Gセイバーたちはレイブンと交戦状態に入ってしまった。そしてリーナスがそこに近づいていた。
リーナス(何で・・・Gセイバーたちが・・・私を追って?) リーナスは驚いていた。別れたはずのGセイバーがこんな所にいるなど・・・また潜入任務なのか?だが何で今?自分がグレムリーにいると言う状況で。 リーナス「これは・・・援護しようかしら?」 Gセイバーが押され気味だ。それに彼がレイブンから守ろうとしている武器はマギナスカリヴァーだ。何で彼が持っているのだろうか?奴を倒すには必要なものだ。だが彼女はこれ無しでも奴を倒そうとしていた。 リーナス「わからないけど援護援護!」 リーナスは魔法で援護する。 リーナス「ルフィラー!」 攻撃はレイブンに当たった。だが効果は今一つだった。 リーナス「やった効いてないか・・・」 レイブンは攻撃を受けた方向を見る。Gセイバーたちもだ。思わぬ援護を驚く。 Gセイバー「!!」 レイブン「貴様、まさか!」 Gセイバー「リーナス・・・か!?」 リーナス「・・・ご名答」 リーナスはその場で変装を解除した。 Gセイバー「リーナス!やっぱりか!」 リーナスはGセイバーに駆け寄った。 リーナス「何してんのよ?!こんなところにまで来て・・・」 Gセイバー「奴を倒さないとやばいからな。奴の狙いがわかったんだよ」 リーナス「え?知ってるの?あいつが・・・」 Gセイバー「何でもグレムリーもガイアも滅ぼすつもりだってね」 リーナス「何でそれを?」 Gセイバー「色々と情報が入ったんだよ。後で話す」 リーナス「後でがあればいいんだけど」 レイブンが攻撃を仕掛けてくる。 レイブン「たあああ!」 二人は避ける。 レイブン「まさか自ら私の元に来たか!」 リーナス「ええ・・・あなたを倒すためにね!」 レイブン「私を倒す!?生みの親である私を倒すのか?」 リーナス「まあね・・・私はね・・・あなたの道具じゃないのよ!」 レイブン「何を!」 レイブンが魔法で攻撃を行う。リーナスは吹っ飛ばされる。 リーナス「きゃっ!」 レイブン「こちとら反乱の疑いかけられて謹慎にされたんじゃ!わけがわからん!」 その原因はリーナスの仕業であった事をレイブンは知らない。 レイブン「出来れば傷つけたくないがな!」 リーナス「そう簡単には捕まらないわよ!」 Gセイバー「リーナス!これを使え!」 リーナス「これは!マギナスカリヴァー!」 リーナスはマギナスカリヴァーを受け取った。 リーナス「これをまたこの手に取るとは・・・」 レイブン「むむむ・・・嫌な思い出が・・・」 マギナスカリヴァーを構えたリーナスを見つめながらレイブンの脳裏にあの遠い日の苦い記憶が蘇った。古代キルケー攻撃の際だ。リーナス女王の姿を重ねる。 レイブン「忌々しい・・・!」 レイブンは剣でリーナスに切りかかった。 リーナス「うっ!!」 リーナスはレイブンの斬撃をガードした。そのまま鍔迫り合いとなる。 リーナス「負けるものですか!」 レイブン「それはこっちの台詞だ!」 Gセイバー「俺も加勢するぞ!」 Gセイバーも加勢してくる。レイブンを押しているがレイブンも負けずに押し返そうとする。 レイブン「うおおおお!!」 なんてパワーだ。流石に強いようだ。 Gセイバー「やるな・・・!」 レイブン「こうなれば・・・」 レイブンは剣に魔力を集中させた。魔力で剣を強化するつもりだ。 リーナス「何かやばそう・・・!」 ナイトシーカーB「このままだとやばいかもしれない・・・」 ナイトシーカーAに抱えられながらBとCは見つめる。 ナイトシーカーA「ここは撤退するしかないかもしれない。態勢の立て直しって奴だな」 ナイトシーカーたちはスモークグレネードを出す。 ナイトシーカーA「二人とも下がれ!!」 そしてスモークグレネードが投げられる。あたり一面が煙幕に包まれる。 Gセイバー&リーナス「今だ・・・!」 レイブン「げほっ!げほっ!こんな目くらましなど!」 レイブンは突風魔法で煙幕を吹き飛ばした。だが・・・もうそこには誰もいなかった。皆そそくさと撤収して行ったのだ。 レイブン「に・・・逃げられたか・・・くそっ!」
リーナス「まさかこんな所に来るなんて・・・予想外」 Gセイバー「だろうね・・・俺もだよ」 リーナス「これからどうするの?」 Gセイバー「一旦、本隊と合流するぞ」 リーナス「本隊って・・・」 Gセイバー「まあ・・・実はガイア軍出動してんだ。レイブンを倒すためにな」 リーナス「なんと・・・何でレイブンの狙いを・・・?」 Gセイバー「後で話す」 リーナス「こりゃあ・・・私も合流しようかな・・・実はある情報を入手しちゃった・・・」 Gセイバー「それは?」 リーナス「着いたら話すわ」 Gセイバーたちは本隊の元へと戻っていった。
続く
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