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No.417 騎士ガンダム戦記 フェイズ249「発見と脱出」 投稿者:GX−9900   投稿日:2015年02月10日 (火) 21時47分 [返信]

リーナスはレイブンのアジトから脱出しようとしていた。ところが・・・

レイブンのアジトっぽいところ 薬草の倉庫

リーナスの前にぱらぱらと砂が落ちてくる・・・まさか天井が崩れてきているのか?
リーナス「そんな・・・やばいかも・・・」
リーナスは思った。自分の正体がわかったと言うのにこんな所で死ぬのか・・・と。だが・・・
リーナス「?」
天井は崩れなかった。それどころか天井の壁が上に行った様だった。そして壁の向こうは夕焼け空だった。
?「リーナス!」
聞きなれた声と共に見慣れた顔が出てきた。Gセイバーだ。
リーナス「はっ!Gセイバー!それにナイトシーカー部隊!」
リーナスは小声で喋った。
Gセイバー「よかった・・・無事で・・・」
Gセイバーもリーナス同様に小声で話す。
Gセイバー「気づかれないうちに逃げるぞ」
リーナス「ええ・・・ここはレイブンのアジトみたい・・・あいつに気づかれる前に逃げる!」
Gセイバー「やっぱり・・・」
そしてGセイバーたちはロープでリーナスを回収し、そして掘った穴を埋めていく。
リーナス「そっか・・・地下にあったんだ・・・あそこ」
どうやらあのレイブンのアジトはあの岩山の真下にあったようだ。Gセイバーはこの地面を見て何となく感じたのだった。そう、彼の勘は当たった。3mほど掘った所で変な石を堀あてる。そしてそれを退かしたら見事リーナスを発見した。
リーナス「よく見抜いたわね・・・」
Gセイバー「何かそんな気がしたんだよ・・・」
ナイトシーカーA「そうか・・・Gセイバーって案外、勘が鋭いのかもな」
ナイトシーカーB「いやいや、もしかしたら愛の力って奴ですか?」
Gセイバー&リーナス「いやいや!それは無いって!」
二人は何気に赤面して否定する。
Gセイバー「だがアイツ・・・本当に何者何だか・・・こんな所に基地を構えて・・・あの岩山は・・・魔法に反応するようだが・・・」
リーナス「そうね・・・」
そして穴は完全に埋めた。彼らが今いるそこは例の岩山の後ろであった。
ナイトシーカーA「はあ・・・はあ・・・どうにか脱出成功だな、リーナス」
リーナス「ええ・・・」
ナイトシーカーC「苦労かけやがって・・・」
Gセイバー「まぁまぁ、コイツは自分の意思で入っていったわけじゃないんだ、アクシデントって奴だよ」
リーナス「まあね・・・」
リーナスは自分の正体を皆に言おうか迷った。だが今はやめておこうと感じたのだった。
Gセイバー「どうした?」
リーナス「いや・・・何でもないよ・・・」
Gセイバー「あそこで酷い目にあったのか?」
リーナス「あー・・・そうじゃないんだけど・・・ちょっとアイツの事をこっそり調べてた・・・」
ナイトシーカーA「おいおい・・・危ない事しやがって・・・偵察のつもりか?」
リーナス「まあね・・・色々とわかるかなー・・・と思ってて・・・」
ナイトシーカーA「ったく・・・でそれで何かわかったか?」
リーナス「あ・・・ええ・・・一応は・・・」
リーナスは心の中でぎくりとした。
ナイトシーカーB「あの・・・一旦ここから離れたほうがいいと思いますぜ・・・レイブンがいつまた出てくるか・・・」
ナイトシーカーA「・・・そうだな」
Gセイバー「どこかに行くとしますか・・・」
そして一同はその場から退散した。

続く




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