リーナスはレイブンのアジトで自らの正体を知った・・・それは古代キルケーの女王のクローンであった事を・・・そして・・・
その頃Gセイバーたちは・・・
Gセイバー「・・・この岩山には何か仕掛けがあるはずだ・・・」 まだ岩山の調査をしていた。 ナイトシーカーA「その仕掛けの原理がわからない・・・」 ナイトシーカーB「魔法関係のでは?リーナスが入れたと言う事は・・・」 Gセイバー「え?」 ナイトシーカーC「と言うとレイブンは魔法使いってことか」 Gセイバー「厄介だな・・・」 ナイトシーカーB「どうします?奴が帰って来た所を拘束して聞き出すってと言うのもありですが・・・」 ナイトシーカーA「それはダメだ、あくまで俺達は潜入操作してるんだし、万が一ばれる可能性がある」 Gセイバー「リーナス・・・どうにかしてるかな・・・?」 ナイトシーカーD「大変です!奴が戻ってきます!」 一同「!!」 皆瞬時に散会して隠れた。レイブンがケネディ村方面からやってくる。 レイブン「ふー・・・手に入ったぞ・・・黒い蒲公英エキスが。在庫が最後だったのが幸いだった・・・」 レイブンは岩山に近寄ってまた吸い込まれるように消えた。そして彼が消えた後にGセイバーたちが出てくる。 Gセイバー「やっぱりこの岩は魔法関係の仕掛けなのか?」 ナイトシーカーA「うむ・・・どうするべきか・・・」 そしてGセイバーはふと地面を見つめた。 ナイトシーカーA「ん?どうした?何かいるのか?」 Gセイバー「いや・・・無駄かもしれないけど・・・掘ってみるか?」 Gセイバーは何を考えているのか?
その頃リーナスは・・・
リーナス「ふむ・・・どうしようかな・・・」 リーナスは自分の正体を知って愕然したが今は脱出するのが先決だ。だが出口はどこにあるのだろうか? リーナス(もしあいつが戻ってきたらどうしよう・・・?) たまたま迷い込んだと言い訳を死体が怪しまれる可能性が高い。そして自分がレイブンの強奪、と言うか奪還目標であるホムンクルスのリーナスであることがばれるかもしれないのだ。 リーナス(隠れつつここを調べてみよう・・・) リーナスは別の部屋に入っていった。彼女が入った部屋は不気味だ。ヘビやらでかいカブトムシやらがホルマリン漬けのカプセルに入っていた。 リーナス「うげえ・・・」 リーナスは気持ち悪い感じがした。声を出しそうになるも我慢した。彼女は即刻部屋から出た。そして別の部屋に逃げ込んだ。 リーナス「ここは・・・何も無いわね・・・」 その部屋はただの空き部屋であった。その時、廊下から歩く音が聞こえてきた。 リーナス(!?・・・戻ってきたわね!) リーナスは少し開いたドアから廊下を除いた。そして案の定レイブンが歩いていた。 リーナス「やっぱり・・・」 そしてレイブンは研究室へ向かっていった。 リーナス(やっぱり・・・脱出するしかないわね・・・) と言う事で脱出を決意する。これ以上ここにいるわけには行かない。 リーナス(・・・そもそもここってどこにあるのかしら?) リーナスはそーっと廊下に出た。そして前へ向かっていった。 リーナス(とにかく出口を探さないと・・・) リーナスは適当に先へ向かっていく。すると行き止まりであった。 リーナス「うう・・・ダメか・・・」 リーナスは一旦元来た道へ向かう。レイブンに見つからないようにしなければならない。 リーナス(どうしよう・・・そうだ・・・あそこに言ってみようかしら) リーナスは最初に来た道へ向かう。レイブンに見つからないように静かに歩いていく。 リーナス(見つからなければいいけど・・・!) 後ろから誰かが歩いてくる音がする。ヤバイ!レイブンだ!リーナスはたまたまそこにある部屋に入り込んだ。その部屋は何かの倉庫らしく木箱が多数置いてある。リーナスはとりあえず木箱の後ろに隠れた。 リーナス(・・・来ない・・・わね・・・) レイブンは通り過ぎて行った様だ。そしてまたレイブンは通り過ぎていく。彼はきっと研究室に戻ったに違いない。 リーナス(一応木箱の中身を見ておこ) リーナスは木箱を開けた。中身は大量の草だ。匂いから見て薬草のようだ。 リーナス(さて・・・あいつも去ったことだし・・・) そのときだった。リーナスの前に砂が落ちてきた。リーナスはふと上を向いた。何やら天井が崩れているようだ。 リーナス(え・・・これって・・?まさかここが崩れるとかじゃ・・・)
リーナスの運命やいかに!
続く
|