敵司令官レイブンから果たし状みたいなものを貰ったリーナス。確実に罠の可能性大のこの呼び出しにとりあえず応じる事にしたリーナス。そして念の為にガイア軍はこれに対してある作戦を立てた。
3日後 ベララベラ高原近辺
リーナスはGセイバーと共にベララベラ高原へと向かっていた。Gセイバーは同伴者として同行する。 Gセイバー「・・・怖いのか?」 リーナス「まあ・・・ね」 Gセイバー「俺も内心不安だがな・・・」 リーナス「私のほうがもっと不安よ・・・」 Gセイバー「・・・そうだよな・・・」 Gセイバーは知らなかったがリーナスは自分の正体を知っていた。グレムリー公国への潜入の際に知ったのだ。自分のとんでもない正体を。 リーナス(ついにGセイバーに知られちゃう・・・でもいい機会かも・・・もし自分からあいつに言ったら多分敵にグレムリー内部への潜入がばれかねないからなあ) Gセイバー「リーナス?考え事か?」 リーナス「え・・・ええ!まあね・・・今回の事で・・・」 Gセイバー「そうか・・・」 だがGセイバーは彼女が何か隠し事をしている事を知っている。だがそれが何なのかはわからない。しかしGセイバーは彼女の隠し事が何かを想定し始める・・・ Gセイバー(まさかコイツ・・・自分の記憶を取り戻してるんじゃ・・・まさかな・・・) そしてそろそろ指定された場所に到着する。
ベララベラ高原
ベララベラ高原には誰もいなかった。 Gセイバー「いない?」 リーナス「そんな・・・まさか・・・!」 Gセイバー「敵の気配は・・・無い様だが・・・」 ?「いるぞ」 Gセイバー&リーナス「ん?」 その声は上から聞こえてきた。二人が見上げるとそこにはフードを被った何者かがいた。 Gセイバー&リーナス「!?いたああ!」 ?「いたぞ、昨日から」 リーナス「そ・・・そう・・・」 Gセイバー「・・・お前が・・・レイブンだな?」 ?「いかにも私はグレムリー軍司令官である魔道騎士レイブンだ」 リーナス「貴方が・・・レイブン・・・」 ついにレイブンがその姿を現した。その顔が何気に見えた。その顔はMS族のようだ。 Gセイバー「見たぜ・・・その顔・・・」 レイブン「お初の目にかかるな、リーナスよ」 リーナス「ええ、私も初の目にかかりますよ、レイブン」 Gセイバー「俺もですぜ、レイブン殿」 レイブン「ほほお・・・貴様が騎士Gセイバーか。部下から聞いているよ、貴様の活躍は。貴様のせいで色々と迷惑だよ」 レイブンは表情はそのままだが言葉には何気に怒っているような感じがした。 Gセイバー「それはそれは、敵にも俺の活躍が知れ渡っているようですなあ」 レイブン「貴様はどうやら・・・彼女の同伴者・・・か」 Gセイバー「まあそんな感じですぜ」 レイブン「そうか、まあ一人でもいいからな、彼女の秘密を知ってもらう証人はな」 リーナス「あの・・・そろそろ・・・話してくださりませんか?私の正体を・・・」 レイブン「急かすな、そんなに知りたいのか?自分の素性が」 リーナス「ええ・・・知りたいですとも・・・」 だがリーナスは自分の素性を知っている。だがあえて今は黙っている。 リーナス(知ってるけど・・・今は奴に吐かせてもらおうかな・・・)
続く
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