レイブンのアジトに潜入したマリオンと使い魔のシャドークゥエル。 そこで彼らが見たものは・・・
シャドー「これは・・・奴の日誌か!?」 その日記はもう使い終わったもののようだ。シャドーはその日記も懐にしまう。 シャドー「持っていくか・・・」 シャドーは部屋の中を調べる。本棚には色々な本がある。魔法の本やら錬金術の本やらがある。 シャドー「錬金術か・・・ホムンクルスは錬金術だっけか・・・」 ホムンクルスは錬金術で生み出すものだという。シャドークゥエルはそれを知っていた。 シャドー「魔道師が錬金術・・・おかしくないのかもしれないが・・・ホムンクルスか・・・何だかなあ・・・」 シャドーは一通り部屋を調べると部屋から出る。 シャドー「さて・・・ご主人は大丈夫かな?」
標本部屋
マリオン「まだかな・・・」 マリオンは箪笥の裏で隠れていた。シャドーを待っているのだ。たまにカプセルを調べたりした。変哲なところは無かった。 マリオン「たまに見る生物ばかりだけど・・・実験動物なのかしら?」 そしてシャドーが現れた。 シャドー「ご主人・・・」 マリオン「シャドー、どうだった?」 シャドー「気になるものを見つけました。持ってきちゃいました・・・」 シャドーは懐から例のノート2冊を取り出す。 マリオン「これは・・・」 マリオンはその2冊を見る。特に注目したのは「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」のほうだ。 マリオン「ホムンクルスR・・・ジオン族の極秘・・・」 シャドー「一体戻りますか・・・これを基地で見ますか?」 マリオン「・・・確かに・・・ここだと内容に夢中になって奴に見つかる・・・」 シャドー「それでは・・・」
外
あの2匹はと言うと・・・ ハーピージャジャ「ご主人まだかしら?」 ビギナサンダーとはーピージャジャは林に隠れて岩山を覗いていた。 ビギナサンダー「レイブン司令官は現れていない・・・多分大丈夫かもしれないが・・・」 ハーピージャジャ「でもあの中に罠があったり・・・」 ビギナサンダー「不安にさせるなよ・・・!」 そのときだ。マリオンとシャドーが出てきたのは。 ハーピージャジャ「ご主人!」 ビギナサンダー「よくぞ御無事で!」 マリオン「ええ・・・あるものを入手したわ」 ハーピージャジャ「あるもの?」 マリオン「とにかく砦へ戻りましょ」 そういってマリオンたちは林の中から砦へ向かっていった。 それから3,4分たった後、レイブンは岩山の前に現れた。 レイブン「さて・・・今後どうするかを考えんとな・・・奴の奪取・・・どうするべきか・・・」
ペズン砦 マリオンの私室
ビギナサンダー「これですか・・・?」 マリオン「ええ・・・シャドーが発見したものよ」 ハーピージャジャ「極秘計画にアイツの日誌・・・これってやばいんじゃ・・・」 マリオン「でも仕方ないわ・・・奴の真意を知るには・・・」 マリオンはまず、「ジオン族極秘計画 ホムンクルスR製造日誌」を開く。 マリオン「ま・・・まさか・・・」 その日誌にはリーナスのことが書かれていた。リーナスはどうやら本当に古代キルケー王国の女王のクローンらしいのだ。 マリオン「マジだったのね・・・」 シャドー「しかし奴はどうやってリーナス女王の毛を手に入れたんだか・・・」 マリオン「確かに・・・この日誌には変な記述があるわ・・・」 ビギナサンダー「怪しい・・・あの娘は最強の生物兵器と言うけど本当はなんに使うつもりなんだか・・・」 シャドー「既にギレン王は知っているのか・・・こりゃあヤバい機密だな・・・」 ハーピージャジャ「もしかしたらこの日記を見れば分かるかもしれない・・・」 ハーピーが出したのはレイブンの使用済み日記だ。 マリオン「見てみますか・・・」 マリオンは恐る恐る日記を開く。こんな記述があった。
「I月T日、私がジークジオンと呼ばれる者によって封印を解かれてから一週間が経過した。今日から日誌を付ける事にしよう。いつかジークジオン様の元で働き、そして我が目標を成し遂げてやる。復讐を・・・」
一同「封印を解かれた・・・?」
続く
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