なんだかんだでガイア城に潜入していたスパイモンスタードッペルゲムを撃破したガイア軍。 奪われたキルケクラウンも取り戻し、本物のハヤミ博士もやってきた。これで本当に調査が出来る。
ガイア城 王の間
デルタはグレーブス王に会いに行っていた。護衛をやめて戦闘へ向かったことを謝りに来たのだ。しかしそれは王様が許可してくれたが。まずは敵撃破の報告だ。 デルタ「王様・・・敵は撃破しました」 グレーブス王「そうか・・・よかったな」 デルタ「あの・・・すみません!」 そしてデルタは謝罪する。 グレーブス王「何をかね?」 デルタ「護衛を放棄して・・・戦いに・・・行ったことを・・・いくら許可してくれたとは言え・・・」 グレーブス王「だが君のおかげで仲間が助かる事もあったじゃないか」 デルタ「まあ・・・そうですが・・・今回も仲間を助けましたよ、セカンドセイバーと共に・・・」 グレーブス王「私は君の戦士の腕だけでなく判断を信じているんだよ、私の護衛よりも敵を探した君の判断は正しいと思っているよ、結果的に仲間を救ったようだ、時に判断は仲間を傷つけかねないがね、気をつけないといかん!」 デルタ「はっ!!」
ネクティスの部屋
その頃、ハヤミ博士とネクティス、リーナス、Gセイバーはある部屋にいた。 ネクティス「傷は無しだ・・・よかった」 ハヤミ「これか」 リーナス「ええ・・・」 Gセイバー「イーズ山の敵モンスターのアジトで発見されたそうものだです、多分盗品か何かかと」 ハヤミ「・・・うむ・・・」 ハヤミ博士は冠をじい〜と見る。 リーナス「あの・・・どうでしょうか?」 ハヤミ「うむ・・・これは間違いなくキルケーのものだ!」 ネクティス&リーナス「やっぱり!」 Gセイバー「」 ハヤミ「しかもこれは王家のものだ」 リーナス「王家!キルケニアス王家ですね?」 ハヤミ「ああ!これは女王リーナスが被っていたものだよ」 リーナス「やっぱり・・・!名前の通りキルケクラウン!」 ハヤミ「キルケクラウン?」 Gセイバー「この冠の仮名です、リーナスが勝手につけた」 リーナス「私が勝手にキルケクラウンと名づけました、キルケー臭いので」 ハヤミ「キルケクラウン・・・ネーミングがなあ・・・ダメっぽい」 リーナス「ありゃ・・・ダメだった?」 ハヤミ「さて・・・詳しく調査してみるか・・・」 そして詳しく調査される事1時間・・・ ハヤミ「この冠は確実に古代キルケー文明のものであることは間違いない、だがこれが本当はどこで発見されたのかは不明だがな」 ネクティス「盗掘品ですからね・・・」 リーナス「そう言えばこれには魔力が無いわね・・・」 ネクティス「ああ・・・そう言えばそうだな・・・」 これまで確認されたキルケーのアイテムには魔法にまつわるものがあった。リーナスがはめているエグザブレスは魔力制御装備、ルシフェルが持っていた暗闇の十字架が装備者に魔力を与えるアクセサリーだったりと色々と魔法関係だがこのキルケクラウンは魔法とは無縁みたいだ。 ハヤミ「魔法など無い、ただのアクセサリーだな」 リーナス「そうですか・・・」 リーナスはこのときある事を考える。自分の素性を言うべきかどうか・・・
続く
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