ガイア城
ガイア城ではガイア軍が出撃しようとしていた。 デルタ「相手はグレムリーだが・・・真のターゲットはレイブンのみだ!奴を放って置けばガイアもグレムリーも滅びかねない!」 一同「はっ!」 Gセイバー「確かにな・・・もしマリオンの言うとおりだったらグレムリーと戦っている場合じゃない」 レイブンはガイアとグレムリーの双方が消耗したところを潰す可能性も高い。ここはグレムリーと交渉に赴きたいが連中がガイアの話を聞いてくれる可能性は低いだろう。王も話し合いを考えていたがグレムリーの支配者ギレン王の好戦的かつ野心的な性格から見て話し合いは無理と思った。 マーク「多分話し合いは無理そうかもな・・・」 セカンド「王様も辛いんだろうな・・・」 マークW「だがあのレイブンと言う奴が危険な奴であることに変わらん・・・多分多少の犠牲はやむなしかも知れんな・・・」 皆、色々な思いをしながら戦に赴こうとする。 デルタ(俺だってこれ以上この地方が戦いにさらされるのは嫌だ・・・だが俺も騎士だ!戦わずして平和は守れない!) Gセイバー「リーナス・・・今行くぞ・・・!」 デルタ「いざ出陣!」 ガイア軍ことガイア騎士団出陣。騎士デルタガンダム、騎士Gセイバー、剣士セカンドセイバー、魔道士サードセイバー、法術士ネクティス、戦士ジムストライカー、騎士ガンダムマークW、剣士マーク、僧侶ナヴィ、僧侶ジャグラー、兵士ジムU、兵士フリーダム、兵士Jセイバー、ファイタードラゴンやら色々と出陣していく。その中にはグレムリーを脱走したダークウィッチマリオンとその使い魔たち、ハーピージャジャ、シャドークゥエル、ビギナサンダーもご同行する。 ハーピージャジャ「まさかガイア軍と一緒に戦うとは・・・」 マリオン「私達も一応協力者だし・・・」 ビギナサンダー「かつての味方を攻撃するってのはなあ・・・」 マークW「かつてって昨日ぐらいだろ」 マークWが彼らの監視役として後ろにいた。 マークW「言っておくが俺はお前らをあまり信用はしていない・・・ただレイブンって奴が危険なのは何気に理解している」 マリオン「それはどうも・・・」 マークW「もし貴様等が敵軍に戻るような真似をすれば・・・」 シャドークゥエル「斬る・・・だろ?」 マークW「ああ・・・」 マリオン「多分あそこには私達の味方はいないかも・・・スカーレットは・・・どうだろうか?」 Gセイバー「リーナス・・・大丈夫か?」 Gセイバーはリーナスのことを考えていた。心配だった。彼女が単独でグレムリーに向かい、レイブンをたった一人で倒そうとしているのだ。 多分一人では勝ち目は無い。例え彼女が強大な魔力を持っていようとも・・・ Gセイバー「無事でいてくれよ・・・」
グレムリー国内
その頃リーナスは・・・ リーナス「ペズン砦・・・私の記憶が正しければ・・・」 リーナスはペズン砦に向かおうとしていた。以前の潜入した記憶を元に向かっている。 リーナス「そうだ、アイツに果たし状みたいなものでも書こうかしら。『たった一人で来てください』って。でもアイツがそう思い通りには・・・」 多分果たし状を送っても一人ではやってこないだろう。きっと確実に大軍団を率いて攻めてくるだろう。 リーナス「やっぱり・・・様子を見てみようかしら・・・」 そしてリーナスはペズン砦へと向かった。
ペズン砦近く
リーナスは持ってきた双眼鏡で砦の中を覗いた。 リーナス「何か少し混乱してるみたい」 警備の兵士達が何やら話をしている。少し驚いたような感じであった。 リーナス「まさか・・・マリオンたちの事かしら?」 マリオンたちがレイブンを密告しようとするも気づかれてレイブン本人に叩きのめされたのをリーナスは知っている。また町人から話を聞いた時、マリオンとその使い間が反乱を起こして行方不明だというのを聞いた。どうやらグレムリー軍では若干彼女の反乱と言うニュースが話題になっているらしい。 リーナス「チャンスかも・・・」 その時、リーナスは誰かの背後を感じた。 リーナス(!!・・・やばっ・・・見つかった!?) レイブンかと思ったリーナスは恐る恐ると振り向く。そこにいたのはただの通行人らしい男だった。 男「何してんだい?君」 リーナス「いっ・・・いえ!私はただ・・・」 男「君はここらじゃ見ない顔だね」 リーナス「私は旅人です。この国は初めてなもので・・・」 男「そうかな?・・・何か違うような気がするよ」 リーナス「うっ・・・」
続く
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