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No.425 騎士ガンダム戦記 フェイズ257「空輸、そして空戦」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年03月24日 (火) 22時12分 [返信]

イーズ山のギルティのアジトで発見された冠。今回はその冠を王都へ輸送だ。

Gセイバー「しかしこの冠って・・・キルケー文明のもの・・・かな?」
ジェムズガン「そう思うか?この地方一体を支配せしめたと言う強大な魔法国家キルケーのものじゃないかと俺は思うね」
Gセイバー「何となく俺が見てきたキルケー関係の品々と似たような感じがするな・・・」
確かに冠には何となくキルケーと思われる模様があった。
Gセイバー「これを王都へ運んでハヤミ博士に調べてもらうか、あの人なら喜びそうかもな」
ジェムズガン「頼んだよ」
Gセイバー「さて・・・リーナスを呼ぶとするか」

その頃リーナスは・・・

リーナス「私は・・・誰かのクローンだけど他の誰でもない、私は・・・私なんだ!」
リーナスはどうやら決意を新たにしたようだ。
リーナス「さて・・・私の正体だけど・・・いつ話そうかな?」
Gセイバー「おーい!墓参りすんだか?」
Gセイバーが駆け寄ってきた。
リーナス「ええ、すんだよ」
Gセイバー「そうか」
リーナス「それで?何を運ぶ事になったの?」
Gセイバー「またしてもキルケー関係の品だそうだ」
リーナス「またしても・・・」
Gセイバー「ギルティの奴が持ってたらしいが一体どこで手に入れたんだか」
リーナス「どこかの遺跡から盗んだんでしょうね・・・あの吸血鬼・・・」
Gセイバー「リーナス?何か怒ってない?」
Gセイバーにはリーナスの表情が怒っているような感じがした。

そして彼らは冠を鉄箱に入れてイーズ山を後にした。
ファイタードラゴン「そんな程度の重さのものなんて俺にとっては軽いものさ、コアピジョンなんて貧弱なのじゃ持てないさ」
Gセイバー「コアピジョンだって役には立つぞ、伝書でな」
ファイタードラゴン「知ってるって」
リーナスとGセイバーは空を飛ぶファイタードラゴンにまたがって乗っている。
Gセイバー「それにしても気持ち良い風だなあ」
ファイタードラゴン「だろ?」
Gセイバー「そう思わないか?リーナス・・・ってあれ?」
リーナスはなにやら考え込んでいるようだった。
リーナス(王都に付いてから話そうかな・・・それとも今話そうかな・・・)
リーナスはそんなことを考えていた。
Gセイバー「リーナス?どうした?考え事か」
リーナス「あ・・・ええ・・・実はさ・・・」
その時だった。
ファイタードラゴン「!?前方に何か来るぞ!!」
Gセイバー&リーナス「!?」
前方からファイタードラゴンたちに接近する何か。それは・・・
ドダイライダー「あれか!」
それはジオン族のモンスターたちだ。それも空を飛ぶモンスターたちだ。敵はドダイライダー、ジャムルバーン、ブラウスワロー、ムササディーの4名だ。
リーナス「あれは・・・敵!?」
Gセイバー「ジオンのモンスターだと!?」
ファイタードラゴン「お前ら!一体なんのようだ!」
ブラウスワロー「あれだ!あの箱だ!」
ドライライダー「どうやら何か面白そうな宝のようだな」
Gセイバー「何!?まさかこれを!?」
Gセイバーたちは悟った。奴等の狙いはこの鉄箱に入った冠だ。
ムササディー「貴様ら!その箱に入っているのは冠なんだろ?俺達の仲間のブラウスワローが偵察中に偶然貴様らを見つけて、そして目撃した」
Gセイバー「なんだって!?」
ブラウスワロー「まさかイーズ山を偵察中にお前達を見つけて、そしてそれを見つけちまうとは俺も運がいいようだ・・・」
ドダイライダー「それは俺ら航空モンスター小隊が頂く!」
Gセイバー「誰が渡すかよ!」
ドダイライダー「ならば実力行使だ!」
モンスターたちは一斉に襲い掛かってくる。
Gセイバー「ファイター!よけろ!」
ファイタードラゴン「言われなくとも!」
ファイタードラゴンは攻撃をかわす。
Gセイバー「くそっ・・・このままだと剣が使えないな・・・」
リーナス「そうね・・・Gセイバーは箱を守ってて!こう言うときはこれが役に立つかも!」
リーナスがボーガンを構えた。亡くなった想い人の形見の品。
ファイタードラゴン「俺も戦わせて貰うぜ!掴まれよ!お前ら!」
ジャムルバーンが襲い掛かった。
ジャムルバーン「貰った!」
リーナス「こっちの台詞よ!」
リーナスはジャムルバーンに向けて矢を放った。頭部に狙ったはずの矢はジャムルバーンの喉に刺さる。だがそれでもダメージにはなった。
ジャムルバーン「ぐああ!」
ジャムルバーンは苦しむ。
ファイタードラゴン「俺にもやらせろ!」
ファイタードラゴンが口から火の玉を発射した。そしてジャムルバーンは火達磨になって落ちて行った。
ジャムルバーン「ぎゃあああああ!!」
リーナス「あれってさ・・・川に落ちるね・・・」
ファイタードラゴン「ふう・・・ならば良かったぜ、被害が増えなくて、街中か森だったらやばい事になるぜ」
ドダイライダー「ジャムルバーンがやられたか!」
Gセイバー「まずは1体か・・・まさか空中戦をやることになるとは・・・」

続く




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