レイブンと激闘を繰り広げるリーナスとガイア軍部隊。だがそこにエリアルド王子が現れる。
リーナス「あいつは・・・!!」 Gセイバー「エリアルド!・・・グレムリーの王子かよ!」 レイブン「王子!?」 何故エリアルドがこんな所に現れたのかレイブン自身にも分からなかった。 エリアルド「レイブンよ・・・突然で悪いな」 レイブン「はあ・・・」 エリアルド「実はな・・・父上・・・つまり王がお前を呼んでいるのだが・・・」 レイブン「王が?」 エリアルド「ああ、お前を探してたぞ」 レイブン「そうか・・・ギレン様には伝わっていなかったのか・・・」 エリアルド「戦闘中悪いが・・・」 レイブン「分かりました」 エリアルド「さて・・・援護してやるぞ!さらばだ!ガイア軍よ!」 エリアルドはエアブレードを繰り出す。エアブレードは地面に辺り土ぼこりが発生する。 Gセイバー「わっ!前が・・・!」 マークW「あいつ・・・視界を!!」 レイブン「アウト!」 レイブンが脱出魔法を唱えた。そして二人はいなくなっていた。 ネクティス「逃げたか・・・」 ジムストライカー「くっ・・・」 Gセイバー「・・・一応助かったんじゃないか・・・?」 ネクティス「・・・かもな・・・」 リーナス「ふう・・・アイツ・・・手強いわ・・・」 Gセイバー「さて・・・とりあえず・・・帰還するか・・・」 ネクティス「だな・・・部隊もボロボロだ・・・」 ジムストライカー「よし!撤収するぞ!」 そして彼らは首都へ戻っていく。 Gセイバー「リーナス・・・どうする?お前の素性は」 リーナス「・・・帰ったら白状するわ・・・」
そしてその場にはある輩が隠れていた。シャドークゥエルである。彼はレイブンの後を付けていた。 シャドークゥエル「なるほど・・・あの娘にそんな秘密があったとは・・・それにレイブン司令・・・こりゃあ報告しないと!!」
ガイア城作戦室
リーナスとGセイバーの両名は皆にレイブンの話した事を喋った。リーナスの素性である。 ネクティス「なに!?」 デルタ「本当なのか?」 リーナス「ええ・・・マジです、本当です」 皆驚いているようだ。確かにそうだろう。リーナスの正体は古代文明の女王のクローンなのだ。 デルタ「そんなバカな・・・奴のデマじゃないのか?」 Gセイバー「俺は何となく嘘じゃないと思う・・・これまでコイツの記憶が戻らないし・・・」 リーナス「それに何となく石版の女王と私ってそっくりじゃない・・・」 サード「そんな・・・リーちゃんが・・・」 ネクティス「まあ確かに強力な魔力があったりした・・・それにマギナスカリヴァーの件もある・・・」 セカンド「んなアホな・・・」 リーナス「・・・あ〜・・・実はねえ・・・」 Gセイバー「どうした?」 リーナス「これまで黙ってた事があったのよ・・・」 デルタ「黙ってた事?」 マークW「それは何だ?」 Gセイバー&デルタ(ついに話す時が来たか・・・) リーナス「実はグレムリー潜入時に・・・レイブンのアジトに迷い込んだ時に・・・自分の正体をそこで知りました・・・つまりもうとっくに知ってました!!」 一同「えええ!?」 やはり皆驚いたようだ。 リーナス「あいつの言っていたことは多分嘘じゃないと思う・・・」 セカンド「何で今まで黙ってたんだよ・・・」 リーナス「いや・・・あまりにも衝撃的だったから・・・言うべきか言わないべきか・・・迷いまくってて・・・言ってもどうせ信じないかもしれないと思ってた・・・」 リーナスは落ち込んだ。 Gセイバー「まあそうだろうな・・・俺も最初アイツが行った事はあまりにも信じられなかったからな・・・」 ネクティス「・・・どうする?団長」 デルタ「・・・そう言われてもな・・・やはり信じられないな・・・」 ネクティス「だが・・・あのレイブンって奴・・・大昔のキルケー王国を攻撃したモンスターと何か関係あるかもしれない・・・」 デルタ「確かに・・・名前が一緒なだけかもしれんが・・・」
続く
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