ガイアが出撃準備に入った。そして次の日・・・
グレムリー公国内
リーナス「さて・・・行こうかしら」 リーナスはグレムリー公国内に突入・・・と言うよりは潜入だ。 リーナス「変装用道具持って来てよかった・・・」 リーナスはロン毛のウィッグを着け、その上に帽子を被った。またメガネもかけた。敵は誰も目標であるリーナスであることには気づきもしないだろう。既に検問はクリアした。 リーナス「ばれなければいいんだけど・・・」 彼女の作戦はまず、レイブンがいそうなペズン砦に行って、彼が出てくるのを待つ。そして安全な場所にて戦うつもりだ。正攻法では奴は大軍で攻めるだろう。 リーナス「この作戦がダメなら・・・」 彼女は色々と考えていた。正面からグレムリー軍ごとレイブンに戦いを挑むか。もしくはグレムリーに事情を説明してレイブンを倒すか。どれも無理がある・・・しかしここまで来た以上彼女は1対1でレイブンに挑む作戦にした。
ペズン砦
ペズン砦ではちょっとした騒ぎがあった。マリオンが使い魔達と共にレイブンに造反を起こしたと言う報せがあったのだ。この報を受けた魔法部隊は混乱した。特にショックを受けたのは彼女と親しかったスカーレットキュベレイであった。 スカーレットC「マリオンちゃんが・・・どうして・・・何かの間違いじゃないの?」 スカーレットはマリオンの反乱が信じられなかった。気弱だけど魔術の腕はよかった。そんな彼女が反乱を起こす勇気があっただろうか?魔法部隊の隊員達はそんな事を言っている。 だがスカーレットはマリオンには何らかの悩みがあったことを感じていた。 スカーレットC「あの娘の部屋に何かあるかも・・・」 彼女はマリオンの部屋に辿り着く。まだ強制捜査が来る前だ。そして彼女は部屋を調べ始める。 スカーレットC「あの娘・・・日記とか書いてないかな?」 もしマリオンの日記か何かが見つかれば造反の理由がわかるかもしれない。だがスカーレットCはあるものを見つける。 スカーレットC「?何これ?」 机の中にしまってあった「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」と言う一冊のノートが目に入った。スカーレットはそれを持ち出すのだった。 スカーレットC「ホムンクルスにジオン族の極秘計画?・・・なんかやばそうね・・・」 彼女は自分の部屋へとそそくさと戻っていった。
続く
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