまぁ、我々が警備につきますから」
ハヤミ「うむ・・・」
リーナス「ミガキ博士!」
ミガキ「久しぶりだな、元気だったか」
リーナス「とりあえず」
ミガキ「君も参加するのか」
リーナス「そりゃあそうですとも、私の記憶に関係する事なので!」
ミガキ「そうか・・・」
Gセイバー「せいぜい足を引っ張るなよ」
リーナス「わかってるよ・・・」
ハヤミ「それでは!行こう!」
イリュージョン「道案内は俺に任せてください!」

こうして発掘調査隊は遺跡へ向かった。

続く


No.375 騎士ガンダム戦記 フェイズ208「終わる会戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2014年06月10日 (火) 21時53分 [返信]

アデレードの遺跡を巡っての第3次アデレード会戦は終了した。
エリアルドが負傷した事でグレムリー軍はそそくさと撤退して行った。戦いが終わったのは1740時。夕方の時刻である。

レイ「大丈夫ですか?」
エリアルド「すまない・・・また無茶をした・・・」
ヴィッシュ「無理をなさらずに・・・」
エリアルド「わかっている・・・また明日がある・・・」
レイ「無茶です!そのお体では明日も攻撃など不可能です!作戦は中止すべきです!」
エリアルド「だがなあ・・・」
エリアルドたちの会話をマリオンが聞く。
マリオン「遺跡の制圧が出来なかった・・・」
スカーレットC「残念ねえ・・・」
マリオンに続きスカーレットキュベレイも呟く。
エリアルド「くそっ・・・ならば小規模な偵察部隊を派遣するだけでいいさ」
レイ「了解しました、残存部隊から志願者を募りますよ」

アトランタ村

その頃リーナスとGセイバーはイリュージョンやデルタたち3個小隊と共にアトランタ村へ後退していた。残ったセカンドは遺跡周辺の警備だ。
デルタ「今夜は休んでおけよ二人とも、明日の護衛に備えてな」
リーナス「了解・・・」
デルタ「報告、サードが明日ここに来るぞ、俺たちと交代でな」
Gセイバー「交代というと、デルタ団長たちは本国へ帰還ですか」
デルタ「まあね、マークWやジムストライカーも帰還するぞ、それに遺跡調査の護衛はネクティスやお前らリーナスとセイバー3兄弟の任務だ、ある程度の部隊は残しておくから」
Gセイバー「承知いたしました」
リーナス「はい!」
デルタ「それじゃ、後は頼んだぞ!」
デルタたちはそう言って村を後にする。
リーナス「いよいよ明日・・・」

遺跡調査がいよいよ始まる。素性不明のリーナスの手がかりは見つかるのか?

続く




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