ガイアとの遭遇と言うレイブンの報告を受けてエリアルドはそれを父ギレンに伝えようとする。
エリアルド「父上に伝えないとやばいかもな・・・」 エリアルドは城内を歩く。父のいる部屋へ向かった。そしてギレンの部屋に着くとノックをした。そして「入れ」と言うギレンの声がして扉を開けて入っていった。 ギレン「どうした?エリアルドよ」 エリアルド「いや・・・レイブンのバカがこっちにやってきて・・・」 ギレン「あのバカは・・・謹慎中だというのに何なのだ!」 エリアルド「それが・・・何やらガイアのスパイと遭遇したとか」 ギレン「何だと!?」 エリアルド「それにリーナスとまで遭遇したらしいんですよ」 ギレン「何と!それで?」 エリアルド「逃げられましたとか」 ギレン「・・・全く・・・何をやっておるのか!自分で作った奴に何度も逃げられる・・・けしからん!」 エリアルド「ああ・・・奴のでまかせ報告かもしれませんが」 ギレン「でまかせ・・・かもしれんが」 エリアルド「どうしますか?これが本当だったら奴らにガイアへの大攻勢を知られる可能性がありますよ」 ギレン「うむ、そうだな。大攻勢を早めることになるぞ」 エリアルド「やはりそう来た!」 ギレン「もしかすると計画が奴らに知られたかもしれんぞ。早めにやらねばならなくなったな」 エリアルド「それと・・・レイブンの処遇は?」 ギレン「侵攻計画が早く開始されるからな・・・が開始まで把握まで謹慎だ」 エリアルド「はあ・・・奴は今城の前にいますが」 ギレン「伝令役に伝えさせて来い」 エリアルド「いや、俺が自ら生きます」 ギレン「何もお前が・・・」 エリアルド「いいんですって。王子でもこう言うのやっておかないとね」 エリアルドは入り口へと向かった。そこにはレイブンがいた。 レイブン「おや王子、それでどうでした?」 エリアルドはレイブンにギレン王の指示を伝えた。 レイブン「作戦開始まで謹慎ですか」 エリアルド「お前も戦力としては評価されているんだからな」 レイブン「はあ・・・そうですか」 エリアルド「わかったらさっさと行け。それでお前に連絡したい時はどうすればいいのだ?」 レイブンは紙切れを渡した。連絡先だろうか? レイブン「この紙に書いてある場所に手紙をおいてください」 エリアルド「わかった。伝令に渡してやろう」 そしてレイブンはそそくさと帰っていった。 エリアルド「ダーウィンの森・・・ペズン砦近くじゃないか・・・あそこのどこに住んでいるんだか・・・」 エリアルドは空を見上げる。もう夕方だ。
その頃、ガイア軍は・・・
Gセイバー「奴の事をギレンの野郎に密告したのか?」 リーナス「ええ・・・少しでもグレムリー軍を混乱させ、そして奴を孤立に追い込んで私が奴と1対1で戦いたかったんだけど・・・」 Gセイバー「敵を混乱させれば攻勢の準備が遅れるってことか・・・いい考えだがちょっとやばくないか?」 リーナス「どういうこと?」 Gセイバー「もしギレンが奴の正体を知ってもそれでも利用する可能性があったんだぞ」 リーナス「確かに・・・でも逆にレイブンに利用される可能性もあったかもね」 Gセイバー「うむ・・・そう言えばあいつ謹慎がどうのって・・・」 リーナス「お!もしかしたら密告の効果かも!謹慎処分になったんだ!」 Gセイバー「なるほど・・・使えるか?これ・・・奴だけを倒せれば・・・」 レイブンだけを倒せればいい。Gセイバーはそんな事を考えていた。だが・・・ リーナス「でも・・・私ら見つかっちゃったし・・・それを報告してるかもしれない・・・」 Gセイバー「やばいな。謹慎が解除されてる可能性があるか・・・」 話し合っている二人だが、これからどうなる!
続く
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