エリアルド「攻撃開始!」 デルタ「来るぞ!応戦するぞ!」 アデレードの森にてついに戦いが始まった。 リーナス「ついにまた始まった・・・!」 イリュージョン「これで3度目か・・・」 3度目。このイリュージョンの言葉の意味はリーナス以外はわかっている。リーナスにとってはアデレードでの戦いは2度目であるが実はリーナス発見以前、ジオンの侵略が行われていた際に1度起きている。その際に1個中隊だったアトランタ村警備部隊は2個小隊にまで損耗してしまった。そしてイリュージョンのみならずGセイバーやデルタもこの戦いに参戦していたと言う。リーナスはそれを知らない。これは三度目のアデレード会戦なのだ。 リーナス「ええい!」 リーナスが襲い掛かったザクに剣を振るう。タンクジャガー部隊がドムコングとボリノークベアーに噛み付くがそのうちの1匹がドムコングの強力背負い投げで即死した。上空ではイーグルイージーがブラウスワローとバットキュベレイの空中戦が繰り広げられている。ブラウスワローが集団でイーグルイージーの1匹をリンチにしているが他のイーグルイージーが助ける。 剣士バーザムの部隊がGセイバーやイリュージョンに襲い掛かった。 イリュージョン「甘い!」 イリュージョンは風の如くバーザムの攻撃をかわし、そして距離をつめて切り刻む。バーザム2名があっという間に真っ二つになった。 バーザム「ぎゃあ!」 Gセイバーもイリュージョンのようにバーザムの攻撃をかわして、倒す。 一方デルタガンダムも敵と交戦中だ。レイとスカーレットキュベレイ、マリオンたち法術部隊が立ちはだかっていた。 デルタ「敵は魔法部隊か・・・ならやってやるさ!」 レイ「来るがいい!デルタガンダム!」 そこにネクティスの部隊が立ちはだかる。 ネクティス「こいつらは俺達に!」 デルタ「ネクティス・・・俺も戦わせて貰うさ」 ナヴィ「私だってやれますよ!」 ジャグラー「ナヴィ、お前は実戦経験浅いからカバーしてやるよ」 デルタ「死ぬなよ・・・」 ナヴィ「了解!」 マリオン「またしても・・・」 その頃サンドレオンはジムストライカー、フリーダムと交戦中だ。 サンドレオン「とりゃあ!」 サンドレオンのショーテルがフリーダムを切り裂いた。 フリーダム「ぎゃあ!」 ジムストライカー「コイツ!なかなか手強い・・・というかガンダムじゃんか!」 サンドレオン「ジム族がガンダム族に適うものか!」 ジムストライカー「敵にガンダムだと!」 そのジムストライカーの声は戦闘中のリーナスとGセイバーに聞こえた。 リーナス「え?」 Gセイバー「ガンダムだと!?」 その時だった。突如サンドレオンに向かって円盤状の武器が飛んできた。マークWのインコムハンマーだ。サンドレオンはちょっと驚いたもののショーテルでハンマーをなぎ払った。 サンドレオン「誰だ!」 マークW「俺もガンダムなんだが」 サンドレオン「ほお!ならば来い!」 マークWとサンドレオンの戦いが開始された。サンドレオンはショーテルでマークWに切りかかったがマークWは剣で応戦し、相手を切りつける。 リーナス「あ!アイツって・・・!」 リーナスは見た。マークWと交戦しているガンダムを。それはイーズ山でリーナスたちと交戦した吸血鬼ギルティの手下氷獣戦士ガンダムサンドレオンだった。 リーナス「あの吸血鬼の!!・・・グレムリーの手先に!」 Jセイバー「危ない!」 リーナス「はっ!」 リーナスの目の前にスライムアッザムたちが襲ってきた。 スライムアッザム「余所見はいかんぽよぽよ!」 だがリーナスはすかさず発動した魔法でアッザムたちを焼き払った。ファンネルは雷雲を操り、複数の相手に雷撃をくらわせる技だ。 リーナス「危ない・・・余所見禁物!」 スライムアッザム「この野郎・・・やってくれたな!」 まだ動ける奴がいた。最後のアッザムは焦げていても襲い掛かった。 スライムアッザム「くたばれ!」 だがリーナスはすかさずボーガンを放った。それが止めとなり、スライムアッザムは溶けて消滅した。 リーナス「ふう・・・でも何でアイツがグレムリーに・・・」 Gセイバーもサンドレオンの存在を確認した。 Gセイバー「!アイツはサンドレオン!?何で奴が!」 イリュージョン「知っているのか?!」 Gセイバー「ああ、前に戦った敵さ。グレムリーでもジオンでもないのに・・・世の中とは移ろいやすいものだな・・・」 Gセイバーはドムコングの攻撃をジャンプでかわしながらドムコングの頭部を剣で叩き斬った。脳天を割られたドムコングは頭部から血を出して倒れた。 Gセイバー「!」 イリュージョン「!この殺気は!」 二人はある敵の存在に気づいた。独特の殺気を放っていた。 イリュージョン「あいつか!」 二人の前にグレムリー王子エリアルドが現れた! エリアルド「この間のガンダムか!」 Gセイバー「お久しぶりだな、王子様!」
続く
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