アデレードの森の戦いは激化していく。その戦火は遺跡そのものまで巻き込もうとしたが・・・そんなことは無かった。
リーナス「外に出た・・・」 リーナスが遺跡から出てくる。続いてエリアルドも出てくる。 エリアルド「ふぅ・・・さて・・・戦いの続きだ!」 そして二人は戦闘を再開した。しかし圧倒的にリーナスが不利だ。 リーナス「くっ!・・・やっぱ手ごわい・・・」 エリアルド「さっきはよくもタックルかましてくれたな!」 そこにGセイバーが乱入する。 Gセイバー「ったく無茶するなあ・・・!」 Gセイバーがエリアルドを横から攻撃する。がエリアルドはジャンプで距離をつめてそれをかわす。 エリアルド「危ない!」 Gセイバー「リーナスよ・・・大丈夫か?」 リーナス「大丈夫・・・」 Gセイバー「ったく・・・無茶するなよ・・・それに・・・」 リーナス「遺跡に入ったのは悪かった・・・でも調べたいからじゃない・・・」 Gセイバー「あいつの追撃だろ・・・ったく・・・」 リーナス「・・・でも今は戦闘中よ・・・」 Gセイバー「だな・・・」 エリアルド「とりゃあ!!」 エリアルドが襲い来る。 Gセイバー「来るぞ!回避!」 リーナス「了解!!」 どうにか攻撃を回避する二人。 リーナス「どうしようか?・・・」 Gセイバー「・・・ならば・・・あれをやって見るか・・・」 リーナス「あれ・・・ってまさか・・・」 Gセイバー「そうだ・・・」 実はGセイバーとリーナスは数日前(ルシフェルの騒動より少し前)からある技を考案していた。それはGセイバーの剣術とリーナスの魔法を合わせると言うものだ。だが考えただけで実際にやったことはまだ無い。 リーナス「やるっていうの?あれを・・・」 Gセイバー「そうだ、あれをやってみる」 リーナス「でも・・・実験もやってないのに・・・」 Gセイバー「あいつは強力だ、あれしかないかもしれん!とにかくやってみるっきゃない!」 リーナス「・・・わかった・・・じゃあ行くよ!」 リーナスは自分の魔力を剣にこめる。リーナスの剣が光り始める。 リーナス「む〜〜〜・・・・」 そしてGセイバーは自分の剣をリーナスの剣にクロスする。そうすることでGセイバーの剣にも魔力を与えるのだ。 デルタ「あいつら・・・もしや・・・」 ネクティス「あの技か?・・・まだ企画段階の・・・」 デルタたちはその様子を見る。エリアルドはというと・・・ エリアルド「何をする気かわからんが隙がありすぎるぞ!」 そして・・・・ リーナス&Gセイバー「マジックロスラッシュ!!」 そう叫ぶとエリアルド目掛けて、リーナスは右斜めに、Gセイバーは左斜めにそれぞれ振る。そして光の×印が描かれる。 そして×印が光線となってエリアルド目掛けて発射された。 エリアルド「なにぃ!?」 そしてエリアルドはX状光線を直撃する。 ヴィッシュ&マリオン「お・・・王子ーーーー!!!!」 スカーレットC「ひええええ!?何あれーー!?」 実はリーナスは剣にソーラの魔法をこめていたのである。それが光線として放射されたのだ。 Gセイバー「成功・・・だな」 リーナス「・・・多分!」 マークW「多分って・・・おい・・・」 だがエリアルドはどうにか生きている。ボロボロだ。 イリュージョン「げえ!まだ生きてるのか!?」 エリアルド「・・・く・・・まだまだ・・・」 と言いながらも倒れるエリアルド。 ヴィッシュ「うわあああ!!!王子が倒れたーーー!!」 冷静なヴィッシュも流石に慌てた。そのときだ。グレムリーが総崩れになったのは。 マークW「今が好機だな!!」 ガイア軍が押し始めた。 スカーレットC「やばっ・・・このままじゃ・・・」 ヴィッシュ「全軍撤退!!」 ヴィッシュの掛け声でグレムリー軍は撤退を開始した。 ドーベルメタス「ざまあ見ろ!!」 イリュージョン「・・・森を守った・・・やった・・・」 イリュージョンが倒れる。 ジャグラー「うわっ!早く連れて帰らないと!」 デルタ「そうだな・・・村へ帰還するぞ!」 ガイア軍もその場から退避する。 ネクティス「遺跡調査は後回しだな」 リーナス「・・・うん・・・そうね・・・」 リーナスとネクティスは寂しそうに呟く。
続く
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