リーナスとガイア軍が合流してから次の日、偵察に出ていたコアピジョンが帰還した。 コアピジョン「大変です!」 デルタ「どうした?」 コアピジョン「グレムリー軍は明日、侵攻を開始するとの事です!」 デルタ「何だって!?」 コアピジョン「しかもここから直接攻めるようです!」 デルタ「ちょうど良かったようなそうでないような・・・」 ネクティス「ここに布陣を置いたのは正解だったかもな」 デルタ「ああ・・・迎撃できるな」 ネクティス「皆に伝えようか」 デルタ「だな」 と言う訳で攻撃開始が総員に伝えられることになった。 デルタ「と言う事で我々はここで敵と戦う事になった。開始はさっきも言ったように明日だ。それまでには迎撃体制を整えられるだろう!」 リーナス「明日か・・・いよいよね・・・」 リーナスは少し不安を抱きながらも戦う決心をしていた。 リーナス「やってやるわ・・・レイブン・・・」
ダーウィンの森
ペズン砦の近くにあるダーウィンの森。その森の中にこそレイブンのアジトがあったが誰もそれを知らない。 伝令として兵士ブグが現れた。 兵士ブグ「ここでいいのかな?」 兵士ブグは手紙を置くとそのまま去っていった。そしてそれを木陰からレイブンが見ていた。 レイブン「お、来たな・・・」 レイブンは手紙を拾って読んだ。攻撃開始が明日となった報告であった。 レイブン「さて・・・準備でもするか・・・」 レイブンはアジトへと戻り、戦いの準備に向かった。
ペズン砦
エリアルド「遂に我々は明日、ガイア王国への侵攻を開始する!これはグレムリーの民の為の戦いである!多くの民の為の広大な土地を手に入れなければならないのだ!戦おう!諸君!」 決戦が近くなっていた。誰もがそう思っていたのだ。
次の日
遂にグレムリー軍はガイアへの攻撃を開始する。先頭はエリアルドだ。 エリアルド「いざ出撃!」 一同「おおーーー!!」 グレムリー軍の大部隊は出動していった。しかも今回は決戦と言う事で騎士レイド率いるギレン親衛隊も参戦していた。 レイド「国の命運を決める戦いでしかも王様のご命令とならば参戦するしかない!」 ギレン王はレイド達まで参加させるほど重要な戦いと見たのだ。 ヴィッシュ「さて・・・奴は・・・レイブンはまだいないようだが・・・」 レイブンの姿が見当たらなかった。報告書は出したのに・・・遅刻とは考えにくい。 ヴィッシュ「嫌な予感がするが・・・」
その頃ガイア軍は迎撃体制を整えていた。リーナスはマリオンに話しかける。 リーナス「マリオン・・・あなた・・・躊躇ってるのね?」 マリオン「まあね・・・ジオンとグレムリーは共に戦ってきた仲間だったから・・・私はこう見えてもグレムリーじゃないから。ジオン出身よ」 リーナス「ふうん・・・」 マリオン「私さ・・・前に司令官がギレン王を排してグレムリーを乗っ取るって聞いてたんだけどまさか乗っ取る所か滅ぼそうだなんて・・・考えられなかった」 リーナス「狂気の沙汰・・・だったっけ?そう言うのって」 マリオン「多分違う・・・」 Gセイバー「二人とも、持ち場に付け」 リーナス&マリオン「了解!」 そして2時間後にグレムリー軍が確認された。 デルタ「来たな・・・」 ネクティス「ああ・・・」 サード「遂に決戦ですね」 敵であるグレムリーも驚きだった。敵が既にいたのだ。しかも布陣を張っている。 エリアルド「あいつら!何でこんな所に!?」 ヴィッシュ「既にここにいたのか・・・厄介だな・・・」 レイド「だが・・・ちょうどいい!!ここで全滅させてガイアへの道を開かせてもらう!」 そしてその場でグレムリー軍とガイア軍が激突した! デルタ&エリアルド「ファイト!」 双方とも交戦を一斉に開始する。リーナスとGセイバーも戦う。ゴブリンザクが切りかかったがもうリーナスの敵ではない。彼女も長い戦いで強くなったのだ。 Gセイバー「やるじゃないか!リーナス!」 Gセイバーも襲ってくる兵士ブグを切り捨てる。 遂に最終決戦の火蓋が切られた!!
続く
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