レイブンはGセイバーとリーナスの前でリーナスの正体を暴露した。リーナスは既に知っているがGセイバーは初耳であった。
レイブン「あっただろう?」 証拠の刺青があった事を知った二人は彼の言葉を信じざるを得なくなった。 Gセイバー「ああ・・・あったぜ・・・」 リーナス「私も今知った・・・」 二人は今発覚した事を知って驚く。 レイブン「さて・・・リーナスよ・・・」 リーナス「!!」 レイブンが近づいてきた。 レイブン「お前は元々は私が生み出したものだ、親である私の元へと戻ってくるのだ」 リーナスは嫌な感じがした。レイブンと言う奴が邪臭いからだ。自分を使って何をするかは彼女は知っている。奴は彼女と言う生物兵器でこの世を滅茶苦茶にすると言うのだ。 リーナス「嫌です」 リーナスは近づいてきたレイブンに剣を向ける。Gセイバーも剣を彼に向ける。 Gセイバー「そう言えばお前・・・目的は何だ?」 レイブン「目的?」 Gセイバー「そうだ、お前の狙いは何だ?リーナスを使って何をする気だ?」 レイブン「何を?」 Gセイバー「コイツが仮にお前の作ったと言う生物兵器だと言うのならお前はコイツを何に使う気だ?!」 レイブン「そりゃあ色々と・・・な」 Gセイバー「何となく分かるぞ・・・こいつをよからぬことに使うんだろ!」 レイブン「よからぬ事ではないですよ」 レイブンはリーナスに誘いの声を出す。 レイブン「さあリーナスよ・・・私の可愛い娘よ・・・こっちへ来るのだ!」 リーナス「だから嫌よ!」 リーナスはそれでも拒否する。 リーナス「レイブン、言っておくわ。私は昔の女王のクローン人間かもしれないわ・・・でも私はリーナス・キルケニアスでもクローン人間でも生物兵器でもない!私は私だ!この世に唯一存在しているの!」 リーナスは力強く言う。それは死んだ恋人からの幻聴のようなメッセージが心に残っていたから言えたのだ。 Gセイバー「リーナス・・・お前・・・」 Gセイバーはたくましい言葉を言った彼女を見た。彼女が成長したような気がしたのだった。 リーナス「残念だけど私はガイア軍の魔法騎士見習いリーナスよ!」 Gセイバー「と・・・言うワケだ・・・リーナスは諦めろレイブン!どうせジオン族の考えてる事何てろくじゃない!きっと最低な事にコイツを使うつもりなんだろ!」 レイブン「そうか・・・ならば力ずくで奪う!」 リーナス「くっ!やっぱりそう来たわね!」 Gセイバー「こうなったら・・・!!」 Gセイバーはラッパを鳴らした。力強く。そして・・・ マークW「全員出動!」 ガイア軍が動く。戦闘開始だ!
続く
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