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No.452 騎士ガンダム戦記 フェイズ283「マリオン決死の潜入」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年07月22日 (水) 22時25分 [返信]

マリオンはレイブンのアジトへの潜入を行おうとしていた。

ハーピージャジャ「大丈夫なんですか?」
マリオン「大丈夫よ、多分」
ビギナサンダー「多分って・・・」
シャドークゥエル「俺はご主人の影の中にいるから安心しろよ、二人とも」
ビギナサンダー「今、彼は首都にいる・・・来るかもしれないけど・・・気をつけて!」
マリオン「わかったわよ。行くよ・・・シャドー」
シャドークゥエル「了解!」
マリオンはシャドーを自分の影に潜ませながら岩山に近寄る。
マリオン「この辺りから魔力のようなものを感じるわ」
マリオンは岩山のある部分を触る。何かの力を感じた部分。そして触ったらマリオンは岩に吸い込まれるように消えた。
ビギナサンダー「きっ・・・!消えた・・・!」
ハーピージャジャ「ご主人・・・幸運を祈る・・・」

レイブンの秘密研究所

マリオン「無事に・・・着いたわね・・・」
シャドークゥエル「ええ・・・」
二人はどうやら研究所の内部に無事に入れたようだ。
マリオン「さて・・・どう調べるかしら?」
マリオンは通路を進んでいく。シャドークゥエルはマリオンの影の中に潜んでいる。
シャドークゥエル「俺がついていますから大丈夫です!」
マリオン「静かに・・・レイブン司令官がいるかもしれないのよ」
マリオンはある部屋を見つける。
マリオン「入ってみよう・・・」
マリオンは部屋に入った。その部屋には木箱が多数あった。
マリオン「ここは・・・何かの倉庫かしら?」
シャドーも出てくる。
シャドー「おそらくはね」
二人は木箱を覗いて見る。中にはエメラルド色に輝く魔法石があった。
マリオン「これは魔法石だわ・・・それにこれは・・・確かボスニア荒野だけにしかないと言われるものじゃない」
シャドークゥエル「プリムス砦があったあの荒野ですね」
マリオン「ええ・・・」
マリオンたちは他の木箱も調べてみた。全てが魔法石だった。
シャドークゥエル「ここは魔法石の倉庫か?」
マリオン「そのようね・・・」
シャドークゥエル「奴はこれだけの魔法石を何で溜め込んでいるんだか・・・何故我々に献上しない?」
マリオン「確かに・・・こんなにあればいい戦力強化にもなれるのに・・・」
シャドークゥエル「こんなものを密かに回収して勝手に保管する・・・何に使う気だ?」
マリオン「研究用のためよ、多分」
シャドークゥエル「だと良いけど・・・」
マリオン「こんなにあるのに少しくらいわければ・・・」
そういって二人は別の部屋へ向かう。沢山の本がある部屋だ。まるで図書室のようだ。
マリオン「これは・・・」
そこにある本は魔法関係の本、古代キルケーに関係する書物ばかりであった。
シャドークゥエル「これほどの本・・・何故奴はキルケーに拘るんだろうか・・・」
マリオン「こんなに魔法関係の本が・・・」
マリオンは目を輝かせていた。彼女も魔法使いだ。魔法関係の本には目が無いのかもしれない。
マリオン「これは・・・古代魔法の本だわ!ちょっと見たかったのよね・・・」
シャドークゥエル「ちょ・・・ご主人・・・」
シャドーはマリオンを止めようとする。
マリオン「この本・・・ザビロニアの魔法に関する本ね・・・あとこれは・・・ダバード王国の伝説ですって・・・?」
シャドークゥエル「あの・・・ご主人・・・目的忘れないでくださいよ」
マリオン「あ・・・ごめんなさい・・・つい・・・」
シャドークゥエル「はあ・・・普段は引っ込みっぽいけど魔法関係のことになると・・・」

続く




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