マリオンはリーナスの正体をシャドークゥエルから聞いて驚く。だがシャドーが聞いたのはそれだけではなかった。
マリオン「まだあるの?」 シャドークゥエル「ええ・・・キルケー滅亡にまつわる真実です」 マリオン「何ですって・・・」 ビギナサンダー「俺が聞いた話によれば古代キルケーは確か天変地異で滅亡したとか・・・」 シャドークゥエル「それはただの噂だろ。俺が聞いたのはそんなものじゃない」 ハーピージャジャ「早く言いなさいよ」 シャドークゥエル「そのキルケー滅亡の原因ってのはモンスターによる襲撃だったとか・・・」 ハーピージャジャ「モンスターの手によるもの!?」 マリオン「そうだったの・・・」 彼女らはまったく知らなかった事実だ。 シャドークゥエル「ガイアのネクティスって奴が言っていた事なんだがな・・・」 マリオン「ネクティスが?」 シャドークゥエル「ええ・・・」 ハーピージャジャ「何でガイア王国がそんな事を?」 シャドークゥエル「それ程調査が進んでいるんだろうって」 マリオン「そう・・・」 シャドークゥエル「そのモンスターの名前なんだが驚くなよ?」 マリオン「え?」 シャドークゥエル「そのモンスターの名前は・・・レイブンって言うらしい・・・」 マリオンたち「!?」 シャドークゥエル「うちの司令官と同じ名前なんだ」 マリオンたち「ええ!?」 流石にマリオンたちもこれには驚いたようだ。自分達の上司とキルケーを潰したと言うモンスターの名前が一緒だと言うのは。 ハーピージャジャ「そんな・・・何かの偶然じゃ・・・」 ビギナサンダー「確かに・・・同じ名前なだけじゃないのか?」 シャドークゥエル「確かに・・・でも俺は見たんだ・・・何か司令はそれを聞かれたとき何か怪しいような戸惑っていたような・・・そんな表情をしていた・・・」 マリオン「そうなの?」 シャドークゥエル「キルケーの事を調べてたりキルケーの女王のクローンを作ったり・・・何か関係ありそうだな・・・ひょっとすると・・・」 マリオン「・・・!まさか・・・」 ビギナサンダー&ハーピージャジャ「?」 シャドークゥエル「あの司令はそのモンスターの子孫もしくは・・・」 マリオン「そのモンスターレイブン本人だったり?」 シャドークゥエル「・・・やっぱりそう思いますか?馬鹿げた推論ですが・・・」 マリオン「私もさ・・・あの人から何かを感じるのよ・・・魔力をね・・・それも強大な・・・巨大国家であるキルケーを単体で壊滅させるとなればそれ相応の力が必要ね。もしかしたら彼が・・・」 ハーピージャジャ「そ・・・それは凄い推理ね・・・」 シャドークゥエル「これはもっと調べてみないと・・・あの人の目的が何なのか・・・」 マリオン「そうね・・・そう言えばシャドー・・・」 シャドークゥエル「はい?」 マリオン「貴方、レイブンのアジトらしき場所を見つけたって言っていたわね」 シャドークゥエル「ええ・・・それが・・・」 マリオン「あそこって魔力を持った人しか入れない仕掛けみたいね」 シャドークゥエル「ええ・・・!!まさか」 ビギナサンダー「ご主人!!」 ハーピージャジャ「まさか・・・」 マリオン「そのアジトとやらに・・・潜り込んで見るわ・・・」
続く
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