ガイア軍が対策を練っていたその頃、グレムリーでも決戦準備をしていた。
ペズン砦
砦内部は決戦準備と言う事で慌しい感じだ。スカーレットキュベレイも指揮官ゆえに忙しい。 スカーレットC「ああ・・・忙しいったらありゃしないわ」 だがスカーレットはそんな中である事が頭の中によぎっていた。リーナスの正体である。昔の女王のクローンだと言うのだ。スカーレットは偶然それを知ってしまったのである。これを暴露するべきだろうかと考えていたがやめておく事にした。もし無闇に公にすれば自分の命は無い。 スカーレットC「さてさて・・・仕事仕事・・・」 彼女は仕事に戻った。
エリアルドとヴィッシュも作戦会議をしていた。 エリアルド「さて・・・どうするんだ?」 ヴィッシュ「予定ではモルガルデンの町からのルートから侵攻するつもりです。あそこならばガイアへ早く侵攻できます」 エリアルド「他のルートじゃ確か少しかかるんだっけ?」 ヴィッシュ「ええ・・・早めにやったほうが得策かと・・・」 エリアルド「善は急げ・・・か・・・のんびりやるよりはマシかも知れないが・・・」 ヴィッシュ「そうですね。まあ早いほうが色々と楽だとか・・・」 エリアルド「レイブンの奴がか?」 ヴィッシュ「ええ・・・そう言ってましたよ」 エリアルド「あいつは本当に何を考えているかわからないよなあ・・・」 ヴィッシュ「ええ・・・ですが優秀ですよ。あの人は」 エリアルド「優秀なのは結構だ・・・だが本当にこの国を強大なものにしてくれるのだろうか?」 ヴィッシュ「わかりません・・・だが一応あの男は得体の知れない奴である事に変わりません」 エリアルド「俺も父上も注意はしているつもりさ。だが今度の決戦では思う存分利用させてもらう・・・」 ヴィッシュ「それで出撃ですが明後日には準備完了しそうです」 エリアルド「そうか・・・明後日出撃だな」
決戦の時が近い・・・本当にマジで・・・
続く
|