ガイア城は大変な事になっていた。ハヤミ博士に成りすましたスパイモンスタードッペルゲムの潜入により混乱状態にあった。
ガイア城通路
リーナスとGセイバーの二人は通路を移動している。ドッペルゲムを探して、部屋と言う部屋を行き来しているのだ。今Gセイバーは闘士モードだ。狭い空間での戦いになるかもしれないのでこう言うモードにしたのだ。 Gセイバー「奴はどこにいるんだ!」 リーナス「どこかの部屋に隠れているかもしれないけど・・・」 二人は倉庫部屋に来た。倉庫には多数の武器や何やらが入っている木箱が多数あった。倉庫番のフリーダムがいた。 Gセイバー「おい、ここにはスパイモンスター・・・怪しい奴はいないか?」 フリーダム「いえ・・・まったく・・・」 リーナス「そう、いないみたいね」 Gセイバー「ありがとよ、気をつけろよ、相手は誰にでも変身するが影が変な形だからすぐに見分けが付く」 フリーダム「はっ!」 二人は倉庫から去る。 フリーダム「変身能力か・・・あの二人は・・・違うよな、普通な影だった」 Gセイバー「あいつの影・・・どうやら奴じゃない」 リーナス「私もあれは本物だと思う、魔力がまったく無いもの」 Gセイバー「ったく・・・奴はどこなんだ・・・」
その頃、城の外では・・・
セカンド「もうすぐ城だ!」 ハヤミ「ああ!」 本物のハヤミ博士を救出したセカンドセイバーは城へ向かっていた。 ハヤミ「入れるだろうか?」 セカンド「俺が説明してやりますから安心を・・・」 そして城が見えてきた。二人は城へ近づいていく。だが城の様子が何やらおかしい。普段は静かな感じだが騒いでいるような感じだ。 セカンド「・・・何か様子が変だな・・・騒いでいるような声が聞こえてくる・・・」 ハヤミ「まさか!敵のモンスターが!!・・・もしも王様に何かあったら・・・」 セカンド「急がないと!!」 二人は急いで城へ向かった。
ガイア城通路
ネクティスとソルガンタンクは敵を探して進んでいた。 ネクティス「奴はどこにいるのやら・・・」 ソルガンタンク1「ええ・・・もし・・・ですよ・・・」 ソルガンタンク2「何だよ?」 ソルガンタンク1「俺達魔法部隊の中に奴が紛れ込んでいたら見つかりにくいですよね・・・」 ネクティス「確かに・・・だが影を見ればわかるはずだ」 そのときだ。僧侶ジャグラーがやってきた。 ジャグラー「おーい!」 ネクティス「ジャグラーか!どうだ?」 ジャグラー「いやあ敵に逃げられましたよぉ・・・敵は外に逃げるつもりです〜!」 ソルガンタンク1「なんだって!」 ソルガンタンク2「逃げ込まれたら大変だ!」 ネクティス「なんて事だ・・・!・・・ん?」 ネクティスはジャグラーの影を見た。何となく変だった。 ソルガンタンク2「早く皆に伝えなければ!」 ネクティス「ソルガンタンク・・・伝える必要は無い・・・!」 ネクティスがジャグラーを攻撃した。 ジャグラー「ぐああっ!」 ソルガンタンク×「な・・・何を!?」 ネクティス「よく見ろ!」 倒れたジャグラーがドッペルゲムになった。 ソルガンタンク1「ああ!」 ネクティス「俺達を外へ誘導して、その隙に城を・・・!」 ドッペルゲム「ちいっ!!」 ドッペルゲムは槍でネクティスに攻撃する。 ネクティス「危ない!」 ネクティスたちはそれを避ける。 ドッペルゲム「くそお!!」 ネクティス「お前!本物のジャグラーはどうした!?」 ドッペルゲム「多分そこらへんで伸びてるだろうな!」 ドッペルゲムはそう言うとそそくさと逃げて言った。
その頃、本物のジャグラーは・・・
デルタ「ジャグラー!しっかりしろ!」 ジャグラー「ううう・・・」 ジャグラーはデルタガンダムに救出されていた。 ジャグラー「ああ、団長殿・・・」 デルタ「どうした?敵にやられたか?」 ジャグラー「ええ・・・アイツソルガンタンクに化けて近づいてきて・・・ここら辺は暗いので影が映らなくて・・・見分けが・・・」 デルタ「厄介だな・・・魔法使いに化けてしかも影が映らない所では判別不能か・・・」 ジャグラー「奴はウチに化けたかもしれません・・・早く皆に・・・」 デルタ「ああ・・・早く捕らえないと何をするか・・・」
城門
その頃、セカンドとハヤミ博士はと言うと・・・ フリーダム1「そ・・・その人って・・・」 セカンド「ああ・・・本物のハヤミ博士だ!」 フリーダム2「本物だと!?また偽者じゃ・・・」 ハヤミ「失礼な!私は本物だぞ!」 セカンド「まあまあ博士、で、今城で何が・・・」 フリーダム2「それが・・・その人に化けたモンスターが現れて城をのた打ち回ってるみたいなんです・・・」 セカンド&ハヤミ「何い!?」 フリーダム1「現在皆で探し回っているんですがいろんな人に変身してて・・・」 ハヤミ「手遅れだった!」 セカンド「いや・・・まだ手遅れじゃないかもしれない・・・!まだ誰も城から出ていないよな!」 フリーダム1「ええ・・・」 セカンド「よおし!俺も奴を探してやるよ!」 ハヤミ「私も手伝うぞ!奴の狙いは冠だ!奴はそれ目当てで城に潜入したんだからな!あれは渡すわけにはいかん!!」
続く
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