古代文明研究所
ここは王都近くにあるハヤミ博士の古代文明研究所。ここにコアピジョンがやってきた。王都からの使者だ。 ハヤミ博士「何?キルケーの遺産だって?」 コアピジョン「ええ、詳しくはこの手紙に」 コアピジョンは手紙を渡した。ハヤミ博士はそれを読む。内容は「キルケーのものと思われる冠らしき物体を回収した。悪いですが王都へ来て調べて欲しい」と書かれていた。 ハヤミ「ふむ・・・私の力が必要な時のようだな・・・まだマギナスカリヴァーなどのアデレード遺跡から回収した物の分析も済んでいないのだが冠とは面白そうだ、すぐに準備しよう!明日来るぞ」 コアピジョン「おお!」 ハヤミ「お前さんは王都へ行ってあっちに伝えてくれ!私は楽しみにしているとな!」 コアピジョン「了解・・・楽しみにって・・・」 ハヤミ「その冠が興味あるものだからだよ」 コアピジョン「そうですか・・・わかりました!」 コアピジョンは飛び立っていく。 ハヤミ「キルケーの冠・・・もしやキルケニアス王家のものかもしれない!」 ハヤミ博士は期待を膨らませるのだった。
ガイア城
その頃ガイア城では・・・ リーナス「どうしよう・・・」 リーナスは少し悩んでいた。自分の正体を言うタイミングをどうするかだった。 リーナス(明日ハヤミ博士が来るんだ・・・私の正体を博士が来た時に言おうかな?・・・でもそれじゃあ博士がびっくりして腰を抜かしそうね・・・それに私の正体を信じないと言う事も・・・うーん・・・) Gセイバー「リーナス?」 リーナス「はうあ!」 Gセイバーが後ろからリーナスに声をかけた。 Gセイバー「うわ!びっくりしたか・・・考え事でもしてたのか?」 リーナス「ちょっ・・・脅かさないでよ・・・考え事してたよ・・・確かに」 Gセイバー「どんな考え事だ?」 リーナス「まあ・・・えーと・・・ああ、グレムリーが何を考えているかってね」 Gセイバー「そうか・・・」 リーナスはまた誤魔化してしまった。 リーナス(あー・・・やっちゃったー・・・どうしよう・・・まぁまたの機会ね・・・やっぱ博士が来た時に・・・) Gセイバー(また誤魔化してる様な言い方だな・・・わざとではないようだな・・・言いにくい事だろうなあ・・・) リーナス「あー・・・Gセイバー・・・いつも通り鍛錬に行かない?」 Gセイバー「そうだな・・・ビシビシ行くぞ!」 リーナス「いえっさー!」 二人は演習場へと向かった。
次の日 王都近く
ハヤミ博士は王都へと急いでいた。 ハヤミ「やはり今日になってしまったか・・・まあいい、冠とやらがどんなものか見てみたいものだ!」 だが博士を見かけた者がいた。 ?「おやおや・・・こんな所で・・・よし、奴より先に王都へ行くか・・・」 モンスターだ。そしてモンスターは博士より先回りして王都の門に付く。そして門番の兵士ジムUを見つける。 ?「よし・・・旅人に成りすまして・・・」 モンスターはジム見たいな姿に変身した。そう、このモンスターはグレムリーのスパイモンスタードッペルゲム。変身能力を持つモンスターだ。 偽ジム「あの〜・・・」 ジムUA「ん?何だ?お前」 偽ジム「いえいえ、私はただの旅のものですよ」 ジムUB「ああ・・・何の様だ?」 偽ジム「ただの観光でやって来ましてね・・・」 色々と手続きをした。そして。 ジムUA「うむ・・・入っていいぞ」 偽ジム「はいはーい」 ジムに化けたドッペルゲムはすんなりと検問を潜り抜けた。 ドッペルゲム「ふふふふ・・・さてさて・・・冠をどう手に入れるか・・・」 誰もまだ気づいてはいない。この王都にグレムリーのスパイモンスターが潜入した事を・・・
続く
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