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No.495 騎士ガンダム戦記 フェイズ326「戦いの終わり」 投稿者:GX−9900   投稿日:2016年04月03日 (日) 21時38分 [返信]

遂にヴェルグレイブンは滅びた。そして戦いが終わろうとしていた・・・

リーナス&Gセイバー「うおっととと!!・・・ああああれええええ!」
爆発の衝撃で二人はファイタードラゴンから落ちた。
ファイタードラゴン「おいおいおい!」
Gセイバー「ちょっと調子に乗りすぎたか・・・?」
リーナス「かも・・・最後の最後でこんなことになるなんてね・・・ついてないわねえ・・・」
Gセイバー「情けないなあ・・・俺って・・・騎士として・・・」
だが二人はファイタードラゴンにすぐに回収された。
ファイタードラゴン「危なかったな・・・」
リーナス「ありがと・・・」
Gセイバー「さんきゅー・・・」
リーナス「戦いは・・・終わるかな?」
Gセイバー「多分無理だな・・・奴がやられてもまだ終わらんと思うな」

その頃、地上ではまだ戦いが続いていた。果ての無い戦いが・・・
マークW「はあ・・・はあ・・・」
エリアルド「ボロボロだな・・・お前・・・」
マークW「そういうお前らこそ」
騎士ガンダムマークWはたった一人でヴィッシュとエリアルドと戦っていた。途中でデルタとセイバー兄弟の加勢もあったがまだどっちも倒れていない。
エリアルド「げふっ・・・」
エリアルドが血を吐いた。マークWの攻撃で傷を負ったのだ。
ヴィッシュ「王子!ここは退いた方が!」
エリアルド「大丈夫だよ・・・それにレイブンの奴がどうなったかわからんからな・・・あいつには色々と聞きたい事もある」
エリアルドはレイブンに色々と聞こうとした。父ギレン王を本当に殺害したのかを。彼はレイブンを前々から怪しんでいたのだ。きっと可能性は高いだろう。
エリアルド「ったく・・・嫌なものだ」

その頃、スカーレットキュベレイとマリオンは戦いを停止していた。だが・・・
スカーレットC「でも・・・私もジオンの一員・・・裏切り者であるマリオンちゃんと戦うっきゃないかもしれない・・・」
マリオン「・・・そんな・・・」
シャドークゥエル「ご主人・・・もう応戦しましょうよ」
マリオン「・・・・ちょっと嫌ね・・・」
ハーピージャジャ「どうやら王子もボロボロっぽいよ・・・このまま行けばグレムリーとジオンが敗北するかもしれない」

そしてリーナスとGセイバーが地上に降りてきた。戦いはまだ続いている。二人はネクティスの近くに降りた。
Gセイバー「まだやってるな・・・」
ネクティス「おお!無事だったか!」
リーナス「レイブンは倒したわ・・・でもまだ戦いは終わらないわね・・・」
ネクティス「嫌なものだな」
ジャグラー「どちらも互角ですね・・・このままじゃ埒があきません」
Gセイバー「あの王子に言ってくるか・・・」
リーナス「何を?」
Gセイバー「レイブンの事をだよ。ギレン王はしんだ。そしてその犯人であるレイブンはこの国もガイアも滅ぼそうとしていたって事を吐いてやるんだよ」
リーナス「それを言って戦いをやめるかな?それ以前に信じるかな?」
Gセイバー「やってみればいい事だ」
そして二人はエリアルドの元へ向かった。
ヴィッシュ「Gセイバーにリーナス!」
デルタ「二人とも!無事だったか!」
セカンド「空の爆発は・・・もしや!」
リーナス「御名答。レイブンは倒したよ」
サード「そうですか!」
Gセイバー「エリアルド、レイブンは俺達が倒したぞ」
エリアルド「何だと!?」
リーナス「実は信じられないけどアイツ・・・この国もガイアも消そうとしてたの・・・あんた達はあいつに踊らされてたんだよ・・・」
エリアルド「何言ってんだ!確かにアイツは前々から怪しかったけどそこまで考えているなど信じられんよ!」
リーナス「いや・・・マジだよ・・・多分あなたの父君であるギレンは・・・アイツにやられたかも」
エリアルド「バカな・・・!」
その時だった。狼煙があがった。
Gセイバー「あれは・・・?」
兵士ブグが急ぐかのように現れた。
兵士ブグ「王子!伝令!」
エリアルド「どうした!?」
兵士ブグ「ギレン王が何者かに殺害されました・・・!」
エリアルド&ヴィッシュ「なにいいいいいい!?」
Gセイバー「やっぱりか・・・」
リーナス「どうやら本当みたいだったよ・・・ギレン王を殺害したのはレイブンだよ・・・はっきりと言ったじゃん。アイツは本当に殺したんだよ・・・王様を」
エリアルド「あいつ・・・!」
ヴィッシュ「一体誰からの情報だ!?」
兵士ブグ「それが・・・元斥候のレオポルド殿です」
エリアルド「レオポルドだって!?」
ヴィッシュ「アイツ・・・除隊したくせに何のつもりだ!?」
エリアルド「だが奴の情報はかなり正確だ・・・きっと・・・」
兵士ブグ「彼としては戦闘停止を希望していますが・・・」
デルタ「確かにこのまま行くと兵が消耗して無駄なし者が増える・・・俺も戦いをやめたいよ・・・」
エリアルド「そ・・・そうだな・・・全軍に伝えろ!戦闘を中止、この場から撤退する!」
そして戦いが中止となった。
リーナス「エリアルド・・・!あんた・・・」
エリアルド「そこのホムンクルス娘よお・・・お前・・・レイブンを倒したんだと?自分の生みの親を手にかけるとは恐ろしいものだな・・・」
リーナス「私は・・・私だから・・・アイツの道具じゃないから・・・」
エリアルド「ガイアにいる内に奴への心が芽生えたって事か・・・奴を倒してくれて・・・さんきゅー・・・」
エリアルドたちは去っていった。こうして戦いは中止となったのだった。
スカーレットC「どうやら戦いが終わっちゃったみたいね・・・何となくよかった・・・マリオンちゃんをやらずにすんで・・・」
マリオン「シャドークゥエル・・・グレムリーに戻ってエリアルド王子に報告して・・・」
シャドー「はっ!報告するって・・・奴のアジトをですか?」
マリオン「ええ・・・アイツの策略の証拠が沢山あるわ・・・それを公表すれば・・・」

続く




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