マギナスカリヴァーの異変を知ってハヤミ博士の研究所にやってきたGセイバーと他3名。彼らがそこで見たものは・・・
Gセイバー「これは・・・何だ・・・?」 マギナスカリヴァーから現れた霊体みたいなもの。それはリーナスに酷似していた。 サード「リーちゃんそっくり・・・」 セカンド「あいつに似ているというと・・・まさか!」 ネクティス「リーナス・・・キルケニアス・・・か?」 ハヤミ「まさか・・・リーナス・キルケニアスの・・・幽霊・・・」 亡霊「あ〜・・・その通りよ・・・私はリーナス・キルケニアス。かつてこの地に存在したキルケー王国の女王よ」 ハヤミ「ま・・・まさか大昔のキルケー女王と会うとは・・・何と言う事態だ!」 セカンド「まさにリーナスそっくりだな・・・」 リーナス女王「はいはいその通りですよ」 サード「やっぱり彼女は・・・貴女のクラーンですか」 Gセイバー「サード、クローンだって、クラーンじゃないって。てかクラーンって何だよ」 ネクティス「その亡霊女王が何のようだ?俺達に何か伝えたい事があるのか?」 リーナス女王「ええ・・・あるわよ。あのレイブンって奴の事よ。お察しの通り奴はキルケー王国を壊滅に追い込み私が決死の思いで封じたモンスターよ」 ハヤミ「何だって!?」 Gセイバー&ネクティス「やっぱり!」 リーナス女王「そう、そして今奴は蘇ってこのルケー王国跡地・・・つまりリグ地方の人々を殲滅する気よ」 一同「何だって!?」 リーナス女王「あのリーナスは・・・あなた達が拾ったあの娘はその為に生み出した手駒第1号なの」 セカンド「そうだったか・・・」 ネクティス「リーナス・・・彼女はグレムリー潜入の際にそれを知ったのか・・・」 Gセイバー「なんて事だ・・・」 リーナス女王「このままアイツを野放しには出来ない・・・」 サード「リーちゃんは奴を討つ為に向かったのですか・・・」 リーナス女王「その通り。悪いけどこの地方をアイツから守って・・・そして奴をこの世界から消し去って・・・」 セカンド「でも俺達の一存じゃなあ・・・」 リーナス女王「ああ〜・・・騎士Gセイバー・・・てどちらかな?」 Gセイバー「俺だけど」 リーナス女王「この・・・マギナスカリヴァーをあの娘に届けてあげて・・・きっと役に立つわ。レイブンを倒すのに。これは王家の人間にしか扱えない上に王家の者が使ってこそ真の力が発揮されるのよ」 Gセイバー「あの・・・ハヤミ博士・・・いいですか?」 ハヤミ「許可しよう!この地方がキルケーの二の舞になると言うのならば!私は何となくこの剣があの娘が持つべきなんじゃないかと思っていたよ!」 Gセイバー「ありがとね」 リーナス女王「私はかつて自分の国を救えなかった・・・そんな絶望をあの娘・・・もう一人の私やあなた達に味わって欲しくない・・・だから・・・よろしく・・・」 そう言ってリーナス女王の幽霊は消えてしまった。 ハヤミ「頼むよ・・・騎士Gセイバー・・・」 Gセイバー「ああ・・・この剣をあいつに届けてやるさ」 ネクティス「まずは城に行って報告しないよな・・・具申しないとならん」 ハヤミ「私も行くよ、説明せねばならんからな」 セカンド「決戦の時・・・来たりか」 サード「また・・・あんな事が起こるのだろうか?いや、ならない!」
続く
|