マリオンたちはレイブンによって吹き飛ばされてしまった。これによりギレン王への告発は失敗した。
それから数分後リーナスは・・・
リーナス「やっぱ・・・道のりは険しいわね・・・」 もう何時間も歩いている。さすがに疲れたため、途中の平原で一休み中だ。 リーナス「マギナスカリヴァー無しでやれるかどうか心配だわ・・・でもどうしてるのかしら?マギナスカリヴァー・・・」 リーナスはキルケーの秘宝マギナスカリヴァーの事を思う。あれは強力な武器だ。強力なモンスターを一瞬で葬ったほどだ。 リーナス「でも・・・あれ無しでも・・・頑張ってみるっきゃないか・・・私達はどんな時もピンチを乗り越えたようなものだったし」 その時、空の彼方から何かが降って来た。 リーナス「!?あれは!?」 それらはリーナスの前方20mの地点に落下した。 リーナス「何かモンスターと人間っぽかったけど・・・」 リーナスはそこへ向かった。 リーナス「!!あなた達は!!」 落下物は何とマリオンとその使い魔モンスター3名だった。 マリオン「う・・・ううう・・・・」 シャドークゥエル「ぐおおお・・・・」 リーナス「あ・・・あなた達!?どうしたの!?」 ハーピージャジャ「あ・・・あなたは・・・リーナス・・・」 リーナス「あんた達・・・一体何が・・・」 ビギナサンダー「いや・・・実は色々と・・・」 マリオン「レイブンの奴に・・・やられた・・・」 リーナス「何ですって!?」 マリオンはボロボロながらもリーナスに自分達がレイブン密告を企むも失敗した事を話した。リーナスは回復魔法で彼らをリペアした。 リーナス「そう・・・あなた達・・・アイツを怪しんでたんだ」 マリオン「ええ・・・まさかあんなやばい奴とは・・・私の予想よりも恐ろしい奴だわ。私はアイツがただグレムリー公国を乗っ取ってリグ地方征服をもくろんでたんじゃないかって思ってたけどまさか・・・」 リーナス「やっぱりアイツは危険なのね・・・」 ビギナサンダー「まさか行くのか?」 リーナス「ええ・・・アイツを倒さなきゃならない・・・でないとガイアも危ないから」 ハーピージャジャ「あなた一人でやれるの?」 リーナス「私も戦えるのよ・・・それに・・・皆を巻き込むの嫌だから」 マリオン「リーナス・・・たった一人で・・・あの騎士ガンダムは一人ではなく仲間と共に戦ったのよ・・・大丈夫なの?」 リーナス「私だってね・・・あの古代キルケーの女王のコピーなのよ、彼女譲りの魔法があるわ」 マリオン「あなた・・・たった一人でグレムリー軍も相手にするのよ・・・それでもいいの!?」 リーナス「確かに・・・でも・・・それでもアイツを討つ!」 ビギナサンダー「お前の決意は硬いようだな・・・」 リーナス「ええ・・・それであなた達はどうするの?」 マリオン「グレムリーへの告発は失敗だし、多分もう戻れないかも・・・」 リーナス「そう・・・それじゃ・・・どこかへ逃げればいい事ね、それじゃ私は行くわ」 リーナスはそのまま去っていく。 ハーピージャジャ「彼女・・・本気であいつと戦う気ね」 ビギナサンダー「そうだな・・・ホントにこれから俺達はどうしますか?」 マリオン「どうするったって・・・逃げると言っても・・・」 シャドークゥエル「ならばガイアに行くとか」 マリオン「ガイアに?」 シャドー「そう、ガイアの連中にレイブンの事を吐けばたぶんどうにかなると思いますよ」 マリオン「・・・それ採用!」 こうしてマリオンたちはガイア王国へ向かった。
ハヤミ博士の研究所
セイバー三兄弟とネクティスはハヤミ博士の連絡を受けてマギナスカリヴァーが保管されている研究所へ向かった。 ネクティス「博士!」 ハヤミ「おお!来たか!・・・ってあれ?あのリーナスって娘は?」 Gセイバー「ちょっと色々と訳ありで・・・それで・・・マギナスカリヴァーは?」 ハヤミ「ああ!こっちへ!」 研究室ではマギナスカリヴァーが光っていた。 セカンド「これは・・・どうなっているんだ?」 サード「光ってますね・・・」 ハヤミ「ああ・・・実は昨日からこんな調子なんだ・・・一体何が起こっているのやら・・・」 Gセイバー「昨日・・・?」 サード「一体何故?」 ネクティス「・・・まさか・・・」 ハヤミ「あの娘も来るのかと思ったが・・・」 その時だった。マギナスカリヴァーから霊体のようなものが現れる。その姿は・・・ 一同「!?これは!」 皆、いっせいに驚いた。その霊体のようなものの姿はリーナスそっくりの女性だった。 Gセイバー「リーナス・・・?」
続く
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